エアコンの電気代は1時間いくら?【電気代の計算方法】
節約をする人にとって電気代は安く済ませたいものです。電気代を安い値段で済ませることによって節約に役立てることができますし、何より電気代を他のお金に回せるのが嬉しいポイントです。
しかし、エアコンやクーラー、暖房を使う寒い季節や暑い季節は電気代を安い値段で済ませるのはなかなか難しいものです。
安い電気代を保つために、エアコンやクーラー、暖房などはどう節約すればいいのか分からない、つけっぱなしがいいのかこまめにつけて消してを繰り返せばいいのだろうかと考えている人もいます。
そういう人はぜひこれから紹介するエアコンやクーラー、暖房を使っても電気代を安いお金で節約できる方法を参考にしてみてください。
また、使っても安い電気代で、節約できるエアコンやクーラーを紹介していきますので気になるエアコンやクーラーがあれば要チェックです。
では、1時間エアコンやクーラーを稼働させた際の電気代や、電気代の計算方法を見ていきましょう。エアコンやクーラーの電気代がどれくらいなのかを知って、安い電気代で済ませられるように工夫して節約に役立ててみてください。
期間消費電力量から計算する
エアコンやクーラーの電気代が安いか高いかを調べるには、期間消費電力量からエアコンやクーラーの電気代を計算する方法があります。この期間消費電力量から計算することで、電気代が安いか高いかが分かるのです。
その前に期間消費電力量というのは何なのか分からないという人はたくさんいるのではないでしょうか。1年間のエアコンやクーラーの冷房や暖房で消費する電力の目安を期間消費電力量といいます。
この期間消費電力量で電気代を導き出す計算式は「期間消費電力量×1kWhの電力量料金」というものになります。エアコンやクーラーには必ず期間消費電力量が記載されていますので、電気代が安いかどうかを調べるときにはエアコンやクーラーをよく見てみてください。
エアコンやクーラーの1年間の期間消費電力量が800kWh、1kWhの電力量料金が30円だった場合、式は「800kWh×30円」となります。エアコンやクーラーの電気代が知りたい、安い電気代で節約したいという人はこの計算式を覚えておいて実際に計算してみましょう。
エアコンの大きさごとの1時間の電気量の目安
エアコンの電気代が安いかどうか調べて節約に役立てたいという人はたくさんいます。しかし、エアコンの電気代は消費電力から計算するのが非常に難しいです。暖房を動かしているとき、つけっぱなしにしているとき、エアコンの消費電力は変化するのです。
エアコンの消費電力は暖房、つけっぱなし、冷房で変化するので電気代はきっちりいくらかかりますという平均が出しにくい家電と言えます。
暖房を使う季節、冷房を使う季節にエアコンをつけっぱなしにしている時の電気代と、エアコンをつけっぱなしにしていない時の電気代を毎月きちんとチェックする必要があります。
暖房をつけている時のエアコンの電気代と、暖房をつけっぱなしにしている時のエアコンの電気代をチェックして、安いかどうかを見てみましょう。
安い電気代でなかった場合、エアコンの電気代を節約するために工夫できるところは工夫することが大事です。暖房や冷房を使っている時のエアコンの電気代を安い値段で済ませて、節約に役立てましょう。
エアコンの電気代は1時間いくら?【24時間つけっぱなしの場合】
節約をしている人にとって、エアコンで暖房や冷房をつけていても電気代は安いというのが重要です。ではエアコンで暖房や冷房をつけっぱなしにしている時の1時間あたりの電気代はいくらなのか気になる人はいるのではないでしょうか。
エアコンは暖房や冷房をこまめに消して使うより、つけっぱなしにしている方が電気代は安く、節約できるイメージがあるのではないでしょうか。しかしエアコンで暖房や冷房をつけっぱなしにせずこまめに消した方が電気代の節約に繋がると考えている人もいます。
エアコンを必要な時だけ稼働させた際の方が電気代の節約になるのか、エアコンをつけっぱなしにした方が電気代の節約になるのかを調べました。
つけっぱなしにした方がエアコンの電気代が安くなるのか、つけっぱなしにしない方がエアコンの電気代が安くなるのか分からないという人は参考にしてみてください。
24時間エアコンをつけっぱなしにした場合の1時間あたりの電気代などを参考にしてぜひ工夫してみてください。
エアコンを必要な時だけつけた家の電気代
昨今は温暖化で夏はとにかく暑く、冬はとにかく寒いという気候が続いています。体調を崩さないためにも、必要な時にエアコンをつけることが大事です。しかしその時に気になるのが電気代です。
部屋が冷たくなってきたらエアコンを消す、部屋が暖まってきたらエアコンを消すということをして電気代を節約するという人がいますが、果たしてそれは正解なのでしょうか。
結論から言うと、エアコンを必要な時につけた場合の1時間あたりの電気代は、エアコンをつけっぱなしにした際の1時間あたりの電気代より安いです。
同じメーカー、同じ温度のエアコンで24時間つけっぱなしにした際の1時間あたりの電気代と、必要な時だけエアコンをつけた場合の1時間あたりの電気代は約1000円の差があります。
しかし、エアコンをつけっぱなしにした際の1時間あたりの電気代と、必要な時にエアコンをつけていた時の1時間あたりの電気代は1000円の差しかないので、エアコンの電気代にはあまり差はないと考えられます。
エアコンを24時間つけっぱなしにした家の電気代
エアコンを24時間つけっぱなしにしていた時の電気代は、必要な時だけつけていたときの電気代より約1000円高いことが分かりました。気になるのは、夏や冬にエアコンをつけっぱなしにしたままの買い物です。
このままつけっぱなしにしたら電気代が高くなってしまうのではないかと考えて消してしまうという人は多いのではないでしょうか。しかし実は、買い物などで1時間ほど家を空けるという場合はつけっぱなしにした方がエアコンの電気代はかからないのです。
つけてからすぐに1時間の外出をするという時は、場合によってはエアコンの電気代が少しだけ高くなってしまうことがあります。
しかし部屋の温度が一定になってから1時間の外出をした場合、つけっぱなしにした方がエアコンの電気代は安く済ませることができるのです。
部屋の温度が一定になってからエアコンを切って1時間外出した場合、帰宅したら再びエアコンをつけます。そしたら起動に膨大なエネルギーを使うことになり、電気代が高くなってしまうので注意してください。
1時間ごとのエアコンの電気代が高くなる原因
節約するため、エアコンの電気代を安くするために工夫をしているのになぜかエアコンの電気代が高くなってしまうということはありませんか?そういう時はエアコンの扱い方が間違っている可能性があります。ではどのようにエアコンを扱えば電気代を安くできるのでしょうか。
電気代を安くするためのエアコンの使い方を紹介していきますので、エアコンの電気代を安くしたい、電気代を節約して他に回したいと考えている人はぜひ参考にしてみてください。エアコンの電気代を節約しながら快適に過ごすことができれば一石二鳥です。
これから紹介するポイントを自宅で実践することで快適に過ごしながらエアコンの電気代を節約することが期待できます。エアコンの電気代を節約するポイントは5つあります。
その5つのポイントをチェックして改善することで、多少の電気代の節約が期待できるので電気代を節約したいと考えている人はできるところからこまめに実践してみてください。
マメにオン・オフしてしまう
エアコンの電気代を節約するためにこまめにオンオフを繰り返していませんか?実はその方法はむしろ電気代をあげているのです。エアコンは起動させると、室温を快適な温度に保つために10分間勢いよく動きます。その10分間が最も電力を消費しているのです。
つまり、エアコンのオンオフを繰り返していると、その最も電力を消費している10分間の回数が多くなり、電気代が跳ね上がってしまうのです。
快適な温度になったからエアコンをすぐ消すというのは電気代をあげる原因となってしまうのでおすすめはできません。快適な温度になった時はすぐ消すのではなく、しばらく時間をおいてからエアコンを消すなどして電気代を節約するのをおすすめします。
最初から弱運転にしてしまう
エアコンの電気代を節約するために、エアコンを初めから弱く稼働させているという人もいるのではないでしょうか。しかしこれも電気代が跳ね上がってしまう原因となるのです。エアコンは部屋の温度を一定に保つために約10分間フルパワーで稼働します。
弱く稼働させていると、部屋の温度が一定になるまでに時間がかかってしまい、そのフルパワーの時間が長くなってしまうのです。
電気代を節約したいのであれば、最初は通常起動させて、部屋の温度が安定してしばらくしてからエアコンを消しましょう。最初から弱運転で起動してしまうとむしろ電気代が高くなってしまい、損になってしまうので注意してください。
フィルターが汚い
エアコンの電気代を節約するために、起動のさせ方に気を遣っているという人は多いです。しかし、エアコンの内部の状態によってはその節約術は反映されない場合があります。エアコン内部のフィルターはチェックしていますか?
フィルターが汚いと、冷房や暖房をつけた際に変な臭いがしてしまうなどの他に、電気代の節約ができないというデメリットがあります。きちんとエアコンの電気代を節約できるように工夫しているのに、あまり反映されないという人はフィルターをチェックしてみてください。
フィルターを掃除することで、なんとエアコンの電気代を約4パーセントカットできると言われています。電気代を節約、そして暖房と冷房をつけた際に部屋が爽やかにするためにもフィルターを掃除しましょう。
室外機が汚い
フィルターの他に、室外機の汚れも電気代の節約を阻む原因になります。室外機を掃除しないままエアコンを稼働させてしまうと、エアコンは効率的に稼働することができないまま稼働し、電気代を増やしてしまう原因となってしまうのです。
室外機にゴミやホコリがついていると、フィルターが汚れているのと同じようにエアコンのエネルギーを必要以上に消費してしまいます。エアコンの効きが悪い、電気代が高いと感じている人はフィルターのチェックと室外機のチェックをしましょう。
また、ゴミやホコリがついていなくても、室外機に直射日光が当たっていてもエアコンの効きが悪くなる原因になります。室外機には日光があまり当たらないように日よけなどをかぶせて工夫してみましょう。
エアコンが古すぎる
エアコンのフィルターは綺麗、室外機も綺麗、扱い方も間違っていないしエアコンの効きも悪くない、しかし何故かエアコンの電気代の節約に繋がらないという人も中にはいるのではないでしょうか。
そういう時はエアコンがいつ取り付けられたかを確認してみましょう。エアコンの省エネ性能は10年前と比較するとはるかに良くなっています。
古いエアコンを使っていると省エネにならず、節約にもなりません。例えば、2008年に取り付けられたエアコンを使っているという家と、2018年に取り付けられたエアコンを使っているという家とでは、なんと電力消費で約8パーセントもの差が出てしまうのです。
電気代を節約するためにも、省エネ性能が向上したエアコンを購入して使ってみてください。電気代の変化が分かるのでおすすめです。
エアコンの電気代の節約方法
エアコンの電気代が跳ね上がってしまうのには5つのポイントがあるということが分かりました。では、エアコンの電気代の節約方法にはどのような方法があるのでしょうか。
エアコンの電気代を節約しつつ快適に過ごしたいという人は、これから紹介する節約方法の4つをチェックしてみてください。
4つの電気代を節約する方法をできるところから実践することによって、比較的安い電気代で済ませることができるのでおすすめです。
節約方法を今まで何個か試したけど、どうしてもエアコンの電気代の節約ができないという人は、これからのエアコンライフを快適に過ごすために試してみてください。
室内温度の目安を20度にする
まず1つ目のポイントは、室内温度を20度に保つようにすることです。環境省では、室内で快適に過ごせる温度として20度を目安にしています。
しかしこの20度というのは暖房をつけている時に適用されることですので、夏は自分が快適だと感じる温度で、あまり寒くならないようにしましょう。夏場の20度と冬場の20度では体感が違うので注意してください。
冬は快適に過ごせるようにするためにも、室内温度は20度と覚えておいてください。20度でも少し肌寒いという人は、着るものや食べるもので温度調節をすることが大切です。
冷たい空気を遮断するために暖かい服を着たり、体が内側から温まるような食事をしたりと、工夫してみてください。
自動運転モードを利用する
エアコンを動かす時に初めから弱運転にしてしまうと、フルパワーで動く時間が長くなってしまいます。その結果電気代が高くなってしまいます。室内温度を一定の温度にするまでエアコンは長い時間フルパワーで稼働することになってしまいますので、自動運転がおすすめです。
自動運転モードでエアコンを起動することで、エアコンは一気に室温を設定温度にしてくれます。その後は部屋の温度を一定にするために省エネ運転をしてくれるので、電気代の節約になりますのでおすすめです。
室内温度を一気に設定温度にして後は省エネ運転をエアコンにさせることはとても効率の良い方法なので、エアコンを稼働させる時は自動運転モードで稼働させましょう。
着るものを工夫する
着るものを工夫することも冷暖房を使いながらエアコンの電気代を節約するための大事なポイントです。夏場に冷房をかけながら風を通さない長袖を着ていたらあまり涼しく感じないのは当然です。長袖ではなく半袖で体に風が当たる範囲を多くすることが大切です。
冬場はその逆で、暖房を効かせているのに肌寒い格好をしていたら意味がありません。冬場はニットやセーターなど暖かくなるような格好をしましょう。
冷暖房を効かせているのに服装を工夫していないと冷暖房の意味がなくなってしまうので、服装を工夫しながら冷暖房を使うと電気代の節約になります。夏場は風通しがいい服、冬場は保温性が高い服を選びながら、体温調節を行なってください。
クーラー・暖房で風向きを変える
クーラーや暖房の時風向きを変えることも電気代節約につながります。クーラーの場合、風向きを水平にすることをお勧めします。何故なら冷たい空気は下に溜まるので、上にはあまり冷たい風はいきません。
しかし風向きを水平にすることで多少改善することができます。逆に暖房の時は風向きを下にしましょう。暖かい空気は上にあがるので、それを防ぐためにも風向きを下にして足元に暖かい空気を送る必要があります。
1時間ごとのエアコンの効果を高める部屋
1時間ごとの電気代の推移は電気代を節約するための工夫になりますので計算してみることが大事です。1時間ごとのエアコンの電気代が高いと感じている人は、部屋を工夫してみてはいかがでしょうか。
部屋を工夫することで、エアコンの電気代を比較的安く済ませられる可能性がありますので、まずエアコンをつける前に部屋の状態をチェックしてみてください。
ドアをキチンと閉める
隙間風などがあると部屋の中の温度を快適に保つことができません。暖かい空気や冷たい空気を外に逃さないためにも、ドアがきちんとしまっていることを確認しましょう。ドアがきちんとしまっていないと、快適な空気を逃す原因となります。
扇風機・サキュレーターを使う
夏や冬はエアコンの風を効率的に部屋中に広げるために、扇風機やサキュレーターを使って冷たい空気や暖かい空気を部屋中に循環させることが重要です。部屋の中がより涼しく、暖かくなるのでおすすめです。
窓・カーテンを工夫する
窓やカーテンを工夫することも大事です。窓が空いていたり、カーテンが薄かったり厚かったりするとせっかくの心地いい空気が無駄になってしまいます。エアコンをつける際は、窓が閉まっているかやカーテンをチェックしましょう。
エアコンの1時間ごとの電気代を安くする省エネエアコン
エアコンの1時間ごとの電気代を安くするための省エネエアコンを5つ紹介しますので、この機会にエアコンを買い換えて快適に過ごしたい、電気代を少しでも節約したいという人は是非チェックしてみてください。
パナソニック CS-226CF
パナソニック CS-226CF
参考価格: 27,500円
ダイキン S22TTES
ダイキンのS22TTESはコンパクトでタイマー機能がついているエアコンです。必要ない時は稼働しないので電気代の節約になりますし、部屋のスペースをあまり取らないというのもこの商品の嬉しいポイントです。
三菱電機 霧ヶ峰 MSZ-GE5616S
三菱電機から発売されている霧ヶ峰のMSG-GE56165はひんやりとした風を素早く部屋中に送り届けてくれるエアコンです。もちろん暖房も素早く暖かい風を部屋中に送り込んでくれるのでおすすめです。
日立 白くまくんRAS-AJ28F
日立 白くまくんRAS-AJ28F
参考価格: 64,160円
富士通 ノクリアXシリーズ AS-X22K
富士通 ノクリアXシリーズ AS-X22K
参考価格: 206,270円
エアコンの1時間ごとの電気代を安くする省エネエアコン一覧比較表
商品 | | | |
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商品名 | パナソニック CS-226CF | 日立 白くまくんRAS-AJ28F | 富士通 ノクリアXシリーズ AS-X22K |
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価格 | 27,500円 | 64,160円 | 206,270円 |
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電源 | 100V | 100V | 100V |
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適用畳数 | 9 | 9 | 7 |
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商品リンク | | | |
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エアコンは安い電気代でも使える
エアコンの電気代の節約方法には様々な方法があり、そして電気代を節約するためにはエアコンの古さや室外機、フィルターの汚さもチェックしなければいけないということが分かりました。自宅のエアコンをチェックしてみましょう。