結婚式の席札は手作りできる
結婚式の席札は、ゲストが自分の席を探すために必要なものです。結婚式場で用意されているものから選んでもいいですが、ゲスト一人ひとりに感謝の気持ちを込めて手作りした席札を用意するのも素敵です。この記事では、結婚式の席札を手作りするため方法やマナー、アイデアなどを紹介します。
結婚式の席札を手作りすれば節約になる
結婚式の席札は、手作りすることで結婚式場で注文するよりも節約になることがあります。結婚式場に席札をすべてお願いする場合、一般的には一人300円程かかります。すべて手作りの場合、100円未満に抑えることも可能です。今は100円とは思えないほどおしゃれな材料が100均でも手に入ります。席札は、工夫次第で手作りすれば節約になります。
結婚式の席札の手作り法
結婚式の席札を手作りする方法は、主に3つあります。1つめは「席札の手作りキットを利用する」、2つめは「手書きでDIYする」、3つめは「パソコンのExcelとWordを使う」です。1つめの「席札の手作りキットを利用する」方法は、手作りしたいけれどゲストが多くて時間が足りないときにおすすめです。
席札の手作りキットであれば、お好きなテンプレートやデザインなどを選び、ゲストの名前を指定してパソコンなどから申し込みをするだけです。席札の裏側に一言加えれば、気持ちを伝えることができます。2つめの「手書きでDIYする」は、結婚式の席札の材料を100均などで用意しゲストの名前を手書きする方法です。
専用のペンを使い文字を美しく見せるカリグラフィーと呼ばれる手法を使い、手書きで席札を作る方法が人気です。手書きはオリジナルの席札を作ることができますが、走り書きをしたような「手抜き」と思われてしまう書き方は、印象が悪くなりゲストに対して失礼です。字を書くことが苦手な人や抵抗がある人も、別の方法が良いでしょう。
また、書き間違えた場合は消すことができないので、やり直し作業が必要になることも考えられます。3つめの「パソコンのExcelとWordを使う」方法は、オリジナルのかわいい席札を簡単に手作りできます。この記事では、3つめの「結婚式の席札をパソコンのExcelとWordを使い」かわいい席札を手作りする方法を紹介します。
手作りするならパソコンを使うのが一番楽
ここからは、結婚式の席札をパソコンを使って手作りする差し込み印刷の方法を紹介します。まず、パソコンを使い結婚式の席札のお好きな無料テンプレートを選びダウンロードします。次に、Wordを使い席札のデザインを、Excelを使いゲスト名簿一覧を作成します。作成後、Wordの差し込み印刷機能を使いExcelのデータを取り込みます。
プリンターの手差し印刷機能を使い、印刷をかけます。インクが乾いたら、印刷した用紙をきれいにカットし、装飾などを施し完成です。差し込み印刷のほかに、直接印刷するタイプがあります。名前のほか、写真や文章を差し替えて使うタイプなどもあります。
席札の無料テンプレートはたくさんの種類があります。無料テンプレートには、招待状や席次表、プロフィール表などすべて同じデザインで手作りできるものもあります。席札以外にも手作りする場合は、デザインを統一するかどうかも考慮して決めましょう。
手作り席札に使う紙
結婚式の席札を手作りする場合、用紙にもこだわりましょう。ペラペラのコピー用紙などはせっかくの席札を台無しにしてしまいます。席札専用のミシン目が入ったプリント用紙やクラフト用紙、和紙などさまざまありますが、ちぎった時にもおしゃれな質感が出やすい「ミタント」という商品が人気です。
席札などに使う用紙は、100均や雑貨屋、ホームセンターなど実店舗で購入することができます。ネットショップでは結婚式グッズの用紙専門店などもあります。インターネットで注文する場合は、実際の色や質感、印刷した時の雰囲気などを確かめることをおすすめします。サンプルを取り寄せできるショップもあるので利用しましょう。
手作り席札におすすめのフォント
結婚式の席札を手作りする場合、フォントも悩む人が多いです。フォントも無料ダウンロードできるものがたくさんあります。おしゃれでかわいいフォントや大人っぽい清楚なフォント、カジュアルなフォントなど、結婚式の雰囲気に合わせて選びましょう。読みやすくベーシックなフォントなら、明朝体やゴシック体が定番のフォントです。
手作りで結婚式の席札を作る際の内容やマナー
結婚式の席札を手作りする場合は、名前を書く際のマナーがあります。これは、席札だけでなく結婚式すべてに関わるマナーです。ゲストに失礼がないよう、しっかりマナーを守って手作りすることが大切です。また、結婚式の席札には、新郎新婦からメッセージをひとこと添えることが定番になっています。
メッセージの内容にもマナーがありますので、注意しましょう。ここからは、手作りで結婚式の席札を作る際の内容やマナーについて紹介します。
名前を間違えない
結婚式の席札を手作りする場合のマナー、一つ目は「名前を間違えない」です。席札の名前は正しく見やすいフォントで書く・印刷することがマナーです。さいとう(斎藤/斎藤)、さわ(沢/澤)、くろやなぎ(黒柳/畔柳)など、同じ読み方でも漢字が違う苗字がたくさんあります。
また、山崎(やまさき/やまざき)や神谷(かみや/かみたに/かみべなど)、新谷(しんたに/あらや/しんやなど)など、同じ漢字表記でも読み方が違う苗字もたくさんあります。これは、下の名前にも言えることです。席札の名前を漢字で表記する場合は、旧字体や人名外字などに気を付けましょう。ローマ字で表記する場合は、読み方に注意しましょう。
本来とは異なる読み方であだ名をつけて呼び合っている場合なども、間違えやすいので気を付けましょう。どちらにも言えることですが、席札はゲストに読んでもらうために置くものです。読みやすいフォントの大きさで作ることもマナーのひとつです。
肩書はどちらでも良い
結婚式の席札を手作りする場合、ゲストの敬称・肩書に悩む人もいるでしょう。席札に肩書を書くマナーはありませんので、省くことも可能です。席札の肩書を記入する場合は、両家で統一することがマナーとなります。肩書の判断がつかない場合は、プランナーに相談してみるのも良いでしょう。
結婚式の席札におすすめの内容・例文
結婚式の席札は、ゲストの名前以外にメッセージを添える新郎新婦が増えています。結婚式当日は時間に限りがあり、ゲスト一人ひとりと会話をすることが難しい場合もあります。出席していただいたことへの感謝の気持ちなどを伝えるおすすめの方法です。ここからは、結婚式の席札におすすめの内容・例文を紹介します。
新郎新婦からのメッセージをひとこと
一般的な例文は「本日はお忙しい中、結婚式にご出席いただきありがとうございます。」「今日は遠方から来てくれてありがとう。」などです。ゲストとの思い出などをひとこと添える方がいいでしょう。「出会ってから15年、これからも仲良くしてね。」「今日はスピーチを引き受けてくれてありがとう。楽しみにしてるね。」
アイデア満載!手作りかわいい結婚式の席札
結婚式の席札と言えば、紙に名前が書いてあるものが一般的です。よりかわいい席札を手作りするために、装飾や形などにこだわる人は多いです。しかし、席札の素材に決まりはありません。材料選びから装飾まで、かわいい席札の手作りアイデアはたくさんあります。ここからは、アイデア満載!手作りかわいい結婚式の席札について紹介します。
席札にお花やシール等を貼る
「席札にお花やシール等を貼る」アイデアは、ひと手間で簡単にかわいい席札を手作りすることができます。お花やシールのほかに、貝殻や木の実、四葉のクローバーなど、おしゃれでかわいいアイテムはたくさんあります。ハーブを添えれば香りも楽しめる席札に、和柄のくるみボタンを付ければ和装にもピッタリなかわいい席札になります。
形を工夫する
「形を工夫する」アイデアは、見た目の形にもこだわってかわいい席札を手作りしたい人におすすめです。席札の形は長方形が一般的ですが、決められているわけではありません。楕円形にカットし、左右に穴を開けてリボンを通せば、立体的なキャンディ型の席札が完成です。ほかにも、蝶々やハート、リボンなど、結婚式の雰囲気に合わせて形を決めましょう。
ミニ封筒にメッセージを入れる
「ミニ封筒にメッセージを入れる」アイデアは、ゲストひとりひとりに大切なメッセージを伝えるかわいい席札を手作りしたい人におすすめです。席札にひとこと加えることもできますが、スペースが足りない場合や紙以外で席札を作る場合、ミニ封筒にメッセージを入れるのもおすすめです。
席札に絵具で一工夫
「絵の具でひと工夫」するアイデアは、世界に一つだけのかわいいオリジナル席札を手作りしたい人におすすめです。絵の具は、含ませる水の量で雰囲気が変わります。花びらに見立てて色を乗せるとおしゃれな席札を作ることができます。色を混ぜたり色の濃さを変えたりと、世界でひとつだけの席札を作ってみましょう。
マスキングテープで席札に一工夫
「マスキングテープでひと工夫」するアイデアは、手軽で簡単にかわいい席札を手作りしたい人におすすめです。マスキングテープも、100均で購入できるDIYではマストアイテムです。無地のものからカラフルなもの、柄物までたくさんの種類があります。式場の雰囲気に合わせて選びましょう。
ゲストの顔写真をつける
「ゲストの顔写真をつける」アイデアは、インパクトのあるかわいい席札を手作りしたい人におすすめです。ゲストの名前を書く代わりに、写真を代用するのもです。ゲストの幼い頃やとっておきの一枚など、写真選びも楽しいひと時です。カップケーキやマカロン、コルクなどに写真を立てましょう。
紙以外に書くのもオススメ
「紙以外に書く」アイデアは、オリジナルのかわいい席札を手作りしたい人におすすめです。葉っぱを紙の代わりに使うアイデアは、ナチュラルな雰囲気になります。ガーデンウエディングやオープンテラスのレストランウエディングなどにぴったりです。絵の具やポスカなどで書くときれいに仕上がります。
立てるものを工夫するのもオススメ
「立てるものを工夫する」アイデアは、インパクトがあり結婚式の雰囲気に影響します。席札を立てる定番のアイテムと言えば、100均でも購入できるコルクでしょう。100均で購入できる「木かるねんど」を使い、切り株の形を作るアイデアもおすすめです。松ぼっくりも季節感があっておしゃれです。
チョコやマカロンなどのお菓子に立てたり、リンゴや洋ナシなどの季節のフルーツに葉っぱに見立てて席札を付けるのもかわいいです。席札が大きすぎると立たなくなります。席札と立てるもののバランスを考えましょう。
席札を折るのもおしゃれ
「席札を折る」アイデアは、ひとつひとつ気持ちを込めた手作り感あふれる印象になります。和柄の紙を使い、風車や縁起の良い鶴の形などに折れば、和装の結婚式の会場にぴったりマッチします。縁起の良い金色を使うのもおすすめです。テトラポットやカンカン帽子の形なども、テンプレートに沿って簡単に作ることができます。
アクリル板やプラバンで簡単おしゃれ
「アクリル板やプラバンを使う」アイデアは、席札に関わらずDIYでは定番です。DIYの定番材料、アクリル板やプラ板も、100均で購入することができます。クリアな透け感が清楚でかわいい席札を演出してくれます。ゲストの名前を印刷した用紙の上に板を乗せれば、手軽に書くことができます。
アイシングクッキー席札も人気
「アイシングクッキーを使う」アイデアも、かわいい席札を手作りしたい人に人気があります。アイシングクッキーとは、焼き上がったクッキーの表面に着色した卵白や砂糖で飾り付けしたクッキーです。少ない材料で手軽に作れるため、プチギフトとしても人気があります。
手作り結婚式の席札の材料集めには100均がおすすめ
結婚式の席札を手作りするための材料は、DIYでも定番の100均で購入することをおすすめします。100均は、キャンドゥやダイソー、セリアなどさまざまな店舗があります。店舗により特色が違うので、かわいい、きれい、カジュアルなど結婚式の雰囲気に合わせて探しましょう。ここからは、100均で購入できる手作り結婚式の席札の材料について紹介します。
100均で入手出来るもの
結婚式の席札の材料は作るのもにより左右されます。ここでは、紹介した席札アイデアで必要な材料の中で、100均で購入できるものをまとめました。シール・リボン・ミニ封筒・絵の具・マスキングテープ・コルク・アクリル板・プラバンなどです。
ほかにも、カット面が装飾されるハサミなど使えるものはたくさんあるので、席札のイメージを膨らませながら探してみて下さい。
手作り席札でゲストをお迎えしよう!
結婚式の席札は、ゲストが自分の席を探すために必要なものです。結婚式に出席していただくゲストに感謝の気持ちを伝えられるよう、手作り席札でお迎えしましょう。すべての材料を自分で揃える、市販のセットを利用して手作りするなど、自分に合った方法で席札を手作りしましょう。