クリックポスト・印字ができない原因
「クリックポスト」の印字方法は簡単です。クリックポストはYahoo!JAPAN IDかAmazonアカウントでログインし、宛先データの入力と運賃の支払いをします。プリンターで宛名ラベルを印字という流れです。
簡単といっても、何かしらの原因で文字やデータが消える、クリックポストのシステムが変更されてからできない人もいるかと思います。ここからは、プリンターで文字やデータが消えてクリックポストの印字ができない原因をご紹介していきます。
できない原因①利用環境の問題
まずは、クリックポストの利用環境をチェックしましょう。文字が消える、文字化けが起こって印字ができない場合は、利用環境の問題が考えられます。
クリックポストの基本ソフト(OS)は「Windows7/Windows8」「Mac基本ソフト(OS)X10.10以上」が推奨されています。
ブラウザは「Windows7/Windows8 Internet Explorer10.0及びGoogle Chrome最新版」「Mac Safari10以上及びGoogle Chrome最新版」が推奨されています。Internet Explorer 9利用で決済手続き中にエラーが発生し印字できない場合は、Internet Explorer 10以上にバージョンアップするかブラウザを変更して下さい。
できない原因②PDFファイルを読み込まず画面が消える
クリックポストで印字する宛名ラベルはPDF形式です。PDFとは紙に印刷するイメージを電子文書に保存したファイル形式です。PDFファイルのデータ読み込みに対応していないと表示もできないので、文字が表示されず画面が消える状態になります。Adobe Reader X 10以上が推奨されているのでインストールして下さい。
できない原因③ポップアップがブロック
クリックポストのラベル印字ができない原因で多いのがポップアップのブロックです。決済画面と印字ボタンを押した後の印字内容はポップアップで表示されます。そのため、ブラウザの設定でポップアップを許可する必要があります。利用者の多いブラウザGoogle ChromeとInternet Explorerでの設定方法をそれぞれご紹介していきます。
1.Google Chrome
Google Chromeのポップアップを許可する設定方法は、画面右上にある「Google Chromeの設定」から「設定」へ進みます。すると設定画面最下部に「詳細設定」という項目があるので、そちらを開いてください。
開いた先にある「プライバシーとセキュリティ」の中から「サイトの設定」へ進み、「ポップアップとリダイレクト」にある「許可」という横にある項目の「追加」をクリックしてください。
クリックした場所に表示される情報のなかに、「[*.]clickpost.jp」があるかどうか探してください。もしなければ「[*.]clickpost.jp」を入力し、「追加」をクリックすれば完了です。
2.Internet Explorer
Internet Explorerのポップアップを許可する設定方法は、画面右上にある歯車ボタンを押し、「インターネットオプション」を開いてください。その中から「プライバシー」の項目を開くとポップアップブロックの設定変更ができる項目があるので、クリックしてください。
すると「許可するWebサイトのアドレス」という情報が表示されますので、そちらに「clickpost.jp」と入力してクリックしてすれば完了です。
もし、全てのポップアップを許可したい場合には、「ポップアップブロックを有効にする」のチェックを外すようにしましょう。
クリックポスト・プリンターが無くても安心
クリックポストを利用するには、宛名ラベルの印字をする必要があります。しかし、「自宅にプリンターがないから利用できない」と諦める必要はありません。「プリンターが壊れて印字できない」「プリンターのインクがなくなって予備もない」と悩んでいる人にも知っていると便利なクリックポストの印字方法をご紹介していきます。
家で印字ができない場合はコンビニを利用
自宅のプリンターでクリックポストの宛名ラベルの印字ができない場合は、コンビニのマルチコピー機を利用しましょう。セブンイレブン、ファミリーマート、ローソン、セイコーマート、ミニストップなど、コンビニは多数の店舗があります。ローソンやミニストップなど店舗内に郵便ポストがあるコンビニなら、クリックポストの投函までできて便利です。
クリックポスト・コンビニの印字方法
クリックポストの宛名ラベルをコンビニで印字するためには、USBメモリーやmicroSDなどの取り外しができる記憶媒体やスマホを使用する方法があります。コンビニに行く前に、スマホの利用環境の確認、必要なアプリのインストール、コンビニのマルチコピー機の使い方などご紹介していきます。
①PDFデータから印字
クリックポストをコンビニで印字するために準備するものは記憶媒体です。USBメモリー、SDカード、miniSDカード、microSDカード、メモリースティックなど使い慣れているもので大丈夫です。
クリックポストの宛名ラベルが完成したら、データをPDFファイルとして名前を付けて保存します。保存した宛名ラベルのPDFファイルデータをお好きな記憶媒体に保存します。保存した記憶媒体を持ってコンビニに行きます。
セブンイレブンはマルチコピー機のメニュー画面から、プリントをクリックし普通紙プリントを選択します。ファミリーマート・ローソン・セイコーマートは、プリントをクリックしPDFファイルを選択します。ミニストップは、プリントをクリックし直接プリント、記録メディアからプリントを選択します。あとは指示に従ってクリックポストの印字をします。
②iPhoneから印字
iPhoneとコンビニのマルチコピー機を直接Wi-Fi接続して、クリックポストの宛名ラベルデータを印字する方法です。iOSはiOS9以上、ブラウザはSafari最新版が推奨されています。
PDFファイルを開くために「Adobe Acrobat」(無料)が必要です。セブンイレブンは「セブンイレブンマルチコピー」、ファミリーマート・ローソン・セイコーマートは「Print Smash」、ミニストップは「おきがるプリント&スキャン」のインストールも必要です。
セブンイレブンはマルチコピー機のメニュー画面の項目のなかからプリントを選択します。そのなかから「普通紙プリント」を選択し、「無線通信Wi-Fi」へ進んでください。
ファミリーマート・ローソン・セイコーマートは、「プリント」の項目から「PDFプリント」を選択し、「スマートフォン(Print Smash)」 へ進んでください。ミニストップは、「プリント」の項目から「直接プリント」へ進みます。その次に「器械を接続してプリント」へ進み、「Wi-Fiを利用」を選択してください。
③androidスマホから印字
Androidスマホとコンビニのマルチコピー機を直接Wi-Fi接続して、クリックポストの宛名ラベルデータを印字する方法です。OSはAndroid5.0以上、ブラウザはGoogle Chrome最新版が推奨されています。
AndroidスマホもiPhoneから印字する方法と同様にアプリのインストールが必要になります。Google PlayからPDFファイルを開くためのAdobe Acrobatアプリと、利用するコンビニにあわせて必要なアプリをインストールして下さい。
コンビニのマルチコピー機のメニュー画面の進め方もiPhoneと同様です。Androidスマホを選択し、指示に従ってクリックポストの宛名ラベルを印字して下さい。
④専用サイトからネットワークプリント印字
iPhoneとAndroidスマホ、対応しているアプリとクリックポストの宛名ラベルの印字方法も同じです。はじめての人はコンビニ専用のプリントアプリをインストールしてください。
このアプリは会員登録が必要なこともあります。次にネットワークアプリにPDFファイルを登録します。最後に、発行された予約番号をコンビニのマルチコピー機に入力してクリックポストの印字をして下さい。
セブンイレブンは「かんたんnet print」
セブンイレブンは「かんたんnet Print」アプリを使ってクリックポストの印字をします。はじめての人はアプリをインストールしましょう。ユーザー登録の必要はありません。
アプリを起動し右下の「+」を選択、印字したいクリックポストの宛名ラベルのPDFファイルを選択します。ファイルが登録されると「プリント予約番号」が表示されるので、メモするなど記録しましょう。ここまでがスマホの操作になります。
セブンイレブンのマルチコピー機のメニュー画面にある「プリント」から「ネットプリント」を選択します。スマホで表示されたプリント予約番号を入力し確認を選択すると印字内容が表示されるので、確認してこれで決定次へ進むを選択します。
「nanacoでお支払い」か「コインでお支払い」を選択し入金後プリントスタートを選択するとプリントが始まります。
ファミリーマート・ローソン・セイコーマートは「ネットワークプリント」
ファミリーマート・ローソン・セイコーマートは「ネットワークプリント」を使ってクリックポストの印字をします。初めての人はアプリをインストールし、会員登録(無料)をしましょう。本登録が完了すると「ユーザー番号」が発行されます。
アプリを起動しログインします。ネットワークプリントの「文書を登録する」を選択します。印字したいPDFファイルを選択します。登録画面が表示されたら「+登録」を選択するとファイルがアップロードされます。アップロードが完了すると登録受け付け画面が表示され「印刷できます」にチェックが入れば完了です。ここまでがスマホの操作になります。
コンビニのマルチコピー機のメニュー画面から、「プリントサービス」を選択し、「ネットワークプリント」へ進みます。
次の手順としてはユーザー番号を入したら「次へ」を選択し、「文書プリント」へ進んでください。最後に印刷用紙などの設定をして「プリント開始」を選択すると印字が始まります。
ミニストップは「おきがるプリント&スキャン」
ミニストップは「おきがるプリント&スキャン」を使ってクイックポストの印字をします。はじめての人はアプリをインストールし、新規ユーザー登録をしましょう。
アプリを起動しクイックポストの印字したいPDFファイルを選択して「おきがるプリント」に登録します。「クラウド一覧」でプリント予約コードの確認ができるのでメモするなど記録しましょう。
登録したメールアドレスに送信されるメールでも、プリント予約コードの確認はできます。ここまでがスマホの操作の流れになります。
ミニストップのマルチコピー機のメニュー画面の「プリント」の項目にある「インターネット」から、プリントを選択します。プリント予約コードを入力して設定して次へを選択し、プリントの設定をし印字内容を確認したらプリントスタートを選択すると印字が始まります。
スマートフォンをケーブルに接続して印字
ミニストップのマルチコピー機は、スマートフォンをケーブルに接続して直接印字することができます。iPhoneとAndroidスマホどちらにも対応しています。インストールするアプリや登録も必要ないので手軽に印字できます。
ミニストップのマルチコピー機のメニュー画面にある「プリント」から「直接プリント」へ進んでください。次の手順として「機器を接続してプリント」を選択し、「ケーブルを利用」を選択します。
マルチコピー機から出ているケーブルをスマホに接続し、印刷ラベルのPDFファイルを選択したら、プリントの設定をし印字内容を確認しましょう。最後に「プリントスタート」を選択するとプリントが始まります。
クリックポスト・スマホでもできない時の対処法
スマホからクリックポストの印字をする方法をご紹介しましたが、パソコンと同じように文字が消えて印字できないことがあるようです。クリックポストからの「お知らせ」をチェックし、利用環境が適した状態か確認してから使うことも大事です。印字できない原因の対処法を3つご紹介していきます。
①ポップアップブロックのチェック外し
スマホからクリックポストの支払い手続きをすると、決済画面がポップアップウィンドウという新しい画面で表示されます。「エラーが生じました。もう一度やり直してください」と表示され印字できない原因は、ポップアップのブロックが考えられます。ポップアップブロックを許可しておく必要があります。
iPhoneは、ホーム画面から「設定」を選択し「Safari」へ進んだところの項目にある「ポップアップブロックの設定」をOFFにして下さい。
Androidスマホは、インターネットを開き画面右上のメニューボタンをタップしましょう。そこにある「設定」という項目から「サイトの設定」に進み、「ポップアップブロック」のチェックを外して下さい。
②キャッシュの消去
スマホの場合、キャッシュが原因でクリックポストの印字ができないこともあるようです。ポップアップブロックのチェックを外しても文字が消える場合は、キャッシュの消去をして下さい。
iPhoneのキャッシュの消去方法は、まずホーム画面から「設定」を開きます。そこから「Safari」の項目を開き、「履歴とWebサイトデータ」を消去へ進み、履歴とデータを消去で完了です。Safariのクッキーを削除したくない場合は、Google Chromeなどほかのブラウザを使って消去して下さい。
Androidスマホのキャッシュの消去方法は、インターネットを開き画面右上のメニューボタンをタップしましょう。次に「設定」から「アプリと通知」を開き、「アプリ情報」へ進んだ先で「キャッシュを消去したいアプリ」をタップします。更に「ストレージ」へ進み、「キャッシュを削除」で手順は完了です。
③ブラウザの変更
ポップアップブロック、キャッシュの消去をしても文字が消える場合は、ブラウザの変更を試して下さい。iPhoneはSafariを使っている人が多いと思います。Androidスマホは使うたびにブラウザを聞かれるので、「Google Chrome」や「Firefox」のブラウザを試して下さい。スマホにアプリを入れてない場合はインストールして下さい。
クリックポストの注意点
クリックポストは自宅で宛名ラベルを印刷してポストに投函できる手軽な配送手段です。郵便局に発送の手続きをしに行く必要もないし、好きな時間に準備ができます。プリンターがなくてできない場合はコンビニで印字できるし、パソコンでできないときはスマホでもできます。料金も安く便利ですが、印字にもお金がかかることを忘れてはいけません。
コンビニ印字はコストが高くなる
クリックポストはプリンターを持っていなくてもコンビニで印字できるのはとても便利です。しかし、白黒選択でも一番安くて10円、ネットワークのアプリを使えば20円かかってしまいます。一回だけならプリンターを買うより断然安いですが、ビジネスとしてクリックポストを利用するのであればどちらが安くすむか考えましょう。
クリックポストの印字についてよくある質問
クリックポストの印字について作業を進めていくと、ふと疑問に思うことも出てきます。クリックポストのシステム変更で新しく追加された機能、印刷や発送についての疑問、再印字の方法など、大きく3つに分けてピックアップしました。ここからはよくある質問についてご紹介していきます。
まとめ印字とは
クリックポストのマイページからまとめ印字を選択し、1度に最大20件宛名データの印字ができる機能です。A4サイズなら4件まとめてプリンターで印字できます。A3サイズなら最大8件まとめて印字できるので、コンビニで印字する場合はA3サイズでも白黒1枚10円で印字ができるか確認し、コスト削減するなど工夫しましょう。
クリックポストのシステム変更前には、1件ずつしかできないので改善の声があったようです。利用者の声が反映され、まとめ印字ができるようになったのは素晴らしいことです。
ラベルの大きさや用紙の種類、貼り方など
クリックポストのラベルの大きさを変更してしまうと、バーコードが読み取れず発送ができないことがあります。「実際のサイズ」で印字して下さい。住所や宛名部分が消える場合は、プリンターの設定を「画像として印刷」にして下さい。用紙の種類に指定はないので、普通のコピー用紙で大丈夫です。
糊づけする場合はセロハンテープで剥がれないようにしてください。バーコードにセロハンテープを貼ってしまうと、光センサーが反射して読み取りができないこともあります。読み取りができないと発送もできないので返却されてしまいます。
インクによっては雨に濡れるなどして文字がにじんだり消えることもあります。梱包用の透明なテープがあれば、全面に貼るとバーコードも読み取れ文字が消えることもありません。文字が消えるとバーコードの読み込みができず返却されてしまうので注意して下さい。
「再印字」ボタンが消える
クリックポストの宛名ラベルの印刷可能時間は、「印字」ボタンを押してから30分です。「再印字」ボタンは30分経過すると消える仕様になっています。何かしらのトラブルで再印字する場合は30分以内にしましょう。30分以内に印字できない場合は、発送の申し込みをし直して下さい。
クリックポストが印字できない場合には決まったパターンがある!
クリックポストの印字ができない原因はパターンが決まっています。「利用環境が対応していない」「PDFの読み込みができない」「ポップアップがブロックされている」この3パターンを解決していけば、印字できない原因は解決できます。パソコンとスマホどちらでも印字できない原因は同じなので、困ったときは試してみて下さい。