除湿器の電気代を安くする方法は?おすすめの種類や節約術を詳しく紹介!

除湿器の電気代を安くする方法は?おすすめの種類や節約術を詳しく紹介!

現在、使用の除湿器の電気代が高いのか、安いのかは、他の除湿器と比較しないとわかりません。また、電気代は安い方がいいと誰もが考えます。そこで今回は、除湿器の電気代を安くする方法と電気代が安い上に、乾燥器のような機能を持っているおすすめの除湿器を紹介していきます。

記事の目次

  1. 1.除湿器の電気代を安くしたい方必見!
  2. 2.除湿器の種類が電気代に影響
  3. 3.除湿器の種類別に掛かる電気代を計算
  4. 4.除湿器の種類別のメリット・デメリット
  5. 5.除湿器の選び方のポイント
  6. 6.除湿器の電気代を安くするおすすめの節約方法とは?
  7. 7.除湿器の電気代や使用目的によって賢く選ぼう!

除湿器の電気代を安くしたい方必見!

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冒頭で、除湿器の電気代が安く使える方法とおすすめの除湿器を紹介していくと解説しました。そのことを解説する前に、まずは、除湿器とは、どんな製品なのか、また、どんな効果があるのかを、説明し、その除湿器をどんな風に使用すれば電気代が安くなるかについて、説明していきます。

除湿器は、梅雨のジメジメとした時期の不快な空気を取り除いてくれたり、冬の時期、外の気温と室内の気温の差で窓ガラスにできる結露を防止したり、また、室内にカビ・ダニが発生しないようにしてくれる電気で稼働させる製品のことです。

また、除湿器は、洗濯物を乾かす乾燥器としてもおすすめです。乾燥器としての機能を重視するのであれば、ハイブリッド方式がおすすめです。

結露とは

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除湿器の効果のひとつ「結露」とは、暖かい空気が急に冷やされ、空気に含まれていた水蒸気が水に変わった状態を呼びます。例え、外気の温度と室内の温度の差があっても空気に水蒸気が含まれていなければ、結露は起こりません。また、結露というと冬のイメージが強いのですが、実は、高温でも起こります。

高温でも起こる理由として、空気の温度と空気に含まれている水蒸気の割合が関係しています。空気の温度が高くなれば、それだけ水蒸気の量も多くなり、その結果として結露になりやすくなります。

結露の身近な例としては、気温が低い駅で電車を待っていて、暖房の効いた暖かな車内に乗り込んだ際に、メガネが曇ることがあります。この現象こそが、結露です。

カビ・ダニの発生する条件とは

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除湿器の効果のひとつ「カビ・ダニの発生が抑制できる」理由とは何でしょうか。カビの発生する条件には、温度と湿度の関係があります。温度20~35℃で湿度が75~60%の場合は、カビが発生しやすい環境になります。温度20~35℃で湿度が75~60%の場合は、カビが発生しづらい環境となり、その環境を作れるのが除湿器です。

ダニが発生する条件は、温度が20~35℃で、湿度が55%以上になった時で、逆に湿度が55%以下になると、ダニの発生が抑制されます。除湿器には、空気に含まれる水蒸気を取り除く効果があるため、結果、湿度を下げることができ、ダニの発生が抑制できます。

結露防止、カビ・ダニの抑制ができる

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結露防止、カビ・ダニの発生を抑制する効果が期待できるのが除湿器です。そんな除湿器の電気代が、安いのか高いのかは、あまり意識せずに使用している人が多いのではないでしょうか。しかし、除湿器の電気代が、高いよりも安い方がいいのは当たり前です。除湿器の電気代を安く使いたいと考えている人に、安い電気代で使う節約術を紹介していきます。

除湿器に関する節約術をご紹介!

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除湿器の電気代を安く使うためには、どんなことに注意すればよいと考えますか。除湿器の電気代を安く使用するポイントはいくつかあります。一番最初に考えられるのが、除湿器の使う時間や回数を減らすことです。除湿器に限らず、電気製品は使用する頻度が、少なければそれだけ、電気代が安くなります。

具体的にどのようにして、除湿器の使用する頻度を少なくするかと言いますと、除湿器の役目である結露に関しては、結露が起こりやすい朝と夜に使用して、それ以外の日中は使用しないことです。

室内にカビを発生せないに関しては、窓などをこまめに開けて、いつも換気をよくしておくことで、除湿器の使用する頻度を少なくすることができ、結果として除湿器の電気代が安いことになります。

除湿器の電気代を安く使うには

Photo bymohamed_hassan

除湿器の電気代を安く使うには、除湿機を効率よく使うために、フィルター掃除などのメンテナンスをしっかりすることです。また、除湿機を稼働させっぱなしにしないように、タイマー機能を使うことも、除湿器を安い電気代で使う方法として大事なことです。そして当たり前ですが、電気代の安いタイプの除湿機を選ぶことです。

除湿器の種類が電気代に影響

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他項でも少し触れましたが、どの除湿器を選ぶかによって、電気代がかなり違います。そもそも除湿器は、温度・湿度・空気清浄など室内の環境を整える空気調和設備のひとつです。その除湿器は仕組みによってさまざまなタイプに分かれます。どのタイプの除湿器を選ぶかによって電気代に大きく影響します。

除湿器の仕組みを比較

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除湿器は、1日あたりに取り除ける水の量が提示されている除湿能力、除湿する仕組み、除湿器を使う居間・寝室・押入などの除湿器を使う場所・スペースで選ぶようになります。また、除湿器を衣類を乾燥する乾燥器のように使いたい、居間を除湿したいなどの使いたい目的に応じて、どのタイプの除湿器が一番適しているかを比較しながら選ぶ必要があります。

仕組みによって電気代が大きく違う

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除湿器は、コンプレッサー式・デジカント式(ゼオライト式)と、コンプレッサー式とデジカント式を組み合わせたハイブリッド式の3つに分類することができます。

コンプレッサー式の除湿器、デジカント式の除湿器、ハイブリッド式の除湿器を比較すると、それぞれにメリット・デメリットがあります。また、コンプレッサー式・デジカント式やハイブリッド式を比較すると、電気代も大きく違います。

①コンプレッサー式

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除湿器のコンプレッサー式は、除湿器の内部にコンプレッサー(圧縮機)を備えた構造になっています。冷媒を使用して空気の熱を奪うエアコンの仕組みと同じなのがコンプレッサー式の除湿器です。冷房時の時は、熱を外に、暖房時の時は、外の熱を室内に取り込む仕組みのエアコンによく似ています。

コンプレッサー式の除湿器の構造と仕組み

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コンプレッサー式の除湿器の構造と仕組みは、吸込み口から湿った空気を吸い込み、蒸発器で除湿された乾いた空気を圧縮機で冷媒などを使って冷却できる装置に送り込み、乾いて冷たい空気を凝縮器で暖めます。その暖めた空気を吹出口から外(室内)に吐き出して、室内の空気を除湿する仕組みです。

②デジカント式

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デジカント式の除湿器は、コンプレッサー式の除湿器のような圧縮機の構造ではなく、加熱ヒーターを装備された構造になっています。デシカント式の除湿器は、ゼオライト式と呼ばれるように、ゼオライト(吸着剤)を使用して水分を取り除いていくタイプの除湿器です。

デジカント式の除湿器の構造と仕組みは、吸込み口から湿った空気を吸い込み、その吸い込んだ湿った空気をゼオライトに吸着させ、除湿します。その除湿した空気をヒーターで加熱して、乾いた空気を吹出口から外(室内)に吐き出して、室内の空気を除湿する仕組みです。

③ハイブリッド式

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ハイブリッド式の除湿器は、コンプレッサー式除湿器の構造とデシカント式除湿器の構造を組み合わせたタイプです。ハイブリッド式の除湿器は、湿った空気を吸い込み、フィルターを通して暖かな空気を排出したり、湿った空気を吸い込み、コンプレッサーを通して、冷たい空気を排出したりできる特徴を持っています。

除湿器の種類別に掛かる電気代を計算

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ここまで、コンプレッサー式の除湿器・デジカント式の除湿器・ハイブリッド式の除湿器の構造と仕組みを比較してきましたが、理解できましたか。ここでは、除湿器のコンプレッサー式など種類別に掛かる電気代が高いのか安いのかを比較する意味で、数字と計算式を交えながら、説明していきます。

コンプレッサー式の電気代は安い

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電気代を計算するには、消費電力を理解しておく必要があります。そもそも消費電力とは、電気製品を稼働させるためにどれだけの電気を使ったかを、表わす電気の量のことで(W)ワットで表示します。それで、電気製品の電気代を求める計算は、消費電力と使った時間をかけることで求めることができます。

具体的に、数字と計算式で解説しますと、電気代の計算は「消費電力(W)÷1000×使用時間(h)×1kWhあたりの電気代をかけた計算式で求めることができます。

例えば、180(W)の消費電力が表示されている、コンプレッサー式の除湿器を5時間使用し、1時間当たりにかかる電気代を27円として計算すると、180(W)÷1000×5(h)×27(円/kWh)=24.3円となり、この除湿器の電気代は24.3円ということです。

デジカント式の電気代は高い

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コンプレッサー式の除湿器と同じ計算式で、デジカント式の除湿器の電気代を比較します。消費電力が634(W)と表示されているデジカント式の除湿器を5時間使用し、1時間当たりにかかる電気代を27円として比較すると、634(W)÷1000x5(h)x27(円/kWh)=85.59円となり、この除湿器の電気代は85.59円ということです。

計算式の比較から、コンプレッサー式の除湿器の電気代は安い、デジカント式の除湿器の電気代は高いということがわかります。

1ヶ月の電気代で比較すると、コンプレッサー式の除湿器の電気代が729円、デジカント式の除湿器の電気代が2,568円ほどになります。コンプレッサー式の除湿器とデジカント式の除湿器の電気代で比較すると1,839円コンプレッサー式の除湿器の方が、安いことになります。

熱を発生させるので電力が掛かる

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コンプレッサー式の除湿器とデジカント式の除湿器との電気代を比較して何故これほど電気代に違いがでるのでしょうか。考えられるのは構造の違いにあります。エアコンと同じように冷媒と圧縮機を使って湿った空気を冷やし、湿った空気中の水分を除湿する方式のコンプレッサー式の除湿器は、消費電力高いヒーターを使用しないため電気代が安いのです。

一方で、デジカント式の除湿器は、ゼオライト(吸着剤)と消費電力が高いヒーターすなわち熱を発生させる構造のため、電気代が高いことになります。

また、デジカント式とコンプレッサー式の両方を組み合わせたハイブリッド式の除湿器は、夏場と冬場で比較すると電気代が違います。夏場はコンプレッサー式で除湿をするため、コンプレッサー式の除湿器と同じような電気代になります。冬場はデジカント式で除湿をするためデジカント式除湿器と同じような電気代がかかります。

除湿器の種類別のメリット・デメリット

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コンプレッサー式の除湿器・デジカント式の除湿器・ハイブリッド式の除湿器などの構造と除湿する仕組みなどについて説明してきました。またそれらの除湿器にかかる電気代についても説明してきました。ここでは、コンプレッサー式の除湿器などの除湿器の種類別でみたメリット・デメリットについて説明します。

コンプレッサー式は除湿量が多い

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コンプレッサー式の除湿器は、高温時には、多く除湿することができ、除湿能力が発揮されます。しかし、低温時は除湿能力が低下する特徴を持っています。また、コンプレッサー式の除湿器はヒーターを使用しないので、室内の温度があまり上がらないといったメリットがあります。

また、コンプレッサー式の除湿器は、除湿量が多いため、梅雨などの湿度の高い季節におすすめの除湿器です。

コンプレッサーは音が気になる

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コンプレッサー式の除湿器は、除湿能力が高い、除湿器の稼働にかかる消費電力が少ないため、電気代が安いといったメリットがあります。また、内部に圧縮機が装備されている構造から、振動や動作音が大きいといったデメリットもあります。

さらに圧縮機という構造上から、除湿器自体をコンパクトにできないため、他の除湿器と比較するとサイズが大きくなり、使い勝手がよくないといったデメリットがあります。

コンプレッサー式の除湿器のメリット・デメリットをまとめると、コンプレッサー式の除湿器のメリットは、電気代が安い、高温時の除湿能力が高いになります。コンプレッサー式の除湿器のデメリットは、サイズが大きくて重い、振動が大きくて、動作音が高いことです。

デジカント式は乾燥器の役割もある

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デジカント式は、吸湿材を使用して室内を除湿するタイプなので、洗濯物を乾燥させる乾燥器の機能に優れています。タオル類・シャツ類・スボン類・靴下などの洗濯物から水分を取り除く役割がある乾燥器のような機能があります。また、雨などの影響から外に干せない洗濯物を室内で乾かす時など乾燥器のような使い方ができるのがデジカント式です。

消費電力が大きい

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デジカント式の除湿器は、加熱ヒーターを稼働させるため、消費電力が大きくなり、結果として電気代が高いことになります。しかし、コンプレッサー式の除湿器のような圧縮機構造ではないため、サイズがコンパクトになり、持ち運びが便利といった使い勝手のいい除湿器です。

また、デジカント式の除湿器はヒーターを使用しているため、除湿した空気の温度が高いといったことで室内の温度が上昇するといったデメリットがあります。そのため、夏に使うことは、あまりおすすめできません。

ハイブリッド式は運転方法を選べる

Photo bygeralt

ハイブリッド式の除湿器は、デジカント式の除湿器とコンプレッサー式の除湿器を組み合わせたタイプの除湿器です。そのため、夏は湿った空気をコンプレッサーにより、冷たい空気として室内の排出し、冬は湿った空気をフィルターを通して、暖かな空気を室内に排出するなど季節に応じて切り替えることが可能です。

ハイブリッド式の除湿器は、乾燥器の役割もあるデジカント式に切り替えれば、洗濯物を外に干すことができない時の乾燥器の代わりとして使えます。

本体が大きく価格が高い

Photo by 401(K) 2013

ハイブリッド式の除湿器は、デジカント式の除湿器とコンプレッサー式の除湿器を組み合わせたタイプの除湿器であることから、夏・冬と切り替えて使えるメリットがあります。しかし、、デジカント式とハイブリッド式の構造を備えていることから、本体が大きくて、しかも、重くなります。さらに、他の除湿器よりは価格が高いことになります。

除湿器の選び方のポイント

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除湿器の選び方のポイントは、除湿器を使用する目的やどんなところで使用するのかといった除湿器を使う場所、さらに、一番多く使用する時期などを考慮して除湿機を選ぶことです。また、除湿器のサイズ、除湿能力、メンテナンスのしやすさも除湿機を選ぶ上で大事なポイントになります。

除湿器の電気代を安くするおすすめの節約方法とは?

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除湿器の電気代を安くするおすすめの節約方法は、他項でも少し触れましたが、電気代を安くするためにおすすめは、除湿器の使う頻度を少なくすること、電気代が安い除湿器を使うこと、必要以外は、こまめに電源切るなどがあります。

他にどんなおすすめの節約方法があるのかを考えると、電気代がかかる乾燥器モードはなるべく、使用しないようにして、扇風機と除湿器の通常モードを併用して洗濯物を乾かすといったことをやれば、電気代が安く抑えることが可能です。

気温が高い時には除湿器を停止

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除湿器は、除湿が必要な時に使用するようにして、気温が高い時など除湿が必要のない時には、除湿機を稼働させっぱなしにしないようにすることで電気代を安く抑えることができます。また、天気のよい日は窓を開けて、室内や押入れなどの風通しをよくして、湿気が貯まらないような環境を作ることも大事です。

湿気が貯まらないような環境を作ることで、除湿器を使う頻度を少なくすることができ、その結果として電気代を安くすることができます。

本来の機能を発揮出来ない

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除湿器が効率よく稼働することが出来なければ、その分ロスとなり、電気代に影響します。そのため、フィルター目詰まりなどにならないようなフィルターのお手入れやタンクのカビのお手入れなどを定期的に、メンテナンスすることが大事です。除湿器が本来の機能を発揮することが出来れば、その分安い電気代で使用することが可能になります。

除湿器の電気代や使用目的によって賢く選ぼう!

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除湿器には、コンプレッサー式・デジカント式・ハイブリッド式の種類があることを知ることができました。また、それらの除湿器の種類により高い電気代がかかる除湿器や安い電気代で使用できる除湿器があることがわかりました。また、除湿器の電気代を安く抑えるおすすめの使い方を理解することができました。

さらに除湿器は、乾燥器として使えることを知りました。このように今回の記事で得られた知識や情報を参考にして、除湿器の電気代や使用目的によって賢く選ぶようにしましょう。

kawakei
ライター

kawakei

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