加湿器な効果的な使い方を覚えよう!
加湿器は喉の乾燥を防いだり、風邪予防になったりと、様々な効果があります。加湿器はカビる原因になるから使わないという人も多いですが、使い方に原因があるでしょう。加湿器の正しい使い方や効果を見ていきましょう。
加湿器の効果とは
家庭に加湿器を1台や2台置いているという人も居るでしょう。寒い季節になると、様々な暖房用品が並びますが、加湿器も暖房用品と同じくらい店頭に並べられます。そのような加湿器はどのような効果を与えてくれるのかご紹介していきます。
喉や鼻の乾燥を防ぐ
加湿器を利用することで、喉や鼻の乾燥を防ぐことができます。喉や鼻が乾燥してしまうと、睡眠にも影響してしまいます。快適に睡眠が出来ない為、夜中に目が覚めてしまうという人も多い様です。
特に冬は湿度が下がりやすい為、乾燥を防ぐために1日中加湿器を利用しているという人も多い様です。
いつも喉や鼻が痛くなることはないのに、寝起きに喉が痛いという人は部屋が乾燥している証拠です。加湿器の湿度設定をしておけば、それ以上湿度が上がる必要はないので部屋の中がカビることもないでしょう。特に赤ちゃんや子供がいる家庭は、湿度が下がりすぎないように注意しましょう。
風邪やインフルエンザの予防
加湿器は、インフルエンザや風邪予防に効果が期待できると言われています。冬になると特にインフルエンザが流行り、学校などでもインフルエンザによる学級閉鎖や学年閉鎖もあるようです。
インフルエンザや風邪は寒くなったからなると勘違いしている人も居ますが、冬は乾燥しやすく、空気が乾燥すると風邪を引きやすくなるようです。風邪予防のために換気を行っている人も多いですが、部屋の空気が乾燥してしまうと、風の原因でもあるウイルスは部屋の中に滞ってしまいます。
滞ったウイルスと一緒に生活していることになるため、簡単に口や鼻から喉に入り込んでしまいます。さらに、喉や鼻の粘膜も乾燥することによって、ウイルスの侵入を防ぐ機能が弱まってしまいます。
風邪やインフルエンザにならないようにするためには、加湿器などを利用して湿度が下がりすぎないようにする必要があります。部屋の湿度は、50~60%と言われているので、適度に湿度を保つことをおすすめします。
埃や花粉の飛散を防ぐ
加湿器を利用することで、埃や花粉の飛散を防ぐ効果も期待できるそうです。花粉症に悩む人は年々増えていますが、花粉を飛散するために加湿器を利用している人は少ないようです。
花粉の時期になると、いつもよりも気を付けているという人は多いでしょう。帰宅したら服の埃や花粉を払ったり、花粉の時期は窓を開けないようにしたりと気を遣っている人は多いでしょう。
ですが、いくら気を付けていても完全に埃や花粉の飛散を防ぐことは難しいでしょう。そのような場合は、加湿器を使うことで、室内の花粉を床に落とし、飛散させないようにすることが大切なようです。
静電気を防ぐ
加湿器の効果は様々で、空気の乾燥を防ぎ風邪予防をするだけではありません。風邪予防効果の他に、空気の乾燥を防ぐことで静電気の発生を抑える効果があるようです。
冬になるとドアノブを触ったり、人と触れた時などに、パチパチする人も居るでしょう。空気が乾燥することで静電気が発生してしまうので、加湿器を利用して部屋の空気を乾燥させないように注意しましょう。
加湿器の効果的な設置場所
加湿器を利用して空気を乾燥させないことで、様々な効果が期待できます。特に子供がいる家庭は空気が乾燥しないように加湿器を利用している人は多い様です。ですが、加湿器は置く場所により効果が異なります。ここでは、加湿器の効果的な設置場所をご紹介していきます。
適度な高さがある場所
加湿器を利用する場合には、適度な高さのある場所の方が効果が期待できるようです。加湿器を床に置いている人の方が多いでしょう。
加湿器が大きいと床に置くという人が普通ですが、今以上に効果を期待するために、適度な高さを作った場所に置くことが良いそうです。
加湿器の種類によっても機能が異なりますが、最近ではセンサーがついているものがほとんどです。センサーが付いている加湿器の場合は、正確な適度にならない場合が多い様です。加湿器を置く際には、床から60~100cmのところに置くと効果的のようです。
壁・家具・家電から離れた場所
加湿器を利用することで、部屋がカビるからあまり使いたくないという人も多いでしょう。勿論、壁や家具などの近くに置いて加湿器を使えばカビが生える原因にもなるでしょう。さらに、家電の近くに置くと結露などで火災が発生する危険性もあるので注意が必要です。
エアコンの吸入口付近
エアコンは、吸い込んだ空気を部屋全体に拡散するように作られています。その構造を上手く利用した置き方が効果的なようです。
加湿器をエアコンの吸入口付近に置くことで、水蒸気を含んだ空気は普通に加湿器を利用するよりも、素早く部屋全体に行きわたらせることができます。
エアコンの構造を考えて置く際に、エアコンの真下か大きく離れた場所に加湿器を置く事になるでしょう。ですが、真下に加湿器を置いた場合は結露ができやすくなってしまうので注意が必要です。
エアコンは壁に取り付けられてりいるものが多く、様々な効果を考えれば最適な場所ですが、コンセントに結露が溜まったりカビる原因にもなるので注意が必要です。そのようなことを考えた場合に加湿器の最適な置き場所は大きく離れた場所でしょう。
換気扇や出入り口付近はNG
加湿器は換気扇や出入り口付近には置かないようにしましょう。換気扇や出入り口付近は、せっかく適度な湿度が保たれている部屋から水蒸気が逃げていってしまいます。
そのため、頻繁に開け閉めしているのであれば尚更水蒸気を含んだ空気が逃げていってしまいます。部屋の湿度が上がらずに加湿器を置いても意味がなくなってしまうので、換気扇や出入り口付近には置かないようにしましょう。
さらに、水蒸気を含んだ空気が他の部屋や廊下に逃げ出してしまうことで、お風呂など湿度が高い部分にカビが生えてしまう原因になるので注意しましょう。
加湿器の効果的な使い方
加湿器を利用することで、喉の乾燥を防いだり、インフルエンザ予防などの効果が期待できます。特に小さい子供がいる場合には、加湿器を利用して部屋の空気が乾燥しないように注意しなければいけません。ここでは、加湿器の効果的な使い方についてご紹介していきます。
必ず水道水を使う
加湿器の使い方として、必ず水道水を使うようにしましょう。水蒸気を含んだ空気は喉にも入り、肌にも触れるため浄水器やミネラルウォーターを加湿器に入れて利用している人も多い様です。
その方が肌にも喉にも良いと答える人も多いですが、取扱説明書を見ても分かるように水道水を利用するようにと記載されています。
水道水には塩素が含まれており、浄水器やミネラルウォーターには塩素が含まれていません。浄水器などを通した水は塩素が除去されてしまうため、雑菌が発生する原因にもなってしまいます。
さらに、ミネラルウォーターはミネラルが大量に入っているため、加湿器に利用するとミネラルが本体に付着してしまいます。
加湿器を水が通った時にミネラルが付着して故障の原因になる可能性があるため注意しましょう。水道水であっても日本は人体に影響のないほどの微量の塩素なので、加湿器に使用しても問題はありません。
サーキュレーターや扇風機で空気を循環させる
加湿器の使い方として、サーキュレーターや扇風機を使って空気を循環させるようにしましょう。加湿器を利用すると、水蒸気の含んだ空気は遠くに飛ぶというよりは重くて下に落ちてしまいます。
上に動きにくいため、部屋全体に行きわたらせるためには、サーキュレーターや扇風機を一緒に使う使い方がおすすめです。
エアコンを切る時は加湿器もオフにする
夜寝る時など、エアコンを切る時は加湿器も切るという使い方をしましょう。エアコンを消して加湿器だけを付けたままにしてしまえば、部屋の空気が徐々に冷やされてしまいます。
水蒸気の含んだ空気は徐々に冷えてしまい、溶けきれなくなり、壁や床のそのまま残ってしまいます。残った水蒸気は結露になり、カビの原因になってしまう可能性があるのでエアコンを切る時は加湿器も切るという使い方をした方が良いでしょう。
湿度計で加湿具合を管理する
加湿器に湿度計が付いているため、それだけを見て部屋の湿度を決めている人も居るでしょう。ですが、部屋全体が加湿されていない場合には、加湿器がある場所と、遠くの場所では湿度が異なる可能性があります。そのため、加湿器を利用する際には湿度計を利用する使い方をおすすめします。
最適な湿度は50~60%と言われています。インフルエンザや風邪の予防、喉の乾燥を防ぐためには、湿度を保っていれば良いでしょう。
部分的に湿度が高い場合には、サーキュレーターや扇風機を使って部屋全体に水蒸気の含んだ空気を行きわたらせるようにしましょう。
さらに、湿度が70%を超えてしまう場合には、結露ができる原因になってしまうので、換気をするなどして、常に湿度計を利用する使い方の方が良いでしょう。
加湿器の使い方の注意点
加湿器は喉の乾燥を防いで風邪予防をするためなどに利用している人も多いでしょう。中には肌のトラブルを防ぐために、直接肌に当てて使っている人も多い様です。ですが、使い方を間違えると思わぬトラブルを招くことになるので注意点を見ていきましょう。
蒸気に直接当たると肌の乾燥を招く
加湿器には床に置く大きさの他に卓上で使える加湿器も販売されています。卓上に置いて肌の乾燥を防ぐために蒸気に直接肌を当てている人も少なくありません。
卓上の加湿器を含め、加湿器の蒸気には肌を当てるなど、直接当たらないように注意しましょう。加湿器の水蒸気に肌を当てると保湿されると考えている人は少なくありません。
ですが、加湿器の水蒸気に当たるということは、お風呂に入った状態と同じなようです。お風呂上りはふやけてしまいますが、加湿器の蒸気に当たった場合も長時間であれば肌がふやけてしまう可能性もあります。
さらに、肌には元々水分がありますが、水分が加湿器によって蒸発してしまうことにもなります。今以上に肌トラブルになる可能性があるため、肌の保湿になるからと直接加湿器に当たることはしないように注意しましょう。
加湿器を効果的に使うためのお手入れ
風邪予防のために加湿器を利用している人も多いでしょう。病院などにも加湿器を置いているという所は多い様です。加湿器は様々な効果が期待できますが、間違った覚え方をしている人は注意が必要です。ここでは、加湿器を効果的に使うためのお手入れについてご紹介していきます。
タンクの水を毎日替える
水をしばらく置いても大丈夫と考えている人もいますが、水も腐るためタンクの水は毎日取り替えるようにしましょう。
水が腐るということは、腐敗微生物や腐敗細菌がタンクの中に溜まってしまいます。この水を加湿器に使用すれば、細菌が部屋の中に広がってしまうことにもなります。
最近が部屋の中に広がってしまえば、逆に体に悪影響を与えてしまう可能性があるため注意が必要です。そのため、タンクは水を毎日替えるようにしましょう。
トレーに溜まった水も毎日捨てる
タンクの水と同じようにトレーに溜まった水も毎日捨てるようにしましょう。水は腐ってしまうため、腐敗し有毒な悪臭を発生させる原因にもなってしまいます。加湿器に溜まった水はそのまま放置せずに、タンクの水を捨てるのと一緒に捨てることをおすすめします。
加湿器の種類別のお掃除の頻度
加湿器は週に1回は掃除した方が良いでしょう。タンク・トレーフィルター全てを週に1回は掃除しましょう。
タンクやトレーなどを水を溜めるものは毎日水を取り替えたり、捨てていても水滴は溜まっています。そのため、タンクの中でカビが発生している可能性があります。そのまま使ってしまうと細菌を部屋にまき散らしてしまう原因になるので、こまめに掃除をして清潔な状態に保っておくようにしましょう。
気化式
気化式の加湿器には、シーンに合わせたモードが選べるものも販売されています。のどや肌に合わせたモードやお急ぎモード・静かモード・おやすみモードなどがあるので、子供が寝ている時も静かに加湿器してくれるというメリットがあります。
スチーム式
スチーム式の加湿器はアロマ対応のため、自分の好きなアロマオイルを入れれば、香りも楽しむことが出来ます。
ストーブの上でやかんを沸かすのと同じ原理なので、加湿能力も高いというメリットがあります。水を加湿してお湯を沸かすため、吹き出し口は熱くなってしまうので注意が必要です。中には、最近吹き出し口が熱くなってしまうというデメリットを解消した加湿器も販売されているようです。
超音波式
超音波式の加湿器は、熱を使っていないため消費電力も少なく、霧吹きのような微粒子が空気中に吹き出す加湿器です。
超音波式の加湿器は、デザインも豊富で子供が喜ぶ可愛いデザインのものも販売されているようです。卓上タイプのものも販売されているので、自分に合ったものを選ぶことをおすすめします。
ハイブリッド式
超音波式をベースとしたハイブリット式の加湿器や気化式をベースとした加湿器も販売されているようです。
超音波式をベースとしている方は、熱を利用しているため雑菌の繁殖を抑えることが出来るというメリットがあります。気化式をベースにしている加湿器は、室内を加湿するスピードが高いというメリットがあるようです。
加湿器を効果的に使おう!
部屋を加湿することがで、インフルエンザや風邪の予防などに効果が期待できます。特に小さい子供がいる家庭は、風邪を引かないように部屋を適度に加湿しておく必要があります。部屋が乾燥しないように加湿器を利用することをおすすめします。