初心者向けヒンメリの基本的な作り方
初心者でも簡単に作れるヒンメリの作り方を基礎から順番にご勉強していきましょう。ひとつひとつの手順はそこまで難しくありませんので、分からない部分があれば確認しながらひとつひとつ、怪我に気を付けて理解しながら作業しましょう。
まずは正八面体のヒンメリから作成しますが、必要な道具が用意できているか確認しましょう。「ハサミ」「麦わらストロー(ナイロンストローでも可)」「凧糸」「定規」「針(ぬいぐるみ用などの大きめの物)」「糸通し」が用意する道具ですが、針と糸通しは無くても作成は可能です。
麦わらストローは長さが2種類(30cmと22cm)あり、どちらでもヒンメリの作り方に支障はありません。ヒンメリ完成時の印象が若干違いますので、素材も含めてお好みで選んでください。
作り方手順①麦わらストローをカット
ヒンメリの基本的な形の正八面体ヒンメリの作り方で必要なのは、等幅でカットされた12本のストローを用意することから始まります。長さに明確な基準はありませんので、まずは正確に同じ長さになるように、用意したストローをカットし、12本用意しましょう。
ここでカットしたものが正八面体のヒンメリを構成する基本構造を支えます。どのような形状のものも幾何学模様で構成されますので、長さが少しズレていると不格好なものが出来てしまうこともあります。カットしたものを並べてみて、綺麗に整っていればより良いヒンメリが出来上がります。
また、麦わらストローはあらかじめ水で柔らかくしてからカットした方が、思わぬ裂け方をせずに済みます。
作り方手順②紐の結び方
用意したストローに順番に糸を通して、ヒンメリの正八面体を構成するそれぞれの面ごとにストローを組み合わせていきます。具体的な形の構成方法については後述しますが、まずは正三角形を作り、そこからダイヤ型に。そして次々三角形をつぎ足すような作り方でヒンメリを構成していきます。
ヒンメリは同じ形状を複数組み合わせることで、様々な形状の幾何学模様を簡単に楽しむことができます。
様々な形のヒンメリの作り方
ヒンメリは一定の形状が幾何学的に組み合わされたものをストローで表現した飾り付けで、フィンランドの伝統的なインテリアです。作り方の基本が三角形を基礎としてパターン化されてものや、そのまま立体を構成したもの、はては大きなオブジェクトまでさまざまなヒンメリを作成できます。
ちょっとしたアイデアひとつで、初心者でもオリジナルのヒンメリを簡単に作れるようになります。まずは基本的ないヒンメリのパターンの作り方から覚えていきましょう。
三角形
初心者でも作り方の基本形である三角形のヒンメリは、三本のストローと一本の糸で簡単に作れます。同じ長さのストローを三つ繋げて結ぶだけで正三角形のヒンメリがつくれますし、長さを変えて「二等辺三角形」や「不等辺三角形」のオリジナリティの高いヒンメリを作ることもできます。
作り方のなかで、長さを変えるだけでもオリジナリティが生み出せることがヒンメリの面白さのひとつと言えるでしょう。
ダイヤ
ヒンメリでの三角形の作り方が理解できれば、あとはそこにつぎ足していくだけで立体のヒンメリの作り方に繋げることが可能です。ダイヤ(正八面体)の形をしたヒンメリはこの組み合わせが基本の作り方になっています。紐の通し方など慣れなければ難しい部分もありますので、何度かの練習が必要です。
ヒンメリの作り方を動画で確認する
どうしても分からない部分があれば、YouTubeなどの動画配信サイトでヒンメリの作成動画が多数公開されています。そういった方法で確認してもよいでしょう。
ダイヤ型(正八面体)のヒンメリの作り方は、すべてのヒンメリの作り方の基本形と言える形ですので、しっかりと理解しておきましょう。三角形同士の繋げ方や、ストローへの紐の通し方など少し複雑なので細かい部分で難しい場所もよく確認して実際の作業の参考にしてください。
縦長ダイヤ
三角形の形状を二等辺三角形にして、前項の正八面体の作り方で作成すると、縦長ダイヤ状のヒンメリを作れます。そのさいに、どの部分が縦軸になるのかを考えながら構成していくことが肝心なので、ストローを繋げる場所を間違えていびつなヒンメリにならないように注意しましょう。
長さの構成を均一なものにして、そのバランスを考えるパズル的な要素もまた、ヒンメリの魅力の一つです。
複雑になればなるほど難易度が上がって難しくなりますので、初心者のうちや慣れないうちはなるべく均一な長さのヒンメリからデザインして作っていくと、失敗が少なくかわいい物が出来上がります。
ヒンメリの作り方【必要材料】
初心者でもできるヒンメリの作り方で必要な材料ですが、他にもいろいろな材料を使うことでオリジナリティあふれるヒンメリが作れます。麦わらストローを入手することが難しい場合でも、代替品としてほかのストローを使用しても構いませんし、ストローにこだわる理由もありません。
あなただけのヒンメリを作るのであれば、そのような物が材料として使えるのかといった創意工夫もまた、ヒンメリを楽しむ重要な一要素だと言えます。
さまざまな雑貨店舗などで、ヒンメリに使えそうな素材を探すのもまた、ハンドクラフトの楽しみ方に繋がります。アイデアの幅を広げるためにも、いろいろな素材を探してみましょう。
ペロルのサイトで購入も可能
輸入雑貨や木のおもちゃなどを販売しているペロルは、シュタイナー教材、ザーレムライアやローズウインドウの専門店として福岡市早良区南庄に店舗を構えているお店です。こちらのオンラインショップではヒンメリの作り方で使う材料を一通り購入することが出来ます。
本格的なヒンメリを作りたくなったら、こちらのオンラインショップから材料を用意するとよいでしょう。ペロルでもヒンメリの作り方や飾り方について、初心者にもわかりやすい解説が書かれていますのでそちらもご参考ください。
100均のストローや糸もおすすめ
最近はほとんどの小物が100均で揃ってしまう時代ですが、ヒンメリの材料もまた揃えることが出来ます。作り方次第ではすべて揃えることが出来ますので、オリジナルのヒンメリを作るための材料探しに100均まで足を伸ばすのも面白いでしょう。
立ち寄る100均によって材料もさまざまなものがありますので、ダイソーやセリア、キャンドゥなど立ち寄れそうな100均は全て覗いてみると面白いアイデアの種が見つかるでしょう。どのようなヒンメリを作ってもあなたのアイデア次第ですので、発想を豊かにして挑戦してみましょう。
ちょっと変わった材料でおしゃれに作る
何もストローだけにこだわる必要もありません。ヒンメリのもつ幾何学模様を他の素材で組み合わせて作れるようになれば、初心者を卒業したも同然です。例えば、ビーズを繋ぎ合わせてヒンメリのように幾何学模様を作るというのもよいでしょう。お手製の指輪にしてもよいでしょう。
ピアスやオリジナルのペンダントトップのようなアクセサリーを作るための手法としても、ヒンメリのデザイン性はおしゃれさを備えています。
中に糸を通すスタイルではなく、素材同士を繋ぎ合わせてリング状にしたヒンメリを作るのもよいでしょう。頑丈な素材を使ったヒンメリづくりは細かい作業になりますし、道具もよい物が必要になります。ケガなども発生しやすくなりますので、作成のさいには注意しましょう。
ヒンメリのおしゃれな飾り方
幾何学模様が美しいヒンメリの作り方の基本はここまでにして、次は飾り方を考えていきましょう。ヒンメリの飾り方はさほど難しいものではありませんが、効果的なポイントとしてインテリアを彩りあるものに仕上げたいと思うのであれば、空間をうまく活用する事が上手な飾り方のコツです。
観葉植物の土台として設置しても構いませんし、ドライフラワーなどの支えとして使ってもよいでしょう。使う場所に合ったヒンメリの作り方を考えるのも一興です。
そのまま置いたりぶら下げるもヨシ!
ヒンメリの作り方は紐とストローが中心となっていますので、そのまま天井から吊るして飾り付けたり、小物や観葉植物などのおしゃれな入れ物として吊るす飾り方が一般的です。吊るす紐部分を隠してそのままテーブルディスプレイの一つとしての飾り方もおしゃれです。
また少し頑丈な素材の作り方として、ワイヤーや金属製のパイプやビーズ素材の小さめのヒンメリをキーホルダーにすると、一風変わったアクセサリーとしての飾り方ができます。ヒンメリの形状によってはピアスにしたりしてもよいでしょう。
目的に応じて素材やサイズを変えて、いろいろなヒンメリの飾りを100均の素材でも作ることが出来ます。挑戦の価値は十分にあるでしょう。
ヒンメリの作り方は簡単でおしゃれ!
ハンドクラフトの初心者でも簡単に楽しめて作れるヒンメリ。入門としてもこれから新しい手慰みとしても、おしゃれなアイテムとしても魅力の高いヒンメリをこの機会に作ってみるのはいかがでしょうか?
アイデアひとつで、誰にも真似できないあなただけの素敵でおしゃれなヒンメリグッズを生み出しましょう。