宝くじの「バラ」とは?
宝くじの買い方は、大きく分けるとバラと連番の2種類があります。1つ目の「バラ」について解説します。実は宝くじのバラには2つの意味があります。1つ目の意味についてですが、宝くじのバラは1枚からでも購入することができるためバラで買えるという意味です。
もちろん1枚で買うとなればセットの買い方よりは当選の確率は下がります。その分バラ売りは1枚300円と安く買いやすい価格なので、宝くじを初めて買う方でも購入しやすい方法と言えます。低価格で宝くじを楽しみたいという方は、バラ売りの方法で購入するのがおすすめです。
違う組で番号が連続していない10枚・1口
ただし10枚・1組でバラの宝くじを買う場合、少し意味合いが変わります。宝くじは大きく分けると、組と間の番号と末尾の数字で構成されています。バラで10枚の宝くじを買う場合は、組と間の番号がランダムになっていてバラバラです。これが2つ目のバラの意味です。
末尾の番号は0から9で構成されていて、間の番号も全て違います。それを10枚・1口として購入する方法がバラの10枚となります。つまり1枚ごとにバラ売りができるという意味と、組と間の番号がバラバラのランダムな宝くじのセットという2つの意味があることになります。
宝くじの「連番」とは?
次に2つ目の買い方「連番」についてご説明します。宝くじの連番は、番号が連続しています。バラの買い方との大きな違いは、10枚以下で購入することができないということです。連番はバラと違い番号が連続していることからわかりやすく宝くじ初心者向けの買い方です。
次に2つ目の買い方「連番」についてご説明します。宝くじの連番は、番号が連なって連続しているのが特徴です。バラと連番の買い方の決定的な違いとしては、連番はバラと違い10枚以下での購入ができないので10枚セットということです。
組が同じで番号が連続している10枚・1口
宝くじの連番は、バラの買い方と違って組と番号はすべて同じです。末尾の番号はバラの買い方と全く同じで、0から9の番号で構成されています。つまり、下1桁だけが別々の番号になっているというのが連番の特徴です。それを10枚・1組で購入する方法が連番です。
10枚・1口で購入する場合のバラと連番それそれの共通点は、末尾の番号が0から9だということです。バラの買い方では組と間の番号がすべてバラバラで構成されているのに対して、連番の買い方では組と間の番号は統一されているという違いがあります。
宝くじのバラと連番どれを買うべき?
実際に宝くじ売り場で宝くじを購入するときに、バラと連番どちらの買い方を選ぶのが良いのでしょうか?せっかく買うのだから、より確率が高い方法で宝くじを手に入れたいと思うはずです。一体どちらの買い方をすれば当選の確率が高まるのでしょうか。
バラと連番それぞれの買い方で期待値は全く同じで変わらず同じという意見もあれば、バラの方が断然高額当選の確率が高いという意見もありました。ますますどちらの買い方が良いのかわからなくなりそうですが、それぞれ意見について理由も合わせてご紹介します。
意見①期待値はどちらも変わらない
1つ目の意見は、期待値は変わらないというものです。なぜかというと、宝くじは運要素が強いためバラを買ったとしても連番を買ったとしても同じだからです。バラで買ったとしても、連番で買ったとしても、それぞれの買い方ごとにメリットとデメリットがあります。
そのメリットとデメリットを比較すると正直どっちもどっちで、結局のところ「あまり差がないのではないか」ということで期待値は変わらないというの意見です。このような意見がある一方で、バラ派と連番派が存在するのも事実です。他の意見についてもご紹介していきます。
意見②実はバラの方が確率が高い
2つ目の意見は、当選の確率を上げるためにはバラで購入する方が良いというものです。当選確率が高まる理由として、末尾以外の番号がすべてバラバラのランダムな番号なので、どの組どの番号が当選したとしても最後の最後まで当選の期待が残されているためです。
バラの買い方の特徴としては、宝くじの期待値を最大限まで引き上げることができるということです。様々な組や様々な番号のランダムな宝くじを一気に手元に揃えられます。連番と違い最後の最後まで当選発表を楽しむことができるのがバラの強みの1つと言えます。
1等・前後賞を獲得できる可能性が高まる
宝くじをバラと連番、それぞれ10枚ずつ購入した場合当選の確率に差が出ます。バラで宝くじを購入した場合、連番の2.5倍も1等や1等の前後賞が当選する可能性が高まります。もし1等や1等前後賞を狙うのであれば、バラで宝くじを購入することをおすすめします。
運要素が強いとされる宝くじの場合、1枚あたりの当選確率はバラと連番どちらも同じです。ただし10枚・1口で購入する場合は、当選確率が少し変わるため高額当選の確率が高いのはバラの買い方の方です。何枚買うのか目的に合わせて買い方を考えるのが良いでしょう。
宝くじの期待値
宝くじを買う理由は人それぞれですが、最終的な目的として共通なのは高額当選を狙いたいということです。宝くじの期待値というのは一体どれくらいのものなのでしょうか。宝くじとその他のギャンブルとの期待値の違いなども合わせて比較してみましょう。
期待値というのは、起こりうる値の平均値のことです。簡単にいうと、宝くじにを買った金額に対してどれくらいの金額が当選したのかということを意味します。例えば300円分の宝くじを買ったとします。それ以上の金額が当選すれば期待値は高く、メリットがあるといえます。
宝くじの還元率
宝くじは他のギャンブルと比較して、どれくらいの還元率なのでしょうか。一般的な競馬、競艇、競輪などのギャンブルの還元率は75%程度です。それに対して宝くじの還元率はおよそ45%しかないので、残念ながら半分も戻ってこないということになります。
45%の還元率とは例えば3000円の宝くじを買った場合1,350円しか戻ってこないということです。他のギャンブルであれば75%なので2,250円戻ってきます。そう考えると宝くじの当選は藁をつかむような確率といえます。それでも宝くじが人気なのはなぜでしょうか。
宝くじにはクリーンなイメージを持つ方が多く、ギャンブルには抵抗があるという方でも買いやすいためです。また宝くじは他のギャンブルと違い、買うだけで良いのでとても簡単です。色々なことを調べるといった複雑な要素が一切なく、当選も平等なのが人気の要素です。
宝くじのバラと連番のメリットの違い
連番で宝くじを購入した場合は、高額当選のときにメリットがあるといわれています。一方でバラで宝くじを購入した場合には、買い方の縛りは一切ありません。自由に好きな枚数の宝くじを購入することができるといったメリットがあります。
バラも連番も同じ宝くじですが、買い方での違いがあります。なぜ連番だと高額当選のときにメリットがあるのでしょうか。また宝くじをバラと連番で買う場合に、それぞれの買い方で一体どのようなメリットや違いがあるのかを詳しく解説していきます。
連番のメリット:高額当選のときにお得
宝くじを連番で購入した場合の最大のメリットは、高額当選のときにお得ということです。バラの候が高額当選の期待値が高いとお伝えしましたが、実際に高額当選をした場合にお得なのは連番の方です。なぜ当選したときに違いがあるのでしょうか。
それは宝くじを購入したときにバラと連番で手に入る番号の違いにあります。宝くじの当選番号と購入した宝くじの番号に違いがあるからです。高額当選をした場合、前後賞というものがあります。さらに詳しく連番のメリットについてご説明していきます。
3枚セットで当たる確率が高くなる
宝くじを連番で購入すると嬉しい誤算があります。それは高額当選のときに起こります。宝くじを連番で購入し、高額当選すると3枚セットで当たる確率が高いのです。当選番号しだいではありますが、もしも運が良ければ1等と1等の前後賞合わせて3枚の当たりくじが手に入ります。
もしもこれがバラでの購入だと、1枚だけしか当たりくじを手にすることができません。そのためせっかく当選したとしても、当たりくじを取りこぼしが出てしまう可能性が出てきます。連番であれば取りこぼしがなく高額当選の旨味を味わうことができます。
バラのメリット①端数が買いやすい
では、次にバラの買い方のメリットについてもご紹介していきます。バラの買い方でのメリットは、好きな枚数を好きなだけ購入できるという点にあります。もちろん1枚からでも購入ができるので、宝くじを普段はあまり買わない方でも気軽に購入ができます。
セットで買う必要がないので1枚300円という、安い単価で宝くじが楽しめます。例えば、少しだけ買ってプレゼントしたりすることもできるので自分だけで楽しむのではなく大人数で楽しむこともできます。宝くじ初心者の方でも少しだけ買うことで気軽に宝くじを楽しめます。
バラのメリット②高額当選確率がアップ
他にもバラの買い方で宝くじを購入する場合のメリットとして、ランダムにたくさんの宝くじを手に入れることができるというものがあります。ランダムにたくさんの番号を買っておくことで、その中に高額当選した当たりくじが紛れ込んでいるという可能性も十分あるのです。
連番の買い方の場合は、高額当選のときの前後賞の当選がメリットとなりますが、バラの買い方の場合は高額当選の確率が高いというのがメリットです。どちらの買い方にメリットを感じるのかは人それぞれですのでご自身がメリットを感じる買い方を選ぶと良いでしょう。
宝くじのバラと連番のデメリットの違い
バラと連番それぞれの買い方でのメリットをご紹介しましたが、もちろんバラと連番それぞれの買い方で起こるデメリットも存在します。それぞれのデメリットも理解したうえで、バラと連番どちらの買い方が良いのかを考える必要があります。
例えば連番であれば当選発表のときにデメリットを感じる瞬間がありますし、バラの買い方であれば高額当選したときにデメリットを感じるでしょう。ここからはバラと連番の買い方で、どのようなデメリットや違いがあるのかを詳しくご説明していきます。
連番のデメリット:買った組が高額当選しなかったとき
宝くじの当選発表を確認するときに、まずは真っ先に組を確認する場合が多いです。連番の場合、あらかじめ組が決まっています。そのため当選番号を確認するときに、組が違った時点で高額当選のチャンスがなくなったとこが、すぐにわかってしまい楽しみが半減してしまいます。
全部見なくてもはずれだとわかる
組が違う時点で高額当選のチャンスがなくなり次に番号を確認することになります。ただ連番の場合は、番号も全部を見なくても途中でハズレと分かってしまいます。バラに比べて比較的早い段階でハズレてしまったことに気付いてしまうというのが連番の最大のデメリットです。
バラの場合は、当選番号を確認するときに最後まで当選しているかもという期待を持つことができます。一方、連番の場合はすぐに結果が分かってしまうため楽しみが半減します。ワクワク感と分かりやすさどちらを重視するのかで買い方が変わってきます。
バラのデメリット:3枚セットの当たりくじがまとめて買えない
バラのデメリットは、高額当選したときの当たりくじの枚数が少ないということです。バラの場合、連番と違い3枚セットでまとめて当選することはありません。つまり必ず高額当選したその前後賞の当たりくじを取りこぼしてしまうことになるのです。
バラの買い方の特徴として組と間の番号はバラバラのランダムな数字になってしまうので、当たりくじの一部は必ず他の当選者の手に渡ってしまいます。当選の確率高いというメリットは、3枚セットで当選できないというのがデメリットにもなるのです。
バラ宝くじのお得な買い方
宝くじの買い方にはバラの応用編の縦バラと特バラという買い方が存在します。一部の宝くじ売り場のみで購入できる方法のようですが、宝くじに詳しい方は縦バラや特バラといった買い方をする方が多いです。一体どのような買い方なのでしょうか。
縦バラや特バラと言った買い方は、10枚で購入するよりも資金は必要となります。ただしそのデメリットの分だけ高額当選の確率が上がったり、お得に購入できたりなどメリットもあります。それぞれの買い方やメリットについて詳しくご説明します。
買い方①縦バラ
宝くじのお得な買い方の1つ目としてご紹介したいのが、縦バラです。縦バラとは別名3連バラと呼ばれている買い方です。買い方の特徴としては、バラの宝くじを3セット購入する方法となります。なぜバラを3セット購入する必要があるのでしょうか。
理由としては、縦バラは1セットのバラよりも1等と1等の前後賞の当選確率が上がるためです。さらに一等の前後賞の金額が多い、年末ジャンボなどのタイミングで縦バラを購入することで、より多くのメリットを感じることができるでしょう。
30枚分の資金を用意する
縦バラを買うための資金は、宝くじの値段で差がありますが、一般的に宝くじ30枚分の9,000円必要となります。10枚3,000円の宝くじであれば、それを3セット購入をする必要がありますので3,000円×3セット=9,000円となります。
例えば2,000円の宝くじであれば、もう少し負担が下がります。2,000円の宝くじであれば、2,000円×3セット=6,000円となるので6,000円の資金が必要となります。宝くじは時期によって販売されている価格が違うので事前に確認しておくとよいでしょう。
連番3枚を10通り購入する
宝くじを連番で3枚10通りで購入する場合、同じユニットで同じ組の連番を3パターン作ることができます。通常の買い方の10枚・1口のバラでも、1等や1等の前後賞の確率が高くなるとお伝えしましたが特バラの買い方であればさらに当選確率が高まります。
もともと通常よりも高い確率のものをさらに3パターンに増やして購入する方法なので、通常のバラよりもさらに高額当選の当選確率が高まります。縦バラの買い方は、高額当選を狙いたい方にとっては理にかなった良い買い方といえるでしょう。
買い方②特バラ
特バラの買い方は、組の番号が1組から100組までの宝くじを100枚一気に購入する買い方です。特バラは下2桁よりも下の番号は連番で統一されていて、下3桁よりも上の番号はランダムになっているのが大きな特徴です。この特バラの買い方にも大きなメリットがあります。
実はこの特バラの買い方には、必ず一定の当選金額が保証されています。3,000円の宝くじの場合であれば、必ず6,000円が当選するのです。そのほかに高額当選のチャンスもありメリットが大きいです。なぜ必ず6,000円が当選するのかを詳しく解説していきます。
100枚購入する買い方
特バラは、100枚の購入が必要となります。つまりかかる必要は、300円×100枚で3,000円となります。それだけ聞くと少し高いのではないかと感じますが、特バラは先ほどお伝えしたとおり6,000円の当選が保証されています。
そのため最初に資金が30,000円かかったとしても、そのうち6,000円が必ず戻ってくるので実質かかる費用は24,000円ということになります。実質20%割引で購入できることになるので、通常の宝くじを購入するよりもお得といえます。
下二桁すべて違う数字になるように100通り購入
なぜ6,000円が必ず当選するのかについてもご説明します。特バラは、下2桁の番号をすべて違う数字で揃えて100通りにして購入します。この買い方をすると、必ず当たるくじが出てきます。下2桁の当選が1回と下1桁の当選が10回必ずあります。
具体的には、下2桁の3,000円の当選が1回で3,000円と下1桁の300円の当選が10回で3,000円で合計6,000円の当選が確約されています。この仕組みを利用すればお得に宝くじを購入できるというわけです。さらに高額当選のチャンスもあるのでとてもお得です。
宝くじのバラと連番は好みで分かれる!
今回の記事では宝くじのバラと連番の違い、それに対してぞれのメリットとメリットについてご紹介しました。一口に宝くじのバラと連番といっても、その買い方には縦バラや特バラといった特殊な買い方も存在していて豊富なバリエーションがありました。
宝くじはよく「夢を買う」や「運試し」などといわれています。正直、宝くじの期待値はそこまで高くはありません。どの買い方が一番なのかということに結論をつけるのであれば楽しみ方は人それぞれなのでご自身が一番ワクワクする方法で購入して楽しむことが大切ということです。
自分自身が楽しめる買い方をして当選発表を楽しみましょう。宝くじは高額当選をしても返金していない方が非常に多いようです。期日当過ぎてしまうとただの紙切れになってしまいます。当選発表をしっかり確認し、当選していたら返金も忘れずに行いましょう。