ロールカーテン(ロールスクリーン)自作方法を徹底解説!
部屋の印象に大きく影響するカーテン。窓の大きさやタイプにあわせて、様々な種類が販売されています。また好きな布を買ってきて、自分でカーテンを作っているという方もいるかもしれません。そんな自作好きにおすすめしたい、自作の「ロールカーテン(ロールスクリーン)」の作り方を紹介します。
「ロールカーテン(ロールスクリーン)」は、通常のカーテンのようにひだがなく、開けているときもスッキリ。また、部屋の間仕切りや納戸やクローゼットの目隠しなど、使うことができるシーンもたくさんあります。
しかも、ロールする構造が難しいように見え、自作できるのかと感じるかもしれませんが、既製品を使えば簡単に作ることができます。
ロールカーテンをDIYで自作する時に必要なもの
最初に「ロールカーテン(ロールスクリーン)」の自作するのに必要な材料や道具を揃えましょう。DIYで「ロールカーテン(ロールスクリーン)」を自作する方法は、SNSなどでもたくさん見つけることができます。
まずは「道具」を準備します。最初に、「ロールカーテン(ロールスクリーン)」を設置する場所の高さを測る「メジャー」。高い所に設置する場合には、踏み台か脚立。また、裁縫セットが必要です。
DIYが好きな人であれば、既に持っているかもしれません。続いて材料です。今回は100均でも入手できるものを中心に使っていきます。
好みの生地
DIYで「ロールカーテン(ロールスクリーン)」を自作する時に一番重要なのが、カーテンの生地です。色や柄は当然ですが、使う用途によって、生地の厚さや素材も変わってきます。
間仕切りや目隠しとして「ロールカーテン(ロールスクリーン)」を自作するのであれば、100均で売っている薄手の生地やプリント生地などがおすすめです。
窓際に設置する「ロールカーテン(ロールスクリーン)」であれば、遮光性のある生地や厚手の生地がおすすめです。ただ、遮光生地は、少し値段が高くなり、手芸ショップなど、売っているお店も限定されてしまいます。
突っ張り棒(2本)
次に、DIYで「ロールカーテン」を自作するのに必要な材料が「突っ張り棒」です。100均でも売っていて、自作アイテムや便利アイテムとしても人気のある「突っ張り棒」。
カーテンの上と下に使うので、2本準備します。また、事前に設置したい場所の長さを測っておいて、十分に足りるサイズを選ぶようにしましょう。色や太さは好みに合わせて選んで大丈夫ですが、あまり太いと、ロールカーテンのシンプルさが活かしきれないかもしれません。
すだれ巻き上げ器
最後に紹介する、DIYで「ロールカーテン」を自作するのに必要な材料が「すだれ巻き上げ機」です。日本の夏風景の定番として、風鈴やうちわと一緒に登場するとこが多い「すだれ」ですが、よく見ると「ロールカーテン」と構造が似ています。
その「すだれ」を使わないときに。くるくると巻き上げてくれる便利アイテムが「すだれ巻き上げ器」。100均でも見つけることができますが、対応できる長さが、これからロールカーテンを設置しようそしている場所の長さに合っているかの確認を忘れないようにしましょう。
ロールカーテンの自作での簡単な作り方
道具と材料の準備華できたら、ロールカーテンの自作をはじめていきましょう。ここから紹介するのは、一番オーソドックスで簡単な作り方です。
もちろん、このままの作り方でも良いのですが、自作に慣れている方であれば、一通り作り方に目を通してから、アレンジを加えながら作ってみるのもDIYのおもしろいところ。いろいろ試しながら、オリジナルのロールカーテンに仕上げていきましょう。
ロールカーテン自作手順①
まずは、ロールカーテンのメインであるカーテン部分を作っていきます。作り方は、準備したカーテンの布を、作りたいカーテンの幅+2センチ、長さ+10センチ大きくところで切っていきます。
次に、布の左右の端を、それぞれ1センチ幅で折り返して縫っていきます。これをすることで、布の端がほつれるのを防ぐことができ、自作感を抑える効果があります。ミシンを使える方であれば、一気に縫ってしまうことができますが、手縫いでも大丈夫です。
もし、縫うのが苦手であれば、手芸用ボンドを使って、折り返したところを簡単に接着してしまうという方法があります。そのときには次の手順に行く前にしっかり乾かすようにしましょう。
ロールカーテン自作手順②
次に、突っ張り棒を通す部分を作っていきます。作り方は、ロールカーテンの上下の部分を折り返します。この時、突っ張り棒を通せる幅になっているのを確認しましょう。
特に、突っ張り棒の両端のゴム部分が太くなっているので、カーテンが完成して、通そうとしたら、キツくて入らなかったということも起きます。
この部分は、手芸用ボンドでも接着はできますが、布の重さと突っ張り棒1本分の重さがかかる部分になるので、裁縫が苦手な人でも、針と糸で縫うか、ミシンで縫うようにするのがおすすめです。
ロールカーテン自作手順③
カーテンに突っ張り棒を通したら、すだれ巻き上げ機をつけます。取り付け方は、メーカーや商品によって変わります。何かを自作する時には、説明書や注意書きをよく読んでから、作業するようにしましょう。
特に、巻き上げる時のロールが手前になっているか?や、カーテンの上下が間違っていないか?など、ロールカーテンを設置する時になって、予想していたのと違っていた、ということが起きないように注意をしまししょう。
ロールカーテン自作手順④
ロールカーテンが完成したら、窓や納戸など、設置したい場所に上側の突っ張り棒を突っ張ります。すだれ巻き上げ器の紐を引いて、スムーズに巻き上がれば完成です。下の突っ張り棒は、巻き上げるときの「芯」の役割をしているので、ぶら下がっているだけで大丈夫です。
もし、幅の長いカーテンにしたときにスムーズに巻き上げれない場合があります。その時には、ホームセンター等で売られている「二連タイプ」のすだれ巻き上げ器に変更するのもおすすめです。
ロールカーテンの使い方
ここまで、簡単にロールカーテンを自作する方法を見てきました、カーテンの布を縫うことさえできれば、あとは既製品を使ってオリジナルのロールカーテンを作ることができます。
ここからは、自作したロールカーテンの活用術を紹介していきます。今までも、突っ張り棒に布を通したカーテンを自作して目隠しにしていたようなところも、ロールカーテンタイプにするだけで、よりオシャレで使いやすくなります。
キッチンをおしゃれに隠す
自作ロールカーテン活用法1つ目は「キッチン」です。生活に必要不可欠なスペースでありながら、生活感がでてしまい、来客のときなどには、気を使う場所です。常に綺麗にしておければ良いのですが、忙しいとそうもいきません。
そこで、ロールカーテンの、巻き上げるとロール状になって邪魔にならないという特徴を活かしてキッチンの一部や全体を隠してしまうという方法があります。
例えば、カウターキッチンであれば、キッチンとリビングの仕切り部分にロールカーテンを下げたり、また、冷蔵庫を含む、キッチン全体を天井から吊ったロールカーテンで隠してしまうという方法です
デッドスペースを収納に
自作ロールカーテン活用法2つ目は、デットスペースを収納にしたときです。家のデットスペースを収納スペースにすることはよくありますが、その収納スペースが外から見えないようにするのに、ロールカーテンが役に立ちます。
しかも、自作のロールカーテンならデットスペースの幅や高さに合わせた、ロールカーテンを作ることができます。
クローゼットをDIY
自作ロールカーテン活用法3つ目は、クローゼットや押し入れの扉代わりにロールカーテンを設置する方法です。クローゼットの扉は開閉にスペースが必要っだったり、押入れも一度に半分しか開けられないので、使い勝手が悪く感じているかもしれません。
そのような時に、思い切って扉は外してしまって、自作のロールカーテンに替えることで、スペースの有効活用と使い勝手を良くすることができます。
ロールカーテンは簡単に自作できる!
ロールカーテンを簡単に自作する方法や、活用術を紹介してきました。既製品を利用して作っているので、DIY初心者でも挑戦しやすく、満足度も高いアイテムです。
また、今回の自作方法をベースにアレンジもできます。例えば、ロールカーテンの下端に入れる突っ張り棒を別のものに変更したり、布の代わりに「すだれ」を使うのもいいかもしれません。
今回紹介したのは、下から巻き上げていく仕組みですが、上で巻き上げる「ロールカーテン自作キット」というものもあります。場所や、予算に合わせて、オリジナルのロールカーテンを作ってみましょう。