デートという言葉の定義・意味は?
カップルが行う休日での2人の時間や、時間を合わせて会う行為を「デート」と呼びますが、付き合っていなくてもデートなのか悩むシチュエーションを経験した人はいるのではないでしょうか?
そんなときは、デートの定義を知っておくことで「デート」の誘いなのか「遊び」の誘いなのかを、見極めやすくなるでしょう。
まずはデートの定義ですが、デートとは男女2人、または異性の頭数を合わせ「いつ・どこで・なにを」を、日付や時間を計画的に決めてから過ごす時間とされています。
相手に好意がある場合は、積極的に計画を立ててくれる傾向がありますので、相手の計画に対する姿勢からも、ノリなのか本気なのかは見極めやすくなっています。
ごく当たり前に使われてきた「デート」という言葉は、英語の「Date」が由来になっており、英語では「日付」のことを意味しています。
そんな「Date」が男女間の「デート」のことも意味するきっかけとなったのは、19世紀末から20世紀初めのアメリカで、結婚前の男女が「デート習慣」の制度に乗っ取り男女交際を推進していったからのようです。
そのことから、男女がお互いの予定を計画的に決めて過ごす時間を「デート」と呼ぶようになりはじめました。
男性のデートの定義
男女間で予定を合わせ過ごす時間とされる「デート」に対して、男性と女性でも定義の捉え方は違っているようです。
男性にとってのデートの定義は「2人きりで過ごすこと」が重要とされており、少しでも好意がある相手だからこそ、空いている時間を割きたいと考えているようです。
例えば、女性と2人で食事や飲みに行くことをデートと考えている男性は約6割とされており、5人に2人は女性への食事や飲みの誘いには意味がある可能性があるとされます。
また、女性から2人きりで食事などに誘ったパターンでも、男性はデートと捉える可能性があるということです。
そこで、男性のデートの定義を中学生、高校生、大学生、社会人の大人の男性と、年齢別に分け調べてみましたので、それぞれの価値観の違いをご覧ください。
男子中学生・高校生・大学生による定義
中学生の男の子のデートは、好意を寄せる女の子と二人で過ごす時間が定義とされています。中学生のように学業、部活動、習い事など、限られた範囲での行動が制限されている環境では、場所よりも時間を重要視する傾向があるからです。
また、お小遣いにも個人差がありますので、週末の外出の誘いだけではなく、勉強会や公園など、お金をかけなくても一緒に過ごせる誘いが多くなっています。
はっきりとした感情が見えない誘いでも、女の子に対して誘うことに好意を示す意味があると考えており、交際に発展しなくても一緒にいれることに意味があると考えているからのようです。
高校生の男子にとってデートの定義は、中学生の男の子と比べ明確な好意の意思がはっきりとした誘いが多くなってきます。
例えば有名なデートスポットに「2人で行こう」や、一緒にいた際に「まだ一緒にいたい」など、はっきりと思いを言葉にする高校生が増えています。
これは、友人関係以上の関係に発展したいと思う思春期の高校生だけではなく、大学生などにも共通しており、交際に繋がるきっかけとなるよう、言葉や行動でしっかりと意思表示をすることに意味があると考えているからです。
しかし、必要以上のスキンシップや、女性関係が荒れている人では、体目的の可能性もありますので、そのような高校生や大学生が相手であった場合は、女性の方が十分に気を付けて対処するようにしましょう。
高校生と大学生で圧倒的に違うのは、お酒を飲みに行く誘いが加算されることです。高校生までは年齢的に出来なかった飲み会も、大学生になるとできるということです。
大学生にもなると、サークルなどでも飲み会が増え、お互いを知るきっかけが増えてきます。そんな中で「2人で飲みに行こう」などの誘いをする大学生の男性の心理は、相手の女性ともっと親密になりたい意味が含まれていることがあります。
男性社会人・大人による定義
高校生や大学生と比べ、生活水準が変わってくる大人の男性たちは、女性への誘いもスマートになる傾向があります。勤務後の食事の誘いなども、社会人になると増えることでしょう。
そんなとき、好意のあるデートの誘いなのかと見極めるには、相手の男性が選んだお店やお会計時です。もちろん一概に言える行動ではありませんが、時間やお金は好きな相手に割く傾向が男性にはあるからです。
普段は行かないような高級店や支払いを男性が率先してしていたのであれば、その男性は相手の女性のことを好意的に思って誘ってくれたのかもしれません。また、社会人にとって貴重な休日に誘いを受けた場合も、意味がある誘いの可能性があります。
女性のデートの定義
女性がデートと捉える定義には、男性のように2人きりで出かける「事実」ではなく、両者もしくは片方が相手に「好意があるか」が重要視されるとされています。
男性はデートのつもりで誘っていても、女性側が相手に好意がない場合や、親しい友人であった場合には、明確な「感情」が誘いの中に含まれていないと女性には伝わりにくいとされます。
女性は感情を大事にする生き物とされていますので、自分から誘う場合も、相手から誘われる場合でも、しっかりとした「気持ち」を相手に示すことが大切であると考えているようです。
そんな女性たちでも、女子中学生、女子高校生、女子大学生、大人の女性では、デートの定義に違いがあるのか調べておりますので、年代別にご覧ください。
女子中学生・高校生・大学生による定義
女子中学生や女子高校生のデートの定義では、お互いの恋愛感情がはっきりとしていることが、最も重要とされています。
まだ大人と子供の狭間とされる女子中学生や女子高校生たちは、好意がない相手と2人で過ごすことに対して、不安や戸惑いが大きいようです。
もしも男子とデートをするのであれば、お互いがデートであることを理解し、両者または片方が好意を寄せている状況で行いたいと考えているようです。
また、女子中学生や女子高校生から相手の男性を誘う場合は、2人きりだけではなく、異性の数を合わせたグループデートを提案することが多い年齢ともされています。
まだ初々しさがある中学生や高校生にとって、好きな相手と2人きりは恥ずかしいとの意見や、大人数でワイワイとした環境から距離を縮めたいとの考えがあるようです。
高校生と大学生の女性ではデートの定義に少し変化があり、同じ学生であっても高校生の頃と比べると美意識や体つきが大人に成長した大学生たちは、好意を寄せる男性とは親密になりたいと考えているようです。
好意を寄せる男性とのデートでは、1人では行かないような場所や、普段よりもおしゃれな格好をして、相手へ好意を寄せていることをアピールする傾向があります。その際には、お酒を飲み開放的な一面を見せることもあるでしょう。
また、高校生までは多く見受けられたグループデートは、普段からサークルなどで2人きりの時間を作ることが難しいこともあり、あえて2人きりになれることがデートと考える女子大学生が多いようです。
女性社会人・大人による定義
社会人となった大人の女性たちは、仕事などで日々が多忙になることもあり、相手の男性からの誘いを待つばかりがデートの定義ではないと考えているようです。
仕事終わりや休日など、自分の都合が合わせられる日時を自分から指定して、好意を寄せる男性をデートに誘うことがあります。好きな男性とそうでない男性との線引きがうまい女性側は、好意を寄せる男性には積極的にアピールする傾向があるからです。
ただの食事ではなく、女性側から飲みの誘いをしていたのなら、一概に言える訳ではありませんが、女性側にとって意味のある誘いであると認識した方がよいでしょう。
大人の女性にもなると、大学生の頃には意識をしていなかった「結婚」も意識する年齢でありますので、好意のある男性の前では常に綺麗でいたいとの願望が芽生えてきます。
もしも2人でいるときに、自分を最大限に活かしたおしゃれな格好や、積極的なスキンシップをしていたのなら、相手の男性に脈があると考えてよいでしょう。
国別のデートの定義の違い
日本の中学生、高校生、大学生、社会人と、幅広い年齢層の日本人をターゲットにして、デートの定義の考え方についてご紹介してきましたが、国別によってもデートの定義はそれぞれ捉え方が違うとされています。
そこで、いくつかの国をターゲットとして、その国のデートの定義を調べてみましょう。日本と似た部分や、その国の特徴が色濃く分かれることもありますので、その日本との違いにも注目してみてください。
アメリカ人のデートの定義
アメリカ人たちからは、デートの定義が恋人になる前の予行練習と捉えられており、デイティング期間のことを指しています。
デイティング期間では、2人で会い遊んだり食事をすることもしますが、キスや性行為など、お互いの相性を確認する接触も含まれています。日本では、交際をしてからお互いの相性を確認することが多いため、アメリカ人特有の習慣とされています。
また、デイティング期間は交際をしている訳ではないため、お互いに複数人の相手がいることは承知の上とされています。
このデイティング期間でのデートは、相手の異性が自分にとってふさわしい相手であるかを見極める時間とされていますので、日本とはデートの捉え方は少し違っているようです。
またアメリカはレディーファーストを心掛けている国とされていますので、デートをする際には男性が女性をエスコートしてくれます。
日本ではレディーファーストの習慣があまりないですが、アメリカ人の男性にとっては、幼少期から当然の教育として一般生活の中で学んできたことです。
デイティング期間中のデートであっても、送り迎えやドアの開け閉め、またはデート費用は男性が支払ってくれるのが当たり前とされているようです。
ドイツ人のデートの定義
ドイツでは好意を寄せる相手に想いを伝える習慣はあまりなく、デートに対する定義も好きな相手を誘うという概念ではないようです。
ドイツ人たちは、自然な流れで男女2人で過ごす時間を重ねていくようで、その際にフィーリングが合う相手と恋人関係に発展させていくとされています。
そのため、好意の相手とのデートだからこそファッションやデートプランに気合を入れる日本人とは違い、ドイツ人にとって行きたい場所や一緒にいたい相手と居ることが、ドイツ人のデートの定義であるということです。
ドイツ人は、男性女性と共にお金に敏感な面があるため、デートの際にかかる費用はきっちりと割り勘であることが特徴とされています。
日本では支払いの部分が曖昧なこともあり、相手の好意を見極めるポイントにもなっておりますが、ドイツでは結婚をするまでは自分の出費は自分で負担することが常識とされているからのようです。
中国人のデートの定義
中国でのデートの定義は、日本とあまり変わりがなく、好意を寄せる相手を誘い予定をきっちりと決めて一緒に過ごす時間のことを指しています。
デートのプランでは、一緒に食事をしたりや飲みに行くなど定番のプランから、デートスポットに訪れるなど日本と変わりのないデートをしているようです。
しかし、中国ではデート中の男性の行動が重要視されており、女性をたてて行動することが常識とされており、女性をたてる行動とは、荷物を持つことや、支払いは男性が負担するなど、レディーファーストな行動のことを指しています。
中国と日本の違いはこの部分であり、中国では男性側がデートで求められるハードルが日本よりも高いということであるようです。
デートかデートでないか見極めるポイント
これまで年代別、国別に、デートの定義とは何かをご紹介してきましたが、全ての人がこの定義に当てはまるわけではありません。
そんなとき、デートかデートではないかを見極めるポイントはあるのでしょうか?相手のデート中の行動から、2人で過ごす時間に意味があることなのかを見極めることができますので、相手の状況と照らし合わせ検証してみてください。
デートのプランがしっかりしているか
相手からの誘いをデートであるか見極めるポイントととして、デートのプランがしっかりしているかは、見極めるのに最適なポイントです。
事前にプランを立てた上で2人で会う相手の心理は、「相手を楽しませたい」との意味があり、とくに男性は真剣なデートではこのような配慮をしてくれる傾向です。
また、誘われた側も行先や時間割があるスケジュールを事前にリサーチしてきてくれていたのなら、そのデートに対して好意的な印象であると考えてよいでしょう。
相手を大事に思っているか
デートで相手を大事に思っているかとは、気配りをしてくれていたかなどです。人混みの中ではぐれない様な気配りや、寒暖差に合わせた思いやり、または段差や車道側で気を使った行動が挙げられます。
日本人は、レディーファーストな習慣が少なく、女性と男性が対等な関係が多く見受けられますが、上記のような気配りをスマートにしてくれていたとしたら、相手のことを大切に思っている証拠です。
男性も女性も好意を寄せる相手には、「優しくしたい」との心理が働く傾向がありますので、相手の気配りは相手の真剣さを見極めるには最適なポイントです。
男性の場合は奢ってくれる
こちらは男性をターゲットとして、デートへの意気込みを見極めるポイントとなっており、若い世代よりも大人の男性が対象です。
たとえば、デート中での支払いを恋人関係でなくても男性側が負担してくれていたのであれば、そのデートに対する思いは真剣である可能性があります。
金銭感覚は男女それぞれで違っており、一概に言える訳ではありませんが、男性側が支払いを負担する心理には、「頼れる男」と思われたいとの意味がありますので、好意を寄せる相手には良いところを見せたいとの男心があるようです。
女性なら服装・メイクが気合を入れている
こちらは女性をターゲットとして、デートへの意気込みを見極めるポイントとなっており、年齢に関係なく多くの年代の女性が対象とされます。
女性とは、好きな相手には「可愛く見られたい」と本能的に感じる生き物であり、好意を寄せる相手とのデートでは、ファッションやメイクに気合が入っている傾向があります。
普段からおしゃれな女性であっても、化粧気のない女性であっても、普段と何か違う部分はありませんでしたか?
髪型やリップなど、見落としがちな部分でさえも、相手に好印象を与えたいと思い、気合を入れてきてくれているかもしれません。男性は女性からのアプローチを見落とさないようにしましょう。
次の約束をするかしないか
デートの最中やデートの最後に、次のデートの約束を話題としていたのなら、相手は真剣に2人の関係を考えてくれていると判断してよいでしょう。
次の約束をするということは、その日のデートが「楽しかった」または「また会いたい」との意味が隠されていますので、さらに関係を深めたい、もっと相手を知りたいと思ってくれているということです。
デートが終わった後に、連絡が取れなくなったり、素っ気ない態度になってしまったのなら、相手はあなたのことを真剣に考えてくれていない可能性がありますので注意しましょう。
ボディタッチがあるか
個人差はありますが、手を繋ぐや肩を抱き寄せるなど、このような軽いボディータッチをしてきてくれているのなら、相手はあなたに触れたいと感じてくれている可能性があります。
もちろん奥手な方もいますので、曖昧な関係でボディータッチをすることがない人もいるでしょう。そんなときは、袖を掴む、服の裾を掴むなど、相手に触れない距離感でアピールしてみるのもよいでしょう。
好意を寄せる相手や、興味がある相手に対して、そのような触れそうで触れない距離感を受け止めてくれているのなら、相手はあなたのことを真剣に考えてくれていると見極めるポイントとなります。
デートのよくあるプラン
ここまでデートの定義やデートであるかの見極め方をご紹介してきましたが、デートのプランとしてはどんな誘いがあるのでしょうか?
男性からも女性からもありえるデートプランをご紹介していきますので、もしも異性からこんな誘いを受けたのであれば、相手はデートとして誘っている可能性がありますので、心得ておきましょう。
二人きりで食事に行く
デートのプランとして定番なのが食事をすることです。食事であれば昼夜問わず誘うこともできますので、予定を立てやすいとの利点もあります。
もしも2人での食事に誘われたのなら、大人数ではなく、あなたと距離を縮めたいとの意味が含まれている可能性があります。
人気なお店や高級店など、混雑が予想されるお店をチョイスするのであれば、事前に予約をしておくとよいでしょう。
二人きりで飲みに行く
2人きりで飲みに行く誘いは、大人な男性や女性では進展の望む間柄で多く見受けられるプランです。食事とは違い、お酒を飲むと開放になったり、積極的になる人が多いため、好意を寄せる相手には飲みに誘う可能性があるということです。
大衆居酒屋ではなく、ちょっとおしゃれな飲み屋さんや、雰囲気のいいバーなどに誘うことで、相手は好意があると意識してくれるかもしれません。
また大人な付き合いでは、飲み会を通して進展のきっかけになる実例もありますので、真剣な交際を望むのであれば、デート中に飲み過ぎないように注意しましょう。
二人きりで旅行に行く
こちらはデートのプランとして難易度の高いプランとなっていますが、異性を旅行に誘うということは、それほど真剣なデートであると相手にも伝わりやすいプランとなっています。
旅行先では、ゆったりと2人きりの時間を楽しむことができますし、大人な男性も女性も日頃の疲れを癒すことができるでしょう。
近場のデートとは違い、しっぽりとした時間を過ごすことができる旅行デートでは、お互いの距離を縮めるには最適なプランです。
また、貴重な休日を使って興味がない相手と2人きりで旅行に行くことは、多忙な大人たちにとってメリットがないため、旅行を了承してくれたのであれば、相手も好意的に思っている可能性があります。
デートの定義は男女・年齢によって変わることに注意
「デート」と一言で言っても、男女それぞれに定義があり、定義の違いから捉え方に差があるようです。そんな男女間の違いは、年齢によっても変化があり、若い時と大人ではアピールの仕方が変わるので注意しましょう。
少しでも好意がある相手と長くいたいと思う若い世代と、食事や飲み会を通してフィーリングを確認する大人世代では、恋愛に対する価値観も成長することが関係しているようです。