簡単でかわいい牛乳パック椅子の作り方を紹介!
牛乳を飲みきった後の牛乳パックを洗ってそのまま捨ててはいませんか。捨てようとするのをやめて、牛乳パックを使って牛乳パック椅子をDIYしてみましょう。いくつかの空の牛乳パックを組み合わせることで簡単にかわいい、強度も十分な椅子をDIYできます。ではその作り方を紹介しましょう。
牛乳パック椅子のメリット
牛乳パック椅子の作り方を紹介する前に、まずは牛乳パック椅子のメリットから見てみましょう。牛乳パック椅子を作ることで様々なメリットが生まれます。家庭に嬉しいメリットが牛乳パックという簡単に手に入る物で簡単に手に入る為、このメリットを知ればきっとDIYしてみたくなるはずです。
お金をかけずに作れる
まず一つ目の牛乳パック椅子のメリットは、余分なお金をかけずにDIYできるという点です。これは家計に嬉しいポイントと言えます。
牛乳パックは牛乳を買えば後は中身を飲み干すだけで簡単に手に入れることができます。使う牛乳パックはどんなものでも構いません。その為、わざわざ高い牛乳を買う必要はなく、普段購入している物で十分作ることが可能です。それを洗った後捨てずに置いておくだけで牛乳パックは溜まります。
又、後程紹介する牛乳パック椅子の作り方の部分で牛乳パック以外に必要な道具を改めて紹介しますが、どれも家の中にあるものばかりなので、わざわざ用意する必要もありません。もし、たまたま家になかったというものでも牛乳パック同様、簡単に安く手に入る物ばかりですので心配いりません。
軽いのに強度もある
次に二つ目の牛乳パック椅子のメリットは、強度が十分にある椅子をDIYすることができるという点です。その為、普通に座ることができます。
牛乳パック一つでは中々その強度を感じることは難しいかもしれませんが、それでも元々は牛乳という多少重量もある水分が入っている為、普通の紙と比べると十分な強度を感じられます。牛乳パック椅子の強度を1番に感じられるのは、牛乳パック椅子が完成した時です。
又、強度があるということは重いのではないかと感じられるかもしれませんが、牛乳パック椅子は完成したその後も軽く、移動も簡単です。普通の椅子では強度が上がるほどに重量も増していきますが、これは嬉しいポイントと言えるでしょう。子供でも楽に運ぶことができます。
他に同じものはない
そして三つ目の牛乳パック椅子のメリットは、他に同じ物がない世界に一つだけのオリジナル椅子がDIYで作れるという点です。
インテリアショップで売られている椅子はどこかの家と被ってしまいます。しかし、牛乳パックを使って手作りで作るということは、自分だけのオリジナルデザインの椅子を作れるということです。作り方は後程詳しく説明しますが、土台の外の部分は自由に飾り付けもできます。
飲んでいる牛乳は他の家と被っていても、牛乳パック椅子にしてしまえばオリジナルの牛乳パック椅子に変身します。簡単にかわいい椅子が作れ、尚且つ強度も十分で軽いというメリットばかりの牛乳パック椅子は子供の工作にもおすすめです。ではここから先は作り方を紹介しましょう。
簡単な六角形の牛乳パック椅子の作り方
まずは牛乳パック椅子の中でも1番メジャーで作り方も簡単な六角形の牛乳パック椅子の作り方から紹介します。こちらの椅子は背もたれのない、スツールのような形です。高い物だと1万円を超えるスツールですが、牛乳パックで作るとほとんど牛乳代だけでDIYできます。
用意するもの
まずは六角形の牛乳パック椅子を作る為に必要な道具を見ていきましょう。まず牛乳パックは24個用意し、全て洗って乾かしておきます。
その他にダンボール、はさみ、布ガムテープ、鉛筆、ビニールテープ若しくはセロハンテープです。ダンボールはビールの空き箱などがおすすめでしょう。ダンボールがない方はスーパー等で無料でもらう店舗もある為、いつも買い物に行くスーパー等で確認してみてください。
そして、牛乳パック椅子の外側のデザインに必要な物が次の通りです。まず包装紙で仕上げたい場合は、好きな柄の包装紙を2〜3枚と新聞紙2〜3枚、のりを用意してください。包装紙は厚手で表面がツルツルとしている物を選ぶと綺麗な牛乳パック椅子を作ることができます。
又布地の牛乳パック椅子にしたい場合は、90cm×55cmのキルティング生地若しくはフェルト生地、裁ちバサミ、縫い針、マチ針、手縫い用の糸、定規を用意してください。糸はミシンを使う場合はミシン糸でも構いませんが、手縫いの場合はボタン付け用の物などなるべく丈夫な物を選びます。
作り方
ではここから六角形の牛乳パック椅子の作り方を順に紹介していきます。牛乳パック椅子の中でも簡単にできる物ですので、子供と一緒に作ることもできます。夏休みの工作や空いた時間に親子で作ってみましょう。子供と一緒に作る時ははさみや針の扱いに十分に気をつけましょう。
①牛乳パックの口と底部分を切る
まずは牛乳パックをはさみを使って切り開いていきます。縦長の辺のどこか1カ所を切り牛乳パックの横の部分を開けます。そして底の部分は縦長の4辺の底にそれぞれ三角の形がくるように三角に切っていきます。牛乳パックの底にはバッテンの筋があることが多い為、その筋に沿って切りましょう。
又この時に、牛乳パックの飲み口にあたる部分も底と同じように三角に切っておきます。飲み口部分はガイドになるような筋はないですが、底の三角と同じような大きさ、形に切れば問題ありません。三角に切った際に切り落とした部分は必要ない為、そのまま捨てて構いません。
②牛乳パックを三角に折る
次に牛乳パックを三角に折ります。辺の一つが中に隠れるように牛乳パックの元々ある線に沿って折ります。この時に、牛乳パックの底と飲み口の部分は蓋をするようにします。折れたら開かないようにそれぞれの端を軽くビニールテープ若しくはセロハンテープで留めます。
③4つの固まりを作る
そうしてできた三角形の牛乳パックを4つ並べた物を2つ作ります。この時も4つをテープで固定しておきます。そうすると3カ所、パズルのように牛乳パックをはめ込められる部分ができます。そこに3つに並べて固定した牛乳パックをそれぞれにはめ込みます。そしてテープで軽く固定します。
同じように次は三角形の牛乳パックを3つ並べて物を2つ作ります。この時も3つの牛乳パックはテープで固定しておきます。そして先程と同じように間に今度は2つの牛乳パックをはめ込める部分ができる為、そこに2つに並べて固定した牛乳パックをはめ込みテープで軽く固定しておきます。
④六角形の形にまとめる
そして六角形の形になるように並べます。端から3つと2つの牛乳パックを組み合わせたもの、4つと3つの牛乳パックを組み合わせたもの、4つと3つの牛乳パックを組み合わせたもの、3つと2つの牛乳パックを組み合わせたものと並べ、それぞれをぎゅっとくっつけテープで軽く留めます。
その後、再度ぎゅっとそれぞれを密着させながら3重程ガムテープを巻き付けます。ここではしっかり固定をさせなければいけない為、親子や周りの人と協力しながらガムテープを留めるようにしましょう。これで六角形の牛乳パック椅子のほとんどの形が完成しました。
⑤ダンボールを切って貼る
最後にできあがった六角形の形に合わせてダンボールを切ります。上下2枚分切り、それぞれにダンボールで貼ります。それぞれ貼り終えたら、牛乳パックが見えている部分に牛乳パックが隠れるように全てガムテープを巻き付けていきます。これで六角形の牛乳パック椅子の形が完成しました。
⑥包装紙や布で飾り付ける
六角形の牛乳パック椅子が完成したら周りを飾り付けしていきます。まず包装紙で飾り付けたい場合は、椅子の形に切った包装紙をそのままのりで貼ったり、包装紙を無造作に細かく破って貼っていく等、自分の好みの形で飾り付けしていきましょう。いくつもの柄を組み合わせても構いません。
次に布地にしたい場合は、牛乳パック椅子の側面と底と上部の形に合わせて布を切り、それぞれ縫い合わせていきます。布地で作ると包装紙で作るよりもふんわりとした座り心地の椅子ができあがります。布地で飾る場合はキツめにカバーを作るようにするのがおすすめです。
背もたれのあるかわいい牛乳パック椅子の作り方
では次に背もたれの付いた牛乳パック椅子の作り方を紹介します。先程の六角形の椅子よりもより普段見る椅子に近い形の物が作れます。背もたれが付く分難しさを感じるかもしれませんが、こちらの牛乳パック椅子も簡単にDIYすることができます。では早速見てみましょう。
用意するもの
背もたれ付きのかわいい牛乳パック椅子を作る際に用意する物は、牛乳パック64個、はさみ、カッター、セロハンテープ若しくはビニールテープ、ダンボール、布若しくは包装紙等の牛乳パック椅子の周りを飾り付けられる物と、先程の六角形の牛乳パック椅子と用意する物はほとんど同じです。
背もたれ付きの牛乳パック椅子の周りを布で覆う場合は、156cm×110cmのキルティング布と130cmのファスナー、幅9cm×30cmの紐を2本用意します。その他、布を縫う際に必要な縫い針や待ち針、糸、ミシンがある方はミシン用の糸等も用意しておいてください。
作り方
では背もたれ付きのかわいい牛乳パック椅子の作り方を見ていきましょう。背もたれが付く分、先程より工程は増えますが背もたれ付き牛乳パック椅子も比較的簡単に作ることができます。これから紹介する背もたれ付きの牛乳パック椅子はあくまで一例の為、他の物とも見比べてみてください。
①三角に折った牛乳パックを55個作る
まずは、六角形の牛乳パック椅子を作る際にも作った三角形の牛乳パックを55個作ります。作り方は六角形の牛乳パック椅子と同じく牛乳パックを開き、底と飲み口の部分は三角形に切り、その後牛乳パックを三角形になるように一辺だけを中に隠すようにして折っていき、テープで留めます。
②背もたれ用も9個作る
次に背もたれと座面部分との接着用として同じような三角形の牛乳パックを作ります。この時に飲み口部分の三角形の内、1つだけはテープで留めずに立てておきます。他の部分はこれまでと同様にテープで軽く留めておきます。この形の牛乳パックを9個作っておきましょう。
③55個の三角の牛乳パックをまとめる
次に六角形の牛乳パック椅子を作る際にも行った、牛乳パック同士の組み合わせをします。4本繋いだ牛乳パックの上に3本の牛乳パックをはめた物を1つ、5本繋いだ牛乳パックの上に4本の牛乳パックをはめた物を2つ、6本繋いだ牛乳パックの上に5本の牛乳パックをはめた物を2つ作ります。
これらを六角形の牛乳パック椅子の時と同じように並べていきます。今回は綺麗な六角形にはならない六角形にしていきます。
奥から牛乳パックが7つ合わさったもの、9つ合わさったもの、11個合わさったもの、もう一度11個合わさったもの、そして9つ合わさったものの順に並べます。牛乳パックが7つ合わさった所を中心に後程背もたれを付けていきます。この配置を作る時には次のような注意が必要です。
それが、背もたれと座面部分の接着用として作った三角の牛乳パックの当てはめ方です。三角形の牛乳パックも座面を作る際に一緒に組み合わせていきますが、背もたれ用の牛乳パックを載せる箇所の端にテープで留めず立てておいた三角形がくるような配置をします。
まず、背もたれの中心となる7つ組み合わせた牛乳パックの内の5つの牛乳パックは接着用の牛乳パックです。そして、その手前に来る9つ組み合わせたものと11個組み合わせたもののそれぞれ端の2箇所が接着用の牛乳パックとなります。配置や組み合わせの際に間違えないように気を付けましょう。
④背もたれになる牛乳パックをまとめる
次に背もたれの牛乳パックはこれまでの座面と同様に三角形の牛乳パックにします。これを17個作ります。牛乳パックを3個ずつ組み合わせた物を2つ、3個と2個を組み合わせた物を作り、3個と2個を組み合わせた物が背もたれの中心になるように、囲いを作るような形で全てを繋ぎます。
⑤台座と背もたれをテープでとめる
そして背もたれを接着用の三角が出ている座面の上に乗せ、その接着用の三角を使いながら背もたれと座面部分をテープでしっかり留めていきます。これで背もたれ付きの牛乳パック椅子の形は完成しました。この後、この背もたれ付き牛乳パック椅子を更に補強する作業を行います。
⑥全体をダンボールで補強
補強に使うのはダンボールです。このダンボールの使い方は六角形の牛乳パック椅子と同様に、できあがった椅子の形にダンボールを切り、全体を覆うように貼付けていきます。これで完成です。後は好みで包装紙や布を貼ってかわいい背もたれ付き牛乳パック椅子に仕上げましょう。
包装紙で覆う場合は好きなようにちぎったり、椅子の型通りに貼付けたりしましょう。布の場合は、椅子のそれぞれの面の形等に布を切り縫い合わせていきます。この時に、後程取り外し等が楽にできるようにファスナーを付けておきます。好みに合わせてかわいいカバーを作ってください。
強度のある肘掛け付き牛乳パック椅子の作り方
では次に背もたれだけではなく、肘掛けも付いた強度抜群の牛乳パック椅子の作り方を紹介します。肘掛けが付くと、小さな子供でも安心して座らせておくことができます。肘掛けが付く分、見た目はソファーのようにもなります。こちらも簡単に作ることができる為、是非DIYしてみましょう。
用意するもの
この肘掛け付きの牛乳パック椅子を作る際に必要な物は、牛乳パック23本、6日分程の新聞紙、はさみ、セロハンテープやビニールテープ、布ガムテープといったテープ類です。後は好みでできあがった椅子の周りを覆う為の包装紙や布、カラーテープ等を用意しておきましょう。
作り方
では肘掛け付きの牛乳パック椅子の作り方を見ていきます。こちらも様々な作り方がありますが、ここではより簡単にできる作り方を紹介します。この他にも少し難易度の高い物等もありますが、基本的にはどれも簡単にできる為、自分の好みに合わせて作り方も変えてください。
①牛乳パックを洗って乾かす
まずは全ての牛乳パックを洗って乾かしておきます。この時に飲み口の部分は完全に開いた状態にしておきましょう。どの牛乳パック椅子を作る際もそうですが、牛乳パックはメーカーによって多少大きさに誤差が生じる為、なるべく全て同じ種類の物を集めておくことをおすすめします。
②牛乳パックに新聞紙を押し込む
次に全ての牛乳パックの中にくしゃくしゃに丸めた新聞紙を詰めていきます。詰め込む新聞紙の量は割とぎゅうぎゅうになるほどたくさん詰めます。少しパンパンかなと感じる程度に詰め、最後に飲み口部分をテープで留めて閉じます。閉じる際は牛乳パックが長方形になるようにします。
③牛乳パックを椅子の形に並べて固定
次に牛乳パックを椅子の形になるように並べていきます。まず、座面の部分は4つに繋げた牛乳パックを2セット重ね作ります。
次に肘掛けの部分は牛乳パックを3つ繋げた物を2セット作り、背もたれ用には牛乳パックを5つ繋げておきます。これらをそれぞれ椅子の形になるように配置します。背もたれ用に5つ繋げた牛乳パックは座面の上に乗せるようにします。少し端がはみ出ますがそのままで構いません。
形が作れたらしっかり布ガムテープで固定していきます。特に座面と背もたれ部分を固定する際にはしっかりとテープを留めてください。これで肘掛け付きの牛乳パック椅子の形は完成しました。これまでに紹介した牛乳パック椅子よりも大きいですが、工程は少なく簡単です。
④好きな色のカラーテープを巻く
最後にできあがった肘掛け付き牛乳パック椅子の周りを覆うように好みのカラーテープ等を巻いていきます。周りを覆うのはこれまでに紹介した牛乳パック椅子と同様に包装紙や布を使っても構いません。自分好みのオリジナリティー溢れる牛乳パック椅子に仕上げましょう。
クッションや布を使うと座りやすい椅子に
布で椅子の周りを覆う際に、座面と肘掛け部分、背もたれ部分にタオルを使ってクッションを作り入れるとより座りやすい快適な牛乳パック椅子ができます。タオルを2枚重ね等にして、それぞれ当てはめる面の形にするだけで簡単に座りやすい、見た目もよりソファーらしい椅子に変わります。
簡単DIYで牛乳パック椅子に挑戦してみよう!
今までは中身を飲み終えたらそのまま捨ててしまっていた牛乳パックが、このように簡単にかわいい椅子に変身させることができます。子供だけではなく、大人が座るにも十分な強度もある為、少し牛乳パックを溜めておいて牛乳パック椅子DIYに是非チャレンジしてみましょう。