インテリアコーディネーターの資格の内容とは?費用や難易度を詳しく紹介!

インテリアコーディネーターの資格の内容とは?費用や難易度を詳しく紹介!

インテリアコーディネーターは資格を取得していなければ仕事をすることができないのでしょうか。インテリアコーディネーターを目指している人たちにインテリアコーディネーターの資格試験の内容や資格試験にかかる費用などを説明します。

記事の目次

  1. 1.インテリアコーディネーターは資格が必要?
  2. 2.インテリアコーディネーターの資格試験の内容
  3. 3.インテリアコーディネーターの資格の難易度と合格率
  4. 4.インテリアコーディネーターの資格試験を独学で挑む!
  5. 5.インテリアコーディネーターの資格試験の費用
  6. 6.インテリアコーディネーターの資格は転職時に強い!

インテリアコーディネーターは資格が必要?

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住まいを快適な空間にするための仕事をする人をインテリアコーディネーターと呼びます。インテリアコーディネーターの仕事は家族構成、家族の趣味などの情報や住宅にかけられる予算などを聞くことから始まります。

聞いた情報を参考に部屋の家具のレイアウト、壁の色、天井の高さ、照明の大きさや形状などのプランを立てます。プランを立てたら、プランに合わせるための照明器具・家具・壁の色などの商品をセレクトします。

住空間のプランとプランに使う商品が決まれば次にそのプランやセレクトした商品をお客様にイメージしてもらうために説明をします。プランや使う商品に納得してもらったら見積書を提出します。見積書に納得してもらえばそこで契約になります。

こんな仕事も

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契約が決まればそれでインテリアコーディネーターの仕事が終わったわけではありません。インテリアコーディネーターには契約後セレクトした商品を発注する仕事があります。

またインテリアコーディネーターには、発注した商品が届いたらセレクトした商品に間違いがないかを確認する仕事があります。また届いた家具などでプラン通りのレイアウトになっているのかを確認する仕事があります。

さらに自分がプランした案件にトラブルが発生した場合のフォローをするのもインテリアコーディネーターの仕事になります。このようにお客様の住空間を素敵なものにする仕事をするインテリアコーディネーターには資格が必要になるのでしょうか。

資格は無い?

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インテリアコーディネーターの資格には建築士といった国家資格のようなものはありません。インテリアコーディネーターの資格はインテリア産業協会が実施しています。

インテリア産業協会はインテリアコーディネーター、キッチンスペシャリストなどの資格の認定やインテリアコーディネーターの育成などを行っている団体です。

インテリアコーディネーターの資格はインテリア産業協会が実施している「インテリアコーディネーター資格試験」に合格する必要があります。資格試験に合格すればインテリアコーディネーターとして登録することができるようになります。

仕事をする上では必要ではない!

インテリアコーディネーターは仕事をする上では資格は必要ありません。インテリアコーディネーターとしてのインテリアに関連する専門知識と実際にプランを立てたり、家具のレイアウトをしたりといった現場での経験があれば資格がなくても仕事はできます。

またインテリアコーディネーターは提案力や発想力に製図を描くスキルを持っていればインテリアコーディネーターの資格がなくても何の問題がありません。

資格があるとアピールできる!

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インテリアコーディネーターは仕事をする上では資格は必要ないのですが、インテリアコーディネーターの資格を持っていた方が自分の能力をお客様にアピールすることができます。

またインテリアコーディネーターの資格を持っていた方がお客様に信用されやすくなります。インテリアコーディネーターの仕事をするのであれば、インテリアコーディネーターの資格を取得していたほう良いといえます。

知識の向上

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またインテリアコーディネーターの資格を取得することは、インテリアに関する知識の向上につながります。さらに、どのように家具をレイアウトすれば使いやすくまた、収納しやすいのかといった知識を得ることにもなります。

またインテリアの作り方の工法などや建材の知識が得られてインテリアコーディネーターとしてプランの幅が広かることになります。さらに資格を取得するための勉強によってインテリアに関する課題の克服の仕方などの知識が得られます。


このようにインテリアコーディネーターの資格を取得することでさまざまなメリットが生まれます。インテリアに関する仕事をするのであればインテリアコーディネーターの資格を取得は仕事をする上でのプラスになります。

こんなメリットも

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インテリアコーディネーターの資格を取得することは知識の向上、インテリアコーディネーターとしての自分の能力のアピールにつながります。

またインテリアコーディネーターの資格に加えて、キッチンコーディネーターなどのインテリアに関するさまざまな資格を取得すればフリーランスのインテリアコーディネーターとして独立などの道が開けます。

インテリアコーディネーターの資格試験の内容

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インテリアコーディネーターの資格は取得することでさまざまなメリットが生まれます。そんなインテリアコーディネーターの資格試験の内容について説明をしていきます。

繰り返しになりますが、インテリアコーディネーターの資格試験は国家資格ではなくインテリア産業協会によって実施されます。実施される場所は北海道・東京都・沖縄県など12地域になります。

インテリアコーディネーターの資格試験の内容は一次試験と二次試験があります。一次試験の内容は学科試験になります。二次試験の内容は論文試験とプレゼンテーションになります。一次試験は160分、二次試験は180分で一次試験は10月ごろ、二次試験は12月ごろ実施されます。

試験の受験方法

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インテリアコーディネーターの資格試験は年に1回です。インテリアコーディネーターの資格試験の受験方法には3つあります。一次試験と二次試験を同一年度内に受験する方法と一次試験のみを受験する方法と二次試験のみを受験する方法があります。

インテリアコーディネーターの資格試験で一次試験に合格した場合は、3年以内であれば一次試験が免除され二次試験を受験することができます。

一次試験

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一次試験の試験内容について説明をします。一次試験の試験内容には住宅・インテリアの知識やインテリアコーディネーターが誕生した背景やインテリア産業の動向などの基礎的な知識を持っているかが試される試験内容があります。

また一次試験の試験内容には、インテリアコーディネーターとして仕事する時の仕事の内容や手順などの試験内容があります。

また一次試験の試験内容にはインテリアの作成する工法やインテリアに使われる材料などの知識も必要になります。さらに設計図、住宅設備、インテリアに関する規格や制度などの基礎知識も試される試験内容など広い範囲からの出題になります。

二次試験

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二次試験の試験内容について説明をします。二次試験の試験内容は論文とプレゼンテーションです。二次試験の論文では、インテリアコーディネーターとしてのインテリアに関する課題に対しての判断力、理解力が試される試験内容です。

プレゼンテーション試験ではインテリアに関する知識を実際にレイアウト図などを使って説明するといった試験内容です。そのためインテリアに関する知識に加えて、デザイン力、相手を納得させる説得力が必要になります。

プレゼンテーションの試験では鉛筆・シャープペンなどに加えて、色鉛筆、三角スケール、コンパスなど製図に関するアイテムの持ち込みが許されています。

インテリアコーディネーターの資格の難易度と合格率

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インテリアコーディネーターの資格の難易度はどの程度で合格率はどのくらいなのでしょうか。インテリアコーディネーターの資格の難易度と合格率について説明をしていきます。インテリアコーディネーター試験の一次試験はマークシート方式の試験になります。

インテリアコーディネーターの資格試験の合格の基準は毎年の試験によって違います。そのため合格率や難易度などがわかりづらいの実態です。

合格率

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インテリアコーディネーターの資格試験の合格の基準は毎年の試験によって違うため合格率や難易度などがわかりづらいのですが、過去の実績を見ると75点で合格することもあれば80点で合格している年また90点で合格している年など合格の基準に違いがあります。

難易度

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インテリアコーディネーターの資格試験の合格の基準は毎年の試験によって違うため難易度のわかりづらいのが実態です。しかし、過去のインテリア産業協会の発表のデータによれば一次試験の合格率32.4%といった数字が出せれていて難易度が高いことがわかります。

二次試験の場合は59.0%といった数字が出せれていて一次試験よりは難易度が低い結果になっています。一次試験は試験範囲が広いことがあって合格率が低く難易度が高いということです。

合格発表は

インテリアコーディネーターの資格試験の合格不合格の通知は資格試験から約1カ月後の郵便で通知されます。一次試験と二次試験の両方を申し込みをした場合で一次試験が合格した時には合格通知と一緒に二次試験の受験票が送られてきます。

二次試験の合格不合格の通知は試験日から2ヶ月過ぎたころに通知されます。合格していた場合は資格者登録申請を開始することができます。資格者登録申請には期限がありますので注意をしましょう。

またインテリアコーディネーター資格は5年単位で更新が必要になります。更新には2つの手数料があります。5年目および10年目の場合は更新手数料の費用として20,900円がかかります。15年目以降の場合は更新手数料の費用として14,300円がかかります。

インテリアコーディネーターの資格試験を独学で挑む!

インテリアコーディネーターの難易度の高い資格試験に合格するには総合資格学院や専門学校、通信教育などで勉強するのが一般的な方法です。

しかし、インテリアコーディネーターの難易度の高い資格試験を独学で合格する方法もあります。インテリアコーディネーターの資格試験を独学で合格する方法について説明をします。

独学での勉強方法

インテリアコーディネーターの難易度の高い資格試験に合格するためには独学の方法があります。独学の方法は自分のライフスタイルに合わせて勉強することができます。また独学の方法は通信教育などよりも安い費用で勉強することができます。

このように独学の方法はさまざまなメリットがあります。しかし、独学の方法の場合は専門講師に教えてもらえないため法規などで出てくる専門用語を理解するのに時間がかかることになります。

さらに独学の方法の場合は試験の傾向や勉強のポイントなどの情報を得られないといったデメリットがあります。

本屋でテキストを購入

インテリアコーディネーターの難易度の高い資格試験に合格するための独学には、資格試験の問題が掲載されている問題集やテキストを購入して勉強することになります。独学は自分でスケジュールを決めた行うため時間の管理をしっかりとする必要があります。

独学の場合は理解できないことを問題集やテキストを使って何回でも勉強することができるといったメリットがあります。しかし、独学の場合は勉強へのモチベーションを持続する努力が必要になるなどのデメリットもあります。

インテリアコーディネーターの資格試験の費用

インテリアコーディネーターの資格試験の費用について説明をします。インテリアコーディネーターの資格試験の費用は基本タイプ、一次試験先取り、二次試験(一次免除)により違いがあります。次項から基本タイプ、一次試験先取り、二次試験(一次免除)のそれぞれの費用について説明をしていきます。

基本

インテリアコーディネーターの資格試験の一次試験と二次試験を同一年度内に受験する申し込みをするのが基本タイプです。一次試験と二次試験を同一年度内に受験する場合の費用は14,850円(税込)の費用がかかります。

一次試験と二次試験を同一年度内に受験する場合は一次試験に合格しなければ二次試験を受験することができないことを覚えておきましょう。さらに二次試験分の費用が返金されないことも理解した上で申し込むようにしましょう。

一次試験先取り

一次試験のみを受験するにはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。一次試験のみの受験の費用は11,550円(税込)の費用がかかります。試験の受験資格は年齢・性別・学歴・職業は問われません。またインテリアに関する業務の経験ない人でも試験を受験する資格があります。

二次試験(一次免除)

一次試験が免除されて二次試験のみを受験する場合にはどのくらいの費用がかかるのでしょうか。一次試験が免除されて二次試験のみを受験する場合の費用は11,550円(税込)の費用がかかります。一次試験が免除されるのは3年以内になることを覚えておきましょう。

インテリアコーディネーターに依頼する方法!内容や料金を詳しく解説!のイメージ
インテリアコーディネーターに依頼する方法!内容や料金を詳しく解説!
おしゃれなインテリアにしたいという人が増えて、インテリアコーディネーターを利用する人も増えています。インテリアコーディネーターに依頼する方法をまとめました。インテリアコーディネーターに依頼するときの内容や料金を詳しくご紹介していきましょう。

インテリアコーディネーターの資格は転職時に強い!

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インテリアコーディネーターの資格は一次試験と二次試験があって合格率が低い難易度が高い資格ではありますが、資格を取得することでさまざまなメリットがあります。

またインテリアコーディネーターの資格を取得することインテリアショップや住宅関連の会社の就職・転職が有利になります。またインテリアに関するさまざまな資格を取得することで独立して開業することも可能になります。

インテリアコーディネーターの資格に合格することは簡単ではありません。しかし、インテリアコーディネーターの資格を取得することで夢が広がります。インテリアコーディネーターの資格を取得してさまざまなメリットを得ましょう。

kawakei
ライター

kawakei

記事を書き始めて5年程経ちます。記事を書くことも、知らないことを調べるのが好きです。クオリティーの高い文章を書きたくて、伝え方や伝える文章の書き方などの本を読んで頑張ってきましたが、うまくいきません。クオリティーの高い文章よりどんな人が読んでもわかりやすい文章になるように心掛けています。

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