メルカリの手数料を把握しておこう!
メルカリのアプリをインストールし、出品あるいは出品されている商品を閲覧するだけであれば手数料は発生しません。ではどのタイミングでいくら手数料が発生するのでしょうか。
手数料が発生するタイミングは2種類あります。まず、出品した商品が売れた時。そして商品を購入者が購入した時。大きく分けてこの2つのタイミングでいくらかの手数料が発生します。
手数料はメルカリの収源
基本的にメルカリでは商品の取引が発生すると、出品者と購入者、売買する両者に手数料が発生する仕組みになっています。
しかし利用者にとってはその手数料が高いのか安いのか、とても気になるポイントになっているのではないでしょうか?
何度も利用するからこそ大切な手数料
家にある要らないもの、まだ使えるもの、出品する方が捨てるよりはいいかもしれませんが、いくらも出品するとなると気になるのはやはり手数料です。1回や2回ならまだしも、利用回数が増える見込みがあるのであれば手数料が高いのか安いのか、必ず確認するようにしましょう。
メルカリの4つの手数料はいくら?
メルカリでは商品が売れた時と購入者が商品を購入したタイミングで手数料が発生しますが、厳密には4つの手数料が存在します。
メルカリのアプリ自体はインストール無料ですが、こういった取引の際に発生する手数料を出品者と購入者から取ることで、メルカリは高い利益を出しています。
①販売手数料
まずは商品を購入者が購入した際に、出品者が支払う手数料である「販売手数料」についてご紹介いたします。
メルカリの中での販売手数料は、出品者にとって一番コストがかかると言える手数料になります。メルカリでの販売手数料はどの程度なのでしょうか。
物が売れた際に手数料が「10%」
メルカリで商品が売れた場合の販売手数料は、売れた金額の10%と定められています。計算方法は次の通りです。販売金額×0.1=販売手数料
上記の販売手数料を販売金額から引いた金額が出品者の利益になります。300円なら30円、1000円なら100円、といったように、販売金額が増えるのに伴い販売手数料も上がっていきますので高いと感じるユーザーは多いようです。
②振込手数料
振込手数料とは、メルカリで売れた商品の売り上げ金額を、自分の口座へ振込してもらう際に発生する手数料のことです。
メルカリでなくとも、銀行間での取引ではほとんどの場合手数料は発生します。何度か取引する予定のユーザーは振込手数料も、忘れずに確認したいポイントです。
1万円未満の振込手数料は「210円」
振込申請する売上金が1万円未満の場合、振込手数料というものが生じますが、いくらかご存知でしょうか。実は振込申請するだけでも、210円の手数料が発生します。
仮に300円で出品した商品が売れると販売手数料が30円マイナスされ、出品者の利益は270円に。そのまま振込依頼をすると、出品者の利益は60円にしかなりません。
せっかく商品が売れて無事取引が終了しても、利益がほとんど手数料でなくなってしまっては損をした気持ちになってしまいます。
そこで裏ワザではありませんが、ここはコツコツ1万円以上売り上げ金額を貯めて、1万円以上貯まった段階で振込申請をすると良いでしょう。
③支払手数料
支払手数料とは、メルカリで購入者が商品を購入した場合、購入者が支払う手数料のことです。基本的にこの支払手数料は発生するものになります。
コンビニやATM払い、便利なキャリア決済(docomo・au・SoftBankのみ)も魅力ですが、それぞれ手数料が100円発生してしまします。
購入者の支払い方法で変わる
しかし、実は裏ワザとして支払手数料が発生しない支払い方法もあります。この手数料も1回や2回ならともかく、長くメルカリを利用するのであれば節約したいポイントでしょう。
後ほど他にどのような支払い方法があるのか、わかりやすい表付きでご紹介いたしますのでしっかり確認しておきましょう。
④送料
商品の取引に配送業者を欠かすことは出来ません。日本郵便やクロネコヤマト、佐川急便などの様々な手段が用意されています。
さらに現在ではその運輸方法は細分化されていて、様々な手段で購入者へ送ることができるようになっています。
送料込みでは自己負担に!
厳密に言うと送料は手数料ではありませんが、メルカリで出品されている多くの商品は送料込みになっています。メルカリでは送料の負担を購入者に設定することも可能ですが、送料込みで出品した方が売れやすい傾向にあるのです。つまり、出品者側で送料を負担しているということになるので、実質的な手数料と言ってよいでしょう。
メルカリの送料は他より高い?
他のフリマアプリでも運送会社を欠かすことは出来ませんが、同じ運送会社でもその送料は異なります。では他のフリマアプリと比べて、送料はどのくらい異なるのでしょうか?
依頼する運送会社は、どこのフリマアプリでも基本的にクロネコヤマトか日本郵便になります。何度も取引をする方は特に、送料の差も要確認ポイントになります。
同じフリマアプリの「ラクマ」と比較
ラクマは以前、「フリル」というフリマアプリでしたが楽天の傘下に入り、ラクマに生まれ変わりました。フリルの頃から見るとこちらも昔からあるフリマアプリです。
この頃CMでもよく見かけるようになりましたが、まだまだメルカリと比べると利用者は少ないようです。
ネコポスやゆうパケットでの大きな差はありませんが、宅急便コンパクトの差はかなり大きい金額となっています。送料の側面からも見ると、やはりメルカリに軍配が上がります。
そんなラクマとメルカリの送料の違いは下記の表の通りになります。:eight_spoked_asterisk:︎宅急便コンパクトは65円専用資材の専用資材を購入する必要があります。(一度使用した資材の再利用は出来ません。)
ネコポス |
:eight_spoked_asterisk:︎宅急便コンパクト |
ゆうパケット |
|
---|---|---|---|
メルカリ |
195円 |
380円 |
175円 |
ラクマ |
200円 |
530円 |
179円 |
ラクマでは販売手数料が「3.5%」
売れやすさ・送料だけ判断するとメルカリの方が優位になりますが、ラクマの販売手数料をご存知でしょうか。
ラクマの手数料はなんと「3.5%」。メルカリでの手数料10%と比較すると、その違いは歴然です。
手数料は送料のように比較して4円、5円違う、150円違う、というわけではなく、パーセンテージで変動します。
そのため、販売金額が高ければ高いほど手数料も比例して高くなっていきます。送料が安いからと言って必ずしもメルカリが優位になるというわけではないのです。
手数料は安いが人数が少ない
しかし、ラクマにはメルカリほどのユーザーはいないのが実情です。ユーザーが少なければ、出品した商品を目にしてもらえる機会も少なくなります。CMの打ち出しがメルカリの方が早かったせいか、フリマアプリ利用者は圧倒的にメルカリの方が多く、先述した通り出品してすぐ売れるのはどちらかというとやはりメルカリなのです。
そんなラクマでは、定期的にキャッシュバックキャンペーンやクーポンを配布するなど、ユーザビリティをアップさせようといった傾向が見られるので、今後新規ユーザーは増えていくと言っていいでしょう。
メルカリの手数料を安くする裏ワザとは?
ここまで紹介してきたように、私たち利用ユーザーにとって手数料はなるべく少ない額で抑えたいところです。
メルカリでは手数料をユーザーからとることにより、利益を生み出しています。しかしメルカリには、手数料を安くする裏ワザがいくつか存在します。
①クレジット・売上・ポイント払い
先ほど、メルカリでの支払い方法にはコンビニ払い、ATM払い、キャリア決済があるとご紹介いたしました。
そしてその他にもクレジットカード払い、メルカリで売れた商品の売上金払い、メルカリ内で利用できるポイントでの支払いにも対応しています。
手数料を無料に出来る!
1つ目の裏ワザは、下記の図のようにクレジットカード払い、売上金での支払いやメルカリポイント払いであれば支払手数料は発生しません。さらにクレジットに至っては、クレジットカードのポイントも貯まり、一石二鳥です。
なるべくなら抑えたい手数料。特にクレジットカードであれば商品を売ったことがない方でも使える支払い方法なので覚えておきましょう。
支払い方法 |
支払手数料 |
支払い方法 |
支払手数料 |
---|---|---|---|
コンビニ |
100円 |
クレジットカード |
0円 |
ATM |
100円 |
売上金 |
0円 |
キャリア決済 |
100円 |
ポイント |
0円 |
②まとめ購入で節約!
スーパーや靴下屋なんかでもまとめ買いがお得になるシーンをよく見かけますが、メルカリでも出品者によってまとめ買いがお得になる場合があります。
メルカリには商品ごとにコメントができるようになっています。コメント欄にコメントをすることで、直接出品者とやりとりを行うことができるようになっています。そこでよく見られるのが価格交渉。これが2つ目の裏ワザです。
同じ出品者から購入の際に活用しよう!
「この商品と、他に出品していたあの商品も購入するので割引は可能でしょうか?」といった価格交渉を行います。
中にはあらかじめ「まとめ買いでいくら割引します」といった表記をしている方もいますが、複数欲しいものがあった場合はぜひ、コメント機能も活用してみましょう。
③手数料を上乗せした価格で販売
手数料を節約することができるのは、購入者側だけではありません。出品者側もひと工夫することで、実質手数料分を節約することも可能です。
出品者側ができる節約は先ほど紹介した振込手数料だけではありません。ではどのようにして出品者側は節約をするのでしょうか。
利益率10%アップ!
例えば、1000円の商品を販売しようとした時に、そのまま販売しようとすると100円の手数料を取られてしまい利益は900円になります。しかし1111円で商品を売るとどうでしょうか。手数料は111円になりますので、しっかり1000円の利益を得ることが可能になります。
販売手数料として利益の10%が引かれてしまうのであれば、その分10%上乗せすることでプラスマイナスなく得たい利益にするという考え方です。
メルカリ利用者は手数料を節約しよう!
いかがでしたでしょうか。このように、メルカリで手数料を節約する裏ワザを駆使することで、いつかその積み重ねは大きなものになります。
やはり他のフリマアプリではなく、売れやすく送料が安いメルカリを使うという方はぜひ、この記事を参考にメルカリユーザーのプロフェッショナルを目指してみてはいかがでしょうか。