半身浴の消費カロリー
普段から美容に気にかけている人にとってはお馴染みになった半身浴ですが、どれくらいの消費カロリーがあるのか知っていますか?
今回は、そんな半身浴の消費カロリーについて詳しく解説していきます。また、効果的なダイエット方法も一緒に解説します。
消費カロリーの計算のやり方
まず、消費カロリーの計算方法を知る必要があります。消費カロリーの計算方法は、体重(kg)×時間(分)×補正係数×0.0534になります。
消費カロリーは、これを基に計算をしていきます。この補正係数というのは、年齢によって数字が違っていきます。
例えば、30代の男女の場合、男性の補正係数は1.0、女性は0.95となります。このように消費カロリーを計算する場合は、自分の年齢に合わせて補正係数を変えて計算しましょう。
他の運動の消費カロリーとの比較
一般的に半身浴の消費カロリーというのは、1時間で100キロカロリーあると言われています。これを基に運動をした場合にどれくらいの消費カロリーがあるのか解説します。
まず、ウォーキングは1時間あたり250〜350キロカロリーと言われています。これは、スピードによって変わります。次にジョギングであれば、1時間あたり400キロカロリーです。
そして、ジムなどで筋トレを中程度の強度で行なった場合は、1時間あたり450キロカロリーになります。このように、運動と比べると半身浴は1/2〜1/4程度の消費カロリーになります。
半身浴の効果
半身浴は、消費カロリーだけではなく様々な効果があります。ここでは、実際に半身浴を行うとどのような効果があるのか解説していきます。
半身浴は、美容目的だけではなく、健康にも期待できる効果があります。もしかすると、あなたが悩んでる症状にも効果があるかもしれないので、参考にしていきましょう。
美肌作りに効果的
まず、皆さんが半身浴に期待する効果の1つに美肌があります。半身浴の目的の1つに汗をかきやすくする意味があります。
汗がしっかり出てくれるようになると肌環境も良くなり、肌トラブルが改善される効果があります。その結果、半身浴は美肌作りだと言われています。
冷え性改善に効果的
半身浴は、冷え性にも効果があると言われています。これは、半身浴によって全身の血流が改善されるためだと言われています。
特に足回りや手先の血管というのは、心臓から遠い場所にあります。そのため、血流が悪くなると末端の血液の循環が悪くなってしまいます。また、冷え性が改善されると消費カロリーにもいい影響を与えてくれます。
リラックス・ストレス解消に効果的
半身浴には、副交感神経を優位にしてくれる働きがあります。この副交感神経というのは、普段の生活の中でリラックスしている時に働きます。
そのため、半身浴を取り入れる事で、リラックス効果があるようです。また、ストレス解消にも効果があるため、普段からストレスを感じる人におすすめです。
疲労回復に効果的
先ほど紹介した副交感神経ですが、リラックスやストレス解消だけでなく、疲労回復にも効果があると言われています。
さらに、半身浴は血行の動きを良くする働きもあるため、血流に溜まっている疲労物質である乳酸を減らしてくれる効果もあります。
デトックスに効果的
半身浴には、美肌作りでも解説しましたが、汗をかきやすくする効果があります。そして、汗が出る事でデトックスにも効果があります。
汗というのは、体温を下げる働き以外にも老廃物を体から出す働きもあります。また、体内にある余分な水分を出してくれる事で、むくみの解消にも役立ちます。
安眠に効果的
温浴というのは、睡眠の質を上げてくれます。これは、副交感神経が優位になるためです。半身浴は、温浴の中でも特に副交感神経の働きを上げてくれます。
その結果、安眠に効果があるようです。また、ベットに入る1時間半前から2時間前までに入浴を終わらせておく事で、さらに入眠に入りやすくなると言われています。
ダイエットに効果的な半身浴のやり方
半身浴をする方の多くは、美容目的です。その中でもダイエット方法の1つとして、痩せるために半身浴を取り入れている人も多くいます。
ここでは、実際に半身浴をダイエット目的として行う場合に効果的に消費カロリーを上げて、痩せるやり方について解説していきます。ぜひ、参考にしてみましょう。
入浴前に水分補給する
半身浴はしっかりと汗をかく事が重要になります。また、しっかりと汗を書く事ができれば、代謝も上がり、カロリーを消費しやすい痩せる状態になります。
そして、しっかりと汗をかくためには、水分が必要になります。入浴前に水分を摂取する事で、汗がかきやすくなります。必ず、入浴前には水分補給をしましょう。
軽いストレッチをしてから入浴する
入浴後にストレッチをする人が圧倒的に多いと思いますが、ダイエットを目的として半身浴を取り入れる場合は、先に軽いストレッチをしておきましょう。
軽くストレッチをする事で、末端の筋肉に刺激がいきます。その状態で半身浴をする事で、代謝が上がり、カロリーを消費しやすくなる事で、痩せる状態につながります。
20~30分入浴する
半身浴のやり方には諸説ありますが、一般的に20〜30分程度の入浴をおすすめします。これは、汗をしっかりと出す時間が20〜30分程度かかるためです。
また、カロリーを消費するために長時間の半身浴をする方もいますが、体の負担や肌への負担につながるため、気をつけましょう。
38~40度のお湯に入浴する
半身浴をする場合、お湯の温度は高すぎない方がいいです。一般的には、副交感神経が優位になりやすい38〜40度の温度に設定しましょう。
また、深部体温を上げるためには、41度以下の温度がおすすめです。そして、深部温度が上がると新陳代謝も良くなり、消費カロリーもよくなります。
お湯の量はみぞおちまでにする
半身浴は、肩まで浸かるような全身浴とは違い、みぞおちくらいのお湯の量にします。これは、長時間の入浴の際に心臓の負担を避けるためです。
また、ダイエットの目的として痩せるやり方をするためには、ある程度汗をかきやすい状況を作る必要もあります。そのため、みぞおちから上がお湯から出る状態にして入りましょう。
アロマバス・入浴剤も併用する
アロマバスや入浴剤を使う方法もダイエットで効果的に痩せるには必要になります。これは、アロマバスや入浴剤に発汗作用が含まれているためです。
また、上手に汗をかく事ができれば、その分消費カロリーも上がります。効果的にダイエットするためには、アロマバスや入浴剤を使ってみましょう。
半身浴の注意点
最後に半身浴の注意点について解説していきます。半身浴は、美容やダイエットにも効果的な面もありますが、気をつけないと健康を損なう場合もあります。
これから、半身浴を始めてみようと考えている方は、半身浴のやり方だけを注目するのではなくて、注意点についても意識するようにしましょう。
前後・入浴中の水分補給を忘れない
半身浴というのは、効率的に汗をかくことができますが、気をつけないと体内にある水分を必要以上に失う恐れがあります。
そのため、入浴前や入浴後、また半身浴中にも水分をこまめにとることをおすすめします。特に、乾燥肌の人は気をつけましょう。
食事のあと30分~1時間は空ける
食後すぐというのは、胃腸が活発に動いているため、血液も胃腸に集中しています。そのため、食後すぐに半身浴を行うと消化不良を起こしやすくします。
普段から胃腸の調子が悪い方は気をつける必要があります。最低でも、30分〜1時間以上は空けてから半身浴をしましょう。
半身浴中上半身を冷やさない
半身浴中というのは、上半身が冷えやすくなります。これは、汗が出ることによって体温調節をするためです。そのため、上半身が冷えないように工夫する必要があります。
特にダイエットの目的で痩せるために半身浴をする方は、上半身が冷えてしまうと消費カロリーもその分減ってしまうため、気をつけましょう。
浴室は温めておくのがおすすめ
上半身を冷やさないようにするためには、浴室の温度を上げておく必要があります。特に冬場など浴室が寒い事が多いため、気をつけなくてはいけないです。
浴室を温めるためには、暖房機の設置がおすすめです。暖房の設置が難しい場合は、シャワーなどで熱いお湯を流して、一時的に浴室の温度を上げる方法もあるので、試してみましょう。
乾燥肌の場合は15分以内に抑える
普段から肌が乾燥しやすい方は、半身浴をする場合気をつける必要があります。実は、肌というのは、水分が蒸発する際に乾燥がしやすくなります。
そのため、長時間のお湯に浸かるという行為は、あまり水分にとってはおすすめできないです。乾燥肌の方は、最長でも15分程度にしましょう。
半身浴をしてはいけない時もある
美容やダイエットに効果があるからといって、半身浴を毎日するのは危険です。また、場合によっては半身浴をしない方がいい時もあります。
一般的に飲酒をしている場合や発熱がある場合、体調不良で体の調子が良くないような場合は、半身浴は危険なため、やらないようにしましょう。
浴槽のふちに頭を乗せない
以外に皆さんがお風呂に入っている時にやりがちな行動の一つに、浴槽のふちに頭を乗せた状態で入浴をするやり方です。
これは、首から肩にかけての血流を阻害してしまうため、肩こりや立ちくらみの原因になりやすいです。半身浴もそうですが、日頃からの入浴でも気をつけましょう。
半身浴はカロリーの消費はゆるやかだが健康的に痩せることができる
半身浴は、うまく取り入れる事でカロリーを消費する事ができます。また、それだけでなく肌環境を整えてくれる効果や睡眠の効果も上げてくれます。
これから、半身浴を生活に取り入れていきたいと考えている方は、ぜひ今回の記事を参考にしてみましょう。