昆布茶・梅昆布茶の効果まとめ！ダイエットにおすすめの飲み方も！

お湯に溶かして昆布の風味と旨みが味わえる昆布茶。その歴史は古く、江戸時代にはすでに刻み昆布にお湯を注いで飲む習慣がありました。私たちが現在楽しんでいる粉末の昆布茶は大正時代に誕生し、長く親しまれています。

昆布茶はノンカフェインのため、子供から大人まで安心して飲むことができます。最近は薄く塩味を付けたものや、あられを加えたものなどもあります。また梅干しを加えた梅昆布茶もおすすめです。

最近は嗜好品としてだけではなく、ダイエットや健康にも効果的な飲み物として注目されていて、料理のレシピにも使われています。今回はそんな昆布茶・梅昆布茶の効能・効果、おすすめの飲み方などについて紹介します。

食物繊維には、不溶性と水溶性の2種類がありますが、昆布茶や梅昆布茶の原料である昆布には水溶性食物繊維が豊富に含まれています。水溶性食物繊維は胃腸の善玉菌を増やし腸内環境を整える効果があり、便秘解消にもつながります。

また食物繊維は血液中のコレストロール値をコントロールしたり、中性脂肪の増加を抑えたりする効果もあります。昆布茶や梅昆布茶を飲むことで、体の調子を整えダイエットにもつながります。

昆布茶や梅昆布茶は、ダイエット効果が高い飲み物として注目されています。昆布茶や梅昆布茶にはミネラルやカルシウム、鉄分など栄養が豊富に含まれていて、不足しがちな栄養を昆布茶で補いながら、ダイエットをすることができます。

また昆布茶や梅昆布茶には、脂肪燃焼効果が高いフコキサンチンや必須ミネラルの一種であるヨウ素が豊富に含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンに影響を与え、新陳代謝を促し脂肪燃焼につながります。

むくみは運動不足や同じ姿勢を長く続けていることで、血管の水分調整がうまくいかなくなることが原因です。むくみが生じると血管の塩分濃度が高くなり、体内のカリウムとナトリウムのバランスが崩れてしまいます。

そこで利尿作用のあるカリウムを多く体に取り込むことでバランスを取り戻し、むくみの解消につながります。昆布茶や梅昆布茶の原料である昆布にはカリウムが豊富に含まれているので、むくみを感じたら飲むといいでしょう。

昆布茶や梅昆布茶の効能の一つに、胃腸の働きが良くなるという点があげれます。上でも紹介したように昆布茶や梅昆布茶には、不溶性食物繊維が豊富で胃腸の働きを整える効果があります。

また昆布には肺の粘膜を保護・再生する効果があり、胃が荒れるのを防ぐことができます。このように、昆布茶や梅昆布茶を飲むと、胃腸の働きが良くなるという効能があります。

梅昆布茶は、昆布茶にフリーズドライの梅干しを加えた飲み物です。昆布茶と同じようにお湯に溶かして飲みます。昆布に梅干しの風味と酸味がプラスされ、とても美味しい飲み物です。

梅昆布茶は梅干しの成分と昆布の成分が組み合わさり、昆布茶よりもさらにヘルシーな飲み物としておすすめです。ダイエット効果や疲労回復など様々な効果や効能があります。

梅昆布茶の原料である梅干しには、梅リグナンというポリフェノールやビタミンEが豊富に含まれています。これらは抗酸化作用があり、肌の老化を防ぐ効果・効能があります。

肌の老化の原因の一つは、肌の酸化にあると言われています。肌が酸化すると活性酸素が生じ、シミやシワ、たるみなど様々なダメージを引き起こします。

またそれだけではなく、活性酸素は生活習慣病やガンの引き金にもなります。梅リグナンはこの活性酸素の働きを弱める役目があり、アンチエイジングや美容などに効果があるとされています。

梅昆布茶の原因である梅干しには、クエン酸やリンゴ酸の有機酸が多く含まれています。クエン酸は梅干しを酸っぱくさせている成分です。この有機酸は体内でエネルギー源を燃焼させ、代謝を促す働きがあります。

同時に有機酸は疲労の原因になっている乳酸を分解して、体外に排出する効果があります。梅昆布茶には、このように疲労のため乳酸がたまった筋肉をほぐす効能があり、疲れた時に飲むと疲労回復になります。

梅昆布茶の原料になっている梅干しにはクエン酸が豊富に含まれています。クエン酸は、唾液の分泌を促し、食欲を増進させる効果があります。それだけではなく、胃液やその他の消化酵素の分泌を促す働きがあり、消化吸収を促します。

食欲がない時に梅干しを食べると、食欲が回復したと感じるのはこのためです。梅昆布茶も同じような効能があるので、食欲がない時は梅昆布茶を飲むのもおすすめです。

梅昆布茶にはヨウ素(ヨード)がたくさん含まれています。ヨウ素は甲状腺ホルモンの主原料となるものです。甲状腺ホルモンは新陳代謝を促す働きがあり、また成長ホルモンとともに働いて子供の成長を促す働きもあります。

ヨウ素は新陳代謝をアップさせる効能がありますが、摂取しすぎると甲状腺機能低下症などの症状が現れます。ヨウ素の1日の摂取量は0.13mg推奨量とされています。上限3mgなので、ほどほどに摂取するようにしましょう。

梅昆布茶には、美容にも効果的です。梅昆布茶に含まれるクエン酸は、新陳代謝を活発にする働きがあります。クエン酸は古い角質を取り除き、肌のサイクルを正常にしてくれます。

そのためクエン酸には肌荒れやニキビ、くすみ、乾燥などお肌の悩みを解決してくれる効能や効果があります。美容効果が高いので、お肌のトラブルが気になる方にもおすすめです。

梅昆布茶の効能はまだあります。梅干しに含まれるクエン酸などの有機酸は、カルシウムや鉄の吸収を促す役割があります。また、有機酸は骨からカルシウムが外にしまうのを防ぐ働きもあります。

現代人はカルシウムの不足が指摘されていて、1日の摂取量が足りないと言われています。カルシウムは子供の成長を促したり、骨粗しょう症の予防にもなったりするので、積極的に摂取することが大切です。

梅昆布茶の原料になっている梅干しにはピルビン酸という成分が含まれています。このピルビン酸は、肝機能の強化を促す役目があります。梅昆布茶はお酒をよく飲む人や肝機能の低下が気になる人にも、たいへん効果的といえるでしょう。

加熱した梅干しには血液をサラサラにする効能があります。血液中にコレステロールが増えるの防ぐので、コレストロール値が高い人にもおすすめです。

最後に紹介する梅昆布茶の効能は殺菌作用です。梅干しに含まれるクエン酸は、高い殺菌作用があります。お弁当やおにぎりに梅干しを入れると言いとされているのはそのためです。

またクエン酸は、胃腸に入ると胆汁の働きを活発化させます。食中毒の原因となる菌を殺菌する効果があります。最近は研究が進み、ガンの一因になるピロリ菌の増殖を抑える働きがあることも分かっています。

昆布茶や梅昆布茶はカロリーが低く、ダイエット中にもおすすめの飲み物です。昆布茶や梅昆布茶を飲むだけでは簡単に体重が減るわけではありませんが、昆布茶や梅昆布茶には、昆布や梅干しの成分が凝縮されているので、ダイエット中に不足しがちな栄養を補給することができます。

昆布茶ダイエットのおすすめの飲み方はいろいろありますが、ここでは間食を昆布茶や梅昆布茶に置き換える飲み方と、間食・食後に取る飲み方を紹介します。

昆布茶・梅昆布茶の効果的なダイエット方法の一つは、間食に置き換える飲み方です。昆布茶・梅昆布茶のカロリーは、1杯あたり昆布茶の粉末2gで約2kcalなので、カロリーを気にせずに安心して飲むことができます。

昆布茶・梅昆布茶はしっかりとした昆布の味があるので、満足感も得やすいでしょう。昆布茶・梅昆布茶だけでは物足りない時は、低カロリーのお菓子をプラスするのもおすすめです。

昆布茶・梅昆布茶の飲み方で注意したい点があります。ダイエットで昆布茶・梅昆布茶を飲む時は、栄養のバランスに気を付けましょう。また有酸素運動を取り入れて、脂肪を燃焼させることが大切です。

昆布茶・梅昆布茶は様々な栄養が含まれていますが、塩分も多く含まれています。ダイエットに効果的だからと言って飲み過ぎると塩分の取り過ぎになってしまいます。昆布茶・梅昆布茶の飲み方でおすすめなのは、1日に2～3杯くらいが適量です。

昆布茶・梅昆布茶の効果的なダイエットのもう一つの方法は、食前・食後に取る飲み方です。食前に飲むことで満腹感を得やすく、食事の量を減らすことができます。また食後にデザートの代わりに取る飲み方もおすすめです。昆布茶・梅昆布茶が消化を促し、血糖値の上昇を抑えてくれます。

昆布茶・梅昆布茶を飲むベストのタイミングは夜です。昆布茶・梅昆布茶やカフェインレスなので、夜に飲んでも眠れなくなるという心配はありません。体を温め、眠りやすくしてくれます。

ここからは、ダイエットにおすすめの昆布茶・梅昆布茶の飲み方やレシピを紹介しましょう。昆布茶・梅昆布茶はそのまま飲んでも美味しいのですが、毎日飲んでいると飽きてくる場合があります。そんな時は、こちらで紹介する飲み方やレシピを参考にしてください。

ダイエットや健康のためには毎日少しずつ、昆布茶・梅昆布茶を取り入れるのが大切です。飲み方を工夫して、長く続けるようにしましょう。

ショウガは抗酸化作用があり美容にも効果的です。また体を温めるため冷え症の改善につながったり、胃腸を整えたり、さらに成人病の予防にもなったりします。様々な効能がある昆布茶と組み合わせることで、ヘルシーなドリンクになります。

ショウガ昆布茶のレシピは簡単です。市販の昆布茶の素を使って昆布茶を作ったら、おろしたショウガを小さじ1杯加えます。ショウガの量はお好みで調節してください。

ピリ辛昆布茶は体が温まるので、寒い時に飲むのにぴったりです。昆布茶や梅昆布茶の素にお湯を注ぎ、一味唐辛子を加えます。ピリッとした辛さが効いて、とても美味しいドリンクです。

ピリ辛昆布茶は料理にも応用できます。「ゴーヤとツナのピリ辛昆布茶サラダ」のレシピを紹介しましょう。ゴーヤは種とワタを取って半月切りにして、さっとゆでます。ツナと昆布茶、ラー油を加え和えてできあがりです。ゴーヤの苦みが残る美味しいサラダで、ビールにもよく合います。

昆布茶のお茶漬けは、昆布茶・梅昆布や使った定番のレシピです。さっぱりとしていてお酒の後のシメにもおすすめです。また食欲のない時にも、昆布茶や梅昆布茶の効果で食べやすくなります。

昆布茶のお茶漬けは様々な作り方があります。温かいご飯に海苔や天かす、鰹節、ねぎ、漬物など好きな具材をトッピングしましょう。最後の昆布茶・梅昆布茶の素と醤油を少し加えて、上から熱湯をかけてできあがりです。

昆布茶は様々なレシピにアレンジできます。和風だけではなく洋風や中華レシピにもおすすめです。次に紹介する「昆布茶としらすのペペロンチーノ」は低カロリーなので、ダイエット中にもおすすめのレシピです。

2人分のレシピは、玉ねぎ1/2個はみじん切り、赤唐辛子2本は種を取り、にんにく1かけはみじん切りにします。次にパスタを時間通りに茹でたら、フライパンに油とにんにく、赤唐辛子を入れ日、香りがでたら玉ねぎを加えます。

パスタのゆで汁、昆布茶小さじ1、塩・酒適量を加え、茹でたパスタ、しらす大さじ5と和えます。器に盛り付けて完成です。しらすは火を通しすぎないようにしてください。

春野菜を使った優し味のチャウダーです。ビタミンB1が豊富な豚ヒレ肉を使うと、疲労回復にもなるのでおすすめです。1人分のレシピを紹介しましょう。まず豚ヒレ肉80gを薄切りにし、塩・コショウをふり、小麦粉をまぶします。

次にスナップエンドウを茹で、アスパラは斜めきり、たけのこをスライスします。鍋にみじん切りの玉ねぎ1/8個分、水50ml、昆布茶小さじ1を入れ、沸騰したら牛乳100ml、ベビーチーズ1個を加えます。

豚ヒレ肉を入れ色が変わったら、野菜を加えます。お皿に盛り付けてできあがりです。豚ヒレ肉は煮込み過ぎないようにしましょう。

昆布茶のおすすめの飲み方を紹介しましたが、ここからはダイエットにもおすすめの昆布茶を厳選して紹介しましょう。老舗メーカーの昆布茶や大容量パック、スティックタイプなど、様々な商品があるので、お好みの昆布茶を見つけてください。

もへじ こんぶ茶はカルディで扱っている昆布茶です。道南産の真昆布で作るサラサラとした粉末状の昆布茶で、お湯に溶けやすいのが特徴です。

赤いパッケージに入っていて、内容量は70gです。原材料は食塩・砂糖・昆布粉末・調味料などになります。価格は150円前後です。

昆布茶を毎日飲んでいると飽きてしまうという方におすすめなのが、梅昆布茶です。梅干しを加えているのでさっぱりとしていて、味の変化が楽しめます。梅昆布茶はパスタや炒め物など、様々なレシピに使うことができるのでおすすめです。

昆布茶や梅昆布茶やには優れた効能・効果があります。カロリーが低いのでダイエット中のドリンクとしてもおすすめです。昆布茶や梅昆布茶はそのまま飲んでも美味しいのですが、様々なレシピに応用できます。いろいろな料理を作って楽しんでください。