段ボールで収納スペースを作る活用法を紹介!
自宅の身の回りのスペースをうまく活用したり、テレビや机周りなどの小物の整理整頓など、雑然とした見た目を整然とさせることに欠かせない技が収納です。ただこの収納、結構めんどくさくて後回しにしてしまいがちです。
しかし、同じく身の回りにある段ボールはその収納に一役買ってくれることをご存知でしょうか?今回はその段ボールで収納スペースを作ることができる簡単な活用法を紹介していきます!
段ボールで収納アイテムを作る準備
では段ボールを加工して収納アイテムを作る準備です。特殊な工具を必要とすることもなく、一般的なグッズで事足ります。多くは100円ショップでも販売しておりますので、無駄なコストをカットして、やりくり上手に一式揃えることができます。
丈夫な段ボールを選ぶ
段ボールは表ライナと裏ライナ、中しんの三重構造で成り立っています。この三重構造をフルート(段)と呼ばれています。丈夫な段ボールとなる決め手はライナの種類とフルートの種類に依ります。
ライナの種類は大きくC5・C6・K5・K6・K7まで、5段階に分かれており、K6・K7がライナの丈夫な紙の種類に属します。
フルートは、Aフルート(段の厚みが5mm)、Bフルート(段の厚みが3mm)、Bフルート(段の厚みが4mm)、Wフルート(段の厚みが8mm)の大きく分けて4種類あり、AフルートやWフルートが強度が強いふフルートになります。
つまり、K6・K7とAフルートとWフルートの組み合わせで作られた段ボールが丈夫な段ボールになります。段ボール素材選びの際の参考にしてください。
はさみ・カッターを準備する
段ボールを加工する際に必要なアイテムがはさみ・カッターです。はさみは錆び付いていたり、切れ味が悪くなったものを使うと、無理な力を入れてしまい怪我をする恐れがあるので、切れ味の良いものをお勧めします。100円ショップでも販売しています。
ボンド・テープを準備する
ボンドは木工用ボンドが何かと便利です。100円ショップやホームセンターなどで販売されています。段ボールの強度を補ったりしてくれますのでたっぷりとした量が使えるようにご準備ください。
テープも布テープ・紙テープなどのガムテープ、両面テープなど様々です。補強に役立ちますので、使う箇所に合わせて使い分けしていきます。
段ボールの本棚の作り方
段ボールで本棚と見聞きすると、「難しいのでは?」と心配する方も多いことが想定されますが、心配することは特にありません。基本的には段ボール自体を枠にして、フタを棚板にする活用法です。
先述の丈夫な段ボールが手に入らなくて、段ボール1個では強度に不安が残る際は段ボールを重ねて二重、三重構造にすれば、簡単に棚の本体も強度がアップします。
あとは、棚板などを、使いたい大きさにハサミやカッターで切り分けて、ボンドやテープで補強していく作業なので簡単です。
外見の段ボールのテープ跡や、メーカーの印字情報などが気になる場合は、包装紙やリメイクシートなどを外見のサイズに合わせてカットし、張り合わせればOKです。
以下より、本棚のあれこれな活用法をいろいろな用途に分けてご紹介いたします。時間を惜しまず段ボールで本棚造りができるという方はぜひ挑戦してみてください!
基本の本棚の作り方
段ボールの本棚の作り方は、段ボールの箱自体を丸ごと使って、フタを棚板に使うことが一番簡単でシンプルです。フタの短い方を段ボール本体の内側に折り込んで側面を補強します。長い方のフタを棚板にして、本のサイズに合わせ棚の位置を決め、ガムテープでくっつければOKです。
棚板を段ボール本体に接着しないで、背の高い本を両端と中央、合わせて3点の上に置くと、柱がわりになり、棚板も上段の本の重みに耐えやすい構造になります。その際、背の高い本の背の高さを均一にすることが棚板を水平にさせるコツになります。
文庫本サイズの本棚の作り方
文庫本も上記と同じ要領で作ることができます。フタの長い方を棚板代わりする活用法です。ただ、文庫本は横幅が、短いので、一段に2列入る構造になります。一段に1列のみにする場合は、段ボール本体の奥行きを文庫本の横幅の長さに合わせてカッターかハサミでカットすることをお勧めします。
三段本棚の作り方
三段本棚は枠となる段ボール本体と、棚板2枚の構造です。段々畑のように、2段目、3段目が底浅になっています。このイメージを作成することになります。
まず段ボール本体の側面を左右対称に斜めにカットします。四角形を袈裟斬りにするイメージです。残り半分は本体に重ねて強度を補うこともできます。
次に、本体の側面の高さに合わせてフタなどを利用して、棚板を作ります。2段目と3段目のフタの際が側面の面に合うようにすれば、自然に2段目の底上げのサイズがわかります。
2段目の底上げのサイズを参照して、3段目の底上げのサイズも図り、2段目、3段目の底上げのラインをマーキングしておきます。
あとはその底上げの高さになるように新聞紙などを底にぎゅうぎゅう押し込み、牛乳パックや残った段ボールの切れ端を背板代わりにすれば底浅の三段本棚の完成です。
絵本棚の作り方
絵本棚も上記の3段本棚と基本構造は同じです。ただ、絵本は本としても厚みも重量もしっかりしているものが多く、小さな子供が出し入れに使うため、棚が折れたりして、劣化しやすいのが特徴です。
そのならないために、①マニーポコのような厚手の段ボールを使い、切れ端を補強代わりに本体の両脇にしっかり入れる。
②底上げを作る際は、底もしっかりを布ガムテープで補強し、その上に「空の牛乳パックの中にチラシや新聞を敷き詰め」底浅状態を作る。
③牛乳パックのを縦に重ねることで段々構造にさせる。④ガムテープの所々の補強に木工用ボンドも加える。このようにすることで棚と本体が長い期間耐えることができる絵本棚になります。
サイドテーブル型本棚の作り方
サイドテーブル型本棚の作り方は、パーツを組み立てることとパーツは重ね貼りをする点が大切です。組み立てるパーツをまず作ることからスタートします。トップ、棚、バッグは4枚重ね、足とサイドはそれぞれ左右3枚重ね、足とサイドがくっついているパーツをそれぞれ左右1枚用意します。
あとは簡単。各パーツをのり付けしていき、のり付けしたパーツを組み合わせてのり付けしていきます。包装紙などで、縁など、段ボールが見えるところをのり付けし、完全に乾いたら好み色に下塗りしたり、リメイクシートでデコレーションすれば本棚が出来上がります。
マガジンラックの作り方
マガジンラックは、先述のサイドテーブルの要領でリビングルームでも使用できるように、形状を雑誌などが入るように設計し、リビングに合った塗装やリメイクシートで仕上げれば簡単に作成できます。
もしくは絵本棚の段々構造を雑誌サイズに本体や棚をカスタマイズして、包装紙や布などで外装をおしゃれに整えて仕上げてもOKです。
段ボールの棚の作り方
段ボールで作る本棚を一通り見てきましたが、引き出し棚だって段ボールで簡単に仕上げられます。本棚と違って、本体も棚もバリエーション豊かな形状なのが特徴です。
以下に引き出し付き棚、小物用の棚、マスキングテープの収納棚、おしゃれな飾り棚、大きめの収納棚などをご紹介いたします。棚の中にいれる重量によって、強度もさまざまなので用途に合わせて調整してください。
引き出し付きの棚の作り方
引き出し付きの棚の段ボールは外側枠部分の段ボールと引き出し棚の部分に大きく分けることができます。ガムテープで補強しつつ、布をボンドで貼ることで簡単におしゃれ感と強度が上がります。
引き出し部分にはベニアと角材があればベターですが、ベニアや角材が調達できない場合は、段ボールを重ねて強度を補います。引き出し面は力が最も入る部分です。厚めで強度を増すことが長持ちさせる秘訣です。
引き出し面に布を一枚貼りつけて四隅の角材部分に接合していきます。取手部分は市販の物をネジで固定、ベニアが調達できない場合は紐などで代用してください。
小物用の棚の作り方
段ボールで小物用棚も簡単に作ることができます。こちらの写真は和紙を貼り付けておしゃれに仕上げています。収納の用途に合わせて引き出しの棚のバリエーションも楽しめます。
引き出し棚の部分は先述のように、段ボールを何枚も重ねて強度を補い、引き出しやすく、半円で穴を開けて取っ手部分を入れています。あまり重い物ではない、小物用としてであればベニアや角材を使わなくても、機能性としては問題ありません。
マスキングテープの収納棚の作り方
おしゃれなマスキングテープもうまい具合に収納できるのが、段ボールの自在な収納力があらわれるところです。マスキングテープは重くはないし、一つ一つが小さいので、段ボールとの相性はバッチリです。
マスキングテープはカラフルに並べると見た目にはおしゃれなので、インテリアにも一役買うことができ、引き出し要らずで棚板を作るだけでOKです。それぞれの段ボールの枠の強度、棚板の強度などに注意しながら、テープやボンドで補強しつつ簡単に作成することができます。
おしゃれな飾り棚の作り方
飾り棚も段ボールで簡単に作ることができます。段ボールの他にペーパータオル、木工用ボンド、のり、ポスターカラー、水で作ることができます。
まずは段ボールを格子状の棚枠のパーツとして、作成していきます。各パーツは2重にして強度を補います。格子状に各パーツの段ボールを組み立てます。
写真は段ボール素材そのものですが、あとは外観のおしゃれ具合をアレンジしていきます。ペーパータオルを裂いておき、木工用ボンドと水を1:1で溶きます。あとは格子状の本体に水溶きボンドを塗り、裂いたペーパータオルを貼りを繰り返していきます。
そうして、全体に塗り終わり完全に乾かすとカチカチになり、強度がぐんとアップします。最後にポスターカラーで好きな色に塗って完成です。室内で作業する場合は、下が汚れてもいいように新聞紙やシートを敷き、換気をしたり通気性に気をつけて作業してください。
大き目の収納棚の作り方
用意するものは段ボールの他に布やメジャー・定規になります。身の回りの品で用意できるので、作成のハードルが低いです。また、布は見た目のおしゃれ感と強度に一役買います。
まずは、実際の収納スペースのサイズをメジャーで測ります。ジャストサイズよりマイナス1cmを目安にしてください。布を貼ることで予期せぬボリューム出る可能性があります。
枠のサイズに段ボールを合わせるように調節していきます。フタも内側に折ることで、強度が増します。ポイントは上部に指が入るくらいの隙間を作ること。引き出すときに困りません。
あとは布をボンドで貼って見た目のおしゃれ感を整わせて、完全に乾かせば完成。外枠は既製品の木製などなので、しっかりとしています。引き出し部分だけを身の回りのあれこれで作るので実用的です。
キャスター付きの棚の作り方
DIYでおなじみのキャスターですがキャスターがあれば収納棚も自由自在に移動することができます。段ボールにもキャスターを簡単に取り付けることが可能です。
用意するものは、段ボールとキャスターと木片4枚(キャスターと同じ縦横サイズ程度)、キャスターに付属しているネジを回すドライバーです。布や包装紙はインテリアに合わせて適宜ご用意ください。
ただキャスターはプラスチックで接続部分は金具です。段ボールが直に金具と接続すると、どうしても長年使用すれば強度的に段ボールが負けてしまいます。キャスターの縦横サイズ分だけの部分的でもよいので、ベニアなどの木材を使ってください。
まずは、引き出しのない形状で棚板が入った完成形を想定して作成します。丈夫な段ボールを先述したように作成していきます。
底のキャスター部分ですが、木片はキャスターの縦横サイズに合わせて正方形の物を4枚用意します。段ボールの内側の4隅に上記木片を設置します。両面テープなどで固定させておくと作業が楽です。
それぞれのキャスターの接続ネジを段ボールの内側の木片に接続させます。ドライバーでそれぞれのキャスター側から回して、棚本体に固定させていきます。
布や包装紙をカバーさせる場合は、キャスターを取り付ける前に全て終えておいた方がうまく貼り付けることができます。
靴用の棚の作り方
段ボールでは簡単な靴用の棚を作ることも可能です。自宅の玄関の開いたスペースを有効にする活用法で、収納と実用性に富んだ玄関周りになります。
靴は一つ一つが結構な重量なので、棚板を作らず、同じ幅の厚手の段ボールを重ねて靴を入れれば、結構な耐久性も維持できて、長持ちする靴箱にもなります。
リメイクシートを貼ったりすれば、玄関周りにうまく溶け合い違和感ない靴箱にもなり、さらに耐久性もあがり、一石二鳥です。
段ボールの収納ボックスの作り方
無駄なスペースの有効な活用法として、収納ボックスが上げられます。既製品のプラスチック、木製の収納ボックスも多く販売しておりますが、いざ不要になった時の手持ち無沙汰ったらありません。
その点、段ボールで収納ボックスを作成すれば、自宅に眠っている段ボールを使うことができる有効な活用法です。自宅の無駄なスペースに合わせて自由にカスタマイズしやすいので重宝します。しかも実質0円でコストパフォーマンスも最高!
作り方は簡単。キューブ型のパーツと側面のパーツをそれぞれ作り、貼り合わせていくだけ。組み立てはガムテープで留めて、のりを塗って包装紙を貼り付けていけば、おしゃれ感も上がるし、強度も増します。
では段ボールの収納ボックスのいろいろなバリエーションを写真付きで見ていきます。真似したくなるおしゃれな収納ボックスを参考にしていただき、ぜひ自宅の段ボールでご活用ください。
取っ手付きの収納ボックスの作り方
紐などの取っ手をつけると、自宅の隙間活用法のみならず、実用性もアップします。作り方は簡単。先述したキューブ型のパーツと側面パーツを貼り合わせすだけ。
取っ手はつける部分に穴をあけ、コットンなどの紐を通して留め結びすればOK。穴の下地にアイレット(鳩目金)を最初に取り付けると、紐の圧を逃してくれて段ボールが破れにくくなります。
ベルト付きの収納ボックスの作り方
取っ手をコットン紐から使わなくなったベルトにする活用法です。また違ったニュアンスになります。まずは、使わなくなった自宅のベルトを用意します。
ベルトを取っ手の長さに合わせてハサミやカッターで切り、ボルトを通す穴を2箇所開けます。段ボール側にも同じ大きさの穴を開けます。
ベルトと段ボール本体をボルトで固定すればOK。綺麗な布などをスプレー糊や木工用ボンドで接着した上で、上記の取っ手をつけても印象が変わります。自宅の有り合わせで作れてしまう活用法です。
バスケット型収納ボックスの作り方
バスケット型収納ボックスもおしゃれな布を使って、作成することができます。キューブ型で作ることができない場合は、段ボールの箱をそのまま使える活用法です。
段ボールのフタの部分は内側に折り、木工用ボンドなどで固定し、全体を乾かしたら、まずスプレー糊段ボールに直接吹き付けます。
全体にくまなくスプレー糊を吹き付けたあと、お好きな布を貼り付けます。シワにならないように手アイロンしながら面ごとにきれいに貼っていきます。
底は荷重がかかる部分なので、ラッピングの方法で折ることで、見た目もきれいに、かつ、強度も上げることができます。
口部分は、布を四隅の辺に沿って切り、同じくスプレー糊を吹き付けたあと、内側に折り返して、貼り付けます。フタの上記と同じ様な要領で作成していきます。
仕分け収納ボックスの作り方
段ボールで仕分け収納ボックスも簡単に作成することができます。靴を購入した際の段ボールが自宅の仕分け収納に使える活用法です。
まずは、靴用の段ボールを用意します。段ボールの縦・横・高さを定規やメジャーで測ります。測ったサイズに合わせて、仕切り用の段ボール材をカットしていきます。お好みの仕切りスペース分、そのパーツが必要になります。
この時、段ボール本体や仕切り用のパーツの外見を意識したい場合はリメイクシートなどを組み合わせる前に事前に貼っておきます。
あとは、段ボール本体と仕切り用のパーツを組み合わせ、木工用ボンドなどで固定すれば完成です。取っ手部分の開口を丈夫に設けると持ち運びに便利です。
レターケースの作り方
レターケースも段ボールで作成することが可能です。家にある段ボールを有効活用、デスク廻りの開いたスペースを有効活用することができます。
作り方は写真のように、先述した絵本棚をミニチュアにしたイメージ。段々にして徐々に底上げにすれば一般的なレターケースになります。布貼りにすれば、おしゃれ感が倍増します。デスク廻りのインテリアに合わせて生地選びをしても面白いです。
ポイントは重ね貼りをしているところ。普通の段ボールのの3倍の厚さであっても、非常に軽いという、強度・軽さを同時に実現しています。
段ボールの収納ボックスをおしゃれにする方法
段ボールで収納ボックスをおしゃれにする方法にはどんな方法があるのでしょうか?いままで扱ってきた内容なので、「ここじゃないかな?」とご察しされている方も、おさらいのために一通り見ていきますのでお付き合いください。
布を使う
1つ目は布を使う活用法です。布は市販の布でもよろしいですし、もう着ない服の生地などでもいいです。布の種類は無地やカラフルな布など、多種多様で、その肌触りもざらっとしていて、肌に優しい素材です。木工用ボンドなどで、段ボールを覆う様に接着すれば、見た目も大幅に変わります。
リメイクシートを使う
2つ目はリメイクシートを使う活用法です。リメイクシートは先述でも作成例で触れてきましたが、裏がシールになっている、リメイクを実現させるシートです。100均でも販売しています。リメイクシートも布同様、無地や木目調など様々な種類の物が販売しております。
ペンキを使う
3つ目はペンキを使う活用法です。ペンキも文房具店や雑貨店などで販売しております。壁を塗り直すなどの大きな作業ではないので、「大変」さはありませんが、汚れたりしないように、自宅で作業する場合は、汚れない様に十分気をつけ、換気もしっかり行ってください。
麻ひもを使う
4つ目は麻ひもを使う活用法です。麻ひもも、多種多様さまざまな色が販売しております。麻ひもを段ボールに取り入れることで、おしゃれ感アップはもちろん、夏は涼しげに、冬は温かみがある質感になります。取っ手などのワンポイントで使うことも、とても実用性がある活用法です。
段ボールの強度を上げるコツ
「ダンボールはいまいち強度が心配」「作ったはいいが崩壊するパターンも想定できる」そのな声はごもっともです。では段ボールで強度を上げるためにはどんな工夫が必要でしょうか?以下にそのポイントを紹介していきます。
厚みのある段ボールを使用する
「厚みのある段ボールを使用する」これは先述でも触れてきた通りです。厚みというのは「準備」の箇所で触れたフルートを指します。Aフルート(段の厚みが5mm)やWフルート(段の厚みが8mm)などが厚みのあるダンボールの種類となります。
2重にする
「上記の段ボールは有料だったりするし、手に入らない。コストパフォーマンスして身近な段ボールを有効活用したい」こんなケースも想定できます。こちらについては先述したように「2重にする」ことがもっとも手っ取り早い方法です。
2重でもちょっと不安な場合は3重、4重にしてください。より強度があがり、信頼感が増す段ボール製品になります。
リメイクシート・厚紙で補強する
リメイクシート・厚紙を使う活用法もおしゃれ感だけではなく、強度にも貢献してくてます。仕上げレベルのリメイクシートだったり、厚紙ですが、仕上げの糊づけが強度を1ランク上げることになり、結果段ボールとはいえ長持ちさせる結果となります。
段ボールで作る簡単家具の作り方
最後に段ボールで簡単家具の作り方です。段ボールはいままで取り上げた収納ボックスのみならず、机や椅子も作ることができます。市販で販売している段ボール商品もありますが、時間がある際はぜひチャレンジしてみても面白いです。
テーブルの作り方
まずはテーブルです。長く使うことを目的とする場合は、実際の木製テーブルの構造を分析して、パーツをつくり、組み立てることが一番安全で安心です。注意すべきところは何枚も段ボールを重ねることです。実際も木製以上の厚みを各パーツに持たせることで、強度が上がります。
ミニテーブルの作り方
時短作業で本当に簡単なミニテーブルを段ボールで作るやり方です。まずは同じ大きさの厚めの段ボールを二つ用意します。
上フタ、下フタをテープで固定して、側面をそれぞれ、開口します(4面中2面)、それぞれ同じ面に開口しないことが強度を維持するポイントです。あまり重い物を載せると潰れる可能性があるのでご注意ください。
最後に段ボールを重ねてのり付けして、完全に乾かせば完成です。布などでテーブルクロス代わりにすれば、部屋の備品としても違和感ありません。開口はあまり大きく開けず、支柱を残すことが、強度を維持するポイントです。
遊び机の作り方
こどもがお絵かきしたりする遊び机も段ボールで作れちゃいます。大きい段ボールと小さい段ボールを用意して、小さい方を足用に2等分にします。
その足を長方体にして、テープやボンドで固定します。2つの長方体ができました。大きいダンボールの2隅と作った足を接合します。接合部分をテープとボンドで補強し、完成です。
ちゃぶ台の作り方
ちゃぶ台も段ボールで作ることができます。ちゃぶ台は円形の台とひっくり返すと木枠と4つの足とでできています。それぞれ段ボールを重ねて強度を強めていきます。
実際の木のちゃぶ台の暑さ位で惜しげなく段ボールを重ねていくことが壊れないちゃぶ台へのポイントです。足が作ることが難しければ、写真のように何重にした箱ごと足代わりにしても実用的です。
それぞれ重ねたパーツをのり付けし、完全に乾き切ったら、パーツごとつなげていきます。こののり付けが完全に乾き切ったら完成です。
イスの作り方
段ボールで椅子を作ることも可能です。パーツを組み合わせで作成することが基本ですが、パーツを何枚も重ねて強度を作ることがポイント。接合部分はガムテープや木工用ボンドで固定していきます。小さなお子様であれば崩れることのない強度が実現できます。
ままごとキッチンの作り方
レンガ調のリメイクシートで雰囲気を出しつつ、シンクはステンレスボウルなどの組み合わせで、ままごとキッチンを作ることも可能です。そのほとんどが100円ショップで揃えることができるので、子供の遊び場に、ちょっとした気晴らしにつくってみてはいかがでしょうか?
段ボールは収納グッズ作りに便利
段ボールは単なるかさばる物置に眠っている存在ではなく、ひと工夫すれば収納グッズに早変わりすることができます。しかも自宅の有り合わせで、なんとかなってしまう。本記事の段ボールの活用法を駆使して、収納グッズ作りに挑戦してみてください!