観葉植物を吊るすおしゃれな飾り方
室内に癒しや彩りを添えてくれる観葉植物は、おしゃれなインテリアとして人気があります。大きなプランターでフロアーに置いたり、小さなプランターで窓辺や棚に置く方法も、ありますが吊るす飾り方も、おしゃれな空間を演出してくれます。ペンダントライトや吊るすインテリアのように、観葉植物が空中に存在する感覚が、おしゃれに見えます。
天井から吊り下げる方法
観葉植物を吊るす方法には、小振りなプランターに観葉植物を入れて、吊るす方法があります。そのときプランターには、吊るすための紐やワイヤー・プランツハンガーなどを使います。木下地のある場所へ、フックを取付けて吊るす方法や、パイプ状のものへS字フックで吊るす方法があります。
天井からの空間は、空いているスペースですし吊るすインテリアの立体的的な演出は、おしゃれ度がアップする、おすすめインテリアです。
カーテンレール・突っ張り棒に吊り下げる方法
簡単に観葉植物を吊るす方法と言えばカーテンレールです。カーテンレールにS字フックを引掛けて吊るすだけです。また窓辺からの日差しがグリーンを照らし素敵に見えます。また狭い空間のトイレや洗面脱衣室などには、突っ張り棒を利用する方法もおすすめです。観葉植物だけでなく吊るす収納にも突っ張り棒が役にたちます。
カゴや鉢カバーに入れて吊るす方法
観葉植物を入れたプランターは吊るせる状態にしなければなりません。カゴや鉢カバーに入れると紐類を縛り付けることができます。また把手や引掛けるタイプの鉢カバーでしたら、パイプ製のラックなどに引掛けたりS字フックで吊るすことができます。そして鉢カバーのおしゃれなデザインで、お部屋とコーディネートすると素敵です。
小道具で吊るす方法
観葉植物を吊るすには小道具が必要です。壁・天井・レール類の、どこに吊るすにも紐類を付けなければ、吊るすことができせん。フラワーショップでは、プラスティックのプランターに引掛けるタイプで売られているのを、よく見かけますが、お部屋のインテリアとしては、すこし味気ないので、おしゃれに見える吊るす小道具をご紹介します。
デグス・ワイヤーを使う
エアプランツの土を必要としない観葉植物は、デグスや細いワイヤーを直接巻いて吊るすことができます。またエアプランツは水やりの必要もないので、紙や布をアレンジしたものに入れても、吊るすことができます。エアプランツのように小さい観葉植物は、高さ違いでリズムを付けて、いくつか吊るす飾り方も、おすすめです。
プランツハンガーを使う
麻紐やロープで編んだプランツハンガーは、使い方もいろいろできて便利です。麻やロープ素材は観葉植物とも相性がよく、自然に馴染んだインテリアになります。エアプランツを、そのまま入れたり、ガラス容器に水を入れた花にも使えます。またプランツハンガーを手作りするのが人気で、書籍やインターネットサイトでも、たくさん紹介されています。
壁面に飾る方法
壁に絵画を飾るように観葉植物を飾るのもおしゃれです。屋外のガーデニングではハンギングバスケットに入れて塀やラティスに植物を飾ることを、よくしますが、室内でも観葉植物は水やりが少なくて済むので額縁に入れるように飾ることができます。室内用の壁掛け用の花器がセットになった商品や、固まる土に多肉植物を植え込む方法があります。
観葉植物を吊るすのにおすすめのプランター
おしゃれに吊るす飾り方にするには、観葉植物の種類と一緒にプランター選びも考えます。素焼きのプランター・ガラスの容器・ブリキ製・空き缶やスチール缶などを、お部屋のインテリアに合わせて選びます。観葉植物とプランターのコーディネートでイメージも変わります。
スカイプランターで逆さまに吊るす
ガーデンカフェで話題になっているスカイプランタ―は、逆さまに吊るすプランターです。専用の容器なら水の滴りが無く逆さまに吊るすことができます。ドライフラワーを逆さまに吊るす感覚で葉や茎が下に向いて下がってきます。壁際で壁を飾るようにしたり、間仕切りのように使ったり吊るす方法でアレンジができます。
空き缶・スチール缶を再利用する
吊るすには軽量なプランターや鉢カバーが安心です。空き缶やスチール缶は軽量ながら穴を自由に開けることができるので紐やワイヤーで吊るすことができます。鉢カバーとしてプランツハンガーに入れて飾ることもできます。観葉植物と缶のスタイルも、さまになります。また缶にはペイントもできるので、お好みのカラーや柄にして楽しむこともできます。
プランツハンガーにおすすめのプランター
プランツハンガーは紐を編んだものですから、大きさや形に対応できます。そして網目の間から見えるプランターの使い方で、室内の雰囲気も違ってきます。どんなデザインのプランターでも、プランツハンガーとの相性はよいのですが、大きさは納まりのよい物を選びます。土や水のいらないエアプランツなら、そのまま入れても大丈夫です。
素焼き
素焼きのプランターは素朴でナチュラルな雰囲気で観葉植物との相性もバッチリです。小振りなタイプは、プランツハンガーに、水受け皿ごと入れられるのも使いやすいプランターです。また観葉植物は、水やりを頻繁に行う物では、ありませんが床を汚したくない場所では、水受け皿があると安心です。
ガラス容器
プランツハンガーにはガラス容器も使えます。ガラス素材はキレイなイメージのインテリアに、よく似合います。また土の代わりにカラーサンドやビー玉などを使うとガラスの中の色が見えて、また違う印象に仕上がります。また観葉植物だけでなく花を入れる花瓶の感覚でも使えます。
観葉植物を吊るすのにおすすめの種類
吊るす観葉植物は、下に茎やツタが伸びて生育するタイプが、おすすめです。下がりながら葉が広がる様子が、おしゃれに見えます。また観葉植物は水やりは頻繁にしなくても、枯れることが無いので、室内で楽しむ植物として最適です。また多肉植物も水やりが少なくてよいので、室内に飾るのに向いています。
アイビー
観葉植物のアイビーはツタを伸ばしながら、かわいい葉が広がって行くようにつくので、吊るす植物としてよく使われます。また寒さや暑さにも強く丈夫で、育てやすい品種です。伸びすぎたらツタを途中で切り形を整えます。そして切ったツタを水につけて置くと、根が生えてきて挿し木として増やすことができます。
ワイヤープランツ
ワイヤープランツは茎はワイヤーのように細く、可憐な印象で吊るす観葉植物向きです。葉が丸びをおびた形で優しい雰囲気です。乾燥に弱いので天井からの空調の場合は、直接風が当たらない場所に吊るすことに気を付けてください。また他の観葉植物とも相性がよいので、寄せ植えにして楽しむ方法もあります。
グリーンネックレス
グリーンネックレスは観葉植物の中でも多肉植物の種類になります。球状の葉は茎が伸びるのと一緒に増えていきます。まるでネックレスが下がってくるような感じになります。お子様も生育する姿を楽しめる観葉植物です。多肉植物は水やりは控えめでよいのですが乾燥のしすぎには注意してください。
ポトス
ポトスもアイビーと並んで吊るす観葉植物として定番です。茎をのばしながら葉を付けていく生育で、アイビーよりは大きな葉を付けます。ポトスも挿し木で増やすことができるので、増やしていく楽しみもあります。また葉には白や黄色の斑が入ったタイプもあります。肥料も必要としないので土ではなくハイドロボール等でも生育してくれます。
シュガーバイン
シュガーパインは5枚の葉っぱが花のよに開いた、かわいい観葉植物です。茎も細く広がるように生育し、可憐な印象で吊るす観葉植物として人気があります。どんなプランターとも相性はよいのですが、ガラスの容器やホワイトのプランターに映える緑の濃さです。かわいらしく飾るのが、おすすめです。
エアプランツ
観葉植物のエアプランツは、土に植える必要がないので吊るす飾り方に向いています。葉っぱが空気中の水分を吸込み、生育できる観葉植物です。(乾燥する室内では様子を見て水を吸わせる必要があります)ですからプランターに入れても土以外のカラーサンドやビー玉で座りをよくしたり、エアプランツそのままにテグスを巻き付けて吊るす飾り方もできます。
リプサリス
リプサスは紐のような茎と葉っぱが特徴のサボテンです。黄緑色の細長い紐が、下がるようなイメージになります。またサボテンですが多肉植物のようでもあり、トゲは無く開花時期には、葉先に小さい花が咲きます。サボテンなので水やりの頻度も少なく、吊るす観葉植物として向いています。
コウモリラン
コウモリランは、シダ科の種類で樹木に着生する観葉植物です。木に垂れ下がったコウモリが、羽ばたく様に見える葉の形状から、コウモリランと名付けられました。ワカメのような葉が開いたイメージが特徴です。コウモリランはスタイリッシュな、お部屋に吊るすと映えるフォルムです。
ハートカズラ
観葉植物のハートカズラはツルにハート形の葉が付く、ツル性多年植物の多肉植物です。真っすぐ下がるツルにハートの葉が、かわいい印象で吊るす観葉植物として向いています。その姿から別名はラブチェーンと呼ばれています。そして開花時期の夏には、細長い赤紫色の花が可憐に咲く様子が楽しめます。
ジグザグカクタス
観葉植物のジグザグカスタスの別名はフィッシュボーンカクタスです。サボテンの種類になる、この植物は葉の形がジグザグしていて、まるで魚の骨のような、面白いフォルムです。吊るす観葉植物には、お部屋のアクセントとなるインパクトを感じさせます。また他にも別名がありクジャクサボテンやムカデサボテンとも呼ばれています。
ヒモサボテン
ヒモサボテンは別名ヒルデヴィンテラ・オーレイスピナでサボテンの一種です。始めは上に向かって生育しますが、しだいに下へ垂れ下がって伸びて行きます。黄金色のトゲが細くたくさん生えているので、水やり時には注意して下さい。観葉植物の中でもサボテンは水やりが少なく吊るす飾り方に向いています。
観葉植物を吊るした時の手入れのコツ
観葉植物を吊るす飾り方はおしゃれで、生育する様子も楽しめるインテリアですが、生き物なので手入れが必要です。水やりや枝の剪定が必要です。また観葉植物の葉を楽しむためには、葉のホコリを拭き取ることで、いつでも美しく保ちます。そこで観葉植物の種類に合った、お手入れの方法を、ご紹介します。
水が滴っても問題ないところに吊るすのが基本
観葉植物を吊るして飾るときに注意したいのが水の滴りです。水が滴っても問題の無い所に吊るすのが安心ですが、室内での場所は限られています。排水の付いたプランターや鉢カバーに入れると安心です。そして観葉植物への水やりは吊るしたままでなく、プランターを取り出し、余分な水が排水されるのを待ってから、吊るす方法で水の滴りを無くします。
シダ系の手入れのコツ
シダに限らず観葉植物は葉が日焼けしないように直射日光は避けます。そして株が丈夫になるように時々、日光に当てれば、さほど置き場所は気にしなくても大丈夫です。またシダは高温多湿を好むので、浴室でも熱湯がかからなければ生育できます。そして乾燥を嫌うのでエアコンを使うときは霧吹きで水分を与えます。
多肉植物系の手入れのコツ
多肉植物は茎や葉に水分が含まれています。ですから水はけのよい土に、水はあげ過ぎないようにします。また吊るす場所は直射日光を嫌うので、ほどよく日光が当たり、風通しの良い所が最適です。多肉植物には春秋型・冬型と成長期に違いがありますが、茎が伸び葉が増えていくのが成長期ですから、その時期には肥料と水やりに気を付けます。
エアプランツの手入れのコツ
エアプランツは空気中の水分を吸水して生育するので、頻繁に水やりをする必要はありませんが室内に吊るすと空調で乾燥することがあります。そんな時は霧吹きで保水します。また3月~10月の頃には水の中に6時間位付けて吸水させます。そして弱っている様子でしたら吸水の水に水肥を混ぜて栄養をあげます。
観葉植物を吊るせば室内が明るくおしゃれに!
お部屋の全体のカラーが、モノトーンやシンプルなインテエリアほど、観葉植物のグリーンは室内を明るくしたり、爽やかさに癒される効果があります。観葉植物を吊るす飾り方は、殺風景な場所や、空いたスペースに彩られたグリーンは魅力的なインテリアとなります。おしゃれに飾って楽しんでください。