ロフトベッドはDIYで作れる!
お部屋をもっと有効的に模様替えをしたい、子供部屋をスッキリ効率的にしたい、荷物が片付かなく困っているなど、おもいきって、ロフトベッドのDIYに挑戦してみませんか。注意点さえ気をつけて作れば、以外に作り方も簡単で、オンリーワンのロフトベッドが出来上がります。
今回はDIYロフトベッドの費用、作り方の手順、簡単にできるコツなどまとめました。DIYでロフトベッドを作ると達成感があり、お部屋の中もすっきりしいいとこ尽くしになります。自分の書斎を持つのも夢ではありません。またご家族と一緒に考えて作るのも楽しさが倍増します。
DIYロフトベッドの魅力
DIYでロフトベッドは、何といってもお部屋の空間を立体的に有効活用できるので、空いたスペースが広がります。そして自分に合ったサイズですべて作れ、ベッド以外のカスタマイズもできます。DIYでロフトベッドが作れたら、家で過ごす時間がとにかく楽しくなります。
DIY初心者の方にも、無理のない簡単な作り方で、ロフトベッドが手に入れられます。そして自分らしいロフトベッドづくりが可能になります。ではロフトベッドの魅力について、項目を二つに分けてご説明します。
スペース削減ができる
DIYロフトベッドの魅力の一つ目は、スペースの削減です。床から天井までの縦の空間を無駄なく使え、床面積が広がります。天井周辺はとても無駄な空間とも言え、天井に近いスペースにベッドを置くことで、ベッド下の空間を有効的に使えることになります。
そのベッド下の空間は、使う目的に合うように自由に活用でき、一部屋の床面積が大きく変わります。DIYロフトベッドは、部屋の空間を広げる素敵なアイテムです。子供部屋なら寝室と机が別空間になり、一部屋増えた感覚になります。ベッド下に収納を作ると、片付けも楽しみながら出来ます。
ベッドの衛生状態が保ちやすい
DIYで作るロフトベッドは、ベッドのマットレスや布団を、衛生的に保ちやすくします。それは、ベッドの底面が部屋の中間層に位置し、空気の流れが上下から入り込むので、湿気がこもらず分散され、カビや悪臭を発生しにくくするからです。
さらにDIYのアイディアで、ベッドの底面に空気穴を開け、風通し良くすることもできます。強度のあるすのこもベッド底に適し、衛生的に使うことが出来ます。ロフトベッドに使う木材の素材でも、抗菌効果のあるものもあります。ロフトベッドの良さはこうした衛生面にも生かされています。
DIYロフトベッドの費用
DIYロフトベッドの費用についてですが、一般的な市販の組み立てロフトベッドの費用は、だいたい¥15,000~¥80,000程で、高いものは10万円を越えるものもあります。費用がかさむのはぜひ避けたいところで、いったいDIYで作る場合ではどれくらいで出来るのでしょう。
DIYロフトベッドに必要な材料は、支柱をはじめ、フレーム、ベッド底床材、ジョイントに使う金具やビスなど、木材以外でも必要な費用があります。それらも合わせてロフトベッド本体の材料が、どれくらいの費用が必要か調べてみました。
1万円程度で制作可能
DIYロフトベッドに必要な費用は、約1万円前後から製作可能です。使いたい木材の種類で合計の値段はかわります。DIY初心者にも取り扱いが簡単な、SPF材(北米産の針葉樹から切り出された木材で、えそ松・松・もみで作られているもの)は、強度もあり、触り心地はやわらかです。
SPF材はホームセンターで安価で購入できます。安心できる素材を選び、費用の負担も少なく、ロフトベッドを作りが出来ます。まずはじめにロフトベッド本体を作り、必要に応じて机、棚などを増やしていっても良いでしょう。定番的な素材を選べば、1年2年と増やしていっても同じ素材があります。
二段ベッドをリメイクすれば安く収まる
DIYロフトベッドを簡単で費用も抑える作り方は、2段ベッドをリメイクする方法です。2段の高さを利用して1段目のリメイクを考える時に、必要な強度を維持できるように考えてみましょう。使える部分の材料はすべてリメイク可能で、木材の材料費はかなり安く抑えられるでしょう。
2段ベッドの思い出を残しつつ、新しいロフトベッドに変身させ、お財布にも優しいDIYです。2段ベッドの他に、ダイニングテーブルや、カラーボックスなど、リメイクできそうな家具は意外に多く、作り方も簡単になり、そこから組み立てていく楽しみ方も生まれます。
DIYロフトベッドの簡単な作り方
DIYロフトベッドの簡単な作り方は、はじめにどんなタイプのロフトベッドにするか、プランを立ててみます。部屋の広さ、使う人数などで構想を立てます。そして今ある持ち物の量やまとめるものなど、使う目的も考えます。簡単に作るために大事な作業です。
部屋の広さにロフトベッドは、どのくらいの割合を占めるかで、プラスしていくアイテムも決めていけます。子供部屋に作る大きさは、大人になるまで対応できる様にするべきか、などなどまずは用途をはっきりと決めてみます。では作り方の手順を追っていきましょう。
設計図を描く
DIYロフトベッドを作る時に、はじめに図面を描いてどんなロフトベッドにするのか決定します。全体のサイズを割り出して、平面図や立体図を描いてみましょう。大きいサイズのDIYは、作業行程中図面がないと、途中で何をやるのかわからなくなったりします。
また、図面があれば材料も足りなくなったり、サイズ間違いを防げます。ポイントは自分の思い通りのプランを描く上で、正確なサイズを出しておくことです。1cmのずれが大きなひずみにもなってしまうので、採寸は実際の部屋で行うことをおすすめします。
DIYロフトベッドの図面を描く場合、使う人の年齢や、必要な付属品などを考えて描いていきます。子供部屋を作る時は、部屋の大きさと人数によってベッド回りも変わってきます。まだ幼い子供のロフトベッドは、必要な部分のみ作り、大きくなるにつれて増やしていくのも良い方法です。
はじめはベッドと収納階段、次に滑り台、机、と成長に合わせてリメイクしてもオリジナルの良さを出せるでしょう。実際の組み立て式のロフトベッドのデザインを、真似してみたり、ベッドを組み立てた部屋の写真や、いろいろなタイプのロフトベッドを参考にしても良いでしょう。
材料を揃える
次にロフトベッドの材料を購入します。簡単にロフトベッドを作るには、正確なサイズで木材などを用意することです。ホームセンターを事前にチェックし、素材や値段を見ておきましょう。図面から必要な木材や金具、ねじなどを割り出しておき、買い忘れが無いようにします。
木材カットは無料でやってくれるホームセンターと、有料の所とありますが、正確な長さでほしいので、有料でも木材カットは頼んだ方が、間違いないかもしれません。必要な工具や道具も見定めて、一緒に購入すると無駄なく出来ます。
組み立てる
DIYで作るロフトベッドの工程で、次はいよいよ組み立て作業になります。まずは骨組みとなる支柱をしっかり立て、図面通りに組み立てていきます。サイズ通りに切ってある材料は簡単に並べられるので、作業もそれほど難しいものではありません。
組み立てる時には、接着剤になるボンドなどで木材の接点を止めておくと良いでしょう。ベッドのフレームを作る時に使う、ジョイントや金具は、専用のものも出ています。可能であれば釘よりビスやねじを使うと、より強度が増した固定をすることが出来ます。
DIYロフトベッドの注意点
DIYロフトベッドを作る時に、注意することがいくつかあります。ロフトベッドは部屋の中では大きな家具になります。高さもあり、安定感が必要になります。ロフトベッドを作る前に、注意点をしっかり把握して、安全な作り方をしましょう。
DIY初心者の方には、きっと役に立つ内容で、ロフトベッドを作るうえでは必要なポイントになります。次の項目で4つの主な注意点を紹介します。どれも設計図を描く上でも必ず重要になります。
強度について
DIYロフトベッドは強度はどの位必要なのでしょうか。それは、耐震を備えて安定感のある強度が求められます。ベッド部分の下は空間となっている為、支柱の強度はより一層考慮しなければなりません。また衝撃にも強く、決してきしまない様にすることも重要です。きしみからねじの緩みとなります。
L字型補強金具や、インパクトを使うビスなどの補強用品を使い、支柱をしっかり固定し強度を上げて作りましょう。移動式でなかったり、壁に取り付け可能なら支柱を固定すると、強度・耐震にも良いでしょう。支柱はしっかりと頑丈に組み立てましょう。
耐荷重について
次の注意点はロフトベッドの耐荷重です。一般的なシングルベッドの耐荷重は、100kg~120kgとされています。大人2人くらいの重さです。耐荷重は安心基準の重さですが、ロフトベッドは床からベッドまで離れている分、マットレスや寝具の重さを合わせていくと200kgあれば安心です。
200kgと言えば、大人3人~4人くらいに相当します。実際には200kgも必要ないと思われますが、常にMAXの耐荷重で使うと、劣化も早く壊れやすくなります。余裕を持って使えると、耐久性も上がります。子供部屋で使う場合には、子供の友達が来た時など全員乗れば、相当な重さとなります。
DIYは安心も作れます。ロフトベッドの良さは、空間を有効的に使えることで、快適で楽しく過ごせることです。安全性の基準に沿う材料を選び、注意点も把握して、オリジナリティーあふれるDIYロフトベッドを作りましょう。
ハシゴや階段について
DIYロフトベッドに取り付けるはしごや階段の注意点は、安全で強度もあり、耐久性がある木材を選び、設計図をしっかり描いてから作ることです。作り方は、収納を兼ねた段違いのBOXを置くだけでも作れます。壁を利用しての簡単な作り方です。
はしご作りは、角度をつけるはしごか、垂直に上るかなどスペース次第でデザインを決めます。上りやすい段幅をつけていくことが肝心です。常設タイプと取り外しタイプがあります。はしごは手でにぎりながら登るので、サウンドペーパーをかけておくと安全に使えます。
DIYロフトベッドを作る上での注意点で、階段やはしごはベッド本体の強度にもつながるものです。固定式の階段を接続して作ると、より安定したロフトベッドになります。階段の安全も確保できます。階段づくりはより安全を意識しましょう。
はしごや階段づくりが難しい様なら、箱を重ねて階段にしてもOKです。箱の中も収納でき、便利なタイプを選ぶと、整理整頓もできスペースの確保もできます。最近は強度のあるダンボールが手に入ります。重ねてさらに強度を増してから、ダンボールで階段づくりも良いでしょう。
高さについて
DIYロフトベッドの高さは、通常シングルベッドサイズは幅約970mm、長さ約1,950で、高さはロータイプから、介護用になるとやや高くなるものとあります。そして天井の高さもありますが、ロフトベッドはベッド下は100cm~140cmほどになります。
DIYで作るとロフトベッドの高さは、自由に決められます。ベッド空間を広くしたいか、ベッド下空間を高くしたいかお望みでmm単位で作れます。ベッドに座って天井までが、座高+60cmが理想とされています。実際に測って決めると良いでしょう。
DIYロフトベッドのアイデア
DIYロフトベッドのアイディアは、使う人のニーズに合わせて無限大に広がります。作り方のポイントは、アイディア次第で簡単に作ることが出来ます。費用をおさえて、今ある使える物を再利用するアイディアなどは、どんどん取り入れてみましょう。
特にアイディアの中で、強度が増すような工夫が出来ると、安全面もあがります。照明などの工夫も考えてみましょう。実際に誰が使うかで、必要なものも変わりますが、ロフトベッド本体の作り方は同じです。ここから紹介するのは、必ず必要なアイディアです。
必ず必要なものとは別に、個性を出すアイディアは、それぞれ自由にプランニングしていきましょう。ご家族がいれば皆さんでアイディアを出し合い、楽しみながら考えて、素敵なDIYロフトベッドを作ってみましょう。
シンプルな木製ベッド
DIYロフトベッドの素材を選ぶとき、木製の温かみがある肌触りはベッドに不可欠です。木目の自然なデザインもポイントとなっています。そして使い続けていくと、風合いも出てさらになじんできます。シンプルな木製ベッドは、飽きることがなく使い続けられます。
白木のままで、ナチュラルに楽しみ、数年たって塗り直しのリメイクも良いでしょう。子供部屋にもシンプルな木の素材は、優しくマッチします。木製のロフトベッドは、布とも相性がよいので、隠しておきたい場所は、クロスカーテンなどをつけても楽しめます。
クロゼットを付ける
DIYロフトベッドのデザインに、クロゼットをつけて見ます。扉のないタイプは簡単で、洋服を吊るすことが出来るステンレスのパイプを、取り付けてみましょう。他にもコーナーや奥の壁を使い、棚をつけると収納に便利です。乱雑になりがちな細かなものも、収納できるとスッキリします。
子供部屋のクロゼットは洋服だけでなく、小物やおもちゃなど、整理するのに便利で、秘密基地の様なロフトベッドの中に、大事なおもちゃをかたづけるのは、子供は喜んで楽しむでしょう。扉付きのタイプは、DIY上級者向きです。設計図をしっかり描いて計算しながら作りましょう。
DIYロフトベッドのアイディアで、クロゼットをつける時、ベッド下をすべてクローゼットとして使う事もできます。オープンクロゼットとしても機能は充分ですが、カーテンをつけて目隠しすることもできます。さらにカーテンは開け閉めできると便利に使えます。
一人暮らしの人で、収納があまりない部屋には、DIYロフトベッドがちょうどよいスペースになります。縦に無駄ない使い方で、まとめて収納できるクリアケースなどを併用し、ピッタリ収まるサイズでDIYすれば、見た目にも綺麗な収まり方です。
すべり台を付ける
DIYロフトベッドに滑り台をつけると、遊び場としての空間が広がり、朝も子供たちは毎日起きるのが楽しく、滑り降りてきます。ロフトベッドがアスレチック場に変身し、雨の日でも楽しく遊べます。アイディア次第で遊具を増やし、成長に合わせて作り続けるのも楽しみになります。
滑り台をつける時の注意点は、取り付けの安全性です。常設する滑り台ならば、安心ですが、取り外しができるタイプは、しっかりと固定できるように工夫しましょう。もう一つの注意点は強度もある台で、子供の瞬発力にも耐えられる板を準備しましょう。
安全性の注意点として、木材の角は必ずサウンドペーパーで落としておきましょう。滑り台をよく滑るようにするには、スプレー式木製滑り剤があります。子供の年齢に合わせて楽しい工夫をしてみましょう。
階段を付ける
DIYロフトベッドの階段は、いろいろ工夫ができる場所です。階段を飾り棚にしたり、本棚にしたり、ちょっとした小物を入れる引き出し風にしたりと、使い方は使う人の用途に合わせてデザインしてみましょう。
階段のこだわりは、部屋のイメージに合うものを考えてみましょう。注意点は強度と歪みで、しっかりした安全なものを作りましょう。手や足に触れるところなので、角に気をつけて、小さい子供が使う場合は必ずサウンドペーパーで、磨いておくと安心です。
DIYロフトベッドの階段を、高さ違いのBOX形の棚で作ると、収納にも便利で機能的なものとなります。本棚としても使え、重みがプラスされて安定感も増します。階段のアイディアは趣味を活かした使い方、子供の為の収納、飾り棚など幅広い分野で大活躍します。
注意点として重ねる場合は、ずれて落ちない様に安全を確かめてから使いましょう。DIYで階段づくりが難しい時に、少し費用は増えますが、組み立て式BOXも便利に使えて階段として組み立てられます。縦横の並べ方を工夫して階段になる様に配置が出来ます。
机を置く
DIYロフトベッドのアイディアで、階段とベッド下に机を置いたケースです。ベッド下のスペースは、集中出来る場所として最適なスペースです。机の大きさは使う人の用途に合わせて大・中・小、決められるのもDIYだからこそです。
注意点は、机の照明です。ライトの電源が近くにある場合は、そのままコードが邪魔にならずに良いですが、電源が遠い場合には、延長コードなどを床面に這わせ、ステップル金具で固定しましょう。コードをそのままにしておかない様、気をつけましょう。
DIYロフトベッドの付属アイディアで、階段と机を置く場合、机は棚形で取り付けてもスッキリします。本棚や照明を一緒に作り、書斎や勉強部屋の様に役立てましょう。机に向かう仕事でも集中できるスペースです。狭さが逆に安心感のある感覚で、勉強にも役立てて使えます。
注意点として、椅子に座ると天井がベッドの底になります。高さのバランスを考えて決めましょう。DIYは高さの調節も自由に決められる良さを活かして、ベッドから天井までとベッド下の机部分の、スペース配分をしてみましょう。
ロフトベッドをDIYしよう!
DIYロフトベッドの簡単な作り方や、費用、注意点などを見てきました。部屋のスペースを有効的に使え、子供部屋・書斎・自分だけの空間づくりに、ロフトベッドは最適だと言えるでしょう。
DIYで作ると費用も安くでき、何よりオリジナルなアイディアを、ふんだんに活かしたロフトベッドが楽しみなが作ることが出来ます。夢が膨らむDIYロフトベッド作りにぜひ挑戦してみましょう。