玄関の屋根を付ける方法
家を建てる時から玄関に屋根を付けないプランは少なくありません。そして、しばらく住んでみるとやっぱり屋根があった方が雨の日には便利でしょう。そこで、リノベーションとして玄関に屋根を付ける方法を紹介します。
いくつか方法があります。業者に依頼することもできますし、DIYで自分の家族らしい玄関の屋根に仕上げることができます。自分の家に適した種類の屋根や方法を選んでください。費用を考えて無理にDIYでやっても玄関と家全体の印象が悪くなります。
玄関に取り付ける屋根は家全体のイメージを変えてしまいますから、事前に素材や種類だけではなく、デザインや色柄を検討しておくことが大切です。角ばっていれば洗練なイメージですが、丸みを帯びた屋根ならおしゃれなポーチになります。
実際に取りつける玄関の屋根は寸法が小さいですから、おしゃれな庇をイメージしてください。選んだ素材が軽量ならDIYでも可能な寸法です。重量がある場合には業者に依頼した方が無難でしょう。
業者に見積もりを頼む
玄関の屋根を自分で取り付けるのが難しいと思うなら、業者に見積もりを頼むことから始めましょう。その際にいくつか注意すべき点があります。
玄関の屋根はイメージだけで説明する人が多いのですが、実際には玄関の利便性を大切にした作りにしなければなりません。お客様が来た時に玄関に屋根があると便利なはずです。
雨が降っている時、日差しが強い時などはどうしても玄関には屋根が欲しいものです。新築物件で屋根がない作りになっている理由は、建蔽率を抑えるためです。つまり、家の断面積によって固定資産が決まりますが、屋根が突き出しているとその分が税金に上乗せされます。
一般の人は税金のことを考えたりしないでしょうが、建物の設計者や建築業者では常識となっています。購入してもらった後のことを考えているのです。ただ、業者がそれを説明するかどうかはわかりませんから注意しておきましょう。
ネットで買ってDIYもできる
自分でいろいろなものを作っている人は、ちょっとしたDIYは何でもないはずです。玄関の屋根を作ってみましょう。もちろん、玄関の屋根のすべてを自分で作るのは簡単ではありませんから、既製品を購入して取り付けるのです。デザインを選べば、今の玄関にマッチした屋根を付けられるでしょう。
インターネットで検索してみましょう。専門業者向けと同じレベルで、DIY用の玄関屋根が販売されています。価格も業者に依頼することを考えれば安上がりとなります。
自分で取り付けるには専門的知識や特別な道具は必要ありませんが、手先の器用な人の方がきれいに仕上がることは間違いないでしょう。事前に目立たないところで取り付ける練習をしてみることをおすすめします。
DIYが好きな人は玄関だけではなく、いろいろなところを自分で手直ししていることでしょう。それが楽しいのですが、玄関の屋根はお客様の目に入る重要な部分ですから、丁寧に仕上げましょう。
部屋の種類を選ぶ
玄関に屋根を付ける場合、イメージとしては庇の形になるでしょう。強度的には極端な強さは必要ありません。自重を支えられるだけでいいですから、いろいろな素材や形が考えられます。樹脂製、ガラス製、木製などです。木製の場合は雨にぬれても大丈夫なように塗装が必須となります。
基本的には玄関のデザインは家の外壁に合わせておくことが無難ですが、ちょっと目立たせたいならガラスがおすすめです。玄関の印象を損なわずに雨を避けることができるからです。ポリカーボネートは車庫の屋根によく使われている素材で軽くて丈夫ですから屋根の素材に適しています。
玄関の屋根をDIY・リノベーションする方法
DIYが好きな人なら、庇の材料を購入して自分が好きなように玄関の屋根を付けてみてください。専門家ではありませんから、日曜大工用品店で素材を加工してもらうことをおすすめします。ガラス製の庇を付ける場合でも自分の希望通りにカットしてもらえば、後は取り付けるだけで済みます。
注意しておかなければならないのは、屋根の固定が確実にできるかです。玄関では頭上に取り付けますから、万が一落下すると大きな事故につながってしまいます。そのため、軽い素材を選ぶといいでしょう。アルミやポリカーボネートなら色や形を選ぶことができます。
庇を購入して取り付ける
既製品の庇を購入する方法もあります。自分の家の玄関の寸法を事前に測っておき、きちんと合わせておきましょう。屋根の部分と固定用金具が別売りになっているタイプもありますが、庇がセットとして販売されている商品なら、取り付けの位置関係も特段気にする必要はありません。
もちろん、自分で取り付ける場合でも、確実に固定しなければなりません。取付用の釘も添付されていますが、玄関の屋根は下に人がいる可能性が高いですから、落下だけは避けなければなりません。
固定する玄関の素材も関係してきます。モルタルのような柔らかい素材に釘を刺しても、確実な固定にはなりません。
DIYで取り付ける注意点
玄関に取り付ける屋根は何もない壁に取り付けますから、確実に固定することと壁との隙間から雨漏りがしないように注意しておくことが大切です。専門業者ならキレイ氏に上げてくれるでしょうが、DIYで済まそうとすると、ちょっと注意しておかなければなりません。
必要であればコーキング剤を使って隙間を埋めてもいいでしょう。屋根の上側は人目に付きませんから、コーキング剤の使用は気になりません。
ただ、コーキング剤を使用する場合には使い方を確認しておくことを忘れないようにしてください。玄関の壁などに汚れが付着しないように注意しましょう。
玄関につけられる屋根の種類
玄関のポーチに取り付けられた屋根を見ることがあるでしょうか。よく見るといろいろな種類の形や素材があります。ガラス屋根の場合は、日差しが通りますから玄関口が暗くならずに済むメリットがありますし、積雪を考慮して傾斜を付けた商品もあります。
玄関ポーチの種類に合わせて屋根のリノベーション素材を選択することが重要となります。ポーチは家全体のイメージを形作っています。そこに屋根を取り付けることで、利便性が大きく高まるのです。
屋根の種類は使う人、つまり住む人がどのような使い方を検討しておくことが大切です。屋根のない玄関と屋根のある玄関を比べてみて、違いを考えてみましょう。イメージだけではなく、近所の家の玄関を眺めてみるのも参考になります。
後付けできる屋根の素材
玄関の屋根に後付けする場合には、玄関の雰囲気に合わせた種類の素材を選ぶことがポイントです。瓦屋根の場合は玄関の屋根も瓦にした方がふさわしいでしょう。アルミ、ポリカーボネート、ガラスなどが屋根のリノベーションに使用されます。
玄関の屋根の場合、庇をイメージすればいいですから、小さなサイズで十分です。その分だけおしゃれを考慮したデザインの選択肢が増えるでしょう。
後付けできる屋根の大きさ
後付けできる屋根の大きさは玄関の大きさにマッチさせることが重要です。雨の日の玄関で傘をさしたり閉じたりすることを想定すれば、どんなに小さくても大人が二人立てる程度のスペースは必要でしょう。また、階段があるなら屋根の位置をずらす等の工夫も考えておかなければなりません。
自分でやるのが大変だと思うなら業者に依頼すればいいですし、DIYを選ぶなら、事前に細かく寸法を調べておくことが大切です。
玄関の屋根をつける相場
玄関に屋根を付けたいと思ったらリノベーション業者に見積もりを依頼しましょう。ただ、一般的な相場を調べておくことが重要です。自分の希望通りにしてもらうと、それだけ高い費用を請求されることになるからです。
DIYした時の相場
一般的には10万円から15万円程度を見込んでおきましょう。もちろん、素材や取り付け寸法によって変わってきます。DIYで取り付けようと考えている人なら、ネットで購入することもできます。材料代に2日程度の工賃を加えればいいでしょう。
業者に頼んだ場合の相場
業者に玄関の屋根をリノベーションしてもらうなら、工賃を2日程度見込んでおきます。1日当たり1万円程度です。それから、設計費が必要となりますから、その分の1万円を追加します。
追加できる玄関の屋根はシンプルな構造だけですから、材料代を加えても特別なリノベーションではありませんから、20万以下が相場と考えてください。
玄関に屋根やおしゃれなポーチをつけることは自分でもできる!
殺風景な玄関でも屋根やおしゃれなポーチを付けるだけで、雰囲気は大きく変わります。玄関はお客様が一番最初に目にする場所ですから、おしゃれな屋根でおもてなしをしましょう。DIY用の商品を購入すれば、自分でも簡単にできます。