自分を大切にする・自分を大事にするメリット・良い効果
自分を大切にする・自分を大事にすることには、どのようなメリットや良い効果があるのか考えてみましょう。誰しも自分を大切にする・自分を大事にする生き方を常に意識しているでしょうが、それがどのようないい効果をもたらすのか改めて見直してみましょう。
自分のイメージした通りの人生を歩める
自分を大切にする・自分を大事にすることの第一の良い効果は、イメージした通りの人生を歩めることです。人は他人から指図されたり、他人の言いなりになったりした人生では、思うように頑張ることができません。
しかし、自分を大切にする・自分を大事にするという生き方にすれば、自分で目標を定め、ゴールを見据え、思い通りの人生を進めていくことができます。それは自分を甘やかすというのとは少し違い、自分の生き方をよく考えての行為ということになります。
失敗を前向きにとらえられる
自分を大切にする・自分を大事にすることができると、自分のしたことを前向きにとらえられるようになります。仮に失敗しても、ミスをしても、恥ずかしいことをしても、それで落ち込みすぎずに気持ちを取り直して、ポジティブになれます。これが第二の効果です。
自分を大切にする・自分を大事にする人は、失敗やミスで自分をいたずらに傷つけたりはしません。そのために自分を責め続ければ、精神的にも良くないし、ひどい場合は体を病む場合があります。しかし、自分を大切にする人は、少々のことでは自分の心を攻撃することはありません。
人を愛するのが上手になる
自分を大切にする・自分を大事にすることができる人は、他人も大切にでき、人を愛するのが上手になります。人間は誰しも自分が可愛いものですが、自分を大切にしている人は、他人もそのような気持ちになっていることがよくわかり、親切に対することができるようになります。
それに対して、自分を大切にしない生き方をしている人は、他人も大切にしません。もっとも可愛い自分さえ大切にできないのですから、ほかの人のことには頓着なくなります。つまり、愛の精神が欠けるようになるのです。
人生が楽しくなる
自分を大切にする・自分を大事にする生き方をしていると、人生が楽しくなります。どうしてそのような効果が得られるのかというと、自分を大切にしている人は、自分の気持ちを素直に表現し、無理やり抑え込むということがありません。
そのため、ストレスがたまりにくくなり、人生を楽しく過ごせるようになるのです。その結果、笑顔にあふれ、周囲の人をも幸福に導くことがあります。
心も体も調子が良くなる
自分を大切にする・自分を大事にするという生き方をしていれば、心も体も調子が良くなります。精神的にもリラックスできる効果が得られるし、体も大切にするので、健康になります。
自分を大切にするとはどういうことかと分析してみると、心と体を甘やかすのではなく、いたわるということです。自分の心をむやみやたらと傷つけず、体にいいことを実践するようになるということで、心も体も絶好調という効果が得られるようになっていきます。
自分を大切にする・自分を大事にするデメリット・悪い効果
自分を大切にする・自分を大事にすることのメリットや良い効果をいくつか見てみましたが、では、自分を大切にしないデメリットや悪い効果はどのようなものでしょうか。検証してみます。
なお、見出しでは、「自分を大切にする・自分を大事にするデメリット・悪い効果」となっていますが、これは「自分を大切にしないことのデメリット・悪い効果」の間違いです。
自分の意志が分からなくなってしまう
自分を大切にしない人は、本当の自分の意見や意思が分からなくなってしまいます。自分というものを良く見つめて、その気持ちを大事にすることがなくなるので、自分が何を考えているのか、何をしようとしているのか焦点が定まらなくなります。
自分を大切にする・自分を大事にする人は、自分の気持ちや意思を尊重し、その通りに行動しようとしますが、そうでない人はその逆になります。これは悪い効果の最たるもので、自分自身を失ってしまう場合もあります。
自分のやりたいことを後回しにしてしまう
人間だれしも、夢や希望を抱いています。その夢や希望に向かって進んでいく時は、生き生きとしています。ところが、自分を大切にしない人は、その夢や希望などのやりたいことを後回しにしてしまいます。そして、好きでもないことを先にするのです。
確かに、やりたいことだけやっていればいいというわけではなく、仕事でも学業でも家事でも嫌なことをしなければいけない時はあります。それでも、やりたいこともやって、楽しい人生が歩めますが、自分を大切にしない人は、そのやりたいことがかなり後回しになってしまいます。
周囲の人のことも大切にできなくなっていく
自分を大切にする・自分を大事にするという生き方をしている人は、周囲の人も大切にできるようになりますが、逆の人はそうなりません。自分を大切にできないということは、周りの人も大切にできないということです。
つまり、自分さえ可愛がることができないのですから、周囲の人にも冷たく当たる場合があります。これも悪い効果の一つで、他人への愛情が足りなくなります。その結果、気配りもできなくなります。
心も体も病む
自分を大切にしないことにはデメリットも悪い効果も多いですが、それが進んでいくと、心も体も病むようになります。自分を大切にしないということ自体、精神的にもいいことではありません。また、体にも悪いことをするようになり、病気になってしまう場合もあります。
人間はある程度、自分の気持ちや体を大事にしながら生きていかなければいけませんが、それができないと、健康的な生き方ができません。自分を甘やかすというわけではありませんが、大切にすることはとても重要です。
人から大切にされなくなる?
自分を大切にしていない生き方をしていると、人からも大切にされなくなることがあります。人というものは他人の行動や考えには敏感で、自分を大切にしていない人がいると、それを薄々感じるようになります。
そのために、この人は自分を大切にしていないから、私も大切に扱わなくてもいいだろという風になっていく場合があります。つまり、自分だけが自分を大切に扱わないというのではなく、他人にもそのような態度を取られてしまうのです。非常に悪い効果と言えるでしょう。
自分を大切にする・自分を大事にするのが難しい理由
自分を大切にする・自分を大事にする生き方にいい効果があるとは分かっていても、いざ行おうとすると、難しい場合があります。なぜそれが難しいのか、よく考えてみる必要がありそうです。それによって、いい方法が見つかるでしょう。
我慢することが正しいと思っている
人間時には我慢も必要ですが、自分を大切にする生き方が難しいのは、その我慢することが正しいと思っているせいでもあります。自分のやりたいこと、したいことを犠牲にして、やりたくないことを優先させてしまうのです。
周囲に気を配っているケースもあるでしょうし、性格的に我慢症だというケースもあるでしょう。しかし、我慢ばかりしていると、なかなか自分を大切にするということができなくなります。我慢もほどほどにする必要があるでしょう。
周囲に合わせるクセがついている
自分のしっかりした意見がなく、すぐに他人に同調することを付和雷同と言います。しかし、自分の意見が確立されていても、それを抑えて、他人に合わせることに慣れてしまっている人がいます。そのようなクセが付いている人は、うまく自分を大切にすることができません。
時には自分の意見を押し曲げて、周囲に合わせる必要がある場合もありますが、いつもそうしていたのでは自分を大切にすることはできません。自分の意見を押し通すことによって、活路が見いだされる場合もあるのです。
周囲に自己中心的だと思われたくない
自分を大切にする・自分を大事にするという生き方をすると、周囲から自己中心的だと思われるのではと不安になる人がいます。そのような不安から、思い切った言動ができなくなることがあります。
自分を大切にすること=自己中心的というわけではありませんが、自信がない人はそう思われるのをひどく嫌います。そのため、人の顔色ばかり窺い、自分の軸というものが持ちにくくなるケースがあります。
自分を大切にする・自分を大事にする考え方
自分を大切にする・自分を大事にするということは、自分を甘やかすということではありません。では、具体的にどのような考え方をすれば、そうなるのかを考えてみましょう。スピリチュアルな考え方をすればいいという人もいますが、どうでしょうか。
自分の感情を大切にする・否定しない
自分を大切にする・自分を大事にする考え方とは、自分の感情を大切にし、否定しないことです。人はさまざまな感情を持つものですが、その感情を無理に否定して生きていくのでは、とてもつらい人生となり、身が持ちません。
それでは自分を大切にするどころではなくなり、逆の結果になります。まずは自分の感情を肯定することから始めてみましょう。そこから自分を大切にする考え方ができるようになり、人生が楽しくなって行きます。
自分で自分を褒める
人間はどうしても他人の評価を気にします。どう見られているか、どう思われているかについつい関心が行ってしまいますが、そればかりにとらわれていると、自分を大切にすることができなくなります。
そこで、考え方を変えて、自分のやったことを自分で褒めてみましょう。大事なのは他人がどう思うかではなく、自分の考えです。自分で自分を褒めることができれば、自分を大切にすることもしやすくなり、前向きな生き方ができます。それは自分を甘やかすこととは違います。
自分は幸せになって良いと考える
どうせ自分なんて幸せになれないとマイナス思考になる人がいます。中には、幸せが怖いという人さえいます、しかし、そのような考え方では自分を大切にすることができません。何事にも後ろ向きになり、自分をないがしろにするようになっていきます。
したがって、自分を大切にしようと思ったら、自分は幸せになって良いと考えることです。幸せになる権利があるということですが、そこからプラス思考になり、自分を大切にする生き方ができるようになります。
スピリチュアルな考え方をする?
スピリチュアルとは、精神的な、霊的なという意味ですが、最近は心霊的な体験に対して良く用いられる言葉です。しかし、ここではそのスピリチュアルの意味ではなく、精神的なというニュアンスで考えてみましょう。
精神的な考え方に重きを置くと、たとえ物質的には恵まれていなくても、幸福になれます。そのようなスピリチュアルな考え方をすると、一見不幸でも、自分を大切にして、幸せになろうという気になります。スピリチュアル、つまり自分の精神を大切にする生き方というわけです。
自分を大切にする・自分を大事にする方法
いくつかの自分を大切にする・自分を大事にする考え方を見てみましたが、具体的にどのような方法を実践すれば、そのようになれるのかを考えてみましょう。方法が分かればあとは実行するだけなので、詳しくチェックしてみましょう。
自分の好きなことに取り組んでみる
自分を大切にする方法はいろいろありますが、まずは自分の好きなことに取り組んでみましょう。好きなことをやれば、自然と自分を大切にするようになります。好きなことをやることは自分を甘やかすのとは違います。
自分の好きなことと言われてもよくわからないという人がいるかもしれません。しかし、良く考えれば、何か見つかるはずです。趣味というほどではなくても、やっていて楽しいことはあります。それを行ってみることが、自分を大切にする方法になります。
それは仕事においても学業においても家事においてもプライベートにおいても、自分を成長させる手段となります、つまり、自分自身のためになるということであり、結果的に自分を大切にしていることになります。
自分のやりたいことを紙に書き出してみる
自分を大切にする効果的な方法の一つに、自分のやりたいことを紙に書き出してみることがあります。やりたいことがすぐに見いだせない人は、この方法を試してみることでいい答えが見つかる場合があります。
紙に書くという行為は、頭の中の整理にもなります。自分は今何をやりたいのか、どうしたいのかをまとめることで、すべきことがはっきりと分かってきます。そうなれば、後はやるだけです。
やりたいことが整理できて、やれるようになれば、自分自身満足ができるようになります。満足感を得るというのは、自分を大切にするうえでとても大事で、それによって自分の気持ちをいたわることができます。
ついでに言うと、自分のやりたいことだけではなく、今抱えている悩みも紙に書き出すといいでしょう。悩みというものは心のうちに抱えているだけでは、悶々と考え込むことになり、ストレスもたまり、精神衛生上も良くありません。
そこで、悩みを紙に書いて、整理し、解決策を考えていくのです。一つ一つ整理してみれば、案外いい答えが見つかります。そうなれば、心も軽くなって、自分を大切にできるようになります。
職場環境を見直す
いくら自分を大切にしようと思っても、厳しい職場環境ではそれが許されません。人間関係に問題があったり、上司がきつい人であったり、待遇が悪かったり、職場自体が健康的な場でなかったりすれば、ストレスも増え、自分を大切にするどころではありません。
では、どうすればいいのかですが、職場環境の見直しを試みてみましょう。簡単な方法ではありませんが、自分でできることは実行し、できないことは人に相談して、頼んでみましょう。手間は大変ですが、これも自分を大切にする方法の一つです。
とはいえ、難しい方法であることは確かなので、転職するというのも一つの道です。転職によって、人間関係が改善したり、給料が良くなったりする場合があります。そうなれば、より自分を大切にしやすくなります。これは自分を甘やかすということではありません。
人に合わせる恋愛を止める
恋愛をしている時は、どうしても相手に合わせがちとなります。嫌われたら困るということでしょうが、そのために自分を犠牲にすることも多くなります。そこで、ひとつの方法として無理に恋人に合わせないようにしてみてはいかがでしょうか。
つまり、主張すべきことは主張してみるのです。主張というと大げさかもしれませんが、言いたいことは言ってみるのです。これだけでも相手を甘やかすこともなく、自分を大切にする方法となります。
むしろこの方が、より深い恋愛関係になる可能性もあります。自分の言いたいことを言わず、遠慮や気兼ねばかりして、相手を甘やかすことだけがすべてではありません。本当に仲のいい恋人というものは、正直に心の内を伝えあいます。
他人と比べる生き方を止める
他人と自分を比較するクセが付いている人は、他人のいいところばかりが見え、自分の足りなさを意識するようになります。それで落ち込むことも間々ありますが、それでは自分を大切にすることができません。
自分は自分、他人は他人と気持ちを切り替えていくことが、自分自身の心の状態を落ち着かせることにつながります。心の落ち着きというのは非常に重要で、それが得られることも自分を大切にすることです。
平静な状態では、自分が良く見え、自分のすべきこと、自分のあるべき姿がはっきりとしてきます。そうなれば、自分を取り囲む環境も整えることができ、自分を大切にすることができるようになります。
自分へのご褒美として甘やかすイベントを作る
自分へのご褒美として甘やかすイベントを作るというのもいい方法です。甘やかすというと良くない響きもありますが、自分自身をいたわるという意味では決して悪いことではありません。
2020年前半の段階では、コロナウィルスの影響により自分を甘やかすイベントもやりにくい状況ではありますが、どこかに出かけなくても家庭でささやかなことをしてみてもいいでしょう。
例えば、ケーキを作ってみる、いい洋服を買ってみる、家事をさぼってみる、家族でパーティーを開くなど、意外に自分を大切にする甘やかす方法はあるものです。工夫すれば、ほかにもいい甘やかす方法が見つかるでしょう。
本・名言に触れる
自分をどう大切にしたらいいのか分からないというのなら、本や名言からヒントを得てみるのもおすすめです。本には貴重な情報が詰め込まれていて、読むことで自分を大切にする方法が見つかる場合があります。
その本の題名に「自分を大切にする」という言葉が含まれている場合もあります。そのような本があれば、ぜひ読んでみましょう。名言も載っていることがあり、役立つ情報がいろいろ書かれているでしょう。
中にはスピリチュアルな内容の本もあり、示唆に富んでいるものもあります。時にはスピリチュアル思考で、ゆっくり自分を大切にする方法を考えてみるのもいいものです。もちろん、スピリチュアルな本でなくても、有益な情報は得られます。
自分を大切にする・自分を大事にすることができない時の対処法
自分を大切にしよう、大事にしようと思ってもうまく行かない場合があります。そのような時はどうすればいいのでしょうか。おすすめの対処法があるので、いくつか紹介します。その対処法が良さそうだと思ったら、ぜひ取り入れてみてください。
過去の出来事を思い出す
自分を大切にできない時は、過去の出来事を思い出してみましょう。いい思い出があれば、それを思い起こして、取り入れてみてもいいです。スピリチュアルな出来事でも日常的な出来事でもいい思い出の再現は、自分を大切にすることにつながります。
体調を整えて自分を大事にする
自分を大切にする・自分を大事にするという場合は、ただスピリチャルな面や精神的な面だけが整えばいいというわけではありません。体をいたわることも自分を大切にすることです。したがって、体調を良くすることも大事なポイントです。
自分の時間を作って自分を大事にする
忙しさに追われていると、自分を大切にする時間が取れません。そこで、一人になれる時間を作って、自分を大事にしてみましょう。その時間でスピリチュアルなことを考えてももいいし、趣味を実践してもいいし、有効活用してみるといいです。
自分の体に触れて自分を大事にする
自分の体に触れてみるというのも、自分を大切にできない時には効果があります。マッサージにしろ、軽く触れるだけにしろ、普段頑張っている自分の体を褒めてあげるのです。大切な自分自身を意識できる瞬間になるでしょう。
スピリチュアルな体験はどう?
心霊的な意味でのスピリチュアル体験は、自分を大切にできない時に有効でしょうか。まったく効果がないとは言えません。スピリチュアルな体験にはそれなりに意味がありますが、できれば自分で解決するように努力しましょう。
自分を大切にするのに必要なのはスピリチュアル体験ではなくリラックスした生活
ここまで、自分を大切にする・自分を大事にする効果や考え方、方法などを紹介しました。自分を大切にする方法はいろいろありますが、必ずしもスピリチュアルな体験でなくても良く、自分でリラックスした生活を送ることが大切です。