プラ板は電子レンジでも作れる?その他トースターの代用になるものは?
今や子供の遊び道具から大人のアクセサリー作りにまで、多様性のあるアイテムとして人気のプラ板です。自分の好きな絵などを描いて、オーブンレンジにかけるだけでアクセサリーができるという優れものです。
そんなプラ板はオーブンレンジ以外でも、ヒーターの熱で直接焼くなど、グリル加熱のできる機能が備わった機器ならばできると言います。ということは、電子レンジでも作れるのかということです。
確かにプラ板は、電子レンジでも作れますが、但しオーブン機能が備わった電子レンジでしかできないということがあります。その他トースターの代用になるものなども含めてプラ板の作り方を紹介します。
プラ板とは
子供のお遊びアイテムとして人気のプラ板です。そんなプラ板が、アクセサリーやキーホルダーにできるということもあり大人にも人気のアイテムにまでなっています。
そもそもプラ板とは何なのかというと、クラフト用に使われるプラスチックの板のことを省略した呼び名です。そして、ポリスチレンやスチロール樹脂と呼ばれるプラスチック材でできています。
ここでいうプラ板は、アクセサリーやキーホルダーなどに加工できる縮むタイプのプラスチック板で「延伸ポリスチレン」と呼ばれているものです。そんなクラフトの定番となっているプラ板です。
簡単にアクセサリーやキーホルダーが作れる
子供から大人まで楽しめるアイテムで、簡単にできるというところが魅力のプラ板は、自分の好きなキャラクターデザインを描いてアクセサリーやキーホルダーを作ることができます。
透明の大き目に切ったプラ板に、油性マジックなどで好きなように、絵でも文字でも自由に描いていきます。そして、描きあがったプラ板をオーブンレンジなどで加熱して縮ませます。
切って、描いて、焼いて縮ませてという様に、簡単な動作で自分好みのアクセサリーやキーホルダーが作れます。ただ、代用できるものもありますが、基本オーブン機能のあるレンジなどがないと作れないということもあります。
プラ板の材料は100均で揃う
何しろ簡単にできるプラ板は、子供の遊び道具としても大人の遊び道具としても便利に使える楽しいアイテムです。そして、このプラ板の材料が100均で揃うという様に、安くて簡単にできる魅力があります。
プラ板に、普段から馴染んでいる人はともかく、プラ板を初めて始めようとする人には、プラ板やカッター・油性マジックなど必要なものを用意することがあります。
近頃では100均に行けば、大概のものが揃う様になっています。そんな100均で、工作用のプラ板が大きさ別にセットされて、或いは専用のパックで売られています。油性マジック等も揃えることができます。
プラ板作りでトースターがない時は電子レンジでもOKなの?
プラ板は、加熱して縮ませて作るということを前の項で紹介しています。そして、ただ加熱するのではなく、そこに焼く機能が必要ということにも触れています。ということは、プラ板にはトースターが必要ということになります。
しかし、オーブントースターと電子レンジ両方を揃えることも不合理に感じることもあり、トースターよりも電子レンジを購入して、日常の用事を済ませるということが多々あります。
そんな環境の場所では、プラ板はできないということにもなりかねません。しかし、プラ板はトースターがなくても電子レンジでできることがあります。そんな方法を紹介します。
オーブン機能がある電子レンジならOK
プラ板でアクセサリーやキーホルダー等を作るには、普通の状態のプラ板に熱を加えて縮ませるということが必要です。同じようなことの繰り返しですが、プラ板で自分好みのアクセサリーなどを作るには必須のことです。
100均でプラ板の材料を買ってきて、描き始めてトースターがないでは、折角の力作も無駄で終わってしまうということにもなりかねません。しかし、電子レンジで代用できることがあります。
電子レンジは、基本加熱することだけの機能です。ところが電子レンジには、オーブン機能を備えたものがあります。簡易用のレンジでない限り、大概はこの機能がありますから、電子レンジのオーブン機能を使うことでOKです。
レンジ機能のみの電子レンジはNG
プラ板を作るには、トースターの機能が必要です。要するにレンジの様に加熱することが主体の機器では、プラ板は作ることはできないのです。アクセサリーを簡単に作ろうとするなら、電子レンジは機能の確認が必要です。
プラ板を作るにはオーブンレンジがあることが良いのですが、日ごろは電子レンジで大概の用事が済むということで、オーブンレンジまで揃える必要もないという人は多いです。
そんな人が、いざプラ板を作ろうとしたときに電子レンジではNGということがあります。いわゆる電子レンジに、レンジ機能だけでオーブン機能がないということがあります。この様な電子レンジではプラ板は作れません。
プラ板作りでトースターがない時に代用になるものは?
プラ板とトースター機能は、切り離せない関係があります。プラ板には、加熱されて焼くような機能が必要です。その機能があることで、プラ板の普通の状態から縮んでアクセサリーに工作できるのです。
電子レンジを使っても、オーブン機能がないレンジではプラ板はできないということのように、プラ板作りにはトースターが必要なのです。そんなトースターがない時の代用になるものがあるのか調べました。
プラ板を作るには、日常生活で普通に使っているホットプレートやアイロンなどといった料理器具や電気製品が、トースターの代用として役立つことがあります。そんな代用できる器具を紹介します。
ホットプレートは?
プラ板作りでトースターがない時の代用で、ホットプレートが考えられます。パンケーキなどを焼いて食べるなどするホットプレーですが、意外にプラ板作りには便利に使えます。
焼き面が広いホットプレートは、幅広く使えてプラ板を作るには、使い勝手が良いということもあります。レンジ機能がないという時などには、ホットプレートを使ってプラ板を作るのもありです。
ホットプレートでの作り方
そこでトースターの代用ができるホットプレートでの作り方を紹介します。当然プラ板は、手元に用意しておきます。電源を入れたホットプレートは、160度に設定し加熱させます。この時、クッキングシートかアルミホイルを敷いておきます。
アルミホイルを使う時は、ぐちゃぐちゃに丸めて広げて、凸凹がある状態にします。ホットプレートが温まったら、プラ板を焼き面の上に置いて蓋をします。プラ板が、柔らかくなるのを確認します。
その後にプラ板は、丸くなって開くという動きをしますから、落ち着いた頃合いを見て取り出します。熱いから注意が必要です。取り出したプラ板は、熱いうちに本などに挟んで平らにして、冷ました状態にして出来上がりです。
アイロンは?
プラ板づくりにトースターの代用に、アイロンが考えられます。しかしアイロンの面を使うため、安定性に欠けることや置き面が小さいということに注意が必要です。
そんなアイロンをトースターの代用にすることはできます。アイロンを逆さにして、クッキングシートをアイロン面の汚れ防止用に敷いた上にプラ板を置きます。そして加熱します。
アイロン面が温まり徐々にプラ板が、変化してきます。丸まって開いてという状態が落ち着いた頃合いを見計らってプラ板を取り、本などの間に挟んで平らにして冷ますとでき上がりです。
この様に、プラ板作りはアイロンをトースターの代用にして使うことはできます。しかし、アイロンは前でも触れましたが、逆さに使うため不安定になりますから、安定させることが必要です。
魚焼きグリルは?
プラ板づくりのトースターの代用に、魚焼きグリルを考えます。結論から言うと、魚焼きグリルはトースターの代用には無理があるということです。ガス台に併設されている魚焼きグリルは、全面が囲われていて天井が低いことがあります。
プラ板の縮むときの状況は、柔らかくなり波打つように曲がるとい状態があります。狭い魚焼きグリルの中で、天井についてしまう可能性があり、引火の危険性が多分にあることです。
プラ板を作るときのポイントは、均等に加熱するということです。魚焼きグリルは、火力が強くて均等に加熱されないということがありますから、魚焼グリルはトースターの代用にはならないということです。
おすすめはエンボスヒーター
プラ板づくりのトースターの代用に、エンボスヒーターが考えられます。エンボスヒータは、プラ板づくりにはおすすめです。手軽に使えるエンボスヒーターは、場所を取らないところが利点です。
プラ板の縮むときの状態を手元で見ることができて、熱を加えながら調整ができるというものです。プラ板づくりを楽しむだけでは、オーブンレンジなどで対応できます。
しかしプラ板で、アクセサリーやキーホルダーづくり等を極めたいという願望のある人には、使い勝手の良いエンボスヒーターはおすすめです。プラ板の道具的には、若干の経費負担があります。
電子レンジを使ったプラ板の作り方
プラ板の作り方には、様々な方法があることを紹介してきました。要は、加熱・焼くという機能を備えた道具があれば簡単にできることが分かりました。
しかし魚焼きグリルの様にNGなものもありますが、その作り方は簡単です。そして、オーブンレンジを使った作り方が簡単で最適ということも紹介しました。
そこで日常で親しんでいる電子レンジを使ったプラ板の作り方はどうなのかということです。オーブン機能がついている電子レンジならプラ板はできると紹介しました。そこで電子レンジを使ったプラ板の作り方を紹介します。
用意するもの
電子レンジを使ったプラ板の作り方には、用意するものがあります。オーブン機能付きの電子レンジがあることが、電子レンジを使ったプラ板の作り方の基本になります。それさえあればプラ板は簡単にできます。
そして用意する絶対的なものは「プラ板」です。このプラ板は、100均で購入することができます。100均には、工作用のプラ板が売っています。プラ板の大きさも100均のお店によって複数種類あります。
プラ板を切ったり加工するために、ハサミやカッターを用意します。更にプラ板に書き込むための道具として、油性マジック・色鉛筆・マニュキュアとアクリル絵の具など、100均で揃うものばかりです。
電子レンジで焼く時に使うクッキングシート・アクリル絵の具を使う時の下地作り用に紙やすり(100から400番)とプラ板に穴をあけるためのパンチ等を用意します。大概は100均で調達できるものばかりです。
プラ板が出来上がって、熱いうちに平らに戻す最後の工程があります。ここの作業は手早く行うことが求められます。そのためには、少々厚手で重量感のある本を用意します。
簡単な作業でできるプラ板づくりですが、最後の仕上げの本に挟んで平らにして冷ますために、本は必ず用意します。この様に、プラ板の上手な作り方をするためには、最低これだけの用意するものがあります。
作り方・手順
電子レンジを使ったプラ板の作り方で、用意する物を紹介しました。それでは、プラ板の作り方・手順について紹介します。簡単にできるプラ板は、お好みのアクセサリー・キーホルダー等が作れます。
まずは、透明のプラ板に絵や文字を描きます。この時の注意点は、プラ板は1/4位まで縮みますから、プラ板の原寸を確認しておくことです。透明のプラ板は、お好みのキャラクターなどを模写することにも便利です。
下絵の完成
最近は、コピーできるプラ板などもありますから、画像などのコピーもできたりします。この様に、プラ板にデザインを書き込みます。そして、色鉛筆や絵の具などで気持ち薄めに彩色します。
デザインが決まりプラ板の形が決まった次は、ハサミやカッターでゆっくり丁寧に切りぬきます。そして、パンチで穴をあけます。これで、プラ板の作り方の前準備が完了します。
電子レンジで加熱
電子レンジを使ったプラ板の作り方で、材料は100均で調達して、プラ板に下絵などが描き終わって、切り抜いて穴をあけるまでの作業が完了すると、いよいよ電子レンジで加熱する手順になります。
電子レンジのオーブン機能で、200度に設定して予熱します。余熱できた電子レンジに、クッキングペーパーを敷いてプラ板を乗せて、2分間焼きます。この時、プラ板が曲がったりしますが、平らになるまで待ちます。
本などに挟む
この様にして焼きあがったプラ板を、熱いうちにトレーシングペーパーに挟んで、本の間に挟み込んで平らにします。熱が冷めて平らになればプラ板の完成です。
電子レンジで焼きあがったプラ板は、相当に熱くなっていますから火傷などに注意してください。焼き上がりから本に挟むまでは、スムーズな動きが必要です。
この様にしてオーブン機能付きの電子レンジを使った、プラ板でアクセサリーやキーホルダーの作り方があります。作り方の最後に、ニスなどを塗ってプラ板の強化やツヤなどを出す工夫もあります。
オーブン機能がある電子レンジでプラ板を作ってみよう!
プラ板でアクセサリーやキーホルダーなどを作るには、まず100均に行って材料を調達することから始めます。もちろんプラ板を加工するオーブントースターや電子レンジなどは、準備ができている前提があります。
しかし電子レンジを使ったプラ板の作り方には、オーブン機能がついていることが条件になります。素敵なアクセサリーやキーホルダーを、簡単にオーブン機能がある電子レンジで作ってみませんか。