セリアでハーバリウムがお手軽に作れる!
せっかく花瓶にいけた花なのに、すぐ枯れてしまった、と残念に思う人は多いはず。ハーバリウムはそんなお花をオイルに漬けて美しいまま保存できるものです。光が入るとキラキラと美しく輝きます。
このハーバリウム、ここ数年、雑貨屋さんなどでとても人気があります。記念日などのプレゼントに選ばれることがよくあります。でも自分で作ることもできるのです。
以前は材料費が高価でしたが、今は100円ショップセリアでそろえることが出来てハンドメイドでハーバリウムを作ることができます。そんなハーバリウムを作る際に必要なものや作り方を紹介します。
ハーバリウムの雑貨屋さんでの相場は3000円?
雑貨屋さんで販売されているハーバリウムの値段を左右するのが3つのポイント。ひとつ目は花。花がブリザードフラワーかドライフラワーかで値段が変わります。花がブリザードフラワーの方が値段が高いです。ただ、花の状態は美しいままをキープできます。
次にオイル。ミネラルオイルかシリコンオイルかで値段が変わります。シリコンオイルの方か高価です。こちらも高価な分、光沢性が高く透明感が感じられます。
3つめはボトル。ボトルが高価なものか比較的安価なものかで違います。これらの3つが雑貨屋さんで販売されているハーバリウムの値段を左右しています。
セリアでハーバリウムを作る際に必要な物
セリアで販売されている材料を使ってハーバリウムを作ってみよう、と考えたとき必要になる材料4つあります。材料は花材、ボトル、オイル、ピンセットこの4点になります。この4点を揃えてハーバリウムを作ります。
この中でもオイルが非常に高価で、ハーバリウムをハンドメイドしたいと考えても迷うことも多かったのです。
セリアで100円でオイルを手に入れることができるので気軽にハンドメイドにトライできるようになりました。
ドライフラワーなどの乾燥した花材
まず用意しなくてはいけないのが主人公となる花です。ただ生花のままでは腐ってしまうのでドライフラワーかブリザードフラワーです。どちらも確実に水分がないことを確認します。花に水分があると花がすぐに傷んでしまうのです。
セリアに行くとハーバリウム用のドライフラワーも販売されています。自分で作りたい場合は切り花を逆さにして直射日光をさけて部屋に下げておくとドライフラワーができます。
乾燥する秋や冬はドライフラワーを作るにはピッタリの季節。お気に入りの切り花をドライフラワーにしてハーバリウムをハンドメイドしたら、季節を問わず楽しめます。
透明なボトル
次に必要なのが花を入れて飾る瓶(ボトル)です。きちんとフタを締めることができる瓶を探します。きちんとフタがしまれば素材はガラスでもプラスチックでもかまいません。
セリアではかわいい蓋つきの瓶が多く販売されています。大きさも様々です。ボトルは細長いものが花を入れて整えやすくおススメ。また瓶の側面に細工がない方が花が見やすいのでおススメです。高さがあるとオイルがたくさんいるので注意が必要です。
予算に合わせてサイズを選ぶと失敗がありません。また入れたい花の量とボトルの大きさとの兼ね合いを考えながらハーバリウムをどんなものにするか考えます。
またハーバリウムのオイルを注ぐ際はドボドボと注ぐと花材が動きうまくゆきません。オイルを入れる容器がない場合はオイルが少しづつ注げるソース入れなどの容器を準備しておきます。
ハーバリウム専用オイル
ハーバリウムは花をオイルにつけることでみずみずしく美しい姿で保存ができます。そんなオイル、こちらも100円ショップセリアで手に入れることができます。オイル自体は45mlしか入っていないので、瓶に入る量を考えて購入します。
実際には最低3個ぐらいは必要になります。必ず瓶にどれくらいの容量のオイルが入るのかを確認して購入するのが無難です。
ピンセット
ハーバリウムに大切なのが瓶の中に花を飾るときに使うピンセット。瓶の奥まで届くピンセットでなくてはハーバリウムが作れません。セリアでは25㎝の長さがあるピンセットが販売されています。
25㎝のピンセットであればある程度の高さがある瓶にも対応できるので、ハーバリウムを作るときには便利な長さ。そしてピンセットは先が曲がったものとストレートタイプがあります。ストレートタイプがおススメです。しかも100円で購入できるので便利です。
セリアグッズでハーバリウムを作る手順
セリアで揃えたグッズでさっそくハーバリウムを作る手順を紹介します。ハーバリウムはまず、どんなハーバリウムにしたいかを考え、花を順番に瓶の底から飾ってゆきます。ピンセットを使いながら行います。そしてオイルを注ぎます。
完成をイメージする
まず最初に完成したハーバリウムを想像します。いまある花材を使いどんなハーバリウムを作りたいのか。瓶の中にどんな感じで花を飾りたいのか、などイメージを膨らませます。
イメージがなかなか浮かばない時は何かひとつテーマを決めると作成しやすいです。例えば海、あるいは色で赤系、青系などです。季節やクリスマスなどイベントなどでも良いです。
瓶を消毒する
まずイメージができたら、次に瓶の準備をします。カビなどが生えないように瓶の中を消毒します。アルコールティッシュで拭いてもいいですし、熱湯消毒をしても良いです。その後、中に水分が残らないようティッシュできれいに水分をふき取ります。
ティッシュで瓶の中をふき取るときは、ピンセットを使うと便利です。これらの下準備をするだけで花の痛みを防ぎ、長くハーバリウムを楽しめます。
材料になる花材を下部・中間部・上部で分ける
瓶の消毒が終わったら、いよいよ花材をつめる段階になります。ただ、その前に自分が描いたイメージをあらためて明確にして、花材を底の部分、中間の部分、上の部分にわけておきます。
こうして分けると、自分のイメージがより具体的になり修正もしやすいです。瓶に詰めてからの修正では花材が動いてしまって大変なので事前にやっておくとスムーズです。
瓶の中に下の段から材料を入れる
いよいよ瓶の底になる部分から花をつめてゆきます。花材をつめるときはまず底の部分、つまり瓶の下の方から詰めてゆきます。ピンセットをうまく使いながら詰めてください。
小さい花材がバランスを崩さないよう、大きい花材を詰めたり、ピンセットで細い茎をつまんで入れ込むときはピンセットに対して茎が垂直になるよう挟むとうまくゆきます。
3分の1オイルを入れる
下部の花材をうまく詰めることができたら、瓶の下部の3分の1ぐらいまでオイルを注いでゆきます。オイルを注ぐときのコツは少しづつ瓶の壁を添わすようにゆっくりとオイルを瓶の中に注ぐこと。
オイルがドボドボと入らないようにオイルを入れる容器も準備しておきオイルを移し替えておくと注ぎやすいです。
オイルを最後に一度に注いでゆくと花材が動いてしまいやすいため花材をつめてオイルをそっと注ぐを繰り返すとうまくゆきます。
2段目3段目を作る
中間部、上部も同じように花材をつめてゆきます。中間部になる2段目に花材をうまく配置できたら、オイルをゆっくりと注いでゆきます。瓶の壁をつたうように流し込むのは同じです。オイルを注いだのちズレたりしたら、ピンセットで直します。
3段目となる上部も同じように丁寧に花材をつめてゆき、最後にオイルをゆっくりと注ぎます。花材を入れ、ゆっくりとオイルを流し込み、花材がずれたら直すの繰り返しです。
完成
花材をつめてオイルを注ぐ、この作業を繰り返すことで完成するハーバリウム。ピンセットで思い通りに花材を配置するのは慣れるまで大変ですが、出来上がりの美しさはそんな大変さを忘れさせてくれます。
しかもセリアで道具が揃えることができると、おトクに綺麗なハーバリウムが作ることができるので次々とハンドメイドしたくなります。
雑貨屋さんで購入しなくても、友達へのプレゼント用に作ることもできます。また、花材の色合いを変えることでイメージが違うハーバリウムを作ることができます。石や貝殻などを入れてもイメージが変わります。
セリアのグッズで作ったハーバリウムの評判は
本来であればハンドメイドするにはお金がかかりがちなハーバリウム。そんなハーバリウムがセリアで手軽に材料をそろえることができるようになりました。では実際にセリアのグッズでハーバリウムを作ったときの評判はどのようなものでしょうか。
透明感があり綺麗にできる
100円ショップセリアの材料だから、お金をかけて材料を揃えたものより劣るハーバリウムになるのでは、と心配ですがセリアの材料で作ったハーバリウム。雑貨屋さんに劣らない透明感のある仕上がりになります。安いからといってけして悪い仕上がりではありません。
オイルの量が45mlと少ない
100円ショップセリアのハーバリウムオイルで一番声が多かったのは「オイルが少ない!」という声でした。セリアのハーバリウムオイルは45mlしか入っていません。必要なオイルの量をしっかり把握してからオイルを購入すると失敗がありません。
匂いも気にならない
セリアのハーバリウムオイル。100円ショップの品物ですが特にへんな匂いはありません。ハーバリウムが出来てから部屋に飾っても蓋もしてある上に、オイルも匂いは無臭なので特に問題ありません。
セリアのハーバリウムをアレンジ!
ハーバリウムはその花を楽しむ雑貨としてだけではなく、様々なアレンジをすることで更に楽しみが広がります。ここではハーバリウムを利用して、ランプやアクセサリー、LEDランプを利用したアレンジを紹介します。
ハーバリウムランプ
ハーバリウムランプはハーバリウムオイルをランプ用に変えてランプがつくように作られたハーバリウムです。下からほのかな炎に照らされて見るハーバリウムはとても美しいです。そんなハーバリウムランプ。植物雑貨の中でも美しく人気があります。
プレゼントにも喜ばれるハーバリウムランプ。そんなハーバリウムランプの材料はランプオイルと専用の容器が必要です。こちらはセリアではまだ販売されていません。
ハーバリウムランプの作り方はハーバリウムと同じです。容器とオイルが違うだけです。ランプ用オイルも色つきのものもあります。炎の明かりで照らされたときのハーバリウム全体の見え方が違ってくるので、色つきのオイルで作るハーバリウムもまた美しいです。
ハーバリウムアクセサリー
ハーバリウムアクセサリーはUVレジンやガラスドームを利用してハーバリウムのようなアクセサリーをつくります。UVレジンに必要な道具はセリアでも販売されているので、気軽に作ることができます。
ハーバリウムアクセサリーの作り方
ガラスドームはガラスドームの中にドライフラワーの花材をドームにいれ、ハーバリウムオイルもドームに入れてできあがりです。
UVレジンは球体モールドにドライフラワーを入れて作るものです。重要なポイントはドライフラワーへの下準備。くぼみが大きい花の中央の部分は先にレジンを置いておくと気泡がつきにくいです。
そして球体モールドに花をいれ、少しだけレジンを入れてかためます。その後、球体モールドに最後までいれて、30分ほどたってからモールドから取り出し、上部に再度レジンを塗りヒートンキャップをつけ、固まるまで待ちます。
LEDライトスタンドで幻想的にする
100円ショップセリアで販売されているLEDランプ。ゆっくりと色が変化してゆきます。このランプ、ランプの上にガラスものなどを置けるように鏡の台になっています!この上にハーバリウムを置くことで幻想的な光をはなつハーバリウムに大変身します。
セリアのアイテムで簡単ハーバリウムを作ってみよう
大人気のお花の雑貨「ハーバリウム」について紹介しました。100円ショップセリアで材料を用意できて作成することができます。世界でひとつのハンドメイドのハーバリウムなら、プレゼントにしても喜ばれること間違いありません。
アクセサリーやLEDライトと組み合わせてハンドメイドのお花の雑貨も作成できます。ぜひ美しいハーバリウムを手作りしてください!