突っ張り棒のおしゃれな使い方を真似しよう!
収納やインテリアに、突っ張り棒は活用できていますか?すこしの隙間やデッドスペースには、突っ張り棒で収納を増やすことができます。また使い勝手がよくなる使い方もできます。そして突っ張り棒のDIY術で、おしゃれなインテリアとすることもできます。
そんな突っ張り棒の、便利でおしゃれな使い方のアイデアをまとめました。軽量な物の収納には、100円ショップの突っ張り棒でも充分です。そして壁面収納や重量がある物には、耐荷重を確認して使うことがポイントです。
また突っ張り棒は、耐震用としても使いたいアイテムです。安心な暮らしに役立つ、耐震用突っ張り棒の、正しい取り付け方も、ご紹介します。
こんな、壁の間のスペースには、突っ張り棒が大活躍します。突っ張り棒に引掛ける方法ですが、フック・ラック・スプレー容器と、いろいろなタイプのアイテムをプラスすることで、小物を収納することができます。
また、どこにあるかが分かりやすくなり使い勝手も、よくなります。使いたい場所に、一緒に使う物をまとめて置くのも、作業効率がアップする収納の仕方です。
突っ張り棒のおしゃれなDIY収納アイデア【玄関】
玄関を、おしゃれにみせるには、まず靴が散乱していないことです。ですから玄関収納の容量が少ないほど、靴の収納の仕方を工夫しなければなりません。また、扉が無い場所に、突っ張り棒で収納場所とした所は、おしゃれな布で目隠しをすると見た目がよくなります。
玄関に収納して置くと便利な物には、スリッパ・帽子・コートなどもあります。これらも隙間やデッドスペースを突っ張り棒で活用します。
そして傘の収納方法ですが、傘立てを玄関土間内に置くと場所も取ってしまいますので、玄関内では突っ張り棒で収納する方法にしてみませんか?
下駄箱を前後収納
靴の収納を増やすのに突っ張り棒は、大活躍します。いろいろなアイデアがありますが、まずは靴の形に合わせた、前後に収納する方法を見て下さい。右側のショートブーツは、棚の中を隙間なく収納できています。突っ張り棒を奥を高い位置にすると、かかとを引掛けるように収納できます。
この収納の仕方はハイヒールなどの、かかと高さが、ある靴にむいている収納方法です。頻繁に履く靴を手前に置くように収納してください。
また左側の靴は、突っ張り棒が奥と手前で高さを違えているので斜めに置くことになります。ヒール部分を引掛けるように収納します。
下駄箱の棚板を増やす
棚を取付けるダボ穴が無い場所でも、突っ張り棒でしたら棚を増やすことができます。少しの隙間でも、収納できる靴もあります。またスリッパ収納としても使えます。突っ張り棒を、奥と手前に2本設置するだけです。
また、お子さまの小さな靴や、折りたたみの傘などの小物の収納には、棚を設置します。棚は板状ならば何でもよいのですが、100円ショップでも、突っ張り棒に引掛けるタイプの棚が、販売されています。こちらを利用すると、見た目がよいです。
また、下駄箱のスペースを無駄なく利用すると、靴の収納量が増えます。突っ張り棒で棚を増やしても、奥にスペースがある場合は、子供さんの小さな靴でしたら、立て掛けて収納することができます。そして子供さんの長靴でしたら、突っ張り棒の間に収納するアイデアもあります。
下駄箱の下にも棚を付ける
下駄箱の下にもデッドスペースはありませんか?少しの高さでも、突っ張り棒2本で棚を作ります。靴が置ける高さが取れない場合は、スリッパ収納に使います。また下側の靴に泥が落ちるのが気になる場合は、薄い板などで棚板をおくとよいです。
見える部分を目隠し
下駄と壁の間や、隙間を無駄なく収納場所とした場合、簡易の靴置き場や傘などは、雑然として見えます。こういう場所は、突っ張り棒で目隠しをしてしまいます。布の柄はインテリアのアクセントになるデザインにすると、おしゃれに見えます。
下駄箱の上にもデッドスペースはあります。ここにも突っ張り棒で、目隠しを取付ければ中に棚を付けたりフックを付けると、小物や鍵なども掛けておくことができます。隠せる場所にしておくと、中の収納に気を使わなくてもよいので、楽な収納場所になります。
突っ張り棒で傘収納
傘も突っ張り棒に掛ける収納にすると、床面積の場所を取らず、玄関がスッキリ見えます。そしてその上にも突っ張り棒で引掛ける収納場所にしておくと、外出の身支度に必要な、帽子や手袋なども収納できます。収納家具を置くよりも、小スペースで収納ができます。
壁収納でディスプレイするように靴を収納する
床から天井や枠に縦に、突っ張り棒を設置するワイヤーラックに、靴をディスプレイするように収納するアイデアも、一人暮らしの狭い玄関では便利です。市販品でも揃えられますが、DIYで突っ張り棒とワイヤーネット・結束バンドを使うと作れます。
ワイヤーネットで引掛ける場所も、たくさんできるので帽子や傘、洋服なども収納できます。個の場合の突っ張り棒には、耐荷重に注意したタイプを使ってください。
帽子を突っ張り棒で収納
突っ張り棒にフックにピンチが付いたアイテムをつけると、帽子や小物を挟んで掛けることができます。ニット帽でも収納できます。取り出しやすく便利です。また帽子は手の届きやすい位置が便利なので、下の空いているスペースも上手に活用します。
突っ張り棒のおしゃれなDIY収納アイデア【洗面所】
洗面所は収納したい物が多い場所のわりには、収納棚が少ない場所ですからDIYで収納場所を増やします。洗面化粧台の下の扉の中や、小物の収納、洗濯機上のデッドスペースに突っ張り棒で収納を増やして、使いやすくします。
また、このようにカゴのデザインやカラーを揃えたり、スプレー容器の詰め替えをすると、おしゃれに見える収納場所ができます。
スプレー用品の収納
洗面化粧台の開き扉には、棚が無い作りのものが多いです。洗剤や小物を収納すると棚を設置しない限り、上部はデッドスペースのままです。もったいないので、ここに突っ張り棒を取付ければ、スプレー用品を引掛ける収納ができます。取り出しやすくなり使い勝手もよくなります。
タオルを挟んで収納
タオルは、折りたたむ以外にも、丸めて収納することができます。タオルは重ねず一列に並べると、取り出しやすくなるので、狭い棚や突っ張り棒だけの棚でも収納できます。突っ張り棒で挟み込む使い方も突っ張り棒ならではの使い方です。
コップを平置きしない収納
洗面化粧台の洗面ボール周りは、汚れやすく頻繁に掃除をします。ですからその場所には、物を置かないようにしておくと、掃除が楽にできます。そこで、しまい込みたくないコップの置き場を作ります。ミラーの下に突っ張り棒とフックを付ければ、コップの把手が掛けられます。
吸盤付きのフックに、コツプを掛ける方法もありますが、吸盤がすぐ取れてしまう場合には突っ張り棒方式を使ってみて下さい。また他の小物もフックに引掛けることができます。
洗面化粧台の収納が、足りない場合は、突っ張り棒を支柱として、ワイヤーネットを結束バンドで固定した壁面収納をDIYすることも考えてみます。毎日忙しい朝に使う身支度用品や歯磨き用品は、このようなラックで、出し入れしやすい収納も便利です。
洗濯機の上に棚を作る
洗濯機の周りには、洗濯カゴ、洗剤、ハンガーなどを収納したい場所です。このような物は洗濯機の上に収納棚を作ります。下の段の洗濯カゴは、突っ張り棒を奥を高く、手前を低く段違いに設置すると、洗濯物の出し入れがしやすくなります。
洗濯物で一杯になるカゴは重たくなるので突っ張り棒の耐荷重性能に気を付けてください。また洗濯カゴはツバの付いている物を使い、引掛けます。
そして上段には収納ケースに入れた小物置き場にする場合は、突っ張り棒に棚を付けたり、市販の棚付きの突っ張り棚を取り付けます。
こちらはランドリーラックとして市販されている物ですが、組立は、ご自分で行わなければなりません。工具などは必要なく、簡単に組み立てることができますが、支柱となる突っ張り棒を、しっかりと固定してください。
突っ張り棒のおしゃれなDIY収納アイデア【リビング】
リビングで突っ張り棒収納やインテリアとして使う場合は、見せるインテリアをイメージたアレンジします。突っ張り棒のDIYで、ドア上や窓上の、おしゃれなインテリアのアイデアと、見せたくない場所の目隠しとして使う方法を、まとめました。
エアコンを隠すカーテンで隠すおしゃれなインテリア
リビングのエアコンを使わない期間は、汚れ防止のために布で覆ったり、おしゃれな布で、インテリアのアクセントとするアイデアがあります。突っ張り棒から布を下げて目隠しします。また2本の突っ張り棒で、カフェ風カーテンのよな作りにするとインテリアになります。
ドアの上をディスプレイスペース
ドアの上や窓の上に、突っ張り棒DIYでインテリアにする方法です。突っ張り棒だけで、ぬいぐるみなどを飾ってもよいですし、ひと手間かけて2本の突っ張り棒で棚を作り布を前に下げるようにかけて、飾り付けをしてみます。
垂れ下がる造花やフェイクグリーンでおしゃれに飾っています。そして突っ張り棒からも素敵なインテリアを吊り下げてみてください。立体感もある、おしゃれな空間ができます。
出入り口の、のれん用の突っ張り棒に、もう1本追加して棚にして、ディスプレイスペースを兼用しています。コレクションした人形や小物などを、並べて楽しめるスペースにしています。心が和む空間作りができました。
ベッド下収納の目隠し
一人暮らしではリビングと寝室が兼用になることがありますが、デッドスペースを活用して、物を上手に収納します。収納ベッドの下に空間があるなら、この部分も収納に活用します。取り出しやすくケースや袋に入れて収納して、突っ張り棒で目隠しをしてしまいます。
ベッドの下の目隠しを、収納もできる物にカスタマイズする方法もあります。垂らした布を折りあげて仕切り部分を縫うか、垂らした布の橋を輪にして、突っ張り棒を通して織り上げればポケット状になります。ブックフォルダーや、仕切りを付けなければ長い物の収納もできます。
市販のインテリアにも、突っ張り棒をカスタマイズしたインテリアもあります。家具で部屋が狭くなるのが嫌でも、ポールを床と天井に突っ張るだけでしたら威圧感もないですし、衣類やバッグ・帽子の収納からインテリアの飾り場所にも使えます。
またこのインテリア突っ張り棒には、照明器具も付いている、おしゃれなタイプです。いろいろなことが兼用されていて、寝室や玄関でも使いたくなる突っ張り棒インテリアです。
突っ張り棒のおしゃれなDIY収納アイデア【キッチン】
キッチンでも突っ張り棒は大活躍です。戸棚の中に棚を増やしたり、引掛けたり、引出しの中の間仕切りや押えとして使う方法から、DIYで壁収納を作る方法があります。また隠したい場所に使うアイデアを、まとめました。
ブレーカーを目隠し
お部屋を飾っているとブレーカーの存在は何とかならないものかしら、気になります。見せたくない物は突っ張り棒の目隠しをしてしまいます。布は端び棒を通すように縫ってもよいですし、このように突っ張り棒にリングを通し布を挟むアイテムもあります。
また生地にはドレープ有やスクリーンタイプ、レースやモチーフを繋げたものなど、アイデア次第でイメージを変えることができるので、インテリアのデザインと考えておしゃれな布を使います。
メッシュラックをDIY
突っ張り棒DIYといえば、このメッシュラックです。小さな壁面から大きな壁面まで対応できます。掛ける収納物の重量と、ラックの大きさで支柱となる突っ張を選ぶのがポイントです。特にキッチンでは調理器具や調味料入れようにすると作業効率がアップします。
DIYの方法は支柱を縦にワイヤーメッシュの幅で立て、ワイヤーメッシュを結束バンドで固定するだけです。後は、ラックやフックを取付ければできあがりです。簡単ながら、とても便利な収納ができます。
タイルのカラーと揃えたホワイトもよいですが、ブラック使いもレンジフードがブラックなので、仕上がりもかっこよくなります。
キッチンの引出しの中には仕切りや、押えとして使う方法がありますが、このようにキッチンペーパーの心棒にする使い方もあります。キッチンペーパースタンドや、ラックは引出しの中には収納できませんが、この方法なら引出しの中に取り出しやすく収納できます。
また吊戸棚の下に、こんなスペースはありませんか?ここにも突っ張り棒か取り付けられます。キッチンペーパーホルダーの収納場所にはピッタリです。いろんな場所を見てみると、ここにも取り付けられる!という場所が見つかります。
冷蔵庫の上に収納棚を設置
冷蔵庫の上もデッドスペースです。しかし冷蔵庫からは発熱があるため、そのまま上に物を乗せてはいけません。ですから突っ張り棒で棚を作って物を置きます。高い場所なので、ストック品や軽量のものを置くと使いやすい場所です。
またリビングから見えやすい場所や、目隠ししたい場合は、2本の突っ張り棒でカフェ風カーテンのようにしてみます。おしゃれな目隠し方法として、収納上手な方に人気です。収納がない場所でも、取り入れてみたい突っ張り棒インテリア、アイデアです。
この突っ張り棒のカフェ風カーテンのアイデアは、目隠しだけでなく、窓廻りのインテリアとしても使えます。窓廻りの装飾ができておしゃれな空間になります。さらに突っ張り棒に吊り下げインテリアと、窓台の小物の飾り方で、楽しいスペースとしています。
キッチンの間仕切り
突っ張り棒は、すぐ設置できて必要のないときには、簡単に取り外せるので手軽なDIYとして人気です。来客時には見せたくない場所の、目隠しや間仕切りも、その時だけ設置することもできます。リビングからキッチンの間仕切りには、おしゃれな布で間仕切りとして使ってください。
突っ張り棒の耐震ポールの正しい使い方
突っ張り棒は、収納やインテリアだけでなく、家具の転倒防止として耐震用にも、使われているアイテムです。地震の際に家具が動いたり、転倒してしまうケースが多くあります。そんな耐震用に天井と家具を突っ張り棒で固定します。
家具の転倒防止の耐震対策には、壁や天井のしっかりとした木材下地に、金物をビス止めする方法もありますが、家具にも金物を取付けるので、それぞれの下地が都合のよい場所にあるか、など耐震ポールに比べると手間がかかります。その点では突っ張り棒タイプの方が取り付けやすいアイテムです。
耐震用には「家具転倒防止突っ張り棒」や「耐震用突っ張りポール」などのネーミングの専用の突っ張り棒を使うのが安心です。天井側と家具側に大きな設置器具が付いているタイプです。
耐震用突っ張りポールの購入方法
まず耐震用突っ張りポールを購入しますが、突っ張りポールにはサイズが何種類かあるので、サイズに見合う物でなければ、しっかりと固定することはできません。天井から家具の間の長さを測って下さい。そしてそのサイズに対応できる長さを1つの家具に2個づつ用意します。
取付の手順
耐震用突っ張り棒の取り付け手順は、まず突っ張りポールの調整グリップが、スタートの位置にあるかを確認します。(スタートの位置よりずれていると最後に突っ張るときに、長さが足りなくなり、しっかり突っ張れないことがあるからです)
次に突っ張りポールを、調整グリップを家具側(下側)にして、家具の両端の奥側に乗せます。次に調整グリップ側の下部を、押えながら天井側へパイプを伸ばします。(このときストップ線が見えていないことを確認してください)
この段階でストップ線が見えている場合は、突っ張ることができません。(サイズが違っているということです正しいサイズの物と交換してください)事前に天井から家具までの長さを測ってから器具を準備してください。
次にパイプをしっかり伸ばした状態で、パイプを固定するネジを、ねじ込むように締めます。(このときパイプに穴を開けながらネジを入れ込んでいるので、始めは固いのですが、穴が開けば奥までねじ込みやすくなります)
次に耐震ポールを固定する調整グリップを「つっぱり」や「つっぱる」と記された方向(時計回り)に回し固定します。(このとき天井や家具を破損しないように状態をみながら回してください)
以上の手順となりますが主な器具の正しい取り付け方ですが、器具により多少の違いがあるので、詳細は取り付け方の説明書に、従ってください。
正しい取り付け方法をしないと効果がない
取り付け方の手順でポイントも一緒に説明しましたが、サイズが合っていない場合や、伸ばしたポールの固定が緩いとか、調節グリップの回し不足で突っ張れていないと、耐震対策にはなりません。よく確認をしながら設置をしていきます。
また設置から2~3日後と、1か月に1度の定期点検で、しっかり固定されているかを確認してください。さらに家具の下にも、家具ストッパーや粘着マットを敷くと、L型金物で固定するのと同等の耐震性能になります。
取り付け時の注意点
耐震用突っ張りポールの取り付け時の注意点は、を交えながら紹介してきましたが、こんなことにも注意してください。天井の木材下地が無い場所や、強度の無い資材の場合は、あて板などをして強度を出す必要があります。
また家具にも、同じことが言えます。ベニヤなどの天板の場合は、あて板を挟んでください。そして取付位置は家具の両端の奥側になります。
突っ張り棒を自宅でおしゃれに使おう!
突っ張り棒の、収納アイデアや、おしゃれな使い方は、いかがでしたか、ご自宅にも取り入れられるアイデアが、ありましたか?空いている隙間や空間に、棚や引掛ける場所を作れる突っ張り棒は、収納を増やし、使い勝手もよくしてくれる、優れもののアイテムです。是非活用してください。
また取り付けも取り外しも簡単なので、レイアウトを変えることもすぐにできます。また壁や床・天井などにキズを付けずに設置できるので、賃貸でも使えます。
さらに、突っ張り棒や付属アイテムのカラーや、デザインの選び方や、見せる収納としたときの飾り方に気を付けると、おしゃれにスッキリと見えます。