ファーストピアスの固いキャッチの外し方を知っておこう!
ファーストピアスの外し方をご存知でしょうか。ファーストピアスのキャッチはかなり固いというのが特徴なので、外し方が分からず困っている人は多いです。初めてピアスを装着した人にとっては不安な状況なのではないでしょうか。
今回は、ファーストピアスの外し方のコツを分かりやすく解説していきます。無理に外そうとして体にトラブルが起きてしまっては大変ですから、安全な外し方を知って無事にファーストピアスを卒業しましょう。
ファーストピアスとは?
ファーストピアスの外し方の前に、まずはファーストピアスの意味についてご説明します。聞きなれない言葉ですが普通のピアスとどう違うのでしょうか。ここを理解することでファーストピアスの外し方の大切さも分かります。
ピアスの穴が安定するまでつけておくもの
ファーストピアスとは、ピアスホール(ピアスの穴)を開けてからホールが安定するまで付け続けるピアスのことを言います。ピアスホールを開けてからすぐにいろんなピアスを付け替えられるわけではありません。ファーストピアスを一定期間装着し続けることが必要です。
また、上手くホールを安定させるために必要な作業があります。それはファーストピアスを定期的にクルクルと回しておくという事です。一日に一回は行いましょう。そうすることで皮膚とファーストピアスがくっついてしまうという事態を防げます。
ファーストピアスと皮膚がくっついてしまうと、ファーストピアスを外すときに痛みを感じることがあります。ホールも傷んでしまうのでこの作業は必ず行いましょう。
ファーストピアスを外す前の確認
ファーストピアスを外す前に必ず確認するべきことがあります。はやく他のアクセサリーを試したいからといって、なんとなく勢いで外してはいけません。余計に外せるまでの期間が長引いてしまうこともありますので注意が必要です。
ピアスホールが安定しているか
ファーストピアスを外す前には、必ずピアスホールが安定しているか確認してください。もし途中で無理に外してしまうと皮膚トラブルを起こす原因になります。
ピアスホールを開ければもちろん皮膚が傷つきます。出血することも珍しくありません。むき出しになった皮膚の内部が自然に新しい皮膚に覆われるまで、ファーストピアスを外すのは避けてください。
ホールが安定するまでの期間は人によって異なります。一か月の人もいれば三か月以上かかる人もいます。まわりよりも安定に時間がかかって不安だという人も、外すタイミングはあせらないようにしましょう。
安定の見極めは痛みの確認から
ピアスホールが安定したらファーストピアスを外します。しかしどのような状態になれば安定したと言えるのか、見極めが難しいところです。それを見極めるポイントは「痛み」にあります。
ファーストピアスを付けている状態で痛みはあるのか確認してください。痛みを感じる状態ではファーストピアスを決して外してはいけません。ホールの内側の皮膚が完成していない証拠です。
さらにもう少し慎重に確認していきます。ファーストピアスの上から軽くホールを叩いたときや、ピアスを少し動かしたときに痛みを感じないでしょうか。ゆっくりスライドしたりクルクル回してみましょう。皮膚を傷つけないよう丁寧に行ってください。
痛みがないか確認できた後も、そのままファーストピアスを装着し続けてください。期間は一か月を目安にしましょう。一か月後にピアスを外して、ホールの内側の皮膚の形を確認します。内側がへこんだ形になっていれば皮膚が安定している証拠です。
へこんだ形に見えない場合は、まだファーストピアスを付けていてください。一~三か月程度時間をおいてから再度確認しましょう。ここまでの工程を経て、やっと「ホールが安定した状態」と言えます。
また、もし痛みがなくても血がでていたり化膿している場合は医療機関へ相談してください。消毒などのやり方が間違っている場合もあるので、病院で診てもらうと安心です。
ファーストピアスの外し方とコツ
ここからはファーストピアスの外し方とそのコツを紹介していきます。ファーストピアスは、すぐに外さないことを前提にしているのでキャッチが固いのが特徴です。キャッチとはピアスの軸の部分を留めるパーツのことをいいます。
初めてのピアスですから、固いキャッチがなかなか外せなくて困惑している人も多いでしょう。これからご紹介する四つの方法を参考に、正しい外し方で安全にファーストピアスとお別れしましょう。
外し方①はさみ
一つ目のファーストピアスの外し方ははさみを使った方法です。まず、キャッチの二つの輪っか部分にはさみの刃を入れます。そしてはさみをゆっくり開いてください。ピアス軸を押さえつけていたキャッチの輪っか部分が緩まって、固いキャッチを外すことができます。
この時はできるだけ小さめのはさみを使ってください。眉毛切り用のはさみであれば刃先が丸くなっているものがあるので安全です。一人で行うのが難しい作業なので、無理せず他の人に手伝ってもらいましょう。
外し方②キャッチを引っ張る
次はキャッチを引っ張って外す方法を解説します。こちらは一人でもできる外し方です。まずピアスのヘッド部分をつまんでしっかりと固定します。そしてもう一方の手でキャッチをつまみます。そのままキャッチを左右に回しながらゆっくり外していきます。
キャッチだけ回そうとするとピアスのヘッドも一緒に回ってしまい上手くいきません。しっかりヘッドを固定しながら行ってください。キャッチは一方向にぐるぐる回すのではなく、右に半回転、左に半回転と交互に動かしていくのがコツです。焦らずゆっくり行いましょう。
外し方③緩くつける
あらかじめファーストピアスのキャッチ部分を緩めておくという方法です。ファーストピアスはキャッチ部分が固い為に外れにくくなっています。それなら最初から緩めて装着すればいいわけです。
とはいえ、あまり緩めすぎるのも危険です。知らないうちにファーストピアスが外れていた、という事になりかねませんので注意してください。
この外し方はもう既にキャッチまで装着している人には使えない方法ですが、また新しい場所にピアスを開けるときには是非試してみてください。
外し方④ピアスを付け替える
最後は、次回から使えるファーストピアスを外しやすくするコツのご紹介です。ずばり、外し方が簡単なファーストピアスを選んで装着するということです。シンプルな方法ですが、今後もいろんな場所にピアスを開けたいと考えている人には便利なやり方です。
キャッチが固いと感じるピアスはファーストピアスが特に多いです。外し方が簡単なピアスをファーストピアスとして装着しておけば、キャッチをスムーズに外すことができるでしょう。
しかし、ピアスの素材によっては注意が必要です。例えば、細かな傷が付きやすい樹脂シリコンは皮膚トラブルを起こしかねないのでファーストピアスにはおすすめできません。その他ファーストピアスとして作られていないものを装着する場合は医療機関などでの相談が必要です。
ファーストピアスが外れたら?
ファーストピアスの安全な外し方で無事に卒業できたら、次はセカンドピアスを装着します。セカンドピアスとはファーストピアスの次につけるピアスのことです。ファーストピアスよりも種類は豊富で選ぶのが楽しくなります。
しかし、セカンドピアスにも選び方があります。せっかく安定したホールも、セカンドピアスによって皮膚トラブルを起こしてしまうこともあるのです。そんなことにならないよう次の項目のおすすめセカンドピアスを参考にしっかり考えてみてください。
暫くはシンプルなバーベルタイプがおすすめ
ファーストピアスの後につけるピアスは、シンプルなものを選ぶといいでしょう。中でもバーベルタイプのピアスがおすすめです。バーベルタイプにはストレートのものやリング状のもの、ストーン付きのキャッチのものなどいろいろあります。
装飾が少ないバーベルタイプのピアスなら、ホールにかかる負担が少なく済みます。ファーストピアスで安定させたホールを長期的に安定させる為にはなるべくシンプルなピアスを選ぶのがコツです。
ファーストピアスは安全な外し方で外そう!
ファーストピアスの外し方のコツと、外す前に注意したいことをご紹介しました。ファーストピアスを安全に外すには慎重な姿勢が最も重要です。どうしても難しい時は、医療機関で対応してもらいましょう。
はやくオシャレな飾りのピアスをつけたいと感じても、焦らないでください。ホールが完全に安定したら好きなピアスを自由に付け替えられます。今はその日が来るまでの準備期間。ぐっと我慢して乗り越えれば、きっと楽しいピアスライフが待っています。