手作りDIY時計の作り方【材料】
部屋の壁掛けや、腕時計をそろそろ買い換えよう思っても、なかなか予算が合わない時には、DIYで時計を手作りしてみるという考え方もあり、その方法は比較的多くの人たちが実行しています。そのため、100均でも、手作り時計キットが多数出回り、デザインも可愛い種類が豊富です。そんなDIYで時計を手作りする方法をお伝えします。
まず、材料ですが、これは自宅に前からある時計をリメイクする方法か、安い時計を買ってきて、パーツを替えて好みの時計にするかの、どちらでもいいのですが、必要な材料は、時計と好みのプレートです。あとは、パーツを外す時に必要になるかも知れませんので、ドライバーなどの工具があれば、準備は完了です。準備が整えば、始めてみましょう。
100均のフォトスタンド
では、ここでは100均のフォトスタンドを使って、手作り時計のDIYをしてみます。フォトスタンドは、文字盤になる部分なので、特にフォトスタンドに限らず、お好きなものを用意します。穴を空けることを前提に、穴のあけやすいフレームを選びます。100均のまな板や、聴かなくなったり傷ついたレコード盤などもおしゃれで、いいでしょう。
ミニクロック
ミニクロックというのは、腕時計ほどの大きさの壁掛けや据え置きタイプの時計の事で、意外とサイズが小さいわりに、時間が見やすいという評価が高く人気があり、狭い洗面所でも役に立つ代物です。自作する時に、裏側にマグネットを付けると、付ける側が金属製なら、どこにでも付きますから重宝します。小さくてもしっかりDIY出来ます。
手作りDIY時計の作り方【手順】
では早速DIY時計の作り方手順を解説しますが、最終的にどんなデザインにしたいのかのイメージを描きながら作業を進めるのが、効率良く進むポイントです。予め、大半が出来上がっている時計を使っての作業ですから、やることは簡単です。お子さんと一緒に楽しみながら進めても良いでしょう。因みに解説画像は腕時計ですが手順は同じです。
①時計を分解する
まず、最初に用意した時計を分解します。壁掛け時計の方が、腕時計よりも分解の作業は簡単です。100均などで売っている時計は、特に単純に出来ていますので、工具も使わずに分解できる場合もあり、素早く作業も進むでしょう。
針は前から外します。針は、秒針があれば3本で、無ければ時針と分針の2本を外しますが、針を留めてある箇所にキャップのようなものが付いていれば、それも無くさないように注意します。後ろ側からは、ドライバーなどを使ってネジを緩め、中の黒いムーブメントと呼ばれる四角いパーツを外します。これで、リメイクに必要な部品は揃いました。
②フォトスタンドに穴をあける
次に、文字盤となるフォトスタンドに穴をあけます。穴の位置は、フォトスタンドのどこに時計を置くのかで、変わります。穴の大きさは、ムーブメントの中心にある芯のが入る大きさです。フォトスタンドの素材が、何なのかで穴をあける道具が変わり、木材ならキリであきますし、固い物質なら電動ドリルが要るかも知れませんから、個人で判断して下さい。
③組み立てる
組み立ては、裏側から組み立てます。まずムーブメントを穴に差し込んで、必要ならボンドなどを付けて固定します。次に表側に出して、そこに針を時針から入れ、次に分針、秒針と取付けます。取り外した時に、キャップがあったなら、それを最後に取付けて、針が動くかどうか、裏のツマミを回してチェックします。ちゃんと針が動けばひとまず完了です。
④文字盤をつける
最後にフォトスタンドの文字盤に、何か他のデザインをしたい場合は、ボンドで貼り付けるといいのですが、そのままでも良ければ、これでリメイクは完成です。
もし文字盤に数字を入れる場合には、前もって画用紙などで、十二分割用紙を作っておきます。セリアの手作り時計キットなら、中に十二分割用紙が入っていますので、そちらを利用すると良いでしょう。時計の中心と紙の中心を合わせてテープなどで仮留めし、その外側周辺に数字を置いていけば、均等に分刻みの数字が入ります。
手作り壁掛け時計をキットで作る
壁掛け時計を市販のキットを使って作ってみると、意外と簡単な事が分り、ついついいくつも作ってしまうほど楽しくなります。特に100均の手作り時計キットは、可愛くて全て揃っていますので、より簡単です。また、ショップごとに魅力も違い、どこのが良いと甲乙付けがたいですが、それぞれのキットを使っての手作り時計の楽しみ方を、見てみましょう。
セリアの手作り時計キット
100円均一のショップ「セリア」の手作りキットの中では、時計の中心にあるムーブメントと長針と短針の2本に留め金ピンとナットが入っているセットのキットが、一番よく出回っています。
これで、時計の部品は揃っていますので、あとは文字盤になるプレートがあれば準備万全です。お好みの素材のあまり厚くないものを選びます。針の色は、ブラックとホワイトの2色あり、ムーブメントはブラック1色です。セリアのキットには、シンプルでいてセンスの良さが引き立ちますので、これで簡単に壁掛け時計が作れるのは儲けものです。
材料が揃っているので便利
先に記述しましたが、材料が全て揃っているのは便利で有難いです。また、十二分割の型紙まで付いていますから、わざわざ計算して画用紙で作らなくても良いのは助かります。工具も必要な工具は付いていますし、説明書も丁寧に書かれてあり、子どもにも分りやすい説明書です。子どもの遊びや、夏休みの研究課題などにも使えそうなキットです。
自分仕様にカスタマイズもできる
DIYで時計を作ってみようという人は、大抵こだわり屋さんが多いでしょうから、セリアの手作り時計キットで完成させても、もう少しここをこうしたいなどと、どんどんイメージが湧き、デザインも溢れてくるでしょう。そんな時にでも、簡単にカスタマイズ出来るシンプルな作りですから、自分仕様にどんどんカスタマイズ出来る優れもののキットです。
100均の時計を手作りリメイク
100均とはいえ、最近ではメーカーにも勝るとも劣らないほどのセンスがあり、SNSでも人気は上昇しています。100均で販売している時計もその一つでしょう。おしゃれ、可愛い、個性的、センスがいいなどと言われますが、その100均の時計を自分流にリメイクしてみましょう。素晴らしい見映えの良い時計が出来るはずです。
ダイソーの時計
ダイソーの時計は、シンプルでDIYしやすい事でも知られています。そのまま飾っても十分おしゃれなのですが、そこはやはり自分流にDIYして手作りリメイクをしてみましょう。文字盤や数字が見やすいのも特徴ですが、プレートをオリジナルで用意するなら、見やすいプレートは他のDIYでも使えますので、保管しておいても無駄にはならないでしょう。
ダイソーの時計をそのまま使用しての、リメイクの方法なども見てみましょう。プレートの素材を変えるだけでも雰囲気が全く変わります。ムーブメントと針も取り外しが簡単で、後にも出てきますが、壁掛け時計の方が置時計よりも針が長くなっていますので、壁掛け時計でレイアウトしていて、針が長いと感じた時には、置時計の針で応用出来ます。
アラーム付き時計を革でリメイク
手作りでバッグを作る時の材料でよく見かける、輪っかの持ち手をフレームとして使います。その輪っかを皮で覆うように合わせ、はみ出した部分を丸くカットしてもいいですし、好みのデザインにカットしても構いませんので、4箇所程度輪っかに巻くイメージで、巻いた箇所を縫い付けることで、少し大人っぽいフレームが出来ます。
上の画像の持ち手の部分だけを使うイメージです。皮のフレームに穴をあけて、15分刻みの箇所スタッグと呼ばれる鋲(びょう)をボンドで張り付けて、針とムーブメントを取付けて、ダイソーの時計をリメイクするのもおしゃれです。
6時の位置あたりに2か所ワイヤーを取付けてL字型に折ると、自立させる事も出来るため、置時計として使え、12時の位置辺りにワイヤーかロープを付けると、壁掛け時計になり、アラームを止めるのに立ち上がらないと止めれないため、確実に目が覚めるという、有効な目覚まし時計にもなります。
デスククロックに転写シールを貼る
ダイソーのデスククロックは、小さくてとてもシンプルなデジタル時計で、電池内蔵でどこにでも馴染め、購入後すぐにでも使えるのですが、見た目はやはり100均感が否めません。そこで、これをおしゃれに一味違う時計にリメイクしましょう。
デジタル部分は、そのまま触らずに、文字盤の横のスペースに転写シールを貼り付けます。転写シールはセリアの転写シールが種類も豊富でおすすめです。貼り方は、表面の天板はスライドして電池交換が出来る様になっていますので、外してから転写シールを貼ってもいいですし、そのまま外さずシールを付けても、どちらでもやりやすい方法で貼ります。
レコード盤を使ってリメイク
ダイソーの時計のムーブメントと針を外して、聴かなくなったり、傷があって飛ぶレコードなどを、セリアの手作り時計キットを利用して、DIYしてみましょう。レコードを持っている人も減ってきたとはいえ、数枚の仕舞い込んだレコードがあるでしょうから、引っ張り出して、リメイクしてみましょう。
音楽好きにはたまらない、自分だけが分かるレコードの良さを、部屋の時計に変身させて、時計を見るたびに、当時の懐かしさなどを思い出せるでしょう。リメイクの仕方は簡単で、レコードには初めから穴があいていますので、穴を少し広げる程度でムーブメントは装着でき、針を付けたら完成です。
100均の腕時計
100均には腕時計でも、100均とは思えないおしゃれでカッコイイ時計が揃っています。また、シンプルな作りですので、リメイクもしやすいのが特徴です。そのままでも十分使えるのですが、どうせなら自分流にDIYして一つしか無い腕時計にしましょう。マスキングテープでデコったり、おもちゃのパーツを利用したりするリメイク方法を解説しましょう。
マスキングテープでデコる
100均で購入した腕時計で、超シンプルで何の面白みもない普通の時計に、マスキングテープを貼るだけで、全くの別物に変身してしまいますので、おすすめです。マスキングテープを時計全体に貼り付けて、後でカッターでカットすれば簡単に完成です。マスキングテープも、多数用意して、その日の気分でデコる内容を変えるのも楽しいでしょう。
100均のおもちゃのドラムをフレームに使う
100均にはおもちゃも多数扱っています。その中の、ダイソーのおもちゃのドラムで、置時計や壁掛け時計を作ってみましょう。太鼓の中心に針を設置して、文字盤は好みのデザインをあしらうと、ちょっと雰囲気の違う時計が完成しますのでおすすめです。デザイン上、壁掛け時計の針が、少し長いと感じたら、置時計の針を使うといいでしょう。
手持ちの時計を100均で手作り加工
手持ちの時計で、使わずに眠っている時計があれば、是非DIYしてもう一度動かしてみましょう。時計を触らずに、周りをアレンジするだけでも十分雰囲気は変わりますので、部屋のインテリアのひとつとして、使えます。では手持ちの時計を100均で手作り加工する手順を解説します。
アイアンブラケットを使う
使わなくなった壁掛け時計や置時計と、アイアンブラケットを利用したリメイクの解説です。アイアンブラケットも100均で売っていますので、イメージのものを購入します。
時計の上、または後に接着剤を使用して、輪っかのピンを留めて、S字フックで時計をアイアンブラケットに引っ掛けます。アイアンブラケットだけでは寂しいと感じたら、フェイクグリーンを絡めてもオシャレになります。アラームのついた時計なら、接着剤を付けるのは、時計の背面にした方が使いやすいです。
フェイクグリーンを使う
100均のデジタル時計などを、おしゃれに飾り付けるには、フェイクグリーンなどが重宝します。麻の袋にデジタル時計を文字盤のところだけ空けて、周りにフェイクグリーンを絡ませます。時計を飾りたいスペースの調和を見ながら、おしゃれにアレンジしましょう。眠っていた時計を、復活させるには色々と工夫をすれば、見事に蘇ります。
100均フェルトを使う
お子さんと楽しみながら作れるリメイク時計には、フェルトを使うと良いでしょう。文字盤の表面にボードを用意して、ボードにフェルトを敷いて中心部に穴をあけます。時刻を表す数字も、フェルトで作って、子供と一緒にペタペタ貼り付けましょう。ムーブメントと針は、眠っていた時計から取り外して使うと、リスクが無くリメイクできます。
オリジナルの手作り時計を簡単に作ろう!
壁掛け時計や腕時計も、アイデアひとつで見事にDIY出来ます。それも意外と簡単な方法で、子供が作るのを横で見守る程度でできるリメイクです。家に眠っている時計や、買ったけど今一つ気に入らない時計などを、自分だけのオリジナルの手作り時計を簡単に作って楽しみましょう。