紙粘土で工作を楽しみたい!
子供の頃に粘土遊びをした方も多いことでしょう。紙粘土は乾燥する硬くなり、様々な作品を作ることができます。子供の工作だけではなく、最近は大人の趣味としても人気があります。
乾燥した紙粘土は、絵の具で簡単に色を付けることができます。紙粘土のスイーツや人形などの作品をはじめ、箸置きやスイーツ、小物入れなども作ることができます。
今回は紙粘土工作を楽しみたい方のために、紙粘土工作の魅力や作品アイデア、おすすめの紙粘土などを紹介します。
紙粘土工作の魅力
紙粘土は子供の工作といイメージがありますが、子供だけではありません、紙粘土を使った大人のプロの造形家も多く、目を見張るようなフィギュアや小物が人気を呼んでいます。また最近は大人の趣味としても注目されていて、SNSにも多くの作品がアップされています。
紙粘土は扱いが簡単で、比較的安価な値段で手に入れることができます。家にいる時間が長い時にコツコツと作品を作ったり、子供と一緒に工作を楽しんだりするのもおすすめです。
軽くて扱いが簡単な粘土
紙粘土とはパルプを主原料にした粘土のことで、水や糊を混ぜて作っています。乾燥すると軽くなって固まります。一度、固まった紙粘土は水を加えても元に戻ることはありません。紙粘土に似たものに油粘土があります。油粘土は時間が経っても固まらず、何回でも使うことができます。
紙粘土は子供でも簡単に扱うことができます。ワイヤーやリボン、フェルトと組み合わせて使うこともでき、アイデア次第で様々な作品を作ることができます。
子供も大人も楽しめる
紙粘土は子供の工作というイメージがありますが、大人の方も様々な作品を作って楽しむことができます。紙粘土は固まると塗料や絵の具で簡単に色を付けることができます。また初に紙粘土に色を混ぜ込んで色付きの紙粘土にしてから、作品を作ることができます。
夏休みの宿題など、子供と一緒に工作を楽しむのもおすすめです。また紙粘土を使ってかわいいスイーツやキーホルダー、マスクなどを作って、お部屋のインテリアにして楽しむのもいいでしょう。
材料が100均でも揃う
紙粘土や工作に必要な道具は100均でも販売されていて、簡単に紙粘土工作にチャレンジことができます。100均では紙粘土、ヘラ、粘土板、色づけに必要な絵の具などが販売されています。また作品にツヤを出すニスなども100均で手に入れることができます。
フィギュアなど凝った作品を作る前に、まずは100均で手に入る簡単な道具を使って作品を作ってみるのもおすすめです。100均の道具でも、子供だけではなく大人も様々な作品が作れます。
紙粘土工作に必要な物
紙粘土工作は子供から大人まで、誰でも簡単に楽しむことができます。作品作りを楽しむためには、まずは道具を揃えましょう。紙粘土工作には複雑な道具は必要なく、簡単にスタートすることができます。ここからは揃えておきたい道具をお伝えしましょう。
紙粘土
一口に紙粘土と言っても様々なタイプのものがあります。軽量紙粘土は柔らかいので練りやすく、子供にも扱いやすい紙粘土です。細かい作業をしやすく、小さな作品を作るのにも適しています。
重量紙粘土は重さがあり、硬化後は陶器のような仕上がりになります。細かい細工を施した作品は難しいのですが、少し大き目の作品を作るのに適しています。
紙粘土ではないのですが、紙粘土と似たものに樹脂粘土があります。固まっても弾力性があるので、スイーツ作りなどに人気があります。
粘土板
紙粘土工作をするには、粘土板は欠かせない道具です。粘土版は、粘土が付かないよう加工が施されている工作用の板のことです。紙粘土はべたつくので、粘土板を使うとテーブルを汚すことなく作品を作ることができます。
粘土板の中には裏面に動物や花などの押し型が付いているものがあります。紙粘土を詰めて取り出すだけで簡単に作品を作ることができ、子供の工作にもおすすめです。
ヘラ
紙粘土工作で、細かな作業をするには粘土ベラは欠かせない道具です。子供の頃、プラスチック製の粘土ベラを使った方も多いことでしょう。粘土ベラは、粘土をカットしたり模様を付けたりするのに使います。
大人の方が作品を作る際には、子供用ではなくワンランク上の粘土ベラがおすすめです。先端が尖っているものがあり、細かい作品を作るのに適しています。粘土ベラはセットで売られているものが多く、数種類のヘラを一度に揃えることができます。
ニスや絵の具
絵の具は作品に色を付けるのに必要な道具です。紙粘土が硬くなってから色を付けることもできますし、初めに紙粘土に色を付けてから作品を作ることもできます。絵の具を加える時は、少しずつ加えていきましょう。
動物やスイーツなど細かいパーツが多い作品を作るときは、最初に紙粘土に色を付けておくと作業がしやすいのでおすすめです。
最後にニスを塗ると、作品にツヤが出ます。ニスを塗る時は、最初に塗った絵の具が完全に乾いてから塗るようにしてください。
紙粘土工作の作品アイデア10選
紙粘土工作にチャレンジしようと思い道具を揃えても、どんな作品を作ったらいいのか分からないという方も多いことでしょう。そのような方のために、ここからは大人向けの紙粘土作品アイデアを紹介します。大人の方だけではなく、子供も一緒に作って楽しめます。
既存キャラクターをモチーフにする
紙粘土の工作でまず最初におすすめなのが、既存のキャラクターをモチーフにすることです。私たちの身の回りには様々なキャラクターがあります。人気アニメのキャラクターや映画に登場するキャラクター、ディズニーキャラクターなども紙粘土で簡単に作ることができます。
初めて紙粘土工作にチャレンジする大人の方は、シンプルな形のキャラクターのほうが作りやすいでしょう。たくさん作って並べたり、子供へのプレゼントにしたりするのもおすすめです。
動物をモチーフにする
動物も紙粘土工作のモチーフにおすすめです。リアルに動物を表現したり、アニメチックな作品にしたりと様々なモチーフが考えられます。動物のモチーフの中で、ネコやウサギはとても人気があります。
簡単な作り方のものから、少しずつ複雑な作り方のものへチャレンジして行きましょう。ライオンやシマウマ、カバなど野生動物の紙粘土作品をたくさん作って動物園にしたり、同じ種類の動物を作ってインテリアにしたりするのもおすすめです。
お菓子や食べ物をモチーフにする
お菓子や食べ物は紙粘土工作の中でもとても人気があるモチーフです。マカロンやアイスクリーム、ケーキ、ドーナツ、クッキーなどのお菓子や、お寿司やハンバーガー、おにぎりなどの食べ物など、様々なモチーフを紙粘土で作ることができます。
アイスクリームの作り方は簡単で、色を付けた紙粘土を軽量スープンにぎゅっと詰めたら逆さに出します。表面を紙やすりで少しこすると、アイスクリームのテクスチャが出ます。子供と一緒に様々な色で作って、工作を楽しむのもおすすめです。
遊べるおもちゃを作る
大人の方が子供と一緒に紙粘土工作を楽しみたい時におすすめなのが、遊べるおもちゃです。おもちゃの中でも簡単に作れて人気があるのが、魚釣りゲームです。
作り方は簡単で、色鮮やかな魚を紙粘土でたくさん作ります。このとき先端にクリップなどを埋め込んでおきます。紙粘土工作で魚が完成したら、紐を付けた竿で魚を釣って遊びます。
電車が好きな子供には電車の模型を紙粘土で作るのもいいでしょう。野菜やスイーツを作って、お店屋さんごっこをして遊ぶのもおすすめです。
小物入れを作る
大人の紙粘土工作として人気があるのが小物入れです。紙粘土工作の小物入れは様々な作り方がありますが、簡単なものは瓶のふたに紙粘土で飾りを付けることです。
アイスクリームやマカロンなどスイーツをモチーフにしたり、かわいい動物をモチーフにしたりといろいろな作品を作って瓶のふたを飾りましょう。
仕上げにニスを塗ると、ツヤが出ておしゃれに見えます。その他にも、紙粘土で箱を作って小物入れにしたり、ペン立てを作ったりするのもおすすめです。
マスクを作る
大人の紙粘土工作でおすすめなのがマスクです。ハロウィン用やコスプレ用のマスクも紙粘土で簡単に作ることができます。
大人が被るマスクを全て紙粘土で作るとなると大量の紙粘土が必要で、重くなってしまいます。そこで段ボールなどで土台を作り、紙粘土を貼り付けて行く作り方がおすすめです。
マスクを軽くするには、紙粘土をできるだけ薄く付けるのがポイントです。土台には100均で売っているプラスチックのお面もおすすめです。
写真をもとにして作る
写真をもとにして作る作品も大人の紙粘土工作におすすめです。ペットの作品を作りたい時、動き回るペットをモデルにするのは大変です。かわいい動作をしている時の姿を写真に撮り、写真を見ながら紙粘土工作をすると簡単です。
またジオラマなど大きな作品を作りたい時も、写真を参考にすると作業がしやすいでしょう。その他、スイーツや食べ物など頭の中で考えているだけでは難しいものも、写真に撮るとイメージがわくので簡単に作品を作ることができます。
箸置きを作る
紙粘土では様々な作品を作ることができますが、大人の子工作として実用的なものを作りたい方におすすめなのが箸置きです。箸置きは小さいので簡単に作ることができます。また紙粘土を1袋買えば大量に作ることができるので、プレゼントにしてもいいでしょう。
紙粘土の箸置きは、動物や野菜、スイーツなど様々なものをモチーフにして作ることができます。しっかりと乾燥させて、色を付けるといいでしょう。
リースを作る
リースも大人の紙粘土工作におすすめです。マスクのところでも説明したように、全てを紙粘土で作ると重くなってしまうので、土台を段ボールで作って紙粘土を貼り付けていく作り方がおすすめです。
紙粘土で土台のリースを作ったら、海岸で拾った貝殻や公園で見つけた木の実など、お好きなものを紙粘土に埋めるようにして付けて行きます。リボンやフェルトなどを使ってもいいでしょう。絵の具で色付けした卵の殻を埋め込むと、モザイクアートのようなおしゃれなリースを作ることができます。
シルバニアの小物を作る
シルバニアファミリーのコレクションを楽しんでいる大人の方も多いことでしょう。シルバニアファミリーの小物も紙粘土で簡単に作ることができます。
シルバニアファミリーはとても小さいので、小物を作るにはピンセットがあると便利です。100均で売っている軽い紙粘土を使うと、パンやケーキなどリアルでかわいいスイーツを作ることができます。
その他、シルバニアファミリーの椅子やテーブル、ベッドなどの家具や、お皿やマグカップなどの食器などにもチャレンジしてみてください。
紙粘土工作の作り方アイデア7選
ここからは粘土工作の簡単な作り方やアイデアを紹介しましょう。爪楊枝を使って細かい細工を楽しんだり、リボンやフェルトを使って作品の幅を広げたりするのもおすすめです。また工作キットを使うと簡単にきれいな作品が出来上がります。
爪楊枝で細かい模様を作る
紙粘土工作で動物やスイーツなどを作る時、爪楊枝など先が尖ったもので模様を付けるとリアルな感じが表現できます。
先ほど作り方を紹介したマカロンを例にしてみましょう。紙粘土でマカロンの形を作ったら、生地になる部分に爪楊枝でマカロン特有の模様を付けて行きます。これで本物のマカロンのように見えます。
その他にも動物の尻尾やクッキーやケーキの模様、ドールの顔や服の模様など、細かいパターンは爪楊枝を使うと簡単にきれいな模様を付けることができます。
ホイップクリーム風に絞る
ソフトクリームなどのスイーツを作りたいときは、紙粘土をホイップ状に絞り出すと本物らしいソフトクリームが表現できます。作り方は簡単で、100均などで売っているお菓子用の絞り袋を使って絞り出します。
この時、軽量紙粘土を使うとソフトクリームの質感が表現できます。100均では絞り袋に入ったホイップ用紙粘土が販売されているので、こちらを利用すると簡単できれいなホイップクリームが作れます。カップや器などに入れて楽しんでください。
パーツに分けて薔薇を作る
大人の紙粘土工作で作ってみたいのがバラやチューリップなどのお花です。紙粘土のバラは複雑そうに見えますが、100均で販売されている道具を使って簡単に作ることができます。
作り方は、まず絵の具で色を付けた紙粘土を少量ずつに分け、プラスチック製のスプーンを使って花びらを作って行きます。スプーンの背の部分に紙粘土を薄く広げ、花びらの形に整えます。そっと取り外したら、軽く丸めて花びらにします。
花びらのサイズを少しずつ大きくしながら、純に巻き付けて行くとできあがりです。慣れると簡単なのでチャレンジしてみてください。
リボンやフェルトと組み合わせる
紙粘土工作は、紙粘土だけではなくフェルトやリボンなどを使ってもきれいな作品を作ることができます。作り方は簡単で、紙粘土でケーキを作ったらリボンを巻いて飾ってみましょう。また、ドールの服をフェルトで作ってもいいでしょう。
その他にもクリスマスオーナメントやキーホルダー、ガーランドなどもリボンとフェルトをアレンジして紙粘土で簡単に作ることができます。工夫をして様々な作品を作ってみてください。
ワイヤーやペンチを使う
紙粘土工作をする時、ワイヤーを使う表現の幅が広がります。ワイヤーをカットするときはペンチがあると簡単にカットできるので、用意しておくといいでしょう。作り方は、ワイヤーで動物や人の形を作って、紙粘土を付けていきます。
子供と一緒に紙粘土工作を楽しみたい時、100均で販売しているモールを使うと、面白い作品を作ることができます。作り方は簡単で、昆虫の足にしたりお菓子の飾りに使ったりすることができます。
キットを使って練習する
紙粘土や塗料を揃えるのが大変という方や、初めてでうまく作れるかどうか分からないという方は、紙粘土工作のキットを使うと簡単にきれいな作品を作ることができます。
パッケージには詳しい作り方を説明した解説書が入っているので、丁寧に作っていくと満足できる仕上がりになります。紙粘土工作のキットにはお菓子屋さんや貯金箱、ランタンなど様々なものが販売されています。子供と一緒に楽しみながら作るといいでしょう。
流行りのモチーフを取り入れる
紙粘土工作で何を作っていいか分からないという方は、流行のモチーフを取り入れてみるのがおすすめです。スイーツデコは流行のアイテムですが、その他にも流行のキャラクターを作って作品にするのもおすすめです。
最近流行しているのが疫病除けの妖怪アマビエで、アマビエを紙粘土で作ってお守りにしたり部屋に飾ったりする人が増えています。その他にも花モチーフや、幸運を呼ぶモチーフとして最近人気上昇中のスターフィッシュもおすすめです。
工作に使えるおすすめ紙粘土
ここからは紙粘土工作を楽しみたい方のために、おすすめの紙粘土を紹介します。紙粘土は様々なメーカーから販売されているので、どれを選んでいいか迷ってしまうという方も多いことでしょう。ここでは扱いやすく、発色のいい紙粘土を紹介します。
中部電磁器工業 クラフトクレー白鳥
クラフトクレー白鳥
参考価格: 352円
名前の通り、白鳥のようなツヤのある白色の紙粘土です。強いコシがあるのが特徴で、軽量タイプの紙粘土では芯が必要になる作品でも、芯を入れずに簡単に作ることができます。
ベタベタとしていないので作品を作りやすく、複雑なデザインの作品を作るのにもおすすめです。硬化すると表面が滑らかになり、塗料が塗りやすくなります。
内容量 | 600g |
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画材・ものづくりのアートロコ 紙ねんど
紙ねんど 1kg
参考価格: 242円
アートロコからは様々なタイプの粘土が販売されています。こちらの紙粘土は1kgあり、コスパがいい紙粘土として人気があります。
一般的な紙粘土で、初心者や子供の工作におすすめです。発色もよく、硬化したら絵の具で色付けをして作品を完成させてください。アートロコからはこの他にもウッディタイプやクラフトタイプなど様々な粘土を扱っています。
内容量 | 1kg |
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アーテック ねんどの王様
アーテック ねんどの王様
参考価格: 500円
学校教材メーカーのアーテックが作った紙粘土で、安全で安心して使うことができます。子供の工作だけではなく大人の方の作品作りにもおすすめです。
コシのある硬めの粘土で、こちらも芯を使わずに作品を作ることができます。絵の具を混ぜても伸び場いいので、最初に絵の具で色付けしてから作品を作りたい方にもおすすめです。細かい作品作りにも適していて、乾燥しても割れにくいのが特徴です。
内容量 | 100g |
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サクラクレパス 自由工作 ふわフワかみねんど
ふわフワかみねんど
参考価格: 1,877円
超軽量の紙粘土で、同じメーカーの従来品の約8分の1の重さしかありません。非常に軽いため、吹いて遊ぶおもちゃや水に浮かぶ船などの作品を作ることができます。
仕上がりがふわふわとした軽い印象になるので、スイーツなど作るのにも適しています。最初から柔らかくなっているので、子供でも成形しやすいので人気があります。
絵の具を練り込みやすく、簡単に色づけができます。袋から出しやすいトレーに入っています。大人から子供まで幅広い年齢層におすすめです。
内容量 | 100g |
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サンワ 超軽量紙粘土 Kクレイ
Kクレイ
参考価格: 1,838円
Kクレイは国産粘土で、秋田のメーカーが自社工場で作っています。非常にやわらかくよく伸びる紙粘土で、べたつかずにきれいな作品を作ることができます。土用保存袋が入っているので、残った粘土を乾燥させずに保管できます。
絵の具を混ぜやすく、最初に紙粘土に色付けをしたい方にもおすすめです。また芯になる材料にも接着しやすく、扱いやすいのが特徴です。子供の工作から大人の作品作りまで、幅広く利用できる紙粘土です。
内容量 | 190g |
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工作に使えるおすすめ紙粘土一覧比較表
商品 | |||||
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商品名 | クラフトクレー白鳥 | 紙ねんど 1kg | アーテック ねんどの王様 | ふわフワかみねんど | Kクレイ |
価格 | 352円 | 242円 | 500円 | 1,877円 | 1,838円 |
内容量 | 600g | 1kg | 100g | 100g | 190g |
商品リンク |
紙粘土工作を趣味にして楽しもう!
紙粘土工作は家にいる時間が長い人にもおすすめの趣味です。箸置きなどの小さな作品からリースやオーナメントなど細工を施した作品まで、さまざまな作品を作ることができます。
絵の具を使って色付けすると、おしゃれでな作品を作ることができます。花や動物、人気のキャラクター、スイーツなど様々なモチーフの作品を作って楽しんでください。