システム手帳の使い方のコツ
さまざまな用途に活用できるシステム手帳ですが、その基本的な使い方のコツを紹介しましょう。使い方のコツを知れば、プライベートに仕事に勉強に応用範囲が広がり、中に書き込んだり、チェックしたりするのが楽しくなります。
用途に合わせてサイズを選ぶ
システム手帳にはいろいろなサイズがあります。主なものを挙げると、ミニ5穴(マイクロサイズ)、ミニ6穴(ポケットサイズ)、バイブル(聖書サイズ)、A5サイズ、A4サイズなどがあります。どのサイズを選べばいいかは、用途や使い方によって変わってきます。
用途についていうと、日常用か仕事用か勉強用かなどの違いがあり、仕事用でもどのような職種かで、ぴったり合うシステム手帳が異なってきます。また、使い方では、書き込む量が多いのか、何を書き込むのかなどにより、サイズ選びも変わってきます。
書き込みづらさはふせんでカバー
システム手帳は便利な手帳ですが、書きづらいという声をよく耳にします。書き込む時にリングが邪魔になるというわけです。そのような場合は、ふせんを使えばカバーできます。ふせんに書き込みたい内容を書いて貼り付ければいいのです。
リフィルを増やしたり外したり
システム手帳の使い方が通常の手帳と異なる点は、リフィルというものを増やしたり外したりできる点です。つまり、リフィルに新たな内容を書き込んで付け足すこともできるし、要らなくなれば外すこともでき、とても便利です。
多数の人が使うようになったシステム手帳
昔はシステム手帳といえば、ビジネスマンがスケジュール管理に使うものでした、しかし、今では、ビジネスマンに限らず、主婦や学生をはじめ、多くの人が利用しています。その使い方もさまざまですが、最近はその便利さに注目が集まっています。
システム手帳の日常的な使い方
まずは、システム手帳を日常生活で使う場合の使い方から見てみましょう。日常、システム手帳を使う場合も使い方はいろいろあり、応用範囲は広いです。その中から代表的なものを選んで取り上げるので、さっそく活用してみましょう。
日記帳として使う
第一のシステム手帳の日常でのおすすめの使い方・活用方法は、日記用に使うです。日記をつける場合、日記帳を利用するという人もいるでしょうが、システム手帳のほうが使いやすい場合があります。それはリフィルを増やしたり、減らしたりできるためです。
毎日日記をつけていると、リフィルは自然と増えていきます。そうなると、システム手帳もかさばるようになり、携帯しにくくなりますが、それが嫌ならリフィルを減らせばいいのです。
日記としてシステム手帳に書き込む内容は何でもいいですが、主婦なら立ち寄ったカフェ情報、お買い物体験、育児の様子など好きなことが書けます。だんだんリフィルが増えていった場合は、古いものから外していけばかさばらずに済みます。
ファッションノートとして使う
ファッションノートとしてシステム手帳を使うのもおすすめです。今持っている服のリストを作ったり、季節ごとに欲しい服を並べてみたり、予算と買える服をまとめてみたりと、いろいろな使い方・活用方法がありますが、このようにすれば、自分の必要な服を購入するのに役立ちます。
ファッションノートとしてシステム手帳を使う場合、服のイラスを描いてもいいし、良さそうな雑誌の写真を貼ってもいいでしょう。どのようなものを載せるにしても、うまく整理ができて、洋服の買い物がしやすくなるでしょう。
ファッションノートの役割は、服の買い物だけではありません。毎日の服装のコーディネートでも活用できます。頭に浮かんだコーディネートをシステム手帳に記しておけば、その日の服装選びがしやすくなるでしょう。
マステ帳として使う
マスキングテープをたくさん持っている人は、どのような柄がどこにあるのかわからなくなってしまいますが、そんなときに役立つのがマステ帳です。いくつもあるマスキングテープを貼って並べておけば、一目で確認ができます。
そのマステ帳にシステム手帳を活用でできます。活用すれば、同じマスキングテープを買うことも防げるし、柄ごとに分けておけます。そのマスキングテープの購入時期や場所も一緒に記しておけば、より整理がしやすくなるでしょう。
主婦が家計簿として使う
毎日の収入と支出を家計簿につけている主婦も多いでしょうが、その家計簿には何を使っているでしょうか。家計簿帳、アプリなどがほとんどでしょうが、システム手帳を使うのもおすすめです。家計簿専用のリフィルもあって、便利です。
家計簿専用のリフィルがたまった場合は、1か月ごとに外すといいでしょう。そうすれば、それほどかさばりません。よほど主婦が細かい項目を家計簿につける場合は別ですが、普通の使い方なら、システム手帳で十分用を足します。
読書ノートとして使う
本好きな人にもおすすめのシステム手帳の使い方・活用方法があります。それは、読書ノートとして使うことです。読みたい本をリスト化して、後で買いに行ったり、図書館で借りたりしてもいいし、読んだ本の感想をまとめておくという使い方もあります。
これから読む本とすでに読んだ本は、ふせんを利用すれば、移動がしやすいです。本をたくさん読む人は、読むスピードも速いでしょうから、ふせんはとても役に立ちます。
システム手帳の勉強への使い方
今度は、おすすめのシステム手帳の勉強での使い方・活用方法を見てみましょう。勉強にシステム手帳を使うというのは意外に便利なもので、記憶しなければいけないものがうまく整理できます。そのような使い方は、学生はもとより主婦でも社会人でも役立ちそうです。
各講義のメモや評価を記録する
大学などで講義を聴いているとき、耳に入る情報だけですべてを頭に入れるのは難しいでしょう。したがって、メモを取ることになりますが、その際にシステム手帳を活用できます。講義の内容のポイントを上手にまとめて、システム手帳に記入すれば、後で思い起こすことができます。
講義の内容のメモと同時に、講義への評価も記すのもおすすめです。一口に講義といっても、いろいろな講師や教授がいろいろなやり方で行うでしょうから、その評価を記すことで、今後の参加意欲も変わってくるでしょう。
講義をメモする際、システム手帳のサイズも重要です。講義の内容が深ければ、メモする量も増えるので、それなりのサイズが必要となってきますが、かといって携行しにくくなるのは困りものです。したがって、自分に適したサイズのシステム手帳を選ぶ必要があります。
予定と実際を記録する
勉強をする場合に大切なのは予定をしっかり立てることです。今後どのようなスケジュールで勉強していくのか、予定が立たないようでは勉強もはかどらないでしょう。その予定には、1日の予定、1週間の予定、1か月の予定などがありますが、いずれもシステム手帳に書き込めます。
勉強の予定ができたらそれでいいかというと、それだけでは十分ではなく、予定通りに進んだか確認の必要があります。それもシステム手帳に記すといいでしょう。それによって、自分の勉強での頑張り具合がわかるようになります。
システム手帳のリフィルには、勉強用のリフィルもあります。そこには、時間割、今後のゴールプラン、メモなどを記せるようになっています。このようなリフィルを活用すれば、勉強のスケジュールと目標が明確になるでしょう。
やるべきことのリストアップ
勉強の予定を立てる上で重要なポイントがあります。それは、やるべきことのリストアップです。あれも勉強しなければいけない、これも勉強しなければいけないとなりがちですが、やるべきことをリストアップし、整理すれば、うまくこなせるようになるでしょう。
一週間のまとめを書く
この1週間、どの程度勉強したのか、成果をシステム手帳でまとめてみましょう。その場合は、まず合計勉強時間を記入し、次に特に難しかった勉強内容を3つ取り上げます。それによって、もう一度勉強しなおす必要のある項目がはっきりします。
そして、この1週間を思い返した感想を書いておくといいでしょう。このようなシステム手帳の使い方をすると、過去1週間だけでなく、次の1週間の目標やスケジュールが新たに立てやすくなります。
復習する
せっかく講義内容をシステム手帳にメモしたら、それを活用しない手はありません。つまり、復習をするのです。取ったメモと教科書、参考書などをもとにもう一度講義を思い出し、振り返ってみましょう。効果的な復習ができるはずです。
システム手帳の仕事での使い方
仕事の場でもおすすめのシステム手帳の使い方・活用方法があります。むしろ仕事をするからこそシステム手帳が必要だとも言えます。では、どのように仕事の場でシステム手帳を使ったらいいのか具体的に解説します。ぜひこの情報を参考に、仕事でシステム手帳を活かしてください。
拡張性のある手帳を選ぶ
仕事で手帳を使う場合、拡張性が一つのポイントとなります。実際に仕事でメモを取る場合、記入する項目や内容はどうしても増えていきます。したがって、拡張性のない手帳では用を足しません。その点システム手帳なら、リフィルを増やすことで、どんどん拡張ができていいです。
ただ、拡張性があるということは、どんどん手帳が分厚くなっていくということです。そのため、内容の整理、統合、管理が大切になっていきます。その手間を惜しまないという人であれば、どんどんシステム手帳を仕事に活用していきましょう。
拡張性とともに、仕事ではシステム手帳のサイズも重要です。主婦や学生が使う以上に仕事では大活躍するシステム手帳ですが、記入量もかなりのものになります。したがって、あまり小さいサイズでは使いにくいでしょう。
その日の予定をすべて書いていく
仕事をしている人にとって、1日1日がとても大きな意味を持っています。その日に何をしたらいいのかの予定もぎっしり詰まっていることでしょう。システム手帳にはその予定を書き込んでおくのがおすすめです。
その仕事の予定も時間系列で細かく書くといいです。一目システム手帳を見れば、次にどのようなことをすればいいか一目瞭然だからです。システム手帳の使い方・活用方法の一番の重要ポイントといえば、この予定管理です。
仕事用は予定欄の使いやすさで選ぶ
システム手帳において、仕事の予定欄は肝心要の場所です。したがって、どのような予定欄が用意されているのか、大きさはどうなっているか、レイアウトや構成は使いやすくなっているかなどチェック項目がいろいろあります。
システム手帳を購入する場合は、それらの点をよく見極めてからにしましょう。なお、自分の仕事に使うのに適さない予定欄があるシステム手帳を買った場合ですが、リフィルを入れ替えれば何とかなる場合も多いです。
年間予定や月間予定も
仕事で使うシステム手帳にはその日の予定をまず書くのですが、できれば週間予定や月間予定、年間予定も記入しておきましょう。それによって、今後の計画が立てやすくなります。もちろん予定は予定ですからその通り行くとは限りませんが、確認はしておく必要があります。
予定と同時に、その経過報告も書きこんでおくのがおすすめです。仕事をしていく場合、予定通りに事が進んだかどうかはとても大切で、それが今後の報酬や新たな予定に大きく影響していきます。したがって、経過や結果のチャックは怠らないほうがいいです。
仕事ではポケット付きがおすすめ
仕事で使うのに向いているシステム手帳はいろいろありますが、ポケット付きのものは使いやすいです。各種カードや名刺などを入れておけるからです。ついでにペンホルダーもついていれば、どこでもメモができて、とても便利です。
システム手帳のバイブルサイズの使い方
システム手帳のバイブルサイズとは、バイブル(Bible)、つまり聖書と同じサイズということです。幅でいうと約9.5cmで、高さは約17cmあります。このサイズのシステム手帳はちょうどいいということで、かなりの人気があります。
どこがちょうどいいのかというと、持ちやすく、見やすい点です。あまり大きな手帳だと携帯に不便となりますが、バイブルサイズの場合はだれにとっても手にしっくりきます。
ただ、バイブルサイズの場合、ポケットには入りません。では、どんなものに入れればいいかですが、ハンドバッグやA4トートバッグなどにはうまく収まります。
初心者におすすめの手帳
バイブルサイズのシステム手帳は、持ちやすいだけでなく、書き込みもしやすいです。これ1冊で、なんでも書き込めます。したがって、初心者にもおすすめで、好きなことを自由に書き込んで構いません。主婦にも人気のサイズとなっています。
主婦の場合、献立や冷蔵庫の在庫品などを書き込んで、日々の生活に活かしている人もいます。同じく主婦の場合ですが、子育て日記や日々気になったことなどを書いている人もいます。主婦に限りませんが、さまざまな用途に使えるのがバイブルサイズのいいところです。
ただし、仕事でバイブルサイズのシステム手帳を使う場合は、記入量がやや物足りなく感じるかもしれません。仕事でも記入量の少ない人はいいですが、多い人はほかのサイズのシステム手帳を選んで、上手な使い方をしたほうがいいでしょう。
バイブルサイズのシステム手帳は、手ごろな大きさということもあって、いろいろなところで売られています。書店でもホームセンターでもネットショップでも手に入れやすいです。それだけに、種類やデザインも多く、リフィルもたくさんあり、だれにとっても使いやすいです。
システム手帳のミニ6サイズの使い方
システム手帳のミニ6サイズは、ポケットサイズと呼ばれるくらいコンパクトタイプで。ポケットにうまく収まります。幅は10cmくらい、高さは14.5cm程度です。ポシェットやセカンドバッグでも携帯できます。あまり重くないので、携帯用にはおすすめです。
ただし、ミニ6サイズといっても、メーカーによってサイズが異なっています。したがって、携帯性もそれぞれ違うので、購入する時は自分に合っているかどうかをよく確かめましょう。
身に着けて使えるのが長所
ミニ6サイズは、身に着けて使えるのがいいところです。どこにでも持っていきやすく、その場で気が付いたことなども簡単にメモできます。ただ、サイズの点から行くと、メモできる量は少なめなので、どちらかというと主婦などが日常生活に使う使い方に向いています。
したがって、仕事で記入量が多い会社員などが使う分にはおすすめできません。会社員は同じシステム手帳を使うにしても、多くの情報をリフィルで記入する必要があるため、もう少し大きめのサイズが要るでしょう。
ついでにミニ5サイズも解説
システム手帳のミニ5サイズは、マイクロサイズとも言います。それだけにミニ6サイズよりもさらに小ぶりです。名刺入れを少し大きくしたくらいの大きさで、幅は8cm程度、高さは約12cmです。したがって、携帯性という点では抜群です。
ミニ6サイズの場合、ポケットに収まるといっても、ポケットの種類によってはうまく入らない場合がありますが、ミニ5サイズならシャツ、パンツ、ジャケットとほぼすべてのポケットに収納できます。
ミニ5サイズはかなり小さいので、記入量も少ないです。扱っているメーカーも少なく、リフィルの種類も多くありません。したがって、仕事用には向かず、主婦などがちょっとした用向きに使う使い方に適しています。
とにかく、持ち運びやすいシステム手帳が欲しい、少しメモを取るだけなので、大きいサイズは必要ないという人には、ミニ5サイズはおすすめです。それ以外の人は、別のサイズのシステム手帳を探して、購入したほうがいいでしょう。
システム手帳のA5サイズサイズの使い方
A5サイズのシステム手帳は、A4サイズのちょうど半分くらいの大きさです。幅は18cmくらいで、高さは約23cmです。このサイズだと、持ち運ぶ使い方はできません。したがって、使い方としては、デスク上において使うのが基本です。
ノートとして使うこともできる
A5サイズのシステム手帳は、かなりスペースがあるので、おのずと記入量も多くなります。予定表としてだけではなく、いろいろなノートとして使う使い方も可能です。そのため、仕事にもピッタリで、取引上のメモ、会議の内容、業務の進捗状況の記入など応用範囲も広いです。
A5サイズのシステム手帳に、仕事で使う資料を挟むこともできます。資料の大きさがA4サイズなら半分に折って、A5サイズならそのまま収めることができます。そういう意味では、ビジネスマンには特におすすめできるシステム手帳です。
A5サイズのシステム手帳も、バイブルサイズ同様、取扱店舗が多いです。商店やホームセンター、ネットショップなどを当たれば、必ずどこかにあります。そのため、種類も多く、リフィルも豊富で、さまざまな用途に使えます。
仕事でシステム手帳を使う場合、バイブルサイズでも不十分に感じる場合があります。そのような時は、A5サイズを購入して、必要情報をできる限り書き込むといいです。なお、主婦などにはあまり必要のないサイズかもしれません。
A4サイズもある
かなり大きなサイズとなりますが、A4サイズのシステム手帳もあります。このサイズの手帳の場合、携帯はもちろん無理で、A5サイズ同様デスク上での使い方になります。それも単にメモやノートを取るだけでなく、イラストや図を描く場合に使うことが多くなります。
A4サイズのシステム手帳の幅は25cmくらいで、高さは32cm程度です。さすがに大きく、取扱店舗も限られてきます。なかなか見つけにくいかもしれません。リフィルの種類も少ないです。
A4サイズのシステム手帳は、A5サイズでもまだ不十分という人におすすめです。具体的には、工事関係者や建築関係者など、図面やイラストを描くのが仕事の人などです。もちろん、個人的にA4サイズを利用していけないというわけではありません。主婦が使っても構いません。
システム手帳は日常・勉強・仕事にそれぞれ活用できる
ここまで、システム手帳の使い方と題して、さまざまな場面でのおすすめ活用方法を紹介しました。システム手帳は、日常・仕事・勉強に利用でき、その応用範囲も広いです。使う人もビジネスマンばかりではなく、主婦や学生など幅広くなっています。