スライドレールの取り付け方と種類まとめ!引き出しのDIYで活躍間違いなし!

スライドレールの取り付け方と種類まとめ!引き出しのDIYで活躍間違いなし!

スライドレール付き引き出しをDIYする際に気を付けるべきポイントをご紹介します。スライドレール付き引き出しは便利な機能が多いですが、その分制作難易度が高くなってしまいやすいのがネックです。しっかりとポイントを押さえてDIYしましょう。

記事の目次

  1. 1.引き出しのスライドレールをDIYしたい!
  2. 2.引き出しのスライドレールの種類
  3. 3.引き出しのスライドレールのおすすめの機能
  4. 4.引き出しのスライドレールの選び方
  5. 5.DIYに使える引き出しのスライドレールの取り付け方
  6. 6.引き出しにスライドレールを付けて便利に使おう!

引き出しのスライドレールをDIYしたい!

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スライドレールは実は自分で作れることを御存じでしょうか。しかも意外と簡単に作れるのです。この記事では引き出しのスライドレールの種類や取り付け方、スライドレールのおすすめの作り方をご紹介します。

引き出しをDIYして作るなら出し入れがスムーズに行えるスライドレールがとてもおすすめです。通常の引き出しと違いスライドレールは引き出しの引っ掛かりもなく、力を入れなくてもスーっと動かせるのでバリアフリー的観点から見てもおすすめです。

引き出しのスライドレールの種類

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引き出しスライドレールにも種類があります。まずはスライドレールにはどんな種類があるのかを把握して、自分の用途に合わせたもの見つけましょう。引き出しスライドレールは、レール部分のパーツや取り付ける位置に違いがあり、それぞれで特徴があります。

作りたい引き出しの長さや入れる中身の重さレベルによっても選び方や取り付け方が変わってくるので、各レール毎の得手不得手をしっかりと把握しておきましょう。

レールの違い

スライドレールには一定の規格があり、基本的に長さは50mm毎で販売されています。一般的な長さは200mmから700mmの物がほとんどです。スライドレールを取り付けたい引き出しの長さによって選び方が違います。

スライドレールのレールには主に「ベアリング式」と「ローラー式」があります。レールの様式によって取り付け方や引き出しの選び方、使用感が大きく変わってくるので、この点には妥協しないようにするのがよいです。

ベアリング式

ベアリング式はDIY初心者向けのスライドレールと言われており、取り付け方が簡単なのが特徴です。引き出しの開閉に要る力もほとんど要らずスムーズな動きが出来ます。

ベアリング式を選ぶ場合は、引き出しの長さと同じくらいの長さを持つスライドレールを選ぶのがポイントです。

価格はこの後紹介するローラー式よりも少し高い傾向にありますが、耐久性も高いのでこれから長く使っていく予定だという方には特におすすめのスライドレールです。

ローラー式

ローラー式のスライドレールは、安価で取り付け方が簡単なのが特徴です。ベアリング式よりも可動出来る範囲が広いのも特徴ですが、耐荷重性能はベアリング式よりも少し劣ります。

値段が安い分、DIYに失敗してもコスト面でのダメージが少ない点が魅力です。特にDIY初心者の方はスライドレールの取り付け方が不慣れなのでまずは安価なローラー式で挑戦してみるのもおすすめです。

取り付け位置の違い

フリー写真素材ぱくたそ

引き出しのスライドレールは取付ける位置も種類があります。主に「側つけタイプ」「底つけタイプ」「底引きタイプ」があり、それぞれで用途や耐荷重性能、レールの選び方が違ってきます。

引き出しのスライドレールのDIYは、レールと取り付け方によって性能が違ってくるので、自分の用途に合わせてぴったりの物を選ぶようにしましょう。

側つけ

引き出しスライドレールでは最も一般的なタイプが側つけタイプの取付け方をするスライドレールです。ローラー式ベアリング式どちらでも使えるので取付け方に困ったら側つけにするのが無難な選択です。

底つけ

引き出しスライドレールを付ける時に、付ける位置を計るのが面倒だという方には底つけタイプがおすすめです。底つけタイプは引き出しの側面と底面のL字部分に取付けるタイプのスライドレールで、初心者でも簡単に取り付けが出来るのが魅力です。

また。底つけタイプは耐荷重に強いという特徴ももっており、引き出しに重い物を入れる予定があるなら底付けタイプを選ぶのがおすすめです。

底引き

スライドレールが見えるのが気になるなら底引きタイプのスライドレールがおすすめです。スライドレールは金具なので、人によっては見た目が気になるという方もいます。

そんな人には底引きタイプがおすすめです。底引きタイプはスライドレールを引き出しの底面に取り付けるタイプで、スライドレール自体が見えない他、耐荷重性能も高いという特徴をもっています。

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引き出しのスライドレールのおすすめの機能

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引き出しのスライドレールには、通常に引き出しとは違う機能がたくさんついています。スライドレールを使ったDIYは高さの計算やスライドレールの選び方等、初心者の場合は少し悩んでしまいやすう要素が多いですが、その分とても便利です。

ここでは引き出しのスライドレールのみが持つおすすめ機能をご紹介します。小物の収納や、書類整理、貴重品の収納等、スライドレールの持つ機能はセキュリティ面や収納能力に優れているのでとてもおすすめです。

ソフトクロージング機能

ソフトクロージング機能とは、引き出しを軽く押すだけで静かに閉じてくれる機能のことで、引き出しによくある奥のつっかかり感や、力を入れないと閉まらない現象を全て解消してくれる機能です。

引き出しスライドレールのソフトクロージング機能は、力を入れなくても引き出しを閉じることが出来るので、力の弱い小さな子供や年配の方にもおすすめです。閉じた時のに指を挟んでしまうというリスクも軽減してくれるので安全性も高まります。

ロック機能

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スライドレールにはロック機能も備わっています。スライドレールを付けた引き出しは、全開、全閉状態で引き出しをロックしてくれる機能が備わっています。しかし、製品によってはロック機能が備わっていない場合もあるので、しっかりと確認してから購入しましょう。

この機能は引き出しが勝手に開いたり、中身を出したり整理するのにとても役立つ機能です。安全性やセキュリティ面を重視するという点でもスライドレールの取り付けはとてもおすすめです。

プッシュオープン機能

引き出しスライドレールにはプッシュオープン機能が備わっています。この機能は、引き出しを軽く前に押し出すと引き出しが自動で出てきてくれる機能です。

この機能はオフィス用デスクによく使われている機能で、引き出しを引きづらいような姿勢であっても楽々に引き出しを開けることが出来るのが特徴です。

この機能はスライドレールのタイプによっては備わっていない場合もあります。なので選んだスライドレールにこの機能が付いているかどうかは一度確認してから購入するのをおすすめします。

プッシュオープン機能はどんな引き出しにもおすすめですが、特にデスク横の一番下の引き出しのような姿勢的に引き出しに力が入りづらいような所におすすめです。

引き出しのスライドレールの選び方

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引き出しスライドレールにはレールや取り付け方等によってたくさんの種類があるので、どのタイプを選べば良いのか迷ってしまいます。ここではそんな方のために、引き出しスライドレールの選び方や、選ぶ際のポイントについてご紹介します。

スライドレールの種類は、DIY初心者か、あるいはDIYに慣れた方なのかによっても選ぶポイントが違ってくるので、作成の難易度という点でも選び方が違ってきます。

また、DIYではスライドレール以外の部品も一緒に購入することが多いので、スライドレールにどれくらいの予算を使えるのかも大事な要素となります。スライドレールを付ける引き出しの数や求める質、機能等、様々な要素を考慮して選ぶようにしましょう。

種類で選ぶ

まずはスライドレールの種類で選ぶのが大切です。引き出しスライドレールには、レールの様式によって出来る機能、性能が様々なので自分がDIYする引き出しスライドレールに求める性能や、用途によって選ぶ種類を吟味する必要があります。

ベアリング式のレールなら、ロック機能やプッシュオープン機能等、便利な機能がたくさん付いていますが、価格が少し高い傾向があり、取り付け方が少し難しいです。

ローラー式は機能こそシンプルで価格が安いですが、スライドレールに必要な性能は最低限揃っており、初心者でも取り付けが簡単なのが特徴です。

長さで選ぶ

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DIYする引き出しの長さも重要な要素です。スライドレールを選ぶ時は、引き出しの長さよりもほんの少し長さの短いスライドレールを選ぶのがポイントです。

サイズが合っていないと、引き出しを開ききれなかったり、逆に引き出しが閉まらなかったりするトラブルが発生しやすいので、引き出しの奥行きの長さを予め計測して、それよりも20mm前後短いスライドレールを選ぶようにしましょう。

厚みで選ぶ

スライドレール付きの引き出しをDIYする場合、引き出しの内枠と外枠の設計の際にスライドレールの厚みを含めた寸法で計算しなければなりません。

そうしなければ実際に作り始めた時に、スライドレールを取り付けるだけのスペースを確保出来なかったり、逆にスペースがスカスカになり過ぎてサイズが合わなかったりします。

設計の際に予め選ぶスライドレールの厚さを決めておくのが重要です。また、スライドレールは厚みがある程丈夫になりやすいですが、その分引き出しの容量が少なくなってしまう点には注意が必要です。

耐荷重で選ぶ

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DIYしたスライドレール付き引き出しに何を入れる予定なのかも重要です。スライドレールは引き出しを開く程に全体にかかる荷重が大きくなるという特徴があります。

例えば分厚い本や重い機械類を中に収納するのであれば、選ぶスライドレールは引き出しの奥行きが短く、開く範囲が少ない物を選ぶとかかる荷重が少なくなって安全性が増します。

このように耐荷重によって選ぶべきスライドレールが変わってきます。スライドレールには「重量用」というタイプもあるので、調理家電やパソコン周辺機器を置くのであれば専用のスライドレールを選ぶのをおすすめします。

DIYに使える引き出しのスライドレールの取り付け方

Photo byGrieslightnin

それでは実際にスライドレールを取り付けてDIYしてみましょう。初心者でも経験者でも、家具をDIYして作る時は、設計や準備を計画的に行うのが重要です。

先ほど説明した通り、スライドレールにも種類があり、厚みや長さ、機能等様々な要素が絡んでくるので引き出しのサイズ設計の際にスライドレールのサイズも考慮しておく必要があります。

付ける位置にしるしをつける

まずは引き出し自体の側板、前後板、底板の長さを確認し、選んだスライドレールの厚みが引き出しと外枠の隙間の寸法と合っているかを確認します。長さ、厚みの両方が合えば、次に決めるのはスライドレールを取り付け方です。

側つきなら側面に、底付きなら下のL字部分、底引きなら底面に付ける必要があるので、スライドレールを付ける位置を定規等の寸法を性格に測れる道具で測って印をつけておきましょう。

側つき、底引きタイプのベアリング式であれば中心部周辺につけて問題ありませんが、側つきローラー式の場合、引き出し本体を斜めにして外枠に入れるので取り付ける位置を中心部より少し下にしておきましょう。

スライドレールを取り付ける

取り付け位置に印をつけ終われば、実際にスライドレールを取り付けましょう。取り付けの際はスライドレールが枠から少しもはみ出さないように気を付けるのが大切です。後はビスでしっかりとスライドレールを固定してあげます。

スライドレールをビスで固定する際にどんどん位置がずれてしまうという場合は、まずは外枠側の丸穴をビスで固定してその後奥側を固定して仮止めをしてから残りの部分を固定すると安定して取り付けることが出来ます。

取り付けが終わったら一度水平にスライドレールが付いているか確認して、もしずれているようであれば付け直しを行いましょう。

引き出しにはめてみる

ここまでくればDIYの引き出しの完成まであと少しです。最後に引き出しスライドレールを外枠のスライドレールにはめてみましょう。ローラー式ならそのままはめるだけで完成しますが、ベアリング式のスライドレールであればまたビスで固定する必要があります。

引き出し部分と外枠をそのままビス止めしようとすると底面の隙間でぐらついて固定が難しくなります。そこで底に薄い板を一枚挟み込んで作業しやすいように高さを調節してあげましょう。次は外枠のレール部分を全部引き出します。

後は引きだしと外枠のスライドレールをビス止めするだけなのですが、その際にも注意するポイントがあります。スライドレール同士をビス止めする際は、左右交互に手前から一ヶ所ずつビス止めをするのがポイントです。薄板を抜いて最後に動作確認をして完成です。

引き出しにスライドレールを付けて便利に使おう!

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引き出しのスライドレールは、便利な機能が多い反面、DIYする引き出しの設計が少し複雑になり取り付ける位置も計測しなければならないので難易度が少し高いです。

しかし、スライドレールの選び方のポイントをしっかりと押さえて計画的にDIYを行えば時間はかかりますが初心者でも簡単に作ることが可能になります。また、自分の用途に合わせたスライドレールを選ぶのも重要なポイントです。

どっこい
ライター

どっこい

会社員兼個人投資家の27歳。趣味は中国の地方料理やシンガポールなどのマニアックな料理の研究、映画鑑賞。 仕事とデイトレードをこなしながら、スクレイピングなどのプログラミング知識も習得中。 横のつながりを大切することをモットーとして頑張ります。

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