刺繍初心者にもおすすめのキットまとめ！簡単にできる種類や選び方とは？

家で過ごす時間が長くなり、何か趣味を持ちたいと考えている方も多いかもしれません。そんな方におすすめなのが刺繍です。コツコツと針を刺すことで美しい作品を作ることができます。

刺繍を始めるには刺繍キットを利用すると簡単です。刺繍キットの中には必要な道具が全て含まれているものがあり、初心者もすぐに始めることができます。今回は刺繍を始めてみようと考えている方のために、刺繍キットの選び方やおすすめの刺繍キットなどを紹介しましょう。

刺繍は、針と糸があれば誰でも簡単に楽しむことができます。しかし初心者の方は、どこから始めていいか迷ってしまうこともあるでしょう。

そんな時におすすめなのが刺繍キットです。刺繍キットは、図案や刺繍糸、布などがセットになっていて、初心者の方でも図案通りに刺せば、美しい作品を作ることができます。

刺繍にはハンカチやバッグなどのワンポイントからランチョンマット、大きなものはペストリーまで、様々な作品を作ることができます。しかし初心者の方は、どんな作品を作っていいか、迷ってしまうこともあるでしょう。

その点、刺繍キットは作品があらかじめ決まっているので、自分でいろいろ調べる必要がありません。刺繍キットは、花や動物、子供、小物、風景などさまざまなものがあります。作ってみたい作品のキットを選ぶと、簡単でおしゃれな作品を作ることができます。

刺繍キットには、商品によっても異なりますが、一般的に図案、デザインのイメージ図、説明書、刺繍糸、刺繍布、針などがセットになっています。刺繍に必要な道具が全てセットになっているので、すぐに刺繍を始めることができて便利です。

ただし刺繍糸や布は、その作品を仕上げることができる分だけの量しか入っていません。キットはすぐに刺繍が始められて便利なのですが、その一方で失敗をすると刺繍糸が足らなくなってしまうということもあります。初心者の方は、余分に布や糸を揃えておくのもおすすめです。

刺繍の作品を作るには、刺繍糸がたくさん必要です。初心者の方が刺繍を始めようと思うと、何種類もの刺繍糸を買わなければなりません。また小さな作品を作るのに、大きな布を買わなければならないということもあります。

刺繍キットは必要な色の刺繍糸や布がセットになっているので、すぐに刺繍を始めることができます。わずかしか使わないのに、刺繍糸をまるまる1本買う必要がないので、経済的にもおすすめです。

初心者の方は、刺繍に必要なものが全てセットになっているキットから始めると、気軽に楽しむことができます。

一口に刺繍といっても、刺繍には様々な種類があります。私たちが刺繍というとヨーロッパ刺繍やクロスステッチを思い浮かべますが、その他にも日本刺繍やカウントステッチ、ビーズ刺繍などもあります。

また初心者から楽しめる刺繍や少し慣れた人におすすめの刺繍もあります。そこでここでは、刺繍キットの選び方を説明する前に、刺繍の種類を紹介しましょう。

刺繍の初心者におすすめなのがクロスステッチです。クロスステッチは、布のマス目に刺繍糸を「X」の形になるようにクロスに刺していく技法です。初心者でも簡単に図案通りのおしゃれな作品に仕上げることができます。

クロスステッチには専用の刺繍糸と布があります。刺繍キットはセットになっているので、自分で選ぶ必要がないので便利です。初心者は大きめのマス目のほうが刺しやすいでしょう。

クロスステッチのキットには、簡単なモチーフのものからアート作品まで様々なものが揃っていて初心者からベテランまで楽しむことができます。

ヨーロッパ刺繍にはスウェーデン刺繍、チェコ刺繍、ハンガリー刺繍など様々なものがありますが、日本でよく知られているのはフランス刺繍です。フランスの上流階級の女性の教養として広まったもので、長い歴史があり、様々な技法があります。

フランス刺繍は、刺繍の基本となる多くの技法を学ぶことができるので、初心者にもおすすめです。クロスステッチとは異なり生地を選ばないため、薄い布から厚めの布まで様々な生地に刺すことができ、自由にいろいろな作品を作ることができます。

フランス刺繍もおしゃれなキットがたくさん販売されています。ポーチなどの小物やクッションカバー、アート作品などがあり、初心者から上級者まで楽しめます。

日本刺繍は飛鳥・奈良時代に仏の姿を刺繍するために広まったもので、長い歴史があります。絹の生地に絹糸で刺繍をするもので、両手を使って刺すのが特徴です。

江戸時代に着物や帯などに施されるようになり大きく発展しました。江戸風、京風、加賀風など様々な種類があります。

日本刺繍は独学で学ぶには難しく、教室や工房に通って学ぶのがおすすめです。通信教育もあり、家で学ぶこともできます。数は少ないのですが、刺繍キットもあります。

ビーズ刺繍とは、布にビーズやスパンコールなどを刺して立体的な作品を作る技法のことです。おしゃれでゴージャスな作品を作ることができ、フランス刺繍やクロスステッチとは違った楽しみ方があります。

コツをつかめば初心者にも比較的簡単に作ることができます。ブローチやイヤリング、ヘアアクセサリーなどおしゃれな作品が作れるキットがたくさん販売されています。

ニードルパンチ刺繍とは、ペンに似た専用の針を使って、布の片側からプチプチと刺して作品を作る技法のことです。ワッペンのようなもこもことした作品を作ることができます。

初心者にもおすすめで、簡単に作品を作ることができます。フランス刺繍やクロスステッチに比べあまり知られていませんが、最近は刺繍キットも多く販売されていて、おしゃれでかわいい作品を作ることができます。

カウントステッチとは、布の織り目を数えながら同じパターンを繰り返し刺す技法のことです。基本的なステッチをひたすら繰り返すだけで、北欧のテキスタイルのようなおしゃれな作品を作ることができます。

初心者の練習用にもおすすめで、無心になって作品に没頭することができると人気があります。幾何学模様や植物モチーフなど様々な連続模様を作ることができます。

フレームがセットになったキットも販売されていて、作った作品をすぐに壁に飾ることができるのでおすすめです。

オートクチュール刺繍は、ハイブランドのアトリエで職人がオーダーメイドのドレスやバッグに施す刺繍のことで、長い歴史がある伝統的な技法です。

クロシェと言う専用のかぎ針を使い、スパンコールやビーズを刺繍する技法でハイブランドにふさわしいおしゃれでゴージャスな仕上がりになります。普通の刺繍とは異なり、初心者が独学で学ぶには難しいかもしれません。キットもほとんどありません。

刺繍キットには様々な種類があります。ワンポイントの小さな作品からクッションやバッグなど大きな作品まで、おしゃれな作品を作ることができます。

しかしこれから刺繍を始めようと思っている初心者の方は、どんな刺繍キットを選んでいいか迷ってしまうかもしれません。途中で挫折することがないよう、刺繍キットの選び方のポイントをお伝えしましょう。

刺繍キットの選び方で、まず最初に注目するポイントは刺繍の種類です。上で見たように刺繍には様々な種類があります。初めて刺繍をする方におすすめの選び方は、クロスステッチです。

簡単な技法なので初心者でもコツコツと進めることができます。完成度が高く、できた作品はバッグやポーチなどに仕立てることもできます。

本格的に刺繍を始めたいという方におすすめの選び方は、フランス刺繍です。フランス刺繍は基本となる様々なステッチを学ぶことができます。基本のステッチを覚えれば、初心者でも様々な作品を作ることができます。

初心者の刺繍キットの選び方では、日本の伝統的な刺繍もおすすめです。刺し子は小学校の家庭科でも体験することがあり、お子様にもおすすめです。こぎん刺し、菱刺し、庄内刺し子など日本三大刺し子も人気があります。初心者から上級者まで、様々なキットが販売されています。

刺繍キットの選び方でおすすめなのが、作りたいアイテムで選ぶという点です。途中で挫折しないためにも、好きな作品を選ぶことが大切です。ブローチやコースターなど短時間で完成できる作品を選ぶのもいいでしょう。

またクッションカバーや額縁などが長い時間、楽しむことができ、作品ができたときの達成感もあります。単純なパターンや刺繍糸の色数が少ないものなら初心者でも大きな作品にチャレンジすることができます。

刺繍キットの選び方で次におすすめするポイントは、刺繍キットのセット内容です。初めて刺繍をする方であれば、布や針、刺繍枠など全てがセットになっているキットがおすすめです。布に図案がコピーされているものは、初心者でも簡単に始めることができます。

2回目、3回目の方などすでに一通り道具を持っている方は、糸と布だけのキットを選ぶと、値段も安く経済的にもおすすめです。

刺繍キットの選び方で大切なポイントは、自分にあった難易度のものを選ぶという点です。フランス刺繍などヨーロッパ刺繍を全くやったことがないという方のために「ステッチキット」というキットがあり、基本のステッチを学ぶことができます。作品を作る前に練習をするといいでしょう。

その他の刺繍キットでもあまりにも図案が複雑なものは、初心者には難しいことがあります。小さな作品やシンプルなパターンのものから少しずつ複雑な図案のものを手掛けると、途中で挫折せずに作品を仕上げることができます。

海外のおしゃれなかわいいいキットもたくさんあり、通販などで手に入れることができます。海外のキットは和訳が付いていないものが多いので、初心者の方にはハードルが高いかもしれません。

日本と海外では刺し方が異なっていたり、複雑なステッチはやり方が分からなかったりする場合もあります。海外のキットを利用する前に、一度日本のキットで作品を作ってみるのがおすすめです。

それではここからは初心者におすすめの刺繍キットを紹介しましょう。刺繍キットは手芸専門店やネットなどで扱っています。様々なタイプのものが販売されているので、上で紹介した「刺繍キットの選び方」を参考にして、自分の難易度にあったものを選ぶようにしてください。

100均も刺繍キットが販売されています。100均の刺繍キットは簡単なデザインのものが多く、初心者でも短時間に仕上げることができるのでおすすめです。100均の刺繍キットには、必要な道具が全て含まれているわけではなく、布や刺繍糸などを別に揃える必要があるので注意してください。

「FLET’S 百圓領事館 刺繍キット」は100均で扱っている刺繍キットです。100均なので、気軽に刺繍を始めることができます。100均のこちらのセットは全部で12種類あり、かわいい花や鳩、ウサギ、クマなどのフランス刺繍の作品を作ることができます。

100均のこちらのキットはシンプルなデザインで、ほとんどの作品が1～3種類のステッチを使うだけでできあがります。初心者でも1時間くらいで仕上がるでしょう。

キットの内容はステッチの説明書、刺繍糸、図案がプリントされた不織布となっています。刺繍針と刺繍枠は別売りのものを用意してください。できあがったさくひんはそのまま刺繍枠に入れて飾るのがおすすめです。

100均のセリアには、図案入りの刺繍キットが販売されていて、手軽に刺繍を楽しむことができます。刺し子やティッシュケースなど、期間限定で様々なキットが販売されています。

ティシュケースが作れる100均のセットは5パターンがあり、女の子やイチゴ、リボンなど女の子向けのかわいいデザインとなっています。セット内容は、図案プリント済みの布と説明書です。刺繍糸や刺繍枠、針は別売りのものを用意します。

初心者でも2～3種類のステッチで簡単に作ることができます。100均のセリアのキットの説明は最低限なので、刺繍の基本が分からない人は自分で調べる必要があります。刺繍をした後に、ティシュケースに仕立てます。できあがりは縦9cm×横12cmくらいの作品になります。

100均のセリアには、「お絵かき用刺しゅう」という刺繍セットも販売されています。100均のセリアのこちらのセットは、女の子向けのかわいい刺繍鵜キットで、「ガーリー」と「アニマル」の2種類があります。

100均のセリアのこちらの刺繍セットの内容は、図案がプリントされた布1枚、わた、説明書になります。刺繍糸や針、チェーンは別売りのものを用意します。布にはアウトラインだけがプリントされているので、絵を描くように好きなデザインの刺繍をして楽しみます。

100均のセリアのこちらの刺繍セットは、刺繍の基本が分からない方には少し難しいかもしれません。表裏を合わせて縫い、中にわたを詰めてキーチェーンに仕上げることができます。

刺繍キットは、刺繍に必要な布や刺繍糸が含まれているのですぐに刺繍を始めることができます。最近は100均でも様々な刺繍キットが販売されているので、気に入ったデザインがあったら試してみてください。

刺繍キットは初心者向けのシンプルなデザインのものから中・上級者向けの複雑なものまで、様々なキットが販売されています。「キットの選び方」で紹介したポイントを参考に、自分にあったキットを見つけてください。