メルカリでのトラブル発生事例
ネットのフリーマーケットとして人気であるメルカリを始めてみたい人、始めたばかりの人にとってはどんなトラブルがあるのか気になります。ネット上のフリーマーケットは相手の顔が見えない上に、お金が絡む取引なので、慎重に行いたいところです。ここでは様々なメルカリによるトラブルの発生事例をご紹介します。
トラブルの事例は多数
メルカリでのトラブルの事例は多数ありますが、いくつかご紹介します。特に多いのが「購入した商品が発送されない」事例です。他にも「売れたのに、支払が行われない」「受取評価をしてもらえない」「専用にした商品の横取り」「専用にした商品を買ってもらえない」「購入した商品に不備があり、返品がしたい」など様々なトラブルの事例があります。
ここでは「購入した商品が発送されない」「専用にした商品の横取り」「購入した商品に不備があり、返品がしたい」「ブランドの商品が偽物だった場合」についての事例の対応の仕方などを詳しく見ていきましょう。
メルカリで商品が発送されない場合の対応
購入した商品が発送されないトラブルの事例の対応について紹介します。購入後、支払の手続きが済めば相手の方が発送するという流れになりますが、なかなか発送の通知が来ないと不安になるものです。
その場合はまず、出品者のコメントの確認や出品画面で発送までの日数を確認しましょう。メルカリでは発送までの日数を3種類から選ぶことができます。その選択によっては、発送まで最長7日掛かる場合もあります。では、なかなか発送手続きがされない場合の対応を細かく見ていきましょう。
対応①出品者のコメントを確認する
発送手続きがなかなかされない場合、まず出品者のコメントを確認しましょう。コメントの行き違いや勘違い、コメントの読み忘れなどがないかのチェックをします。コメントだけでなく、商品の説明文や出品者のプロフィールの確認もしておきましょう。注意点など見落としているかもしれません。
発送期限を過ぎていない可能性も
メルカリの発送期限は1日~2日、2日~3日、4日~7日の3種類の中から発送までの日数を選ぶことができます。4日~7日で設定されている場合は最大7日間発送までに掛かることになります。支払が済んでから何日経過しているのか、もう1度確認してみましょう。もし、発送期限内であれば期限までは待つようにしましょう。
対応②購入後にキャンセルをする
発送期限が過ぎていても発送通知がこない場合はキャンセルすることが可能です。発送までの日数を大幅に過ぎた場合、キャンセルを依頼できるメッセージが画面上に表示されることになっています。「取引キャンセルを依頼しますか?」と表示されるので「はい」を選択してください。その後はメルカリの事務局が手続きを済ませてくれます。
発送期限を3日過ぎた上メッセージもない場合の対応
発送期限を3日過ぎても発送されず、出品者からのメッセージも3日以上来ていない場合はキャンセルが可能です。発送が遅い場合の理由として「急用ができた」「発送することを忘れている」「商品の破損などのトラブル」などがあるようです。
マナーの悪い出品者だと発送が遅れる理由やトラブルがあったことをメッセージを送らずそのままにしてしまう出品者がいるようです。お互い気持ち良く取引できるよう、マナーを守ってほしいところです。
メルカリのトラブル後の返金について
次にトラブルによってキャンセルになった場合の返金ついて詳しく見ていきましょう。出品した場合でも購入した場合でもトラブルによる返金は経験する可能性があります。出品した場合、相手の方に届いた商品に問題があった場合は、相手の方から受取評価はされず、購入者の方から問い合わせのメッセージが届くので、理由によって返金に応じましょう。
返金のタイミング
返金の理由が「サイズが合わない」「イメージと違った」「必要なくなった」といった理由であれば、返金に応じなくても良いでしょう。サイズの細かい確認をしなかったなど、購入者に非があると言えます。しかし、商品説明や商品の写真に載せていない傷や汚れ、破損などがあった場合は出品者に非があると言えるので、返金に対応するようにしましょう。
キャンセルがメルカリ側に確認され次第
購入者が受取評価をする前に出品者との話し合いで合意となれば、返金手続きを進めていきます。
まず、購入者は出品者に商品を返送します。出品者が商品を受け取った後、メルカリ事務局に返金について問合せをします。メルカリ事務局が内容を確認後、メルカリ事務局が購入者へ返金の手続きを行う流れとなります。
返金方法
では、返金方法について見ていきましょう。返金方法は購入方法によって変わります。クレジットカードで支払いをされた場合はキャンセルを受付た時点で決済取り消し処理を行ってもらえます。コンビニ払い・ATM払いの場合は決済手数料込みで購入者の方の売上へ戻ることになります。携帯会社からの決済の場合も決済手数料込みで返金されます。
ポイント払いならポイントで返金される
ポイントで支払いをされた場合は購入者のポイントへ返金されることになります。ポイントで購入した場合は売上金としては返金されないので注意して下さい。また、取引中にポイントの有効期限が切れてしまった場合は、キャンセルをした日から5日間有効期限が延長され、ポイントが戻ることになっています。
メルカリのトラブルで返品できるシーン
メルカリで商品を購入し、手元に届いた時に思った商品と違った場合があります。写真の撮り方・写り方によって違いが出る場合があります。画像だけでの買い物になり、実際に手に取って確認できないので、トラブルになる場合があります。そういった場合返品が可能なのか見ていきましょう。
商品に不備があった場合
実際に手元に届いて確認した時に、画像や商品説明にはなかった傷や汚れ、破損などがあった場合は受け取り評価をせず、出品者に問合せをしましょう。
「商品が届きましたが、説明にはない不備がありました。使うのに支障があるので返品お願いします。」とメッセージを送りましょう。メルカリ事務局での対応をスムーズに進めるため、購入者・出品者が合意することが大切です。
出品者が認識できない不備の場合には返品すると良い
メルカリにはブランド品も数多く出品されています。中には極端に値段が安かったりする商品も見受けられます。偽物の疑いのある商品は買わないのが前提ですが、偽物だと分からず購入してしまった場合にはどうしたら良いのか見ていきましょう。
届いた際に偽物の疑いがある場合は不備があった時と同様、受け取り評価はせず、鑑定をしてもらい確認することをおすすめします。シリアルナンバーがある場合は公式サイトで確認しても良いでしょう。
鑑定後、偽物と分かった時点でメルカリに報告するようにしましょう。メルカリ側で調査し、偽物と判断されれば全額返金してもらえる補償制度を設けています。ただし、補償の対象となるブランドは決められているので注意して下さい。
受け取り評価後の返品は不可
メルカリでは受け取り評価をした後の返品はできません。受け取り評価の際に「商品の中身を確認しました」にチェックを入れる画面があります。そのため商品の中身を確認したと見なされ、評価後に不備が見つかったとしても、購入者の確認ミスになってしまうので注意して下さい。
評価の前に商品を確認すべき
受け取り評価をすることで、すでに取引は終了しているためメルカリは関与しません。メルカリ事務局に問合せをしても「出品者の方と話し合って解決してください」と促されてしまいます。そういったトラブルにならないよう、商品が届いたら必ず中身をしっかりと確認するようにしましょう。
メルカリのトラブルの際の返品手順
では、トラブルの際の返品手順を詳しく見ていきましょう。まず出品者に返品したい理由を連絡をします。その後出品者から承認されれば、商品を返送します。商品の返送をする前に必ず出品者と購入者で返送方法等をしっかりと話し合っておきましょう。それでは、それぞれ詳しく見ていきましょう。
手順①出品者に連絡する
まず、出品者に返品に関して連絡をしましょう。主に伝える内容は「返品する理由」「配送方法や梱包方法について」「返品の送料はどちらが負担するのか」「返品先の確認(匿名発送の場合)」になります。しっかりと双方で話し合いトラブルなくスムーズに返品ができるようにしましょう。
返品したい理由を伝える
まず、返品したい理由を伝えます。商品に不備があった場合はもちろん、次の場合も返品理由になります。「送料込みで出品されていたのに着払いで届いた」「偽物が届いた」「出品している商品と違う商品が届いた」などです。
出品者の中に「ノークレーム・ノーリターン・ノーキャンセル」と商品説明に書いている方がいますが、メルカリでは認められていません。不備があった場合は返品を申し出ましょう。
手順②出品者の承認を待つ
返品の理由等を出品者へメッセージにて送信をしたら、承認を待ちましょう。サイズが合わなかった、イメージと違ったなど購入者の都合が理由の場合、返品が難しい場合もあります。購入ボタンを押すことで、購入の責任が発生します。お金のやりとりになるので、よく考えて商品の購入をするようにしましょう。
手順③発送準備
商品を返送する場合は、送料は着払いで送ります。トラブルにならないよう、ゆうパックや宅急便など荷物の追跡のできる方法で返送しましょう。また、返送手続きをした時点、商品を受け取った時点でお互いにメッセージのやりとりをしっかりすることでスムーズに返品の手続きが行えるでしょう。
メルカリで横取りトラブルが発生する理由
メルカリの公式ではありませんが、特定の方に販売する「専用出品」というものがあります。専用に出品している商品を他の方が購入してしまうことを「横取り」と言います。その結果、本来購入予定だった方は購入できなくなってしまうというトラブルが起きます。
横取りされてしまう理由は、まだメルカリを始めたばかりで専用商品の意味やルールを知らない方が購入してしまったり、中にはわざと横取りをする利用者もいるようです。
専用出品というメルカリ独自の文化
メルカリには「専用出品」という他のネットオークションなどとは違うメルカリ独自の文化があります。値下げの交渉中や取り置きなどをしている場合に他の方が購入しないよう専用にする方法です。専用のページは商品名の前に「○○様専用」などと入力して専用ページを作成します。
暗黙の了解であってメルカリの規則ではない
専用の出品は公式ルールではないのですが、メルカリ利用者の間では専用の商品は購入しないという暗黙の了解になっています。もし、横取りをされたとしても公式ルールではないので規約違反にはならず、ペナルティなどを課せられることもありません。
もし横取りをされてしまったら、お互いにやりとりをし、出品を取り下げてもらうなどしてもらいましょう。
専用出品の意味を知らない人が横取りすることも
メルカリを始めたばかりの人で専用出品のルールを知らない人が横取りをしてしまう場合があります。そのためにも、初心者の方にも分かりやすい専用ページを作るようにしましょう。商品名に相手の方のニックネームを付けて出品したり、商品の写真を全く関係のない写真にする、写真に専用と書き込む。などトラブルにならないように工夫をしましょう。
メルカリ側の対応はない
メルカリでは最初に購入された方と取引をする仕組みになっています。専用出品した商品が横取りをされてしまったなどのトラブルはサポートしてもらえません。問合せをしても「双方で話し合い、解決をしてください。」と言われてしまいます。こういったことにならないように、出品する側も購入する側も十分に気を付けて取引するようにしましょう。
商品の発送前に受取評価をする事例
商品の説明文に「受取評価をしてから発送します」という文面を見掛ける事例があります。これは明らかなメルカリのルール違反となります。メルカリでは発送後、商品を受け取って中身を確認してから受取評価をすることになっています。
始めたばかりでルールをあまり知らない人は説明文に書かれていたらそうしなければいけないと思い、評価してしまうかもしれません。受取評価をしてから「商品が発送されない」「商品に不備があった」などトラブルが起きてしまうと、先に受取評価をしてしまっているので、メルカリ事務局は対応してくれません。
こういった事例でトラブルになってしまわないように、必ず商品受取後に受取評価をするようにしましょう。
メルカリでトラブルの際には落ち着いた対応を!
メルカリは顔の見えないネット上でお金のやりとりが行われる場所です。価値観の違いや勘違いなどでトラブルに発展してしまう事例があります。お金が絡むために事が大きくなってしまうこともあるでしょう。
トラブルになってしまう前にメルカリ事務局へ相談するようにしましょう。また「メルカリボックス」という疑問に思った事を質問すれば回答してもらえる機能があります。そこで過去の類似質問を調べてみるのも良いでしょう。
メルカリ利用者が規約やマナーを守って少しでもトラブルを減らし、気持ちの良い取引ができれば良いのではないでしょうか。