窓の断熱で節電対策!シートやフィルムなどおすすめを紹介!

窓の断熱で節電対策!シートやフィルムなどおすすめを紹介!

冬寒い、夏暑いのはだれでも嫌です。お部屋を一定温度にして、快適に過ごしたいものですが、効果的な方法に窓の断熱があります。窓は外気温と直接触れる場所なので、断熱でその影響を減らします。そこで、その為のおすすめの方法としてシートやフィルム、DIYなどを紹介します。

記事の目次

  1. 1.窓の断熱とは
  2. 2.窓の断熱によって得られる効果
  3. 3.シートやフィルムおすすめ7選!
  4. 4.窓ガラスに貼るのが嫌という方に!
  5. 5.断熱シートと相性が悪い窓ガラスも?
  6. 6.出窓は冷気が伝わりやすい
  7. 7.窓の断熱シート以外にもポイントを押さえる!
  8. 8.暖房器具の置き方も考えよう
  9. 9.家の窓に合った断熱シートを選ぼう!

窓の断熱とは

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窓には厚みがあるとはいっても、外の温度を部屋の内部に伝えます。夏、外が暑い時は窓を通してその暑さが入ってくるし、冬、寒い時にも冷気が侵入してきます。この窓から入ってくる外気温を伝わりにくくするのが断熱です。「熱を断つ」ということですが、断熱をすれば、部屋を快適な温度にできます。

遮熱とは違う?

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断熱に似た言葉に遮熱があります。これは、「熱を遮る」という意味ですが、熱を伝わりにくくすることは同じでも、手段が違います。遮熱では、遮るものを使って光や熱を反射させます。反射すれば、熱や光が入りにくくなるので、部屋の温度をある程度快適に保てます。熱や光を遮るものには、カーテン、ひさし、ブラインドなどがあります。

遮熱では熱や光を反射するだけなので、夏の暑さ対策には効果が期待できますが、冬の寒さ対策としては役にたちません。夏冬両方の対策をしたければ、遮熱だけでなく、断熱もしっかり行うことをおすすめします。

窓の断熱によって得られる効果

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窓を断熱すれば、具体的のどのような効果が得られるのか考えてみましょう。窓から侵入してくる外気温はかなり部屋の温度を左右します。春や秋はまだいいですが、夏や冬ともなれば、その影響はかなりきついものがあります。その影響を少しでも和らげた場合、どのような二次的効果が得られるのか解説します。

温かい空気を逃がさない

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冬に暖房器具で温めた空気を外に逃がしたくはありません。その目的にかなうのが窓の断熱です。窓を断熱しないと、暖気がどんどん逃げていきます。そうなれば、せっかく温めた部屋の温度も下がりやすくなるし、暖房器具のメモリを強くしなければいけなくなるしで、大変です。それを防げるのですから、断熱効果はありがたいです。

冬の暖気も窓の断熱で逃げなくなりますが、夏のエアコンの冷気も同様に部屋にかなり残ります。つまり、夏冬ともに室温を快適に保てるというわけで、断熱効果のありがたみが強く感じられるでしょう。

窓が室温を左右する

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窓以外にも壁や天井からも外気温は入ってきますが、直接というわけではありません。それに対して、薄い窓からはかなりストレートに外気温が侵入してきます。一部地域のように二重窓にしているのでなければ、外の影響を窓から強く受けます。それが断熱効果により軽減されるのですが、その意味は実際に断熱対策をした人はよく分かるでしょう。

無駄な電力を使わない

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窓を断熱すれば、外気温が入りにくくなるので、冬は寒くなりすぎず、夏は暑くなりすぎず、ある程度我慢しやすい温度になります。と言っても、完全ではありませんが、それでも断熱効果は大きく、夏のエアコンや冬の暖房器具の使用量が減ります。つまり、無駄な電力を使わなくなるので、自分たちの為にも世の中の為にもなります。

節電による電気代に影響

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夏のエアコンや冬の暖房器具の使用量が減れば、当然電気代や燃料代も安くなります。これは家計にとってとてもいいことで、生活費を預かる主婦としてもうれしいところです。エアコンや暖房器具の電気代や燃料代というのはばかにならず、かなりの経済的負担になります。それが断熱効果で節約できれば、貯金ができるかもしれません。

結露がし難くなる

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これは本来の窓の断熱効果とは違うかもしれませんが、断熱により窓に結露が付きにくくなります。窓に結露が付くと、単にじめじめする、汚いという被害だけでなく、ダニやカビが発生して、その悪影響を受けたり、ひどい場合は家の一部が腐ったりする場合があります。それが窓の断熱効果で防げれば、とても家や健康の為になります。

外気との温度差によるもの

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結露ができるメカニズムを簡単に説明すると、外気と部屋の内部の温度差です。それが断熱シートやフィルムによって温度差が伝わりにくくなると、結露も発生しにくくなるというわけです。もう一つ窓の断熱にはいいことがあって、シートやフィルムが結露の水分を吸収してくれる場合があります。

防音効果を期待できるかも

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これも窓の断熱の本来の目的とは違いますが、厚めのシートやフィルムを使うと、防音効果を期待できるかもしれません。車の音、隣近所の音、犬や猫の鳴き声など気になる騒音は生きている以上あちこちにありますが、それが窓の断熱で防げればとても助かります。部屋の温度が一定に保たれる効果と合わせて、防音になれば余計に生活が快適になります。

熱割れを防げる?

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網入りガラスや複層ガラスは、温度差に弱いという性質を持っています。その為、冬の寒い日には、外気温と室内の温度差で突然窓ガラスが割れる熱割れという現象が起こることがあります。この熱割れを防ぐのに断熱シートやフィルムが効果があるかですが、かえってこれらのものを貼ると窓そのものの温度が上昇することがあり逆効果になります。

シートやフィルムおすすめ7選!

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窓の断熱効果が分かったところで、今度は実際にどんなシートやフィルムを使えば効果が上がるのかを見てみましょう。この記事では、全部で7種類の断熱シートやフィルムを紹介します。それぞれいい製品で、大きな効果を期待できますが、自宅の窓との相性も考えながらどれを使うか決めてください。

7位:アルミ断熱シート・プチプチ

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断熱効果や遮光効果が高い素材にアルミがあります。そのアルミの特性を生かした「アルミ断熱シート・プチプチ」は、夏でも冬でも室温を快適に保ってくれます。この製品を使ったことで、夏も冬も5度~10度の温度差が生じたという報告もあります。それだけ優れた性質を持った製品です。

「アルミ断熱シート・プチプチ」の使い方は簡単です。製品が手に入ったら、はさみで切って、テープで窓に貼るだけです。届け出時には必要な長さにしてくれるので、買い過ぎる心配もありません。

断熱性重視の方に!

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とにかく窓の断熱をしたいという人に「アルミ断熱シート・プチプチ」はおすすめです。ほかの目的はいいから、それだけに特化した製品が欲しいという人に向いています。この製品のいいところはアルミ素材というだけではなく、プチプチとなっている点です。このプチプチをDIYで窓に貼れば、隙間に空気が入るので、部屋の中に外気温が入りにくくなります。

色々な用途に使えるアルミ断熱シート・プチプチ

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「アルミ断熱シート・プチプチ」は、いろいろな用途に使えます。断熱シートとしてはもちろん、クーラーボックスに貼りつめれば、飲み物の温度を一定に保てます。また、窓に貼るのではなく、カーテンや日よけとしてぶら下げておくこともできます。それだけでも、かなりの遮光・遮熱効果があり、部屋の温度上昇を防げます。

6位:サンゲツ・ガラスフィルムGF-729

「サンゲツ・ガラスフィルムGF-729」には、さまざまな効果を期待できます。もちろん、この記事で特集している断熱効果は抜群ですが、そのほかに、ガラスが割れた時の飛散防止、紫外線カット、遮光、防虫忌避などの効果があります。そういう意味では、多目的に断熱フィルムを使いたい人におすすめできます。

窓の断熱と視界も遮れる

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いろいろな効果が期待できる「サンゲツ・ガラスフィルムGF-729」ですが、断熱と同時に視界も遮りたいという人には特におすすめです。このフィルムを貼るか貼らないかで、外から中を見る視界が大きく変わってきます。窓ガラスが透明の人は外から覗かれるのが嫌でしょうから、このフィルムで視界を遮るといいでしょう。

「サンゲツ・ガラスフィルムGF-729」はストライプ模様となっていますが、同じストライプ模様でもデザインやストライプ幅が違うタイプもあります。どれもGF-700番台となっているものの、数字が違うので、よく考えて選択してください。

5位:サンゲツ・ガラスフィルムGF-101-1

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同じサンゲツから別のタイプのガラスフィルムも発売されています。こちらは、商品番号が「GF-101-1」となっていて、「GF-729」とは違い、透明タイプとなっています。窓ガラスの透明性を維持したい人は、ガラスの透明性を損なうことなく、断熱効果にすぐれているので、こちらがおすすめです。

「サンゲツ・ガラスフィルムGF-101-1」の日射透過率はおよそ66%、日射吸収率は27%、日射反射率は約7%となっています。透明タイプでありながら日射吸収率がいいですが、それでも採光性には優れています。

「サンゲツ・ガラスフィルムGF-101-1」の省エネ率は13.4%で、エアコンの電気代を抑える効果が大きいです。また、太陽光による暑さを5度下げます。断熱効果という点でも、このフィルムは特におすすめです。

剥がす時に接着剤が残らない

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ガラスシートやガラスフィルムにはいくつかのタイプがあります。水で貼るタイプ、両面テープで貼るタイプ、シールで貼るタイプなどです。「サンゲツ・ガラスフィルムGF-101-1」は、このうち水で貼るタイプになっています。このタイプの場合は、接着力ではやや他のタイプより劣りますが、剥がすときに接着剤が残りにくいというメリットがあります。

サンゲツ・ガラスフィルムGF-101-1も多目的に使える

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「サンゲツ・ガラスフィルムGF-729」同様、「GF-101-1」も多目的に使えます。断熱、紫外線カット、災害時の飛散防止、防虫忌避などです。「GF-101-1」は透明タイプなので、紫外線カットができるのだろうかと疑問に思う人もいるかもしれませんが、99%以上カットし、家具や床の傷みを抑えます。

4位:Rabbitgoo窓めかくしシート

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「Rabbitgoo窓めかくしシート」は、その名称からも分かるように目隠し機能に優れたシートです。20cm以上も離れれば、晴れの日も曇りの日も、昼間でも夜でも室内が見えにくくなります。浴室や通り沿いの窓にはおすすめの一品です。断熱効果はどうなのかというと、商品説明では「ちょっぴり」と出ています。

「ちょっぴり」の断熱効果でも、このシートを窓に貼る意味は大きいです。冬は暖気が窓から流れ出ないようにし、夏は外の暑さの流入を抑えます。したがって、ある程度の省エネ効果があり、電気代や燃料代の節約につながります。

「Rabbitgoo窓めかくしシート」は目隠しシートなので、紫外線を96%カットします。それでいて一定の明るさは保たれます。したがって、パソコン作業、仕事、家事、読書の効率も落ちません。非常に使いやすい目隠しシートです。

断熱防音などの機能が豊富

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「Rabbitgoo窓めかくしシート」には、断熱。目隠し効果、紫外線カットなどのほかに、防音効果や結露防止効果もあります。窓からの騒音の侵入に悩んでいるのなら、このシートを貼ることで、一定の防音になります。そういう意味では、一石二鳥どころか、一石三鳥、一石四鳥にもなるのが「Rabbitgoo窓めかくしシート」です。

DIYにも最適

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「Rabbitgoo窓めかくしシート」は、DIYにも最適です。お好きなようにカットができて、組み合わせも自由なので、どんな窓にも合います。デザインもしつこくなく、飽きの来ない色合いが、うまく家庭やオフィスにマッチします。水で貼り付けるタイプなので貼り付けも簡単で、剥がしやすく、貼り直しもできます。

3位:結露吸水テープ

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こちらの商品は、断熱というよりも結露防止効果に重きを置いています。したがって、断熱はともかく、結露が気になって仕方がないという人には、「結露吸水テープ」はおすすめです。長さは180cm、高さは16cmとなっていて、窓の下に貼るのにちょうどいい大きさで、効率よく結露を吸収します。

可愛いテープで結露防止

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「結露吸水テープ」はデザインが可愛く、子供が見ても楽しめます。しかも、裏表両側に模様が描かれているの、窓の外から見ても面白いです。この可愛いテープが結露を吸収します。特にテープの上側は波型カットデザインとなっているので、表面積が広くなり、結露を効率的にキャッチできるようになっています。

貼りやすく使いやすい結露吸水テープ

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「結露吸水テープ」は、テープという名称が付いていますが、テープなしで貼ることができます。全面吸着加工となっているので、だれでもDIYで簡単に窓ガラスに取り付けられるうえ、何度でも貼り直しが利きます。満足できない貼り方になったら、すぐに貼り直しをしましょう。それから、「結露吸水テープ」は手洗いもでき、汚れた場合もきれいになります。

2位:あったかボードU-Q305

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暖かい地方は別として、冬になるとしんしんと冷え込みます。そして、その冷気は足元からやってくることが多いです。その足元の冷気を防ぐ為におすすめできるのが「あったかボードU-Q305」という商品です。この商品は、ここまでに紹介した断熱シートやフィルムと違い、足元に置くことによって防寒対策をします。

使いたい時にすぐに使える

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いくら貼りやすい断熱シートやフィルムだといっても、手間がまったく掛からないわけではありません。それに対して、「あったかボードU-Q305」は足元に置くだけなので、使いたい時にすぐ使えます。場所も選びません。居間、寝室、子供の勉強部屋、玄関、ペットの周りなどどこにでもおすすめです。

「あったかボードU-Q305」は、両面柄入りで、ブラウンとベージュのリバーシブル仕様となっています。つまり、使う人の好み次第で、どちらを表にしてもいいのです。使いやすい点とリバーシブルな点が相まって、口コミも非常にいいものが多いです。

断熱シートと一緒に使うと効果倍増

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「あったかボードU-Q305」だけでもある程度の防寒対策になりますが、これを断熱シートと同時に使うと効果が倍増します。窓からの冷気をシャットダウンし、足元の寒さを和らげることができれば、冬も快適になります。同じ暖房器具を使うにしても、かなりの節電効果が得られて、お得になります。

1位:断熱シート・マドピタシート

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シートやフィルムをDIYで貼って、窓の断熱をしたいけれど、うちはすりガラスになっているからシートやフィルムを使えないという悩みを持っている人は多いでしょう。そのような人におすすめできるのが「断熱シート・マドピタシート」です。この商品は、すりガラスのような凹凸のあるものでも、貼り付け可能となっています。

すりガラスにも対応

Photo bygeralt

「マドピタシート」はすりガラス対応ですが、その理由は全面粘着加工シートにあります。水やテープを使わずに、ぴったり窓ガラスに付くようになっています。しかも、保護フィルムを剥がすだけで貼り付けができるので、女性でも簡単です。また、粘着剤は糊跡が残りにくい素材を使っているので、きれいに貼ることができます。

「マドピタシート」は粘着タイプなので、重ね貼りができます。1枚では効果が薄いと思ったら、何枚か重ねて貼ればいいのです。しかも、糊跡が残らないので、重ね貼りによる不快感はありません。

すりガラス対応でない「マドピタシート」もあります。こちらの商品は凹凸面には使用できないので、購入する際は、すりガラス対応かどうか間違わないようにしてください。間違えた場合は、取り換えができるか確認をしましょう。

3層構造で断熱効果アップ

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「マドピタシート」は3層構造となっています。したがって、外気の遮断効果が大きく、夏は涼しく、冬は暖かくを効率よく実現できる構造になっています。冷暖房費の節約にかなり役立ち、断熱効果でいうと、特におすすめできる商品です。また、3層構造と言っても、光は適度に通すので、部屋が暗くなるわけではありません。

3層構造により、断熱効果とともに結露予防や紫外線カット効果も大きくなっています。したがって、断熱もしたい、結露も予防したい、紫外線の影響も抑えたいという人には、「マドピタシート」はおすすめです。

3層構造にはもう一つメリットがあります。それは、窓ガラスに貼った場合、しわになりにくいのです。しわが寄ってしまうと、見苦しくなりますが、それを防げます。さらに、つなぎ貼りしても継ぎ目が目立たないところもおすすめポイントです。

豊富なデザイン

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断熱シートやフィルムというと、デザインが単調なものが多いですが、「マドピタシート」の場合は4種類の柄から好きなものが選べるようになっています。4種類とは、グリーンリーフ、レース、ウェーブ、ブルーレースです。どれでもいいので気にったものを選び、DIYできれいに貼れば、部屋の中が輝くでしょう。

窓ガラスに貼るのが嫌という方に!

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窓ガラスにシートやフィルムを貼れば断熱効果が高まりますが、窓には何も貼りたくないという人もいるでしょう。窓のデザインが気に入っているので、手を加えたくないという場合などです。また、窓ガラスによっては、断熱シートやフィルムを貼れないものもあります。それらのケースでは、どのようなおすすめの方法があるのか見てみましょう。

DIYする事で納得の断熱が出来る

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DIYで断熱シートやフィルムを貼るのもそれほど難しいわけではありませんが、別のおすすめのDIYもあります。それは、断熱ボードの使用です。断熱ボードは、本来部屋の中で使うものではなく、壁、床、天井などで外気をシャットアウトするのに活躍するものですが、それをあえて部屋の中で使ってみましょう。

断熱ボードを使ってみよう

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断熱ボードを使えば、効果的に断熱ができます、DIYとしてもごく簡単なもので、必要な大きさにして、窓に立てかけるだけです。ただし、見た目はシートやフィルムよりはかなり劣ります。それでも、余分な手間がない分、だれもが利用しやすいのが断熱ボードのいい点です。面倒くさがり屋の人にもおすすめのDIY術です。

断熱ボードの種類

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お部屋の中の断熱ボードとして使用できるのは、スタイロフォームやプラスチック段ボールなどです。どちらもホームセンターなどのDIYショップで簡単に手に入るので、シートやフィルムが嫌、シートやフィルムが使えないなどのケースでは、ぜひ購入して、試しに立てかけてみてください。以外に効果があり、おすすめの方法です。

DIYで内窓を付ける

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これは、断熱ボードを取り付けるDIYよりも少し大変ですが、同じDIYでも内窓を付けるという方法もあります。窓ガラスにシートやフィルムを貼るのもいいです。けれども、その窓自体が二重になれば、断熱効果が一段とアップします。というと、内窓をDIYで付けることができるのかと疑問に思う人もいるかもしれません。

DIYで内窓を付けるといっても、本格的な二重窓にするわけではありません。それをしたい場合は、DIYではなくプロに頼むのが筋です。ここでいうDIYによる内窓とは、簡易内窓キットの取り付けのことです。これは販売価格が数千円から数万円なので、手ごろです。

ただし、簡易内窓キットはガラス製ではなく、ポリカーボネート製となっている場合が多く、いくらDIYで取り付けても、プロが二重窓にするよりは断熱性で劣ります。

断熱シートと相性が悪い窓ガラスも?

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断熱シートやフィルムが効果あるのは分かるけれど、うちの窓ガラスに使えるのかどうか不安といい人もいるでしょう。確かに、窓ガラスの中には、断熱シートやフィルムと相性の悪いものがあります。そのような窓ガラスに無理に貼っても、剥がれ落ちてしまう場合もあり、思うような効果は上げられません。

デコボコしているガラス

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凹凸のあるすりガラスに対応したサンゲツのガラスフィルムを紹介しましやが、普通のガラスシートやフィルムではデコボコ面には使用できません。無理に貼り付けても、ガラスとシートの間に小さな隙間ができてしまい、剥がれ落ちてしまいます。したがって、かなり粘着力があるシートやフィルムでないと凹凸面には向きません。

くもりガラス

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くもりガラスの中には、凹凸というほどではなくても、表面がざらざらしているものがあります。そのようなくもりガラスにも、断熱シートやフィルムは合わない場合があります。また、装飾付きのくもりガラスでは、シートやフィルムを貼ることでその装飾が取れてしまうこともあり、あまりシートやフィルムを貼るのには適していません。

複層ガラスとの相性は微妙

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複層ガラスとは、複層、つまり、2重、3重の層になったガラスということで、それぞれのガラスの間に空気やアルコンガスが詰められています。この複層ガラスは、シートやフィルム以上に断熱、遮音、結露防止などに優れています。複層ガラスにシートを貼る必要はないのですが、貼りたい場合は、シートとの相性に注意しなければいけません。

網入りガラスにはシートを使わないこと

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網入りガラスは、ガラスの中にワイヤーを組み込んで、ガラスを強化し、万一の時に飛散しないようにしたものです。この網入りガラスに断熱シートやフィルムを貼ってはいけません。なぜかというと、シートを貼ると、ガラスとワイヤーの温度差が大きくなり、ガラスが割れてしまうことがあるからです。

真空二重ガラスも相性が悪い

真空二重ガラス製の窓もありますが、これは複層ガラスと違い、2枚のガラスの間が真空になっているものです。断熱効果という点ではかなり大きく、結露も防げます。しかし、この真空二重ガラスも断熱シートやフィルムとの相性が非常に悪いです。というのは、シートやフィルムを貼ると、ガラスに熱がこもって、熱割れをする恐れがあるからです。

熱線反射ガラス・熱吸収ガラスにはシートは要らない

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熱線反射ガラスは、日光を反射して、室内の温度を保ちます。一方、熱吸収ガラスは、外部の熱を吸収して、室内の温度上昇を防ぎます。ともに高層ビルなどの窓によく使われる材質です。この二つのガラスの種類に断熱シートやフィルムは必要ありません。無理に貼れば、割れてしまうことがあり、せっかく美しく整った外観が損なわれてしまいます。

出窓は冷気が伝わりやすい

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美しい出窓がある家は魅力がありますが、この出窓は断熱性という点ではよくありません。まず、窓が外側に出ていることから、ストレートに外気温が伝わってきます。次に出窓には薄い1枚ガラスが使われていることが多いので、外との温度差を維持しにくくなっています。外観はよくても、いくつかのデメリットがあるのが出窓です。

断熱性が最も低い

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断熱性で点数を付けるとすれば、出窓は最低ラインに属します。したがって、効果的な断熱方法が必要となりますが、やはり断熱シートやフィルムがいいでしょう。特に出窓は透明ガラスとなっていることが多いので、半透明のシートやフィルムがおすすめです。外からよく見える出窓では、視線を遮らないとプライバシーが守られないことがあるからです。

窓の断熱シート以外にもポイントを押さえる!

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窓の断熱には、シートやフィルムが合っていますが、それだけけがおすすめの対策というわけではありません。ほかにもいい方法はあります。その一つの方法として断熱ボードを紹介しました。しかし、もっと簡単な方法もあります。それは、カーテンの利用で、どのような種類を選ぶかで、断熱効果が違ってきます。

カーテンの見直し

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外からの視線を遮ったり、直射日光に浴びたりしない為に、レースのカーテンをかけているお家も多いでしょう。それはそれで結構なことですが、断熱効果を考えると、そのカーテンを見直したほうがいいかもしれません。どう見直すのかというと、厚手のカーテンに変えるのです。厚手のカーテンのほうが、外気をシャットダウンする効果が強いからです。

暖房の効きが上がり節電出来る

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厚手のカーテンのほうが、外気温を伝えにくいので、冬は部屋が暖かくなります。そうなれば、暖房器具の使用量も少なくて済み、節電ができます。冬の暖房代というのは意外に高価になりやすいので、少しでも節電したいところですが、カーテン一つでそれが可能になります。したがって、いいカーテンを選びたいものです。

暖房器具の置き方も考えよう

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冬、部屋を暖かくしたければ、暖房器具の置き方も工夫しましょう。暖房器具は窓側に配置し、暖気が部屋の奥の壁にあたるようにするのがいいです。逆に、部屋の奥側に暖房器具を置くと、暖気は窓にぶつかり、外の外気によって冷えてしまいます。いくら断熱シートやフィルムを貼っておいても、完全に断熱できるわけではないので、暖房の置き方は大切です。

家の窓に合った断熱シートを選ぼう!

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ここまで、窓の断熱によって得られる効果、断熱におすすめのシートやフィルム、シートやフィルム以外の断熱方法などについてお伝えしました。窓の断熱にシートやフィルムは非常に効果があり、おすすめできますが、自分の家の窓にどのようなガラスが使われているのかよく確認しましょう。それからぴったりのシートやフィルムを買うようにしてください。

milky
ライター

milky

WEBライターを長年続けています。書くことと調べることはなによりも好きで、1日中パソコンにかじりついている私です。これからも皆さんのお役に立てる記事を書くべく、最大限の努力をします。パソコン以外では、コーヒーを淹れたり飲んだりするのが大好きです。好きなコーヒーを飲みながら楽しくWEBライティングをしています。

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