加湿器の電気代はどのくらい?安い料金で使える種類や性能ごとの違いを調査!

加湿器の電気代はどのくらい?安い料金で使える種類や性能ごとの違いを調査!

冬場や乾燥しやすいシーズンには病気の対策もふくめて、とにかく活躍してほしい加湿器ですが、その電気代が意外と違うことを知らない人は多いのです。今回はそんな加湿器の電気代など、加湿器運用のためのさまざまな豆知識をあなたにお届けします。

記事の目次

  1. 1.加湿器の電気代は種類によって大きく違う
  2. 2.加湿器の種類
  3. 3.加湿器の性能や種類別電気代の比較
  4. 4.加湿器の電気代を節約するコツ
  5. 5.電気代を節約できる加湿器
  6. 6.加湿器の電気代を考えよう!

加湿器の電気代は種類によって大きく違う

Photo byTiluria

加湿器は空気が乾燥しがちなシーズンにはとても重宝する家電で、いろいろな種類やバリエーションがあります。居間においておく加湿器も、和室にそなえておく加湿器も、個人的な部屋に設置したい加湿器も個性豊かないろんなデザインの加湿器があるので、マッチしたものを置きたくなります。

しかし、そんな加湿器を使用する上で決して侮れないのが「電気代」です。安いのであれば良いですが、電気代が高い加湿器を何も考えずにバンバン使っていて、いざ電気代の請求が来たときに愕然としてしまうなんてことが意外とあります。

今回はそんな、加湿器の種類によって電気代にどのような違いがあるのか比較した内容であったり、加湿器の上手な使い方や節約術、そして加湿器の電気代の安い高いだけではなく性能の比較などなど、加湿器について知っておきたい情報を満載でお届けします。

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加湿器を購入しようとしてお店に行ったとき、あまりの種類の多さに悩んでしまったことはありませんか。加湿器にはいくつかのタイプがありますので、今回は加湿器のタイプ別におすすめランキングを紹介します。迷ったらランキングを参考に選んでみると良いでしょう。

加湿器の種類

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加湿器の電気代が高いものになるのか、はたまた安いものになるのかは、加湿器の種類によって大きく左右されます。電気代を種類ごとに比較してみれば、それぞれの電気代のかかりかたの違いも理解することができます。

さらに加えるなら、加湿器の種類によって比較に違いがでるのはなにも電気代だけではありません。具体的には性能面においても意外な違いや、特徴的な性能としての在り方も違ってきます。

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それぞれにどのような種類の加湿器があり、そして必要となる電気代にはどのような違いがあって、どのような性能的な比較が成り立つのか?という点にも注意しながら加湿器ごとの特徴をご覧ください。そのうえで、どの加湿器がご利用にあたって最適なのかを考慮しましょう。

気化式

フリー写真素材ぱくたそ

水分で湿らせたフィルターなどに風をあてることによって、空気中に湿度を提供するシステムの加湿方式を採用している加湿器が「気化式」と呼ばれる加湿器の仕組みとなります。

電気代に必要となるのは空気を循環させるファンを動かすための電気代と、内部の湿らせたフィルターを回転させて、ゆっくりとタンクから水分をフィルターに浸透させるための機構に必要な電気代となります。

気化式の仕組みのイメージとしては、濡らしたタオルを部屋に干すことで、空気中に水分が散らされることと同じ仕組みと言えます。空気清浄機などと一緒になっている加湿器に多いタイプの加湿器と言えます。

超音波式

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超音波というのは、人間が聞くことが出来ないいわゆる可聴粋を超えたとても高周波数の音のことです。その超音波を発生させる仕組みを利用して加湿器に応用したタイプとなります。超音波を発生させるには、とても素早くこまかい振動を発生させる必要があります。

このこまかい振動が、緩やかになって大きな揺れに変わると、可聴粋に達してしまうのでとても耳障りな一定の音として認識出来てしまいます。しかし、極めて高い周波数でこまかい振動を発生させることによって、耳にうるさくない音や振動として利用することが出来るようになっています。

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こうした超音波発生装置を利用した機構は、加湿器だけにとどまりません。わたしたちの身近な装置の一つとして、メガネの洗浄機などが挙げられます。細かい振動がメガネに伝わることで、ちいさなよごれを振り落としてくれる機械と言えます。

これと同じように、細かい振動で水を震わせることで空気中に散布する仕組みを活用したのが、超音波加湿器です。超音波加湿器に必要な電気代は超音波加湿器をどのレベルで稼働させるか?といういわば「音量」の大きさで調整されます。

より大きな音を発生させればさせるほど、加湿器としての高い加湿領域や性能は広がりますが、その分必要になる電気代も膨れ上がってしまいます。

スチーム式

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とても分かりやすい昔ながらの一般的な加湿器の仕組みの一つです。ヒーター部分に浸された水分を、一定の高温に熱されたヒーターによって蒸発させ、空気中に水分を行きわたらせる加湿器となっています。

仕組みとしては、昔ながらの石油ストーブの過熱部分に、水などを入れたヤカンを置いておくことで冬場の乾燥を防いでいた仕組みと同じものと言えます。単純に熱量を必要とする分、必要となるエネルギーも多いために電気代が多く必要となりやすい構造です。

過熱量が多ければ多いほどしっかりとした加湿も可能で、加湿器としても高い性能の加湿器が多い半面、電気代などのエネルギーもより多く必要となりがちな加湿器が多い事も特徴の種類です。

ハイブリッド式

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それぞれの加湿器の種類にみられる特徴のなかで、より良い部分だけを限定的に取り入れることで長所だけを上手く組み合わせるための方法として「ハイブリッド方式」の加湿器が挙げられます。

これまでに紹介したいくつかの機構を組み合わせて、電気代の安いもので、高い性能効果を発揮できる加湿器として期待された製品群として、こちらも非常に多くの種類が存在しています。「気化式+加熱式」や、「加熱+超音波式」のようなさまざまな種類があります。

Photo byOpenClipart-Vectors

電気代を効果的に節約しつつ、加湿性能も十分なものを得たい、というような要望を最大限に叶えるために開発されている加湿器群となっています。比較的本体の価格そのものが他の単純な加湿器と比較して高い傾向にあるのも特徴です。

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加湿器の性能や種類別電気代の比較

Photo by hermzz

いがあるのかについて、続いては具体的に比較したものをご紹介します。根本的に電気代として比較した場合に、それぞれの加湿器にはどういった結果があらわれるのでしょうか。

特に重要視すべきなのは、単純にランニングコストとしての電気代が高いか安いかを比較するのではなく、性能面で見た時に、必要な電気代に対して十分な加湿性能を持っているのかどうか?という費用対効果によって判断されるべきでしょう。

そういった観点から比較した場合、それぞれの加湿器の電気代からみた費用対効果のきわめて高い加湿器は、どういった加湿器なのでしょうか。

電気代が安いのは

Photo bygeralt

電気代がもっとも安いとされているタイプの加湿器とは、これまでに紹介した加湿器の種類のなかでもどのタイプがもっとも安いのでしょうか?これは性能さを比較してのものではなく、純粋に単純運用を行ったときの結果としての電気代です。

その答えは「気化式」です。単純に電気代だけを論じるのであれば、加湿器のフィルターを回転しているだけの極めて単純な作りの物が一番電気代の節約に適した、加湿器として電気代が安い構造と言えます。

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しかし、加湿性能としては単にフィルターを濡らして回転させているだけではそこまで効果がない、というのも気化式の特徴です。そのため気化式の加湿器にはセットとしてサーキュレーターのような送風機能が必要になります。

送風機能がついていても、超音波式やスチーム式に比べて加湿器としての性能は芳しくないので、気化式の費用対効果の高い加湿器は、基本的にはハイブリッドタイプが電気代の費用対効果が高く、節約にむいている加湿器が多い、と言えます。

電気代が高いのは

フリー写真素材ぱくたそ

逆に節約とは真反対の効果になってしまう、電気代が高い加湿器の機構といえば紛れもなく「スチーム式」の加湿器といえます。単純なランニングコストとしての電気代では、炎熱ヒーターそのものがもともと電気代のかさみやすい機構です。

消費ワット数も多いので、時間単位の電気代のかかりかたが紹介してきた加湿器の機構のなかでもダントツに高いことがネックとなっており、もっとも電気代の安い気化式にくらべればその差はおよそ80倍以上にのぼるほどです。

しかし、そのぶん加湿器としての性能はダントツに優れていて、気化式や超音波式と比べても空気中に散布される水分量は圧倒的に大きなことがスチーム式のメリットといえます。

加湿器の電気代を節約するコツ

フリー写真素材ぱくたそ

加湿器にかかる電気代をとにかく節約したい場合には、どのような方法が考えられるのでしょうか。単純に電気代そのものがあまりかからない方法を選ぶというのも一つの方法ですし、それ以外にも賢い節約術があるのなら活用したい所です。

そこで、それぞれ具体的に理に叶った方法でできる、加湿器の電気代の節約術についてご紹介します。一般的な加湿器を使いながらも加湿効果を上げるためにエアコンを併用したり、そもそも電気代の安い加湿器としてどのようなタイプがベストなのでしょうか。

エアコンと併用する

フリー写真素材ぱくたそ

冬場は寒さにまかせてついつい設定温度を上げてしまいますが、冬場こそ電気代がより多く掛かってしまいがちな季節であることをよく理解していない人もたくさんいます。ですので、電気代を節約したいのであれば、冬場もしっかりと電気代の節約対策を考慮すると効果的です。

そうした中で、加湿器とエアコンの併用が意外な暖房効果を得られるので知っておいて損は有りません。それは「湿度が高いと体感温度があがる」という現象を利用することで、エアコンの設定温度を必要以上に高くすることがなくなるという節約術です。

ほんの小さな違いでも、それだけで2℃ほど設定温度を下げることができれば、その分だけ電気代に影響するので結果として電気代の節約に繋がるのです。

電気代の安い加湿器を選ぶ

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もっとも単純かつ効果的な節約術としては、電気代そのものが安い加湿器を選択するという方法です。加湿器に掛かる電気代は、ごく短時間であればさほどのことはありませんが、これは一週間、一か月ともなれば馬鹿にできない金額になります。

特に、もっとも高額になりやすいスチームタイプの加湿器をなにも考えずに一日中点けっぱなしにした場合、加湿器の性能の違いにもよりますが、その電気代は一月で3000円ほどにまで膨れ上がることもあります。

もっとも電気代が安いのは気化式なので気化式を選べばよいというと気化式にも「カビが発生しやすい」という加熱式では起こりえないデメリットを抱えている事もあるので、それぞれの特徴をよく理解した上での敵的なメンテナンスをして、しっかりと電気代を節約しましょう。

電気代を節約できる加湿器

Photo byijmaki

相応の性能をもっていながら電気代もちゃんと節約できて、使い勝手位の良いおすすめの加湿器はどういったメーカーがよいのでしょうか?加湿器の取り扱いのあるメーカーはたくさんありますが、そうした面で捉えた時に「コレ」というメーカーを据えておくと、選択に迷いません。

それぞれのメーカーの加湿器の特徴的な部分や、どういった点が電気代の節約によいのかについても、紹介します。各メーカーの特色を理解した上での加湿器の購入を検討してください。

象印の加湿器

Photo by tamakisono

電気代の節約面で考えるとこれまでの紹介ではさんざんな扱いであったスチーム式の加湿器を主に取り扱われているメーカーです。ヒーターを使用した商品を数多く取り扱ってきた実績のあるメーカーなので、電気代の消費を抑えつつ効果的な加湿を実現しているモデルが多いのが特徴です。

そのため十分な加湿性能を求めている人にはうってつけの加湿器として仕上がっているモデルがリリースされていて、超音波式や気化式では物足りない人におすすめのメーカーです。

ダイニチの加湿器

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ファンヒーターなどの暖房器具を得意としているメーカーの「ダイニチ」からは、ハイブリッド方式の加湿器が多数リリースされています。ハイブリッドタイプの加湿器のシェアとしては日本トップクラスで、電気代を抑えつつ、十分な加湿性を確保したモデルに定評があります。

高性能ながら電気代もスチームタイプよりもしっかりと安く運用する事ができ、エコモードなどの省電力モードを活用する事でさらに電気代を安く活用出来る魅力を持った幅広い運用が期待されます。

ダイソンの加湿器

Photo by The Lives I lived

独特な形状が超音波方式の加湿器としての独創的な立場をより強固な物にしている事でゆうめいなのが、掃除機でもお馴染みのDAISON(ダイソン)です。このメーカーからリリースされている扇風機の形状をそのまま活用した形状の加湿器となっています。

DAISON(ダイソン)は本体価格そのものがブランドとしての性能の高さも相まって全体的にやや割高なことが入手をやや困難なものにしていますが、その性能は折り紙付きです。超音波型にありがちな懸念である「雑菌が繁殖しやすい」という欠点を構造的に解決できる仕組みになっています。

具体的には、本体内部に流通しないまま残りがちな水分を、あまさず吐き出させる構造になっているので、雑菌の温床を作らないという構造が決め手になっています。電気代についても時間あたり1円未満というリーズナブルさもおすすめのポイントです。

加湿器の電気代を考えよう!

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加湿器は乾燥が気になる季節に必須のアイテムですが、その分いつのまにか電気代がかさんでしまう原因なることもしばしばです。なので、ちゃんと加湿器の種類によってなにがどのくらいの電気代になるのかを知って、最適なモデルを選ぶことが重要と言えるでしょう。

五所川原銭男
ライター

五所川原銭男

ガジェット系を好む。雑食。暴食。時折暴走する。知る人ぞ知る某国産プロジェクトの中の人。

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