Amazonが出荷準備中で発送されない状況を解説
インターネットで買い物をすることが当たり前の現代では、Amazonや楽天などで商品を購入する機会が多いのではないでしょうか。今回焦点を当てるのはAmazonです。Amazonは便利な反面トラブルもあるようです。商品を注文したのに出荷準備中のまま発送されない状況の原因・対処をご紹介します。
出荷準備中から発送されず困っている人多数
Amazonで商品を注文すると商品のステータスは「未発送」から「出荷準備中」に変わります。その出荷準備中のステータスのまま先に進まず、発送されない場合や商品が届かない場合の原因はどこにあるのでしょうか、またその時の対処はどのようにすれば適切でしょうか。「出荷準備中」について見ていきましょう。
Amazonの出荷準備中とは
Amazonの商品は注文すると「未発送」から「出荷準備中」となり、通常であれば「発送済み」となります。では「出荷準備中」とはどのような状態のことを指すのか、また何をしている段階であるのか具体的に見ていきましょう。「出荷準備中」のステータスの意味も調べます。
商品や納品書の準備
Amazonの「出荷準備中」の時に具体的に何の作業を行っていて、何をしている段階なのかは実は開示されていません。あくまでも予想や推測になりますが、商品を保管場所である商品棚から持ってきたり、納品書の準備をしたりして梱包作業を行ったりしている段階であると考えられています。
「出荷準備中」でもっとも多い商品や納品書の準備作業が終われば通常は配送業者へと引き渡されますが、この引き渡す前の段階で注文数や注文した商品によっては思わぬ時間がかかる場合もあります。極端に個数が多い、とても重量のある商品等々です。
届かないというのが一番注文者をイライラさせ心配させるものなので、不安な時はサポートへというのが一般的でAmazonでもカスタマーセンターが存在します。
配送業者に商品が渡っていない
Amazonの「出荷準備中」の段階ではまだ配送業者へ商品が受け渡しされていない状態であると考えられています。もしくは、配送業者へ受け渡しを行っている段階という推測もできます。配送業者に商品が渡っていてもステータスに即反映されないこともあるで一概には言えません。
配送業者は後述しますがヤマト運輸などの大手だけではありません。「デリバリープロバイダー」と総称される小さな配送業者もあり、受け取っていたとしても出荷準備中のまま止まってしまうことも多いのです。
逆に発送済みになっていても配送業者へは商品が渡っておらず、注文者に届かないこともあるようなので一概には言えません。
発送されない場合にステータスの反映遅れも
Amazonの商品が発送されない場合の原因としてステータスの反映が遅れている場合があります。どういう意味かというと実際には「発送済み」のステータスになるべきところが「出荷準備中」のステータスのままになっていて発送されていないと誤認されることがあるのです。
単にステータスが遅れているのかそれとも他の原因なのかは「出荷準備中」とだけ表示されているだけではわかりません。このような場合Amazonのカスタマーセンターを利用するのも良いですし、しばらく待ってみるというのも1つです。
長くかかっているなと思っていても商品が届かない訳でなければ気長に待って届いたという例もあり、届いてもステータスの変化がないエラーもあるようです。
大体の目安として見ておく
ステータスは商品が発送されない時に参考にする程度で大体の目安としては使えるでしょうが、これを過信して100%信頼するのは注意が必要です。発送されないと早合点して商品が届かないなどのクレームを入れるのは少し待ってみてください。本当の原因を探ることが必要です。ステータスが更新されない状況はAmazonでは頻発することもあります。
ですので、それだけで発送されないと捉えない方が良いでしょう。対処としては待つのも1つですし、サポートに連絡することも選択肢としてあげられるでしょう。単にステータスの遅れで本当は発送済みにも関わらず発送されないという誤解を与える仕組みは問題です。
Amazonよりも楽天やヨドバシカメラの方が現状では発送されない等のトラブルの頻度は少なく、またヨドバシではヨドバシエクストリーム便という独自流通も確率しています。
Amazonの出荷準備中が終われば発送
出荷準備中ステータスが終わると「発送済み」のステータスとなり通常であれば商品が文字通り発送されたことを意味します。このときの「発送」とは送り主が配送業者へと荷物を引き渡すことを言います。日本ではヤマト運輸や日本郵便、そして最近ではデリバリープロバイダーなどに引き渡したことを意味します。
出荷準備中から発送済みに変われば、商品はすぐに発送されお手元に届くことが多いようです。配送業者によっては時間指定通りにこない場合や、天候や災害、地域によって遅れが生じる場合もあります。
また天候や災害だけでなく物流ですから道路混雑による渋滞で遅れることもままあります。そうしたことも考慮しておきましょう。
発送後ステータスが変わる
Amazonの「出荷準備中」から「発送済み」になるのは上記に説明した通りです。発送後ステータスが通常であれば更新されます。少し時間を置かないとステータスが変わらない場合も多くありますので、このステータスは出荷準備中の時同様、参考・目安程度に考えておくのが良いでしょう。
丸一日変わらない事も
出荷準備中から発送済みになるタイミングはすぐに切り替わる場合もありますが、丸一日そのままということも珍しくありません。この場合は梱包などの準備作業にそんなに時間がかかるわけないじゃないかという不満もあるでしょうが、ステータスの遅れや荷物の多い日には発送が次の日になる場合もあります。
発送されない場合には問い合わせ
出荷準備中のまま発送されない場合は必ず Amazonのカスタマーセンターに問い合わせをしてください。問い合わせをしたことによりAmazonへの連絡をしたという証拠にもなります。問い合わせをせずに「出荷準備中」のまま放置しておくと無用のトラブルを招きかねません。アカウントの停止例もありますので、面倒でも問い合わせをしましょう。
Amazonが出荷準備中で発送されない原因
Amazonの商品のステータスが出荷準備中のままで発送されない原因は様々ありますので、その一例を下記に見ていきましょう。Amazon側に問題点がある場合も多くありますので原因がわからない場合、対処をカスタマーセンターなどにすぐに連絡することもポイントの1つです。発送されない状況になる場面を検証しましょう。
①マーケットプレイスは詐欺の可能性
Amazonのマーケットプレイスは格安商品などもありますが注意も必要です。中にはアカウントが乗っ取られたなどと嘘をつかれて商品が発送されない場合や、そもそも出店しているお店の中には個人情報の収集のみを目的として最初から商品を送るつもりなどない悪質な店舗も存在します。
マーケットプレイスの信頼度を充分に確認してから商品を注文し、少しでもおかしい場合はAmazonのカスタマーセンターに相談するのもいいですが明らかに詐欺行為の場合は警察に連絡しましょう。発送されないこと自体がおかしいことです。
大抵の場合は代金は返金されることが多いのですが、商品が発送されないにも関わらず個人情報は抜き取られてしまいます。しっかりアカウントをAmazonに守ってもらいましょう。
②ヤマトがAmazonから撤退した為
Amazonは以前は佐川急便が当日配送の主な取引先だったが、価格や物流量の多さによる原因で佐川急便が完全に撤退してしまったため、その多くをヤマト運輸に依存する形になりました。ヤマト運輸も値上げ交渉や時間帯によっては届けないなどの措置を行い、完全に撤退ではないものの部分的に撤退しています。
Amazonは独自の物流・流通網を築くとアナウンスしていますがそう簡単に行くものではありません。ヤマト運輸の部分撤退はAmazonの当日配送を始め、出荷準備中が長く表示され正確ではなくなった大きな要因であり、発送されないと誤解を与える要因でもあります。
また配送業者を一社に依存する体制が一番発送されないどころか発送できない状況を生み出します。発送されない状況をまずは改善するため独自流通網の整備は喫緊の課題です。
③混雑により出荷準備中で止まる
マーケットプレイスの詐欺や配送業者の撤退などとは別に本当の注文の殺到による混雑により出荷準備中のステータスのまま変わらない時もあるようです。このような場合は人気商品だったり、話題の商品だったりするでしょうから混雑しているのが原因の1つと考えれば少し安心できます。
ただし、混雑しているとはいえあまりに時間がかかりすぎると思った時や商品が配送業者へちゃんと渡っているのか、そもそも商品の在庫がありになっていたのに出荷準備中が長すぎて不安などの時にはAmazonのカスタマーセンターへ問い合わせをしても良いでしょう。
Amazonで商品が発送されない理由で一番多いのが実はこの混雑や商品の集中によってです。ステータスが変わらないため発送されないというのはこの場合は正しい情報です。
④デリバリープロバイダーの場合
Amazonの商品の配送はヤマト運輸などの大手の配送業者が一手に担っているように思われがちですが、小さな配送業者もAmazonと契約している場合があります。このようなところは「デリバリープロバイダー」と称され、インターネットなどで検索するとあまり評判がよくありません。
しかし規模が小さいために大量のAmazonの商品を配送する必要があるためにどうしても時間がかかってしまい、その結果出荷準備中が長く表示されることもあります。佐川急便やヤマトなどほぼ大手だけで配送していた時にはこのようなことはあまりありませんでした。
Amazonが出荷準備中で発送されない時のケース別対処法
Amazonの商品がなかなか発送されないことは多くあるようです。ステータスが出荷準備中のまま切り替わらないで配送業者へ渡っていない場合もありますが、それ以外の理由で発送が遅れている場合もあるとご紹介してきました。ではなかなか発送されない時のケース別対処法についてもご紹介します。
①注文したのに届かない
Amazonで商品在庫がありになっているのに出荷準備中がが長く表示されて注文が止まっていまう場合があります。このような場合Amazonへの注文が殺到して対処ず、処理しきれない時などに多く発生するようです。長い間時間がかかっている場合は配送の手続きで混雑が発生していると第一に考えると良いでしょう。
メールや電話で問い合わせ
あまりに遅くて商品の在庫を確保できているかや、配送業者への引き渡しはきちんと対処できているのだろうかなど状況の把握をしたい場合はAmazonのカスタマーセンターへ電話やメールなどで問い合わせを行うと良いかもしれません。混雑していての遅延も多いので的確に状況を判断し、サポートを使うのはそれらを精査してからが良いでしょう。
②プライム便が届かない
Amazonのプライム会員であるにも関わらずプライム便が届かない場合は、その商品が予約商品である可能性があります。予約商品の場合はプライム会員でもあっても通常の配送となってしまうこともありますし、場合によっては数日間商品の到着が遅れる場合もあります。予約前日や当日に必ず届くことは保証されていません。
追跡番号から追跡や配送業者に問い合わせ
出荷準備中のステータスのまま長らく止まっている時に配送業者の追跡番号から商品がどこにあるのか追跡を行うことができる時があります。ヤマト運輸や日本郵便などの大手に限らず追跡サービスを行なっている配送業者は多いので問い合わせをしてみるといいかもしれません。思わぬ中継地点で時間がかかっているなど調べられます。
③実は在庫切れ
Amazonで商品を購入する際に在庫ありになっていて注文をしたにも関わらずなかなか商品が発送されない原因として他にあげられるのは、そもそも商品が実は在庫切れだったということがあります。これは商品を注文したと同時にその商品が売り切れてしまい、ステータスに反映されずに発送されない状況がうまれてしまっているケースです。
インターネットショッピングですから同じ商品の購入を目的とした複数の人がいることは珍しくありません。Amazonで在庫ありを狙って複数の人が同時購入手続きすれば当然在庫の少ない商品は購入できない人が出てきて、発送されないという事態になります。
在庫が切れていた場合、再入荷を待つか発送されない状態が解除されるまでそのままにしておく人も多いようです。再入荷すれば発送されます。
システムトラブルによる反映遅れ
Amazonの商品が発送されない時はシステムトラブルが起きている時もあります。システムトラブルにより出荷準備中のステータスから切り替わらず、実際には配送業者へ商品が既に手渡されているにも関わらずステータス表示のみ遅延している場合が多くです。このような時はカスタマーセンターなどのサポートに連絡するのが一番良い方法でしょう。
④Amazonに直接連絡
Amazonで出荷準備中になっていて商品も発送されない、手元にも何日経っても届かないなどの場合は何らかのトラブルや事故の可能性も考えられます。原因がわからず、対処の方法を聞くためにもそのような時には即座にAmazonに直接問い合わせしましょう。電話サポートやメールサポートがあります。
電話でのサポートの場合
電話での問い合わせの場合はAmazonのオペレーターと話しながら対処できますし、不明点などがあれば直接聞くこともできます。Amazonの電話サポートの番号はフリーダイヤルでスマートフォンからも固定電話からも無料で利用できます。不安感を早く取り除いて原因を調べてもらい、手っ取り早く対処法を問い合わせるには電話が一番良いでしょう。
メールでのサポートの場合
届かない商品に対して少し時間があり、忙しくて電話する時間が無い場合はメールで問い合わせることもできます。メールだと文字でのやりとりになるため丁寧に状況を説明し、原因は何であるのか対処はどのようにすればよいかなどを問い合わせることになります。専用のメールフォームがありますが留意するのは名前やメールアドレスが必ず必要なことです。
詐欺の場合も考慮しておく
Amazonで商品が発送されない原因や対処の方法以前にいくら待っても届かない場合、もしかすると詐欺かもしれないと頭の片隅に考えておくことも残念ですが必要です。詐欺だとすれば商品が届かないのは必然ですし、犯罪行為ですのでAmazonのカスタマーセンターに電話するだけでなく場合によっては警察にも相談しましょう。
Amazonから発送されない時のキャンセル
Amazonの商品が発送されないで遅れている場合や届かない場合にキャンセルはできるのでしょうか。キャンセルするにはどうしたらいいかを徹底解説します。商品の注文はインターネットショッピングでは慎重に行うことは基本ですが、Amazonはシステム上特に注意が必要なので参考にしてみてください。
発送済みではキャンセルは出来ない
Amazonから商品が発送されない時で出荷準備中のステータス時にキャンセルしようとしても、キャンセルすることができない場合があります。例えば、Amazonプライム便で商品を頼んだのに長く待っても商品が届かない場合、ご自分でその商品をショップなど別のところで購入したいと思うこともあるでしょう。
またAmazonのステータスが更に進んで発送済みになった場合は「絶対に」キャンセルすることはできなくなります。ステータスに注意するのももちろんですが、商品の注文は気をつけて行いましょう。また、カスタマーセンターに連絡するなどしてみましょう。
出荷準備中の場合に早めにキャンセル
Amazonのステータスが出荷準備中の時まではキャンセルができる場合もありますので、商品をキャンセルしたいと思った時は出荷準備中のステータスまでに早めに行動しキャンセルを行いましょう。発送済みまで進んでしまってからだとキャンセルできずに色々と手間がかかってしまいます。
Amazon出荷準備中時の注意点はさまざま
Amazonの出荷準備中の時にはさまざまな注意点があります。まず理由をよく考えてみましょう。確かに商品の在庫は確認して在庫ありになっていたのに出荷準備中のまま長く停滞している場合や、配送業者へ渡ってない場合が推測されるなど理由は思い当たる時も多いです。しかし中にはなぜ長期間出荷準備中なのかわからない場合の注意点もあります。
販売元がAmazon以外で発送がAmazon
よくあるパターンとして販売元がAmazon以外で発送がAmazonになっている場合です。その場合は出荷準備中と長期間なってしまい原因がわからない場合も販売元の責任なのかAmazonによる責任なのかはっきりせずに曖昧になっている場合もあるようです。対処の方法をカスタマーセンターに聞いても明確に答えが出ない場合も多いようなので注意です。
注文と違う商品が出荷準備中の画面に反映されている
自分が注文した商品と違うもの、もしくは類似商品・色違いの商品などが出荷準備中になっていると間違えて注文してしまったと焦ってしまうことでしょう。色数などの多い商品では特に色違いの商品が表示されることも多いようです。様子見しても良いでしょうが、心配であればカスタマーセンターに問い合わせしても良いでしょう。
届かないと思えば海外から発送も
出荷準備中のステータスから中々変わらずイライラすることも多いAmazonの買い物ですが、驚愕の理由のこともあるようです。通常日本国内で頼んでいるはずの商品がいつまで経っても届かないと思っていたら、中国やアメリカ・ヨーロッパなど海外から送られてきている場合があり遅れているという理由も少ないながらあるようです。
Amazonで出荷準備中で中々発送されない時は早めの対処を!
Amazonの出荷準備中で中々ステータスが変わらなかったり、商品が発送されない場合は早めの対処が必要になります。述べてきたとおり、もしかすると詐欺の商品やマーケットプレイスでのお店自体が詐欺店舗かもしれないということもありますし、届かないのに遅くなって対処するとキャンセル自体も中々できない事態に陥ります。
気持ちよく商品を購入するためにはAmazonの特性をよく理解して利用するようにし、ステータスは出荷準備中のまま長期間止まってないか、止まっていたなら配送業者の追跡はどうなっているか確認することやキャンセルも視野に入れて買い物をしましょう。
本来はAmazonでの買い物は便利で楽しいものです。これまで見てきた注意点を頭に入れておけばより安全に快適に利用することができるでしょう。