ラクマで売れないのはなぜ?原因や解決策を紹介!
自宅にいながら商品を出品、販売のできるフリマサイトは、主婦のちょっとしたお小遣い稼ぎから、副業としてまで、様々に利用されています。そんなフリマサイトの一つであるラクマは、出品しても商品がなかなか売れないという悩みを抱えることが多いです。
今回は、そんなフリマサイトラクマについての基本的な情報や、売れない原因と売れるようにする解決策についてご紹介します。
ラクマとは
ラクマで商品が売れない原因をご紹介する前に、ラクマとはどこが運営しているフリマサイトなのか、ラクマについての基本情報からみていきましょう。実はラクマが誕生したのは2014年と、古くからあるフリマアプリです。
楽天が運営するフリマアプリ
ラクマは名称から推測ができるように、楽天が運営しているフリマサイトになります。元々楽天は、個人向けにオークション形式で商品をやり取りする楽天オークションを運営していました。
しかし、フリマサイト市場が活性化してきたため、楽天オークションを終了させ、フリマサイトであるラクマを誕生させたのです。ただし、ラクマの歴史は少し複雑なので、順を追って説明していきます。ご紹介したように、ラクマは2014年にサービスを開始しました。
しかし2018年に、フリマサイトフリルと統合し、新ラクマとしてサービスが開始されたのです。フリルとは、2012年にサービスを開始した日本で最初のフリマアプリです。フリルを運営していた株式会社Fablicは、2016年に楽天の子会社となっています。
一時期はフリルを運営していた株式会社Fablicが新ラクマを運営していましたが、2018年7月より、再び楽天がラクマを運営しています。
ラクマで商品が売れない原因は?
ラクマは楽天が運営したのちにフリルと統合し、新ラクマとして再び楽天が運営しているフリマサイトです。そんなラクマで商品が売れない原因にはなにがあるのでしょうか?さっそく、原因をみていきましょう。
売れる商品を出品していない
一つ目のラクマで商品が売れない原因は、単純に売れる商品を出品していないからです。例えば六月に冬物商品を欲しがる人は、あまり多くはないでしょう。やはり六月には、夏物の服やプール、水着用品など、すぐ使いたいものを買いたい人の方が圧倒的に多いです。
季節ものを出品する時には、売れる時期を見極めて出品することが大切です。これはラクマのみならず、その他のフリマサイトでもいえることでしょう。また、元々需要のない商品や、出品画像を見ただけで強い使用感が伝わる商品も、売れない原因となります。
出品した商品がわかりにくい
二つ目のラクマで商品が売れない原因は、出品した商品がわかりにくいことです。ラクマにはあなたの出品した商品だけでなく、ほかのユーザーが出品した商品も、一覧で掲載されています。
そのため、タイトルを見ただけではどんな商品なのか分からない場合や、出品した商品の説明が理解しにくいものであったり、そもそも出品情報が少なかったりする場合は、売れる商品になりにくいです。どんな商品なのか、タイトルや説明にもきちんと入力しましょう。
値段が高い
三つ目のラクマで商品が売れない原因は、値段が高いことです。出品した商品の値段が相場よりも高い場合は、売れない可能性が高くなります。そのため、ラクマに出品する際には、値段相場をしっかりとチェックしてから出品しましょう。
同じ商品であれば、値段の安い商品の方が売れる可能性は高くなります。かといって安くし過ぎてしまうと、原価割れの可能性もあるため、注意しましょう。
写真の撮り方が悪い
四つ目のラクマで商品が売れない原因は、写真の撮り方が悪いことです。ラクマに出品されている商品が一覧で表示された時、最初に入る情報は商品の写真です。
ラクマはネット上でやり取りするフリマサイトのため、商品の状態はアップロードされた写真から判断するしかありません。そのため、綺麗な商品画像が撮れれば、それだけ売れない商品から売れる商品になりやすいです。
高価なデジカメを買う必要はありませんが、商品の周辺を綺麗に整頓したり、照明を利用して明るさをアップしたりといった基本的なテクニックは忘れずに行いましょう。
評価が低い
五つ目のラクマで商品が売れない原因は、評価が低いことです。ご紹介したように、ラクマはネット上のみでやり取りをします。
商品を購入した際の代金は、いったんラクマで預かり、取引が完了してから出品者に代金が支払われるといった介入システムがあるため、ネット上のやり取りであっても安心できるシステムがあります。
しかし、ネット上のやり取りのみであるが故に、ラクマでの評価が高くて安心して取引できる出品者の方が、商品が売れる場合があります。
自分自身が購入者の立場で考えれば、ラクマでの評価が低い相手からの購入は遠慮してしまうという心理が分かるのではないでしょうか。このように、商品の画像や説明、値段設定が良くても、ラクマの評価が低いと売れない原因になってしまいます。
商品が売れないのはラクマ自体にも問題がある?
ラクマに出品してもなかなか商品が売れない主な原因を、五つご紹介しました。ご紹介した原因はいずれも出品者側に原因があるため、改善すれば売れない商品から売れる商品に変わる可能性があります。
しかし、ラクマが売れない原因には、それ以外の原因も考えられます。続いては、ラクマ自体が抱えている商品が売れない原因について確認していきましょう。
知名度と利用者の多さでメルカリに負けている
フリマサイトと言って思い浮かぶサイトは何でしょうか?多くの方がラクマよりも、メルカリと答えるのではないでしょうか?メルカリは、ラクマとほぼ同時期である2013年に開始されたフリマアプリです。
しかし、ラクマよりもメルカリはメディアの露出が多いため、メルカリとラクマでは圧倒的に知名度が異なります。知名度が高いということは、それだけ利用者も多いです。
メルカリの利用者がおよそ7000万人に対して、ラクマの利用者はおよそ1500万人と、大きな差があります。ラクマの利用者はメルカリの利用者に比べて少ないため、単純に売れる機会が少ないという原因があります。
そんなラクマのメリットとは
利用者も知名度もメルカリより低いという、ラクマ自体が抱えている商品が売れない原因が分かりましたが、ラクマで出品するメリットが全くないというわけではありません。続いては、ラクマで出品するメリットについてみていきましょう。
楽天ユーザーが利用しやすい
一つ目のラクマのメリットは、楽天ユーザーが利用しやすいことです。ラクマは楽天が運営しているため、楽天市場などで貯めた楽天ポイントを、ラクマで購入代金として利用できます。
反対に、ラクマの利用で得たポイントを、他の楽天サービスでも利用できます。ラクマは楽天が運営しているフリマサイトであるため、楽天ユーザーにとって利便性の高いフリマサイトといえるでしょう。
手数料が安い
二つ目のラクマのメリットは、手数料が安いことです。ラクマ以外のフリマサイトも、基本的に出品料は無料、商品が売れた際に販売手数料として売り上げの何パーセントかを引かれるという形式になっています。
ラクマ以外のフリマサイト、メルカリやPayPayフリマの場合、販売手数料は10%となっています。1,000円の商品が売れると、100円が販売手数料として売り上げから差し引かれるという計算です。
しかしラクマの場合、販売手数料は税別3.5%になります。他のフリマサイトに比べてラクマは販売手数料が非常に低く設定されているため、他のフリマサイトよりもお得に出品ができます。
売上金の振込が早い
三つ目のラクマのメリットは、売上金の振込が早いことです。楽天銀行を振込先に指定していると、最短で当日に売上金の振り込みが完了します。他のフリマサイトでは、月末や翌月に振り込みというケースも多いため、ラクマを利用する大きなメリットでしょう。
ラクマで売れない商品を売れるようにする解決策
ラクマには、知名度や利用ユーザーなど、ラクマ自体が抱えている売れない原因もありますが、ラクマで全く商品が売れないというわけではありません。ポイントを押さえれば、売れない商品から売れる商品に変えることができます。
さっそく、ラクマで売れない商品を売れるようにする解決策をみていき、当てはまるものがあったら改善していきましょう。
タイトルに商品情報を盛り込む
一つ目の解決策は、タイトルに商品情報を盛り込むことです。商品の画像同様、タイトルはぱっと目に付く情報ですので、タイトルを見ただけでどんな商品なのか分かるようにしておくことが大切です。
その他にも、新品や美品など、商品のセールスポイントを加えることもおすすめです。ブランド名やサイズも記載しておくと、より丁寧です。商品概要欄にもキーワードをたくさん入れておくと、ヒットしやすいです。
商品状態も詳しく記載する
二つ目の解決策は、商品状態も詳しく記載することです。出品する際に力を入れるのは、タイトルだけではありません。商品の説明欄にも、力を入れる必要があります。
商品のブランドやサイズ、状態や保管状況、いつ頃購入した物なのかや使われている素材など、購入する相手が知りたいと思う情報を先に記載しておくことで、購入に繋がります。
商品写真をキレイにわかりやすくする
三つ目の解決策は、商品写真をキレイにわかりやすくすることです。全体写真、裏側の写真、角度を変えた写真、アップにした写真など、少なくとも五枚は写真を撮りましょう。
また、使用する画像はブレやピンとぼけなどなく、明るく清潔感ある写真を使いましょう。服や靴を出品する場合は、予め汚れやシワを綺麗にして、商品の状態をよくすることも大切です。
評価が高くなるように丁寧に販売する
四つ目の解決策は、評価が高くなるように丁寧に販売することです。ラクマで商品が売れない原因でご紹介したように、ラクマの評価が低いと思うように商品が売れないことがあります。そのため、丁寧なやり取りを心がけ、ラクマで高評価を得られるようにしましょう。
コメントには早く返信をする
五つ目の解決策は、コメントには早く返信をすることです。コメントをしてくれているということは、その商品を買いたいと思っているということです。そのため、コメントが来たらできるだけ早く返信しましょう。
なかなか返事がないと、諦めて別の出品者から購入してしまい、あなたの商品が売れるきっかけを逃してしまいます。すぐに答えられない場合でも、「今日の何時に改めて返事をします」など、何らかのアクションをしましょう。
プロフィールを充実させる
六つ目の解決策は、プロフィールを充実させることです。どんな人が出品しているのか分からなくて不安要素があると、なかなか商品が売れないということにもなります。ラクマの評価と同じで、プロフィールも購入の判断材料になるため、なるべく充実させましょう。
配送方法や送料を見直す
七つ目の解決策は、配送方法や送料を見直すことです。ラクマは、基本的に出品者が送料を負担するため、送料込みの値段設定になっています。また、売れない商品の発送方法を匿名配送にすると、売れることもありますので、発送方法も確認しましょう。
ラクマで売れない商品は値下げより再出品?
ラクマで売れない商品は、値下げと再出品のどちらがいいのでしょうか?ラクマでの値下げは最終手段として使いましょう。売れない原因を改善しても全く売れないままで、どうしても売りたい場合に値下げをすべきです。
また、一気に値下げするのではなく、少しずつ値下げをしていくと良いでしょう。逆をいえば、値下げ以外の解決策がある場合は、まだラクマで値下げをするのは早いです。
再出品が良い理由
値下げ以外には、再出品という方法があります。再出品は、値下げと違って商品をまた新着商品として出品することができます。そのため、よりユーザーの目に留まりやすいというメリットがあります。
売れない商品だったはずが、たくさんのユーザーの目に留まったおかげで売れたというケースに繋がります。このようにラクマでは値下げよりも再出品の方がメリットが大きいため、値下げよりも再出品の方がおすすめです。
再出品方法・タイミング
ラクマの再出品方法は、売れない商品をいったん削除し、改めて出品するだけです。再出品をするときには、商品説明欄などの編集が可能なため、売れない商品を売れる商品へと改善しやすいです。
再出品のタイミングに決まりはありませんが、売れないまま二週間程度経ったら再出品するという意見が多いようです。
ラクマで売れない商品を見直して売れる商品にしよう!
今回は、ラクマ自体が抱えている商品が売れない原因から、出品者側で改善できる売れない商品の原因や解決策に、ラクマでの値下げや再出品についてご紹介しました。
ラクマはメルカリに比べて知名度も利用客も低いですが、反対に言えばライバルの少ない穴場のフリマサイトともいえるでしょう。
また、販売手数料の安さや売上金の振り込みの早さなど、ラクマならではのメリットも豊富です。ぜひ今回の記事を参考に、ラクマを活用してみて下さい。