天井の張り替えをしたいときはどうすればいい?
今回は、天井の張り替えについて紹介をします。同じ住まいに長い期間住んでいると、経年劣化やその他の要因で住まいの設備などに不具合が生じてきてしまうのは仕方のないことです。発見したその都度早めの対応をとる方が被害を最小限に抑えられます。
天井についても、経年劣化や水漏れ、害虫によるダメージなどにより修理や張り替えが必要になるケースが少なからずあります。賃貸物件に住んでいる場合でも、早めに大家さんに報告するなどで早急な対応をとるべきです。
天井の張り替えについて、リフォーム業者への依頼の仕方や修理費用の相場及び目安を紹介します。住まいの雰囲気を変える目的で天井の張り替えをする方も少なくありません。
天井の張り替えが必要になる目安
まずは、天井の張り替えが必要になる目安について紹介します。少しくらいの傷みなら気にしないという方や、賃貸物件に住んでいるので退去の時に精算すればいいと考えている方も多いですが、早急な対応を取った方がいいです。
天井の張り替えを検討せず不具合を放置しておくと、さらにダメージが拡大して気が付いた時には相当大きな損傷を引き起こしているということも考えられます。修理費用も大幅に高額になることもあるので、早めの対応を心がけましょう。
天井の張り替えを行なった方がいい状態の目安を3点紹介します。自宅の天井で思い当たる点があれば早めに対応しましょう。
汚れやシミが増えた
天井の張り替えが必要になる状態の目安の一つ目は、汚れやシミが増えてきた場合があげられます。長期間同じ住まいに暮らしていると、天井に汚れやシミが出てきてしまいます。特にたばこを自宅で吸う場合は、すぐに黒ずんだ状態になってしまいます。
軽度の汚れは特に気にすることはありませんが、目に見えて汚れている箇所が増えてきた場合は、天井の張り替えを検討しましょう。
もし、天井の汚れやシミが水濡れに由来していると思われる場合は、至急対応することをおすすめします。放置しておくと、どんどんシミが広がっていって、最終的に天井が破損してしまう恐れがあります。
水漏れがある
天井の張り替えが必要になる状態の目安の二つ目は、水漏れが起こっている場合があげられます。水漏れが要因で天井が汚れてきている場合は、天井の張り替えを検討する前に、水漏れが起こっている原因を早急に取り除く必要があります。
水漏れが起こる要因としては、一戸建ての場合は雨漏りをしているケースが考えられ、マンションなど集合住宅の場合は、上階の住まいで何かトラブルがあることが予想されます。
早急に対処をしないと、どんどんシミや傷みが進んでいってしまい、天井に大きなダメージが及んでしまいます。早急にマンション管理会社やリフォーム専門業者に相談をして原因を取り除いてもらいましょう。
破損している
天井の張替えが必要になる状態の目安の三つ目は、天井が破損してしまっているケースがあげられます。何らかの要因で、天井に穴が空いてしまうことは起こりえます。天井の天板は思いのほか薄くなっているため、破損しやすい箇所といえます。
賃貸住宅に住んでいる方で、退去時にまとめて精算すればいいと考える方も多いですが、早急に大家さんに相談することをおすすめします。
放置しておくと、破損の箇所が広がってしまい、修理費用が大幅に高くなってしまうこともあります。早めに対処して負担を最小限に抑えるような行動をしましょう。
天井の張り替えの種類
続いて、天井の張り替えの種類について紹介をします。一言で天井の張り替えといっても、様々な内容が考えられます。内容によって工期も修理費用も変わってくるので、自分の住まいでどこまでの作業をすればよいのか判断の基準にしましょう。
今回は天井の張り替えの種類で代表的なものを3種類紹介します。天井の状態を把握して、どこまでの作業が適切なのかどうか判断をする必要があります。費用面でも作業内容によってかなり差が生じます。
家計を考えるうえでも、適切な張り替え作業の内容を選択することは重要なことです。リフォーム業者と打ち合わせをする際に、参考にしてみてください。
クロスの張り替えリフォーム
天井の張り替え作業の種類のうち一つ目は、クロスの張り替えリフォームです。天井の天板に貼り付けられているクロスをいったんはがし、新しいクロスを貼り付ける作業になります。比較的低コストで行えるリフォーム手法になります。
天井の天板自体にはダメージがなく、ただの汚れが付着している状態の場合に適している作業といえます。天井によっては、もともとクロスが貼られていないこともあるので、その場合は新しいクロスを貼り付ける作業になります。
リフォーム作業が比較的短時間で終えられ、作業に備えた家具の移動などもほとんど必要がなく、さらに費用の面でも比較的安価で作業をしてもらえる内容になっています。
修理・補修工事
天井の張り替え作業の種類のうち二つ目は、天板の修理・補修工事があげられます。天板自体に穴が空いてしまっていたり、水漏れで腐食してしまった場合に実施するべき作業内容になります。
天井のクロスをいったんはがし、破損している箇所や腐食してしまっている箇所など一部の天板を取り外し、新しい天板に交換したのち、新しくクロスを貼りなおす作業になります。
天井の天板をすべて取り換える作業をすることも場合によってはあります。天井の強度を増すことができ、見た目の美しさもよみがえらせることができる作業になりますが、作業工程が多く時間がかかり、伴って費用も高くなってしまいがちです。
補強工事
天井の張り替え作業の種類のうち三つ目は、補強工事があげられます。一般家庭ではあまり実施されることは多くありません。例えば、重量がかなりある照明を天井に取り付けたいものの、既存の天板では外れてしまう危険がある場合などに実施します。
カフェ店舗経営をしている場合に実施するケースが見られます。補強工事を実施することで、天井の強度を増すことができることはもちろん、耐震面でも強度を増すことができます。
ただ、耐震面を補強する目的でリフォームをする場合は、耐震性をアップする専用のリフォーム手法が用意されているので、そちらを選択して作業をしてもらうようにしましょう。
天井の張り替えで知っておくべき知識
最後に、天井の張り替えを行なううえで知っておくべき知識について紹介をします。天井の張り替え作業は、自分たちで行うことは難しく、専門のリフォーム業者などに行ってもらう必要があります。
専門的な作業となるため、あらかじめ必要な知識を持っておかないと、相場よりも高い費用を負担してしまったり、余分な作業を依頼してしまうといった事態になりかねません。
ある程度予備知識を獲得したうえで、リフォーム業者などに相談をして作業を依頼するようにしましょう。思わぬ大きな負担を強いられることのないように注意して対処しましょう。
費用の相場
天井の張り替えを行なう前に知っておきたい知識の一つ目は、作業にかかる費用の目安です。ある程度目安を知っておかないと、業者から提示された見積金額が適切かどうかを判断することができません。
依頼する作業内容の相場をあらかじめ調べておき、業者との相談に臨むようにしましょう。また、別の業者に相見積もりを依頼して相場をチェックするという手段も有効です。必要以上の負担を強いられることのないよう、準備は怠らないようにしましょう。
依頼の流れ
天井の張り替えを行なう前に知っておきたい知識の二つ目は、リフォーム作業を依頼する流れについてです。一般的な依頼の流れとしては、まずリフォーム業者に連絡をして作業依頼内容を打ち合わせをします。その後業者より見積書を受領します。
見積書の内容と金額に納得することができれば、実際に作業を開始してもらうという流れになります。業者によって申し込み方法がインターネット経由であったり、電話でしか申し込みできないなど違いがあります。また支払い方法についてもあらかじめ確認しておきましょう。
注意すべきこと
天井の張り替えを行なう前に知っておきたい知識の三つ目は、あらかじめ注意しておくべきことをまとめておくことがあげられます。天井クロスの色はどうするのか、材質の質感に希望はあるか、などあらかじめ家族の総意をまとめておきましょう。
天井を張り替えてリフォームしよう!
以上、天井の張り替えリフォームについて紹介してきましたがいかがでしたでしょうか。天井の張り替えといっても、様々な作業内容が考えられ、費用相場にも差があることを紹介してきました。
安心して作業を依頼できるように、不安な点がある場合はきちんと業者に相談をして納得の上で作業を行ってもらいましょう。特に費用面では他業者から相見積もりを取るなどして相場をつかんだうえで業者と話をするようにしましょう。