ミサンガの長さや作り方・意味についても紹介!
「ミサンガ」は、願い事をして手首や足首に結び、糸が切れると叶うと言われています。家族や恋人、チームや友達などと同じ願いを込めてつけるほか、ファッションの一部としておしゃれを楽しむ方もいます。
ミサンガはさまざまな種類があり、ショップで購入できるほか自分で作ることもできます。自分でミサンガを作る時に気になるポイントが「長さ」や「作り方」でしょう。
この記事ではミサンガの適した男女別の手首・足首別の長さや作り方だけでなく、つける場所や色別の意味などを紹介します。願いを込めてミサンガを作る時の参考にしてください。
そもそもミサンガとは
では、そもそも「ミサンガ」とはどのようなアイテムなのでしょうか。いつから願いを叶えるアイテムとしてつけるようになったのか、ミサンガの由来だけでなく、いつから日本で流行するようになったのかなど、広まったきっかけなども紹介します。
手首や足首に巻きつけるお守り
「ミサンガ」は、紹介したように願いを叶えるアイテム・お守りとして作られており、手首や足首につけます。手首や足首につけた状態で生活し、糸が切れた時に願いが叶うと言われています。ミサンガに使われる糸は「刺繍糸」です。これは、古くなると切れやすいという特徴が理由のようです。
ミサンガの由来
ミサンガとは、ブラジル人が身につけるアイテムポルトガル語で、つづりは「missanga」です。1990年頃から日本でJリーグが始まり、ブラジルのサッカー選手がつけていたことがきっかけとなり広まりました。
ミサンガの男女別の長さはどのくらい?
ミサンガを作る時に悩むことのひとつが「長さ」でしょう。自分の手首や足首につけるミサンガであれば、適した長さを測ることができます。しかし、友人や恋人などにプレゼントする場合は、長さを測ることができないということもあるでしょう。
そこで、この記事では男女別の長さについてまとめました。男性・女性にプレゼントする時の長さの目安を知るために、それぞれの手首・足首の長さの目安を把握しておきましょう。
ここで紹介するのは、あくまでも「目安」です。男性・女性ともに骨格や筋肉のつき方に個人差はあるので、当然手首・足首長さは変わってきます。男性・女性へのサプライズプレゼントとしてミサンガを作る時の長さの参考にしてください。
男性の手首・足首の長さの目安
まずは男性の手首・足首の長さの目安について紹介します。男性の手首の太さの目安は、平均17cm程度です。そして、男性の足首の太さの目安は22cm程度です。
男性が手首にミサンガをつける時の長さの目安は、模様部分を手首の長さに1cm足し、長さの調節部分として10cm程度余裕を持たせましょう。計算すると、手首の太さ17cm+1cm+10cmとなります。男性の手首用としてミサンガを作る時の目安は「28cm程度」の長さがあれば問題ないと言えるでしょう。
男性が足首にミサンガをつける時の長さの目安は、模様部分を足首の長さに2cm足し、長さの調節部分として10cm程度余裕を持たせましょう。計算すると、足首の太さ22cm+2cm+10cmとなります。男性の足首用としてミサンガを作る時の目安は「34cm程度」の長さがあれば問題ないと言えるでしょう。
女性の手首・足首の長さの目安
次に女性の手首・足首の長さの目安について紹介します。女性の手首の太さの目安は、平均15cm程度です。そして、女性の足首の太さの目安は19cm程度です。
女性が手首にミサンガをつける時の長さの目安は、模様部分を手首の長さに1cm足し、長さの調節部分として10cm程度余裕を持たせましょう。計算すると、手首の太さ15cm+1cm+10cmとなります。女性の手首用としてミサンガを作る時の目安は「25cm程度」の長さがあれば問題ないと言えるでしょう。
女性が足首にミサンガをつける時の長さの目安は、模様部分を足首の長さに2cm足し、長さの調節部分として10cm程度余裕を持たせましょう。計算すると、足首の太さ19cm+2cm+10cmとなります。女性の足首用としてミサンガを作る時の目安は「31cm程度」の長さがあれば問題ないと言えるでしょう。
ミサンガを作ってみよう!
ミサンガの編み方・結び方として、この記事では4つの項目をピックアップしました。ミサンガはいろいろな編み方・結び方があり、見た目の印象が変わってきます。
初心者の方でも比較的簡単に作ることができる基本の編み方・結び方ばかりなので、まずはしっかりマスターしましょう。そして、慣れてきたら難しい編み方・結び方にもチャレンジしてみましょう。
ミサンガを編む・結ぶ時は、糸を固定すると作業がしやすいです。セロハンテープやクリップなどを使い、作業台に固定して進めましょう。引っ張り過ぎると固定していても抜けてしまうことがあるので注意しましょう。
ミサンガは刺繍糸を使い作りますが、非常に細くて細かい作業になります。初心者の方は、編み方・結び方に慣れるまで紐で練習してみると良いかもしれません。
ミサンガ・三つ編み
1番目に始めに紹介するミサンガの編み方・結び方は「三つ編み」です。髪の毛を結ぶ時の定番でもあるため、編み方を知っているという方も多いでしょう。
三つ編みは長さを調節する部分でも使うことがあるので、初心者の方は三つ編みからマスターすることをおすすめします。ここからは、ミサンガ・三つ編みを作るために用意する糸の本数と長さの目安、詳しい作り方の手順について紹介します。
用意する糸の本数と長さ
まずはミサンガを三つ編みで作る時に用意する糸の本数と長さについて紹介します。糸の本数は「3本以上」用意しましょう。糸の色や本数については自由ですが、3色用意して3の倍数の本数にすると、ミサンガの仕上がりはきれいになります。
ミサンガをつける場所が女性の手首の場合、糸の長さはそれぞれ「50cm」用意しましょう。男性にプレゼントする場合や足首につける場合は、必要に応じて糸の長さを決めましょう。仕上がりの目安は、全長は27cm程度、模様部分は25cm程度、端は1cm程度です。
作り方手順
次にミサンガを三つ編みで作る時の手順について紹介します。用意した糸を、端から3~5cm程度のところでひとつに結びましょう。糸を固定し、3本の糸を、右(A)・中央(B)・左(C)に分けて置きます。
①右(A)の糸を中央の糸の上に重ね、中央(B)の糸を右に移動して結び目を引き上げます。②左(C)の糸を中央(B)の糸の上に重ね、中央(B)の糸を左に移動して結び目を引き上げます。
この①と②の手順を繰り返すと、三つ編みが作れます。三つ編みの長さが25cm程度まで編めたら、ひとつに結びます。両端を1cm程度残してカットして完成です。
交差するごとにしっかり引き上げることで、ゆるみのないしっかりしたミサンガを作ることができます。引き上げ具合で模様の細かさも変わってくるので、お好みで調節してください。初心者の方は10~15分程度かかるでしょうが、慣れてくると5分程度で作れるようになるでしょう。
ミサンガ・平四つ編み
2番目に始めに紹介するミサンガの編み方・結び方は「平四つ編み」です。三つ編みをマスターしたら、糸の数が1本増える平四つ編みにチャレンジしてみましょう。糸の数が1本増えるだけで、よりおしゃれなミサンガを作ることができます。
ここからは、ミサンガ・平四つ編みを作るために用意する糸の本数と長さの目安、詳しい作り方の手順について紹介します。
用意する糸の本数と長さ
まずはミサンガを平四つ編みで作る時に用意する糸の本数と長さについて紹介します。糸の本数は「4本以上」用意しましょう。糸の色や本数については自由ですが、4色用意して4の倍数の本数にすると、ミサンガの仕上がりはきれいになります。
ミサンガをつける場所が女性の手首の場合、糸の長さはそれぞれ「50cm」用意しましょう。男性にプレゼントする場合や足首につける場合は、必要に応じて糸の長さを決めましょう。仕上がりの目安は、全長は27cm程度、模様部分は25cm程度、端は1cm程度です。
作り方手順
次にミサンガを平四つ編みで作る時の手順について紹介します。用意した糸を、端から3~5cm程度のところでひとつに結びましょう。糸を固定し、4本の糸を、左右に4ヶ所に分けて置きます。右から順に、A・B・C・Dとして紹介します。
①右から2番目の糸(B)を1番目(A)の糸の上に重ね、Aの糸をBの位置に移動して結び目を引き上げます。②右から4番目の糸(D)を3番目の糸(C)の上に重ね、CをDの位置に移動して結び目を引き上げます。右から、C・D・A・Bの順に並んでいればOKです。
③Bを、Aの上、Dの下、Cの上を通して一番右の位置に移動して結び目を引き上げます。④Aを、Dの上、Cの下、Bの上を通して一番右の位置に移動して結び目を引き上げます。⑤同じように、一番左の糸を上、下、上を通して一番右の位置に移動して結び目を引き上げます。
この⑤の手順を繰り返すと、平四つ編みが作れます。平四つ編みの長さが25cm程度まで編めたら、ひとつに結びます。両端を1cm程度残してカットして完成です。初心者の方は30~40分程度かかるでしょうが、慣れてくると20分程度で作れるようになるでしょう。
ミサンガ・輪結び
3番目に始めに紹介するミサンガの編み方・結び方は「輪結び」です。1色ずつパートごとに分かれるおしゃれなミサンガの結び方です。
糸の本数や色の長さをアレンジすることができるので、まずは基本の3色を使った輪結びの結び方をマスターしましょう。ここからは、ミサンガ・輪結びを作るために用意する糸の本数と長さの目安、詳しい作り方の手順について紹介します。
用意する糸の本数と長さ
まずはミサンガを輪結びで作る時に用意する糸の本数と長さについて紹介します。糸の本数は「1色×3本=9本」用意しましょう。
ミサンガをつける場所が女性の手首の場合、糸の長さはそれぞれ「80cm」用意しましょう。男性にプレゼントする場合や足首につける場合は、必要に応じて糸の長さを決めましょう。仕上がりの目安は、全長は27cm程度、模様部分は15cm程度、端は6cm程度です。
作り方手順
次にミサンガを輪結びで作る時の手順について紹介します。用意した糸を、端から10cm程度のところでひとつに結び、糸を固定します。
①始めに見せたい色の糸(A)を左に、残りの色(B)(C)は中央に置きます。②AをB・Cの束にくるりと一周巻き付け穴に通し、結び目を引き上げます。②の手順をお好きな長さになるまで繰り返しましょう。
③2番目に見せたい色の糸(B)を左に、残りの色(A)(C)は中央に置きます。④BをA・Cの束にくるりと一周巻き付け穴に通し、結び目を引き上げます。結び目がつながるように位置を確認し、お好きな長さになるまで繰り返して結びましょう。
⑤最後の色の糸(C)を左に、残りの色(A)(B)は中央に置きます。⑥CをA・Bの束にくるりと一周巻き付け穴に通し、結び目を引き上げます。結び目がつながるように位置を確認し、お好きな長さになるまで繰り返して結びましょう。
①から⑥までの手順を繰り返し、輪結びの長さが15cm程度まで編めたら、ひとつに結びます。両端を三つ編みなどで編み、ひとつに結び両端を1cm程度残してカットして完成です。初心者の方は40分~1時間程度かかるでしょうが、慣れてくると20分程度で作れるようになるでしょう。
ミサンガ・ねじり結び
4番目に始めに紹介するミサンガの編み方・結び方は「ねじり結び」です。名前の通り、らせん状にねじれた見た目が立体的なミサンガです。
単色で作ったミサンガもおしゃれなので、男性のプレゼントにもおすすめです。ここからは、ミサンガ・ねじり結びを作るために用意する糸の本数と長さの目安、詳しい作り方の手順について紹介します。
用意する糸の本数と長さ
まずはミサンガをねじり結びで作る時に用意する糸の本数と長さについて紹介します。糸の本数は「巻き糸用2本+芯糸用数本」用意しましょう。
ミサンガをつける場所が女性の手首の場合、巻き糸用の長さはそれぞれ「110cm」、芯糸用の長さはそれぞれ50cm用意しましょう。男性にプレゼントする場合や足首につける場合は、必要に応じて糸の長さを決めましょう。仕上がりの目安は、全長は27cm程度、模様部分は15cm程度、端は6cm程度です。
作り方手順
次にミサンガをねじり結びで作る時の手順について紹介します。用意した糸を、端から10cm程度のところでひとつに結び、糸を固定します。
①巻き糸を左右に、芯糸を中央に置きます。②左の糸(A)を芯糸の上を通し、右の糸(B)の下に通します。③Bの糸を芯糸の下を通し、Aの上に通します。A・Bの糸を持ち、結び目を引き上げます。
④Bを芯糸の上を通し、Aの下に通します。⑤Aの糸を芯糸の下を通し、Bの上に通します。A・Bの糸を持ち、結び目を引き上げます。
②から⑤までの手順を繰り返し、ねじり結びの長さが15cm程度まで編めたら、ひとつに結びます。両端を三つ編みなどで編み、ひとつに結び両端を1cm程度残してカットして完成です。初心者の方は1~2時間程度かかるでしょうが、慣れてくると40分程度で作れるようになるでしょう。
糸を結んでいくと、結び目がらせん状にねじれていきます。結び目が上に来たら、90度右か左に回転させて結び進めましょう。結び目を引き上げる度合いにより、ねじれの幅が変わってきます。結び目をしっかり引き上げてきつめのミサンガを作る場合は、巻き糸を長めに用意しましょう。
ミサンガの長さを調節できる結び方
ミサンガを作る時、長さが調節できれば手首や足首など個人差に関係なく使うことができます。留め金具が不要なので、すっきりとシンプルに作りたい時におすすめです。
また、プレゼントをする相手に適した長さが分からなくて不安な時や好きな場所につけてほしい時などにも対応できるおすすめの結び方です。ミサンガ以外にも手作りマスクなど活用できる方法なので、マスターしておくと便利でしょう。
留め結びの結び方
サイズ調節ができる留め結びの結び方を紹介します。①ミサンガの糸の端が反対方向になるように重ねます。②左右それぞれの糸を留め結びで結び完成です。結んでいない方の糸が上下に動くので、サイズを調節することができます。
ミサンガのつける場所・色別の意味
ミサンガを作る時やつける時、色や場所に迷う方も多いでしょう。ミサンガは、つける場所や刺繍糸の色により意味が変わります。自分の願い事に合わせて刺繍糸の色を選び、お好きな編み方・結び方でミサンガを作り、運気を上げたい場所につけて過ごしましょう。
ここからは、ミサンガのつける場所・色別の意味について紹介します。それぞれの意味を把握するための参考にしてください。
つける場所別の意味
利き手の手首にミサンガをつける場所の意味は、恋愛運に関係があります。好きな人がいなくて出会いを求めている方や、好きな人と付き合いたい・結婚したいという願いがある方は、自分の利き手の手首にミサンガをつけましょう。恋愛運に関係がある赤系統の刺繍糸がおすすめです。
利き手と反対の手首にミサンガをつける場所の意味は、学業や仕事運に関係があります。受験や試験などに合格したい、仕事で成功したいなどの願いがある方は、自分の利き手と反対の手首にミサンガをつけましょう。学業や仕事運に関係がある青系統の刺繍糸がおすすめです。
利き足の足首にミサンガをつける場所の意味は、勝負運や友情運に関係があります。大会でいい成績を残したい・優勝したい、友達を増やしたい・友情を深めたいなどの願いがある方は、利き足の足首にミサンガをつけましょう。友情運に関係があるオレンジ色や黄緑色の刺繍糸がおすすめです。
利き足と反対の足首にミサンガをつける場所の意味は、金運に関係があります。生涯お金に困らない生活をしたいという願いがある方ににおすすめです。金運に関係がある黄色や緑色の刺繍糸がおすすめです。
勝負運・友情運・金運すべてを上げたい時は、両足にミサンガをつけてもOKです。両方につけたから運気の効果が半減するといったことはありません。
ただし、ミサンガには右足首の場所につけると「既婚者」、左足首の場所につけると「恋人募集中」という意味もあります。両足首の場所にミサンガをつけると「不倫相手募集中」という意味になってしまうので、きちんと理解してつけることをおすすめします。
色別の意味
ミサンガの刺繍糸が赤色は、愛・情熱・挑戦・勇気・勝負などの意味があり、恋愛運・運動運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸がピンク色は、恋愛・結婚・美容・安らぎ・調和などの意味があり、恋愛運におすすめの色です。
ミサンガの刺繍糸がオレンジ色は、友情・希望・エネルギー・元気などの意味があり、友情運・勝負運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸が黄色は、金運・向上・学力・情報・平和などの意味があり、金運・学業・仕事運におすすめの色です。
ミサンガの刺繍糸が黄緑色は、友情・愛着などの意味があり、友情運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸が緑色は、金運・疲労回復・平和・愛着・健康・癒しなどの意味があり、金運や健康運におすすめの色です。
ミサンガの刺繍糸が青色は、仕事・学業・行動力・運動・爽快さなどの意味があり、学業・仕事・運動運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸が水色は、美的・爽快さ・美しさなどの意味があります。
ミサンガの刺繍糸が紫色は、才能・忍耐・思いやり・スキル・理解力などの意味があり、仕事運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸が茶色は、家庭の意味があります。
ミサンガの刺繍糸が白色は、健康・冷静・浄化・リセットなどの意味があり、健康・学業・仕事運におすすめの色です。ミサンガの刺繍糸が黒色は、意思・お守り・魔除けの意味があります。ミサンガの刺繍糸が灰色は仕事の意味があるので、仕事運におすすめの色です。
ちょうど良い長さのミサンガを作ろう!
ミサンガを手作りする時は、ちょうどよい長さを知るために、手首・足首の平均値を参考にしましょう。紹介した平均値は、あくまで目安です。心配な方は、長さを調節できる結び方・留め結びで仕上げることをおすすめします。