サシェの作り方①香料選び
サシェは匂い袋とも呼ばれます。好みの香りをどこへでも持ち運びができます。サシェはもともとドライフラワーやハーブなどの香料を入れた袋のことを言いました。現在のサシェは、アロマオイルや香水も使われています。
どんな袋の形にするか、どんなものを飾りに付けるかなど、ルールはありません。自分が好きな香りの匂い袋をサシェと呼ぶことができます。
サシェはフランス語で「Sachet」と書き、「香料を乾燥させてハーブを入れた袋」のことを言います。いっぽうでポプリはフランス語で「Pot-pourri」と書きます。意味は「壺」と「混ぜる」が合わさった言葉です。
ポプリの場合も植物にアロマオイルを垂らして保存します。ポプリの場合はあまり砕かない花を目で見て楽しむことが多いと言えるでしょう。
さらに、部屋の中に飾って、インテリアアイテムにしたり、部屋をほのかに香らせたりして楽しむことができます。サシェはアロマオイルやハーブティーなどを売っている店で扱っています。それぞれのお店で自慢の香りをブレンドしています。
そういった出来上がった香りを購入して楽しむのもいいでしょう。しかし、自分が本当にリラックスする香りは、自分でブレンドしたものである場合もあります。そんなサシェを手作りしてみましょう。
サシェの作り方はとても簡単です。まずは、どういった香りをサシェにするか、まずは作り方の1番目、香り選びをしていきましょう。
ドライハーブ
サシェの作り方で選ぶ香料の1つ目は、ドライハーブなどの自然のものです。バラなどの香りの強い花をドライフラワーにしたり、ミントやラベンダーなどのハーブを簡単に乾燥させたりして使います。
乾燥させたドライハーブは、瓶に詰めるとポプリになります。ポプリとサシェの厳密な差はありません。サシェを部屋のインテリアとして置くと、ポプリっぽい使い方ができます。
アロマオイル
サシェの作り方で選ぶ香料の2つ目は、アロマオイルです。アロマテラピーでよく使われるアロマオイルには、香りの良さだけでなく、身体と精神の状態を改善する働きもあります。
自分が一番落ち着く香りのアロマオイルや、一番リフレッシュできる香りのアロマオイルなどがあるでしょう。眠りを誘うラベンダーの香りのサシェを寝間着を入れた引き出しに入れておくと、気持ちのいい夜を迎えることができるでしょう。
フレングランス・香水
サシェの作り方で選ぶ香料の3つ目は、香水やフレグランスオイルです。香りは記憶を呼び覚ますものです。愛用の香水をサシェにして、衣類の入ったボックスに入れておくと、簡単に衣服に匂い付けができます。
スカートが揺れる度にほのかに香ります。そのほのかな香りで、あなたを思い出す人がでてくるかもしれません。
香水は素肌につけるものですが、つけ過ぎると周囲の迷惑になります。自分がほのかに感じられる程度がいちばんと言われます。
好みの香水やフレグランスオイルをサシェにすると、周囲の人に好感を持たれるのではないでしょうか?また、古くなって肌に直接つけるのが躊躇われる香水も、サシェにすると問題なく使えることができるでしょう。
サシェの起源
サシェの起源は、アロマテラピーの歴史にまでさかのぼります。ハーブや植物のアロマの香りには、抗菌効果、防腐効果、防臭効果があり、なによりうれしいのは癒し効果です。こうした効果があることで、普段から持ち運んでいると、香りで気持ちが安らぎます。
また、箪笥の引き出しに入れておくと、衣服に素敵な香りが付くだけでなく、虫よけの効果もあります。サシェの起源は古代中国や古代ギリシャまで遡ります。中世ヨーロッパは疫病が流行り、人がバタバタと死んでいきました。
そうした疫病からサシェが守ってくれると信じられていたそうです。魔除けやお守りとしての役割もあったと言われています。
たとえば、スペインのイザベラ女女王は、乾燥したバラ、カーネーションの花びら、コリアンダーの種といった香り高いハーブを選んで、サシェにしようとしていたと言われています。
サシェの使い方
サシェはどういう使われ方が一般的なのでしょうか?まず、クローゼットや箪笥の引き出しに入れて使うのもおすすめです。サシェには虫よけ効果、防腐効果があります。ローズやサンダルウッドといった匂いはその効果が高いと言われています。
サシェは水気や液体を含まない天然の芳香剤です。中の香料が漏れ出る心配はありません。そのため、水気のものが厳禁な書類や衣類の保管場所の虫よけとして最適だと言われています。
香水が苦手だけれど、ふわっといい匂いがお洋服が揺れるたびに漂い、楽しむことができます。その他にも、玄関や、トイレ、洗面所、リビングに飾っておくと、その部屋の香りになります。
その場所を通るたびに、さりげない匂いを楽しむことができます。子供たちの勉強机の上に置いておくと、宿題をする時に、匂いを嗅いで癒されるのではないでしょうか?勉強がはかどるように、集中できる香りのローズマリーがおすすめです。
寝室やベッドの側には、安眠効果のあるラベンダーの匂いがするサシェを置いておくことをおすすめします。枕元でラベンダーの香りがすると、深い眠りを味わうことができます。
サシェの作り方②サシェの袋を準備する
サシェの匂いが決まったところで、作り方その2に行きましょう。サシェは小さな袋の中に、いい匂いのする香料を入れます。サシェの袋にも、特に決まりはありません。サシェの袋の作り方は難しくありません。
ただし、せっかく手作りするのですから、かわいらしい作り方にしましょう。かわいらしい作り方にしておくと、インテリアとしてディスプレイすると、とてもおしゃれです。
クローゼットやバッグに忍ばせる時は、外から見えることはありませんが、せっかく持っているのですから、おしゃれでかわいい作り方をしましょう。
布袋の作り方
サシェの袋の作り方の1つ目は、布袋です。布袋は簡単な作り方でできます。裏返した布を縫っていくだけという簡単さです。縫い終わったら表に返して出来上がりです。香りの素を中に入れられる口だけ残す作り方をしましょう。
サシェの場合、大きさも重要になります。インテリアのオブジェとして飾る場合は、大きい袋で作る作り方をしたほうがいいでしょう。小さい袋に作ると、持ち運びに邪魔になりません。それでも針と糸を使う作り方は苦手という人もいるでしょう。
その場合も簡単にサシェの布袋は作ることができます。たとえば手芸用のボンドを使ったり、グルーガンを使ってみる作り方は簡単なのではないでしょうか?
接着剤をつかった作り方をすると、かわいい形も簡単に作ることができます。ただし接着剤は糸で縫うより強度が弱いので、取り扱いに気を付けましょう。
紙袋の作り方
サシェ袋の作り方の2つ目は、紙袋です。布袋も簡単なのですが、それでも「布を切るのも面倒」という人にはもっと簡単な作り方があります。それは紙を袋にする作り方です。
紙を袋の形にして、サシェの匂いの素を中にいれるだけという、超簡単な作り方です。ハサミでカットして糊付けする作り方でサシェ袋を作りましょう。
折り紙にしてサシェ袋にする作り方は、糊さえ使わない簡単さです。見た目にかわいいサシェ袋にしたい時は、キャンディの包み紙のような紙での作り方にトライしてみてください。
袋は買うこともできる
布袋は市販のものを使って簡単に済ます作り方もできます。巾着やミニポーチなどがサイズ的にぴったりでしょう。あとは香りの素を入れるだけと簡単です。どんな袋でもかまいません。
オリジナリティには欠けますが、簡単に作るため、おしゃれな布袋を選びましょう。100均で発売されている布袋もおすすめです。
紙袋の場合も、市販の紙袋で簡単に済ますことができます。ポチ袋や封筒など中身を入れられるものなら、なんでも構いません。
かわいいからとついつい買ってしまっていた紙袋や、使わずに眠っていた紙袋があったら、簡単にサシェを作りましょう。不織布もサシェに向いた素材です。
サシェの作り方③香りづけの方法
サシェをどんな香りにするか、どの袋に入れるかが決まったところで、次にサシェの中身の作り方を見ていきましょう。
サシェの中には何が入っているかご存じですか?あなたの好きな香水やアロマオイルをどういう作り方でサシェの中に入れるのでしょうか?どちらも液体なので、どういう作り方をするか疑問に思っている人もいるかもしれません。
サシェの中身は、サシェをどんな匂いにするかで変わってきます。サシェの中身は私たちの身の回りのものでほとんど間に合うと言っていいでしょう。では中に入れるアイテムごとに、匂いのつけかたを見ていきましょう。
コットンに香りづけする場合
アロマオイルは液体なので、サシェの中身として、どうやって入れたらいいのでしょうか?1つ目の作り方はコットンに染み込ませるというものです。
コットンにアロマオイルをたらしたり、香水を吹きかけたりしましょう。気を付けなければならないのは、適量を守ることです。多過ぎてしまうと、香りが強くなり過ぎます。
また、袋の外に香料が染み出してしまう恐れがあります。サシェを鞄に入れて持ち運びする時などは、香料が染み出すとまずいことになるので、香料の量には気を付けましょう。
花・ハーブに香りづけする場合
2つ目はドライフラワーやドライハーブに香りづけする作り方です。サシェに入れるドライフラワーやハーブは、ポプリと同じです。あえて違いを挙げるとするなら、サシェに入れるドライフラワーは、袋にに入れるために砕きます。
これで強い香りがするなら、あとは袋に入れるだけです。しかし、匂いの強さがあまり感じられない場合もあるでしょう。
そのためのサシェの中に、ドライフラワーやハーブと同じ種類の香りのアロマオイルをたらすという作り方があります。これでドライフラワーやハーブの香りも強くなります。
この場合、ドライハーブとアロマオイルの香りが同じものか、相性がいいものでもないといい匂いにならないので注意が必要です。
ただし、アロマオイルには混ぜるのに相性があります。ラベンダーにオレンジを合わせたり、ミントとユーカリのオイルを合わせたりして、あなただけのサシェにすることができます。
米に香りづけする場合
3つ目の作り方は、お米を入れて、香りづけする方法です。まず、基本的なラベンダーサシェを作る場合、ラベンダーにお米を混ぜます。
お米は8センチ角の布でサシェを作る場合、1/2合程度でいいでしょう。ラベンダーだけで作るより、安価で済むメリットがあります。ただしお米は匂いがしません。
そこでお米にラベンダーのハーブを混ぜ、それにアロマオイルをたっぷりふりかけ、密封して数日置きましょう。あとは袋に入れるだけです。
お米はすぐに手に入るので便利です。お米の他に麦や、ウッドチップを使ってもいいでしょう。手に入りやすいものを選んだ作り方をしていきましょう。
サシェのかわいい形のアイデア
サシェの作り方として、布でも紙でも作ることができます。出来上がったサシェは、手のひらサイズでかわいいので、自分が使うだけでなく、友達へのプレゼントにもぴったりです。
プレゼントにするのなら、友達の気に入るようなアロマオイルを使う作り方をするのも重要でしょう。しかし最も重要になるのは形です。かわいい形に作って、友達を喜ばせましょう。
シンプルな形
かわいいサシェの作り方の1つ目は、シンプルな形のサシェです。布袋はわざわざ裁縫をする必要はなく、中身を包むだけでもOKです。
ただし、鞄に入れて持ち運ぶ場合は、バラバラになって中身が飛び出すことがないようにしましょう。シンプルな形のサシェは、布の柄や紐にこだわると、かわいい形になります。紐は麻紐やレースのリボンなどを使ってみるのはどうでしょうか?
モノグラムの形
かわいいサシェの作り方の2つ目は、モノグラムをあしらうというものです。布袋にモノグラムをあしらえば個性的でかわいいサシェを作ることができます。モノグラムは自分のイニシャルにすると、愛着がわくのではないでしょうか?
大きめの文字をあしらえば、それだけでインパクトが出ます。他の飾りがなくても、充分にかわいいサシェを作ることができるでしょう。
布袋にパッチワークをする
かわいいサシェの作り方の3つ目は、布袋をパッチワークにすることです。ありあわせの布で構わないので、パッチワークにして作ると、オリジナリティのあふれるかわいいサシェが出来上がります。
プレゼントをするのにも、パッチワークのサシェはおすすめです。1針1針心を込めて作ると、きっと喜ばれるでしょう。サシェの形も、テトラ型にすると安定感があり、持ち運びしやすくなるでしょう。
動物プリントをする
かわいいサシェの作り方の4つ目は、布地に動物のプリントをし、その形に切り取って、縫い合わせるというものです。クジラや猫といった、ころんと丸い形状のイラストにできる動物を選び、刺繍を施すのもいいでしょう。
また、自分で絵を描いて、布に転写するのもいいでしょう。アイデア次第で、サシェの作り方の幅が広がります。サシェを部屋に飾る時も、鞄に入れて持ち運ぶ時も、かわいい姿に羨ましがられるかもしれません。
サシェの作り方の発展版・アロマワックスサシェ
アロマワックスサシェを知っていますか?サシェの一種なのですが、キャンドルの素材であるワックスとアロマオイルとドライフラワーで作ります。
手軽に作ることができて、見た目が素敵なので、ハンドメイド雑貨でも人気があるアイテムです。このアロマワックスサシェは、火を使いません。置いておくだけで自然といい匂いがするキャンドルです。
好みの匂いのアロマオイルを使って作れば、部屋の中が、好きな香りで満たされます。インテリアとして飾る他、親しい人にプレゼントをするのもよいのではないでしょうか?
ワックスとアロマオイル・ドライフラワーで作る
アロマワックスサシェはじわじわと人気が出ているアイテムです。見た目がかわいらしいだけでなく、いい匂いがするので贈り物やインテリアにぴったりです。
アロマワックスサシェを手作りするとなると難しそうだと考えるのではないでしょうか?しかし必要なものさえあれば、簡単に作ることができます。あなたもアロマワックスサシェ作りに挑戦してみませんか?
まず必要なものは、測り器、熱湯を入れて温めておけるIHヒーターなど、小さめのお鍋、割りばし、ティッシュペーパー、ワックス、ドライフラワーやドライフルーツ、アロマオイル、麻紐やリボンです。
ワックスは市販のロウソクを溶かして使用しても大丈夫です。100均などで香りつきのアロマキャンドルを使うと、香りづけのアロマオイルの必要がありません。
アロマワックスの作り方
まずは固形キャンドルやワックスを鍋に入れて溶かします。高温になるので取り扱いには充分に注意しましょう。ワックスが液体になったら染料や細かく砕いたクレヨンなどで色付けすることもできます。
香りのないワックスの場合、アロマオイルで香りづけします。アロマオイルを入れる時のワックスの温度は60度ぐらいの低温がおすすめです。量は、ワックスの重さの5パーセントが目安です。容器に入れる時は、ふちギリギリまで注ぎましょう。
こぼれてしまったばあいはすぐには触らず、固まってから処理をすると安全で簡単に済みます。ワックスが固まらないうちに、手際よく飾りつけしましょう。
大きくて重たい飾りは沈んでしまいがちなので、表面を触って凹むぐらいの柔らかさになったらドライフラワーやドライフルーツを置きましょう。細かい飾りつけはピンセットで摘まみながら作業してもよいでしょう。
表面を触って凹みができず温かい感じがなければ、型から外します。最後にアロマワックスサシェの上に穴を開け、麻ひもを通して完成です。
容器を工夫するとよりかわいくなる
ワックスを入れて固める容器は、マドレーヌ型などかわいい形のものを選びましょう。シリコンタイプの型だと、外す時に楽です。厚さは1.2センチから1.5センチぐらいの厚さが一般的です。
ワックスを入れる型を変えると、雰囲気も全く変わります。丸型や四角型など、さまざま型で試してみましょう。
このワックスをキャンドルのような入れ物に入れ、中心部にキャンドルの芯を使用すると、円筒形のキャンドルになります。ガラスの容器に流し入れて固めるだけで、素敵なキャンドルの出来上がりです。
サシェの匂いが弱くなった時には?
サシェに使っているドライハーブやドライフラワーは、時間が経つにつれて、香りが弱くなっていきます。コットンにアロマオイルを含ませたサシェも、時間の経過と共に、蒸発し、香りが薄れていきます。香水を含ませたものも同様です。
香りが弱くなってしまったサシェは、もう使い道がないのでしょうか?結論から言うと、そんなことはありません。サシェの香りが弱くなってしまた場合、どんな対策を取ればいいのでしょうか?
袋を開けて香りを補充する
袋に入ったサシェの香りが弱くなってしまった場合は、中に入っている香りの素となっているコットンを取り出しましょう。そのコットンに再び香りを付けます。アロマオイルで香りを付けた場合は、アロマオイルを再びたらします。
香水で香りを付けた場合は、香水を染み込ませましょう。コットンに香りを染み込ませたら、再び袋の中に入れて、蓋を閉じます。このように香りを復活させながら、サシェを長く使っていきましょう。
新しく作るのもいいですが、すぐに使えなくなってしまうのは寂しいものです。かわいい袋に仕上がった手作りのサシェは、香りを足しながら長く楽しみましょう。
アロマワックスサシェの香りが弱くなったら
ろうで固めたアロマワックスサシェも、使っていくうちに香りが弱くなっていきます。アロマワックスサシェの香りが弱くなった場合は、どうすればいいのでしょうか?アロマワックスサシェの香りを復活させる方法は2つあります。
1つ目の方法は、アロマワックスサシェを削るというものです。アロマワックスサシェの裏面を少し削ってみましょう。削るものはハサミやナイフで大丈夫です。こうするとアロマワックスサシェの内側の部分が空気に触れて、香りが立ち上ります。
もう1つの方法は、アロマワックスサシェを砕くというものです。まず、香りが弱くなってきたアロマワックスサシェを粗めに砕きましょう。
砕いたアロマワックスサシェをメッシュの袋か、ガラスの容器に入れます。そうすると内側の香りが立ち上り、香りが復活します。そのままかけて置いておくだけでなく、砕いて香りを楽しむ方法も知っておくといいでしょう。
さらに、手作りのアロマワックスサシェなら、もう一度ろうを溶かして、作り直すという方法があります。
アロマワックスサシェを溶かして、これまで飾っていたドライフラワーやドライフルーツを取り出し、新たに香りづけをして、アロマオイルをたらします。また違った型に入れて作ると、新鮮なアロマワックスサシェが復活します。
サシェの匂いは効果別に決めるべき
アロマテラピーを楽しむ人にとって、サシェはどういったところが便利なのでしょうか?サシェの良さは、小さくて持ち運びできることです。アロマテラピーは芳香浴というように、部屋でアロマオイルを焚いて楽しむことが多いのではないでしょうか?
アロマオイル原液のまま、持ち運びするのは難しいでしょう。好みのアロマオイルをいろいろとブレンドし、サシェにして持ち運ぶと、いつでもどこでもアロマオイルの香りを楽しむことができます。中身や形のアレンジが効くのも、手作りのサシェのいいところです。
リラックスしたい時、リフレッシュしたい時に簡単に香りを感じることができます。つまり、手作りのサシェにはリラックスしたい時、リフレッシュしたい時では、香りは違ってくるのが通常です。
ビジネスシーンや宿題をする時など、頭をすっきりさせたい時と、リラックスしたい時では当然、側に置く香りは違ってくるでしょう。サシェの匂いは、効果別に決めることが重要になってきます。
リラックス効果のある香り
人はどんな時にリラックスしたいものでしょうか?仕事から疲れて帰ってきたとき、部屋に自分が落ち着く匂いがすると、自然とリラックスするでしょう。またお風呂上がりの、肌や髪を手入れしている時間もリラックスしたいと考えるでしょう。
さらに、深い睡眠を得るためには、リラックスしないとできません。人がリラックスする香りのアロマオイルの代表と言えば、ラベンダーでしょう。ラベンダーは精神を安定させる作用があるので、うつ病などの改善にも使用されています。
眠りが浅い日々が続くようなら、ラベンダーの香りがするサシェを枕元に置いてみてはいかがでしょうか?また、カモミールやバラの香りも人をリラックスさせます。ただし、カモミールとバラのアロマオイルはラベンダーと比べて高価であることが難点です。
バラの香りに似た、比較的安価な価格で購入できるアロマオイルに、ゼラニウムがあります。また、香りの好みは人それぞれです。
アロマオイルに限らず、自分が普段から使っている香水の匂いを嗅いでいると、自然と落ち着くという人もいるでしょう。
その場合は、愛用の香水を使ったサシェをリラックスする場所に置きましょう。肌に直接付けるより、やわらかな香り立ちになって、よりリラックスできるでしょう。
リフレッシュ効果のある香り
次に、リフレッシュする香りについて見ていきましょう。頭がすっきりする香りとして有名なアロマオイルはローズマリーです。仕事などに集中する時、ローズマリーとレモンを混ぜた香りを嗅ぐと、仕事がはかどると言われています。
また閉め切った部屋の空気を殺菌する作用があると言われているのが、ベルガモット、ティートリー、ユーカリといった香りです。これらは風邪を引いた人にも効果的と言われています。その他、ペパーミントの香りも、頭がすっきりすると言われています。
その他、グレープフルーツやオレンジの香りも有効と言われています。一般的に柑橘系のアロマオイルがリフレッシュ効果が高いと言われています。
サシェの中身に、ドライフルーツのオレンジが使われている場合、オレンジやレモンなどの柑橘系のアロマオイルをたらして、香りを強くしてあげると、リフレッシュ効果のあるサシェになります。
虫よけ効果のある香り
アロマオイルの中には、虫よけ効果のあるものもあります。殺虫剤のような虫を殺す働きはありませんが、虫が嫌うアロマオイルを置くことで、虫よけになります。
虫よけ効果があると言われるアロマオイルは、シトロネラ、ユーカリ、ゼラニウム、レモングラスといったものです。これらの香りをつけたサシェを、虫が来てほしくない場所に置くことをおすすめします。また、ゴキブリが嫌うアロマオイルもあります。
クローブの香りは、ゴキブリ除けになります。少し癖がある香りなので、好き嫌いはあるかもしれません。クローブはオレンジのアロマオイルと相性がいいと言われています。これらのアロマオイルを上手に使って、サシェで虫よけをしていきましょう。
サシェの作り方は安価で簡単!
香りを手軽に楽しめるサシェについて見てきました。簡単な作り方で、サシェで香りを楽しむことができます。香りを付けた中身を手作りの袋に入れるだけです。裁縫が苦手な人でも、サシェを作ることができます。
自分の好きな香りを常に身近に置けるよう、あなた好みのサシェを作ってみませんか?香りのある楽しい生活ができるでしょう。