自分のミスを人のせいにする人の心理・性格を徹底調査!
誰にでも何か結果が思わしくなかった時、人のせいにしたい気持ちが働きます。明確に人のせいの場合もあり、それは正当な言い分です。けれどいつも人のせいにする傾向がある人も決して少なくありません。ここでは、どんな時でも自分のミスを人のせいにする人の心理・性格を徹底調査してみました。
人のせいにする心理
では、人のせいにする人の心理とはどんな心理でしょう?そもそも自分の仕事や行為について「責任」を取ろうとする気持ちが「責任感」です。この気持ちを持たなければ「無責任」と言われます。
また「責任転嫁」と言う言葉があります。これは自分が取らなければいけない責任を他の人に取らせたり、なすりつけることです。人のせいにする人には、この「責任転嫁」したい心理がいつも働きます。どのような心理なのか詳しく見てみましょう。
周囲の人から認められたい
自分のミスを人のせいにする人は、「周囲の人から認められたい」人です。承認欲求が強い人で、ミスをすることで自分への評価が下がってしまうのを恐れ、人のせいにしたがります。
承認欲求とは社会生活の中で他人から認められたい願望です。今まであまり人から認められて来なかった人は、この気持ちが特に強いと言われています。またこれと逆に、今までずっと人から認められて来た人もミスを逃れようと人のせいにする心理が働きます。
自分に自信がない
自分のミスを人のせいにする人は、「自分に自信がない」人です。自分に自信がないと、ミスをした時に責任を取ることができません。過去にも失敗を挽回できなかったわけですから、ミスを回避するには「人のせいにする」しかないのです。
「自分に自信がない人」は、周りの人からそれを隠そうとして、必要以上に自分を守る心理が働きます。そのため自分より弱い立場の人に自分のミスをなすりつけようと、人のせいにします。
怒られるのが嫌い
自分のミスを人のせいにする人は、「怒られるのが嫌い」な人です。自分が怒られるのはプライドが許しません。それだけデリケートでプライドが高い人だと言えるでしょう。デリケートな人であれば「人のせいにする」のは矛盾しているようですが、それを上回ったプライドの高さを持っています。
そのため自分のミスが原因で他人から怒られるより、自分が傷つきたくない心理が働き「人のせい」にすることで、怒られる「身代わり」を作ろうとします。
人のせいにする人の性格
では、人のせいにする人の性格にはどんな特徴があるのでしょうか?「人のせいにする」のが性格だとすると、それは「人のせいにする人」の今までの環境を探る必要がありそうです。性格は、人が成長し生きて来たプロセスの中で作られるものだからです。詳しく見てみましょう。
ネガティブ
自分のミスを「人のせいにする人」はネガティブな性格の人です。ネガティブな性格の人は今まで成功体験が少ないので、何をしても失敗するイメージしか持てません。まだ何も始まっていないのに「それは無理」「できない」と否定からしか入れません。
ネガティブな性格の人は自分を過小評価していているため、人の評価を気にし、嫌われたくないと思っています。そのため小さなミスにも過敏になり、最初から自分に解決する力がないと思っているのですから、恐怖心が責任を取ろうとする気持ちを押し退け「人のせいにして」しまうのです。
自分が一番偉い
自分のミスを「人のせいにする人」は、自分が一番偉いと思う性格の人です。責任感が無い人にも共通して言えることですが、今までの環境で子ども時代から自分が否定されたことがありません。そればかりか親にとって王子さま、お姫さまとして育てられてきました。
何でも思い通りになる環境でそのまま大人になった人です。ですから今もその習性が変わらず、ミスしても周囲がフォローしてくれるのが当然と考え、人のせいにしてしまいます。
責任感が無い
自分のミスを「人のせいにする人」は、責任感が無い性格の人です。子ども時代に問題を起こしても、何でも親かまわりの大人が解決してくれたのです。ミスをしても自分で責任を取ったことがないまま大人になりました。
ですから、いまだにミスをしても自分で責任を取らず、誰かがカバーしてくれると期待しています。それが当たり前の環境で育って来たため、ミスを他人になすりつけると言う意識はなく、単に周囲にフォローをいつも期待しています。
自分以外は認めない
自分のミスを「人のせいにする人」は、自分以外は認めない性格の人です。自分に自信がある優等生タイプです。人からはずっと一目置かれ、エリートと言われています。ですから、自分は人とは違うと、周りの人を認めようとしません。
自分以外は認めない性格の人であるため、一たびミスをした場合自分の履歴にキズがつかないよう、自分の立場が悪くならないよう、立ち回ります。つまり、周囲の誰かのせいにするのです。それも自分に落ち度がないように見える周到な計画の下に人のせいにします。
人のせいにする原因
自分のミスを人のせいにする人の心理や性格について見て来ました。では、「人のせいにする人」にはどのような原因が今まであったと考えられるでしょうか?中にはもともとは、人のせいにするような人ではなかった人もいます。そうなった理由があるのです。詳しく見てみましょう。
責任を追うのが怖い
自分のミスを人のせいにするようになった原因は、「責任を負うのが怖い」トラウマが過去にあったと考えられます。何か大きな失敗体験があり、その時負い切れない程の責任を取ったことが人格まで変えてしまったのです。
人のせいにされた被害者の側だった可能性もあります。この時のトラウマが恐怖心となって、ミスをした時人のせいにするという楽な道を選ばせるのです。
非を認めることが負け
自分のミスを人のせいにするようになった原因は、「非を認めることが負け」と思っているからです。自分がミスをしても責任を取ることは非を認めることで、負けることだと思っています。
これは、本人の中では正当な道すじと思われているために、非を認めず自分以外の人のせいにします。このタイプの人のせいにする人は、「非を認めることが負け」が生き方の物差しにもなっていて、周囲の人は被害を受けやすいです。
人のせいにする人への対処法
これまで、自分のミスを人のせいにする人を心理・性格・原因の角度から多角的に調査して来ました。あなたの身近に自分のミスを人のせいにする人がどのようなタイプの人なのか知ることができたのではないでしょうか?
今までは、自分のミスを人のせいにする人はどういう人で、どう付き合えば良いか頭をひねっていませんでしたか?ここではあなたの人生に関わる特定の人で、自分のミスを人のせいにする人たちとの対処法をご紹介します。あなたの悩みを解決する方法を見つけて下さい。
友達の場合
自分のミスを人のせいにする人があなたの友達の場合には、どのような対処法があるでしょうか?どのような相手でも共通して言える対処法は、人のせいにする人と物理的・心理的な距離を取ることです。
人のせいにする人が、毎日顔を合わせるようなあなたの友だちなら、親しくし過ぎないことをおすすめします。自分の情報を相手に与え過ぎないよう、また相手の言うことを真に受け過ぎないようにすることで、距離を取りましょう。
彼氏の場合
自分のミスを人のせいにする人があなたの彼氏の場合には、どのような対処法があるでしょうか?今まで彼とは親密に築いて来た関係であっても、いつもあなたのせいにするような人であるなら、別れると言う選択肢も考えましょう。
あなたの大切なこれからの人生で、彼がいつもあなたのせいにばかりする人なら、共に人生設計を立てにくいからです。あなたはこれからも彼に自分にミスがないのに責められ、被害を受けることになります。
旦那の場合
自分のミスを人のせいにする人があなたの旦那の場合には、どのような対処法があるでしょうか?まず、彼の存在を肯定している意味を込めて、日頃から感謝していることを伝えましょう。また一緒にいる時間を減らし、距離を取ってみるのもおすすめです。
「子どもが言うことを聞かない」「段取りがうまく行かないプラン」など、彼がすべてあなたのせいにするような人なら、生活は楽しくありません。彼がネガティブな性格だったり、仕事から来るストレスが原因なら、あなたからの感謝の言葉は、何よりの安定剤になります。
上司の場合
自分のミスを人のせいにする人があなたの上司の場合には、どのような対処法があるでしょうか?あなたが毎日通う職場に、人のせいにする上司がいたら、いつ自分のせいにされるか分かりません。あなたの生活にも関わる重大な問題です。
対処法としてまず、人のせいにする上司の発言は、スマホで録音しておきましょう。こうした上司の場合、自分の言葉に責任を持たないので、エビデンス(証拠)を収集しておくのです。また周囲の複数の人たちにあらかじめ分かってもらうこと、その上司の上司に話すこともおすすめします。
人のせいにする人とは距離を取って上手に付き合おう!
あなたは自分のミスを人のせいにする人への対処法で、上手にその人と付き合うことができるようになっています。そしてその人との距離の取り方も見て来ました。自分のミスを人のせいにする人とは心理的・物理的な距離を取って上手に付き合いましょう!