初心者でも簡単に出来る手書き家計簿
家計簿の付け方には、様々な方法があり種類も多くどれが初心者でも取り組みやすいのか正直悩んでいる方は多くいます。家計簿と聞くと難しく考えがちですが、数ある方法や種類の中でも手書き家計簿は初心者でも簡単に取り組むことができます。
なので今回は、ペンとノートさえあれば初心者でも簡単に取り組む事ができる手書き家計簿の書き方についてご紹介します。これを見れば、家計簿に対する難しいという固定概念が消えます。
手書き家計簿の書き方を知れば、節約術が身に付き、更に収支をしっかり把握できるようになるので貯金をすることができます。今日から手書き家計簿を始めて計画的にお金を貯め、あなたの夢を叶えましょう。
家計簿の流れ・書き方を知る事が大切
家計簿を始める前はしっかり流れや書き方を知ることが大切です。何をどのように書く必要があるのかを抑えるだけで書きやすくなります。
また、ただ単に手書き家計簿を付けるのではなくお金を貯めて「旅行に行く」、「家を購入する」などの夢や最終目標を設定することでモチベーションが上がり家計簿を付ける意味が生まれてきます。
①収入の把握
まず、毎月の収入を把握する必要があります。収入を把握することにより自分が今月使えるお金や貯金できるお金をしっかり理解することができるからです。
収入を把握していないと使い過ぎが起きたり計画的にお金を貯めることができなくなるので、必ず手書き家計簿に書きます。
②レシートの内容を家計簿に書く
手書き家計簿には何を購入したのかを書く必要もあります。物を購入した際はレシートを貰いレシートの内容を手書きで家計簿に書きます。
家計簿にレシート内容を書くことにより、今月何に幾ら使ったのか把握することができるのと、無駄が無いかを確かめることができるので今後の節約に繋がります。また、貰ったレシートを無くさないようにレシートを入れる場所を作り決まったところに入れるように心がけると良いです。
③ノートに最初から細かく書かない
家計簿のノートには最初から難しく考えてびっちり細かく書く必要はないです。なぜなら、続けるのが億劫になるのと自分が分かるように簡単に書いておけば良いからです。
初心者の方には、まず最初からびっちり家計簿ノートに細かく書くではなく、大事なのはしっかり家計簿を続けて自分の収支を理解することです。まずは、そこを意識してみることが肝です。
家計簿・手書きの書き方【1ページ目】
それでは、手書き家計簿のノート1ページ目の書き方についてご紹介したいと思います。1ページ目の項目には目標・夢や収支計画の予定を記入します。
目標や夢、収支計画をしっかりすることにより手書き家計簿を続けるモチベーションに繋がります。
①目標・夢を記入
手書き家計簿のノート1ページ目に書く必要がある項目は目標・夢についてです。手書き家計簿を始める際には、必ず1ページ目に目標や夢を書いておきます。記入することにより書いた目標や夢に向かってお金を貯めて実現したいとモチベーションを上げてくれるからです。
目標や夢を達成するために必要な事を家計簿ノートに書けば、幾ら必要になるのかが分かります。目標や夢を書く際は具体的にいつそれを叶えたいのかを計画的にノートに書いてみるのがおすすめです。また、夢や目標は深く考えず簡単に叶えられそうな事でも良いです。
まずは、何かお金を貯めたいというモチベーションを作ることが重要なので何でも良いので作ってみましょう。
②収支計画の予定も記入
上記の項目と同じぐらい家計簿ノートの1ページ目に書く必要があるのは、収支計画の予定です。どのようにしたらお金が貯まる仕組みになるのか考える必要があります。お金が貯まるような計画を事前に立てることが初心者の方でも目標を達成することができる方法です。
また、余裕ができた時にだけ貯金をするという考え方から、毎月決まった額を貯金しその残りのお金でやりくりをするという考え方に変える事で上手くお金を貯める事ができるようになります。
家計簿・手書きの書き方【2ページ目】
次に、手書き家計簿のノート2ページ目の書き方についてご紹介したいと思います。2ページ目の項目には年度支出を分かる範囲で記入します。
家計簿ノート2ページ目は、自分の支出を理解する上で大切な項目です。1年間幾ら使かう予定になるか知ることにより今後のお金に対する参考にも繋がります。
年度支出をわかる範囲で書く
手書き家計簿のノート2ページ目に書く必要がある項目は年度支出です。分かる範囲で年度で出ていくお金を書き出します。年度で掛かる固定費や税金、保険というような項目を書いていくのが初心者の方にはおすすめです。
簡単に分かる範囲でも年度支出を書くことにより、どの項目にどれだけの費用が掛かっているのか把握できるので見直しする必要があるのかなどの参考になります。
記入する事で必要な支出の把握
年度支出を記入することにより、必要な支出の把握をすることができます。年度支出を把握することができれば、負担を軽減するためにできる対策や計画をたてることも可能です。また、毎月の予算の見直しにも繋がります。なので気負わず分かる範囲で良いので年度支出を記入することを心がける事が大切です。
家計簿・手書きの書き方【3ページ目】
手書き家計簿のノート3ページ目の書き方についてご紹介したいと思います。3ページ目の項目には収入・貯金・積立・固定支出・やりくり費を記入します。
家計簿ノート3ページ目のに書く項目の収入・貯金・積立・固定支出・やりくり費は節約術に直結するものばかりです。また、目標を達成するために必要な事なのでしっかり書く必要があります。
毎月の家計簿を項目毎細かく記入
家計簿ノートに項目毎細かく記入する必要があります。なぜなら項目毎に細かく書く事によりノートを見ただけで何に幾ら使ったのか把握することができるからです。把握することができれば抑える必要がある物なのか、無駄遣いをしているのかどうかにも気づくことができます。
①収入
毎月書く必要がある項目の一つは収入です。収入を書くことによって始めて家計簿が成り立ちます。毎月の収入を書くことにより今月の貯金する額や固定支出、やりくり費などは変わってくるので簡単に分かる範囲で良いので記入します。
簡単にでも収入を記入する事でこの額でやりくりしないといけない事が見えてきます。なので目標や夢を達成する為に自分にあった節約術を考える必要が出てきます。1ページ目の家計簿ノートに記入した目標達成するためにも上手に節約術を駆使しして収入を使います。
②貯金
夢や目標を達成するために書く必要がある項目は貯金です。1ページ目の家計簿ノートに具体的に記入した目標や夢を達成するために毎月どのぐらい貯金しているかを書く必要があります。余ったお金を貯金するのでは無く毎月決められた額を先取り貯金するのがおすすめです。
自分で貯金をするのが苦手な方は会社の「財形貯蓄」を利用するのもおすすめです。自分で決めた貯金額を毎月会社側が給料から天引きしてくれるので、貯金額が引かれた状態でお給料を貰うことができるからです。
なので自分で貯めなくても貯金することができるので確実にお金は溜まっていきます。その他にも「財形貯蓄」の良いところは、会社によって異なりますが銀行の普通預金や定期預金より金利が良い場合があるところです。
③積立
何ヶ月か後などに大きな買い物をする際に必要になってくる項目の積立も記入しておくと良いです。貯金とは別に積立の予算を立てて置くと大きな出費にも備えることができます。
すぐ使う予定がある項目は貯金ではなく積立するなど分けることにより分かりやすくなります。積立も貯金と同様に余ったお金を積立に回すより先取りで決めた額を積み立てるようにすることをおすすめします。
積立をする際は、タンス貯金は危険なので貯金用の口座とは別に積立用の口座を作ると管理しやすいですし安心です。
④固定支出
生活には欠かせない項目の一つである固定支出も書く必要があります。なぜなら「水道代」、「電気代」、「家賃」、「携帯代」など生活に必要な固定支出は、毎月固定の金額の物から金額が変動するものまでありますが、記入することで毎月の固定費を把握できるからです。
把握することにより、携帯代を見直すきっかけができたり電気代や水道代などの光熱費を抑える節約術を学ぶきっかけにもなります。
その他にも、固定費を把握することにより同じ口座に固定費をまとめていれば、毎月決まった額を口座に入れることができます。おおよその毎月決まった額が分かっていればこの方法は簡単で分かりやすいのでおすすめです。
⑤やりくり費
収入から貯金、積立、固定費を引いて残った額が今月のやりくり費になります。このやりくり費も大切な項目なので書く必要があります。引いて残ったやりくり費の額が分かったらその月に必要な支出、「生活費」、「医療費」、「娯楽費」、「美容代」、「お小遣い」など細かく項目毎に分けて書いていきます。
まず、生活費とは「食費」や「日用品」の事を主に指します。食費と日用品の予算を立て食費は毎月かかりますが日用品は足りなくなったものを足すというような形になるので節約できそうな月は抑えて貯金に回したりするのも良いです。
医療や美容代は毎月かかるものでは無いですが何が起こるか分からないので予算を立てて置く必要があります。お小遣いや娯楽費の中には会社での付き合いや外食費なども含めて予算を立てます。
家計簿・手書きの書き方【4ページ目】
手書き家計簿のノート4ページ目の書き方についてご紹介したいと思います。まず4ページ目の項目にはやりくりやカード支出、毎月の家計簿の締めを記入します。
家計簿ノート4ページ目にやりくりやカード支出、毎月の家計簿の締めを記入することによりやりくり費の支出を把握することができるので重要です。
お金を使った時にメモを取る
とにかくお金を使ったら忘れないうちに簡単にメモをすることをおすすめします。初心者のうちは具体的に購入した物を書く必要はないです。
メモには自分が分かる範囲で項目毎に購入した際の金額だけメモするだけでも良いのです。そのように記入した方が後でメモを見返した時に見やすいからです。
①やりくりメモ
やりくりメモには、やりくり費で何かを購入したら「生活費」、「医療費」、「娯楽費」、「美容代」、「お小遣い」などの項目で分けて記入します。そうすることにより、集計しやすくなるからです。
項目毎に使った際の額を記入したら、項目の予算の残金を隣に記入しておきます。項目に対して使った金額と項目に対してあとどれくらい残金があるのかがひと目で分かりとっても便利です。
②カード支出メモ
カード支出メモにはカードを利用して購入した際にメモをします。やりくり費をカードで支払うのは分かりにくくなるので、できるだけ使わない方が良いです。また、カードは多く作ると出費が増える原因にもなります。カードを使う際は目的に合わせてカードを整理してから使用するように心がけると良いです。
もし、やりくり費をカードで支払った場合は、支払いは来月になったとしても今月使った事には変わりないので、やりくり費の予算から使った額のお金を抜き、支払い用の封筒やファイルなどに入れるなど分かりやすくすることをおすすめします。
③毎月の家計簿の締め
やりくりメモを計算し支出をまとめる必要があります。まとめることにより、予算オーバーしていないか確認をすることができます。残金があれば貯金に回すか翌月に繰り越すなどの計画も立てられます。
毎月の家計簿の締めをすることにより家計のお金の状況を把握することができるので、この支出のまとめを参考に新たな節約術を考えたり使いすぎ防止に役立てることをおすすめします。
手書き家計簿は継続することが大切
初心者の方でも簡単にできる手書き家計簿の書き方を知り、実行したら今度は手書き家計簿を継続することが大切です。ただ始めて満足し終わりにしてしまうのでは無く、継続することにより意味が生まれてきます。せっかく覚えて書き始めた家計簿を無駄にしない為に、家計簿を継続するためのコツをお教えします。
手書き家計簿を継続するためのコツ
家計簿を継続するためのコツは、完璧を求めないことと支出項目を細かくしすぎない事です。毎日びっちり細かく書いてピッタリ合わせないとと考えると億劫になり続けられなくなります。購入した際に貰ったレシートを何日間か溜まってから書くようにするなどざっくりでも良いのです。また、初心者で最初から支出項目を細かく書くのもおすすめできません。
家計簿の目的はあくまでも支出項目の把握と収支バランスの把握ができていれば良いので、正確さや細かさよりも長く続けることを優先しましょう。
家計簿の手書きの書き方を覚えて収支を管理しよう!
手書き家計簿の書き方についてのご紹介は以上になります。家計簿を付けるのは、難しいと思われがちですが今回ご紹介させて頂いた家計簿の書き方はルーティーン化させることによって生活の一部となります。無理をせず自分の生活にあった家計簿を付けることが、より一層充実した日々を遅る近道になります。