本質を見抜く力とはどんな力?
本質を見抜く力は自然と身に付いている人もいれば、鍛え方を実践して身に付けている人もいます。本質を見抜く力とはどんな力なのかと疑問に思っている人もいます。考え方は人それぞれで、生活も人によって異なります。今回は、本質を見抜く力とはどんな力なのかご紹介していきます。
観察力とは
観察力と洞察力は、同じ物と考えられがちですが、観察力は物事を見る力、気づく力、分析する力などという意味になります。物事を見て、その奥にある背景などを想像する力がある人の事を言うそうです。観察力があると言われる事もありますが、周りの人が気づいていないことでも、気づくことができることもあります。
洞察力とは
洞察力という言葉もありますが、観察力とは少し意味が違います。洞察力は、目に見えるものを手掛かりに、目に見えない物を見抜こうとする力の事をいうそうです。
目に見えるものだけでなく、奥底にある本質を見抜くことが出来る事から、精度の高い将来について先読みすることが出来るそうです。観察力も洞察力も本質を見抜く力ということになります。本質を見抜く力は、元々ある人も居れば鍛え方を実践すれば、考え方が変わる可能性もあります。
本質を見抜く力のある人の特徴
本質を見抜く力は、洞察力がある人が多い様です。本質を見抜くことが出来る人は、先の事を読むことができます。仕事などに対して、洞察力が鋭いという人は、先の事を考えてどうしたらプラスになるのかを考えることができるそうです。ここでは、本質を見抜く力のある人の特徴についてご紹介していきます。
積極的
本質を見抜く力がある人は積極的という特徴があります。初めての事をするのは、緊張したり、不安に思う人も多い様ですが、本質を見抜く力がある人は、何事にも積極的に行う事ができます。
物事に対して積極的に取り組むことができるという姿勢は時として、自己中心的で何も考えずに行動していると思われてしまうこともあるようです。しかし、失敗を恐れて何もしないというのは、チャンスを逃している可能性もあります。成果を上げるためにも、目の前のことに向かって積極的に行うことも大切という事です。
リーダー気質
本質を見抜く力がある人は、リーダー気質という特徴があります。リーダー気質のある人の周りには、常に人が集まってきています。
人が集まるだけでなく、皆を引っ張っていく力がある人の事を指します。下の人たちを引っ張って育てていくことで、自分も育っていくことが出来るという相乗効果があるようです。社長や会長などは、下を引っ張る力がある人でなければなることができません。
中には、自分の思うように下の人たちを動かしたいと思っている人も少なくありません。しかし、本当にリーダー気質がある人は、下の人などの意見もしっかりと聞いて、社員を温かく見守り、信頼される人のようです。
責任感がある
本質を見抜く力がある人は、責任感があるというと特徴があります。責任感がある人は、時にプレッシャーとなってしまうという人も居るようです。責任感のある人は、「やる・やらない」の選択しはなく、「やる」という選択しかありません。
やると決めているからには、途中で投げ出すことはなく、最後までやり遂げる事ができます。そのため、周りの人たちからも大きな信頼を寄せられることがあるそうです。さらに、部下の責任は自分の責任でもあると思っています。
失敗をしたら怒られてしまうからと誰かのせいにしてしまうという人もいます。しかし、責任感のある人は部下の失敗も自分の失敗としっかり言う事ができるため、部下はこの人に付いていこうと思う気持ちが生まれるそうです。
しかし、責任感があることから、あの人に頼めば大丈夫などと思われてしまう事もあるため、プレッシャーで押しつぶされてしまいそうになることもあるようです。
経験が豊富
人は、様々な経験をすることで成長していきます。経験して失敗を繰り返すことで、確実性や効率性などを身に付けていくことができます。
完璧を目指すあまり、失敗を恐れている人は何も学ぶことが出来ません。人生の中で失敗して、様々な経験をすることで、洞察力を鍛えることができます。失敗は成功の基という言葉があるように、失敗をするからこそ次に活かすことができます。
様々な面から思考する
本質を見抜く力がある人は、様々な面から思考するという特徴もあります。様々な面から物事を考える事ができるということです。物事には、考え方が1つだけとは限りません。いくつもの考え方があるため、本質を見抜く力がある人は様々な面から考え方を見つける事ができます。そのため、新しい道を見つける事ができるという特徴があるようです。
信頼が高い
本質を見抜く力がある人は、信頼があるという特徴もあります。信頼が高い人は、自分なりに努力をしている人がほとんどです。自然と信頼があるという人もいますが、誰に対しても良くしてくれて、責任感があり、仕事を丁寧に行う事が出来る人などの事を指すようです。
言葉と行動が違うという人は、嘘をついているなどと思われてしまい、信頼を失ってしまう可能性があります。しかし、信頼が高い人は、言葉と行動が一致しており、やると決めたことは最後まで行う事が出来る事から、誰にでも慕われるそうです。
人生を楽しんでいる
本質を見抜く力がある人は、人生を楽しんでいる人が多い様です。人生の中には楽しいことばかりではなく、辛い事も苦しいこともあります。
しかし、本質を見抜く力がある人は、失敗したとしても物事の考え方を変えてみたりと、どうしたら上手くいくのかを考える事ができます。物事の考え方を変えて再挑戦することで上手くいくこともあり、上手くいけば自信にもなり、やりがいを感じる事も出来ます。失敗しても、マイナス思考になることはなく、人生を楽しもうと努力しています。
本質を見抜く力のある人の物事の考え方
人生を楽しく生きている人は少ないと言われています。辛いことに直面して挫折してしまっている人も多い様です。しかし、本質を見抜く力がある人は、人生を楽しく過ごしているという特徴があります。ここでは、本質を見抜く力のある人の物事の考え方についてご紹介していきます。
比較するクセがある
比較するクセとは何かと疑問に思う人も多い様です。例えば、自分が接客業をしているとします。そこでお客様からクレームが来た時にイラっとしてしまう人も少なくありません。
もし、クレームを言われた時に反論してしまえば、トラブルになってしまう可能性もあります。本質を見抜く力がある人は、「もしお客様に反論してしまえばどうなるのか」「逆に謝ったらどうなるのか」などと先のことを考えて行動することができます。
自分がどのように行動すれば、この先どのような事が怒るのかなどを考える事ができます。2つの行動を比較して考える事が出来るそうです。
予測する仮設を立てる
本質を見抜く力がある人は、予測する仮説を立てるという考え方を持っています。例えば、ドラマを観ている時にヒロインや主人公の気持ちになって、考える事が出来るそうです。
ただテレビを見て終わりという人が多いですが、本質を見抜く力がある人は、この後どのような展開になるのかなどを考えながら見ているそうです。何をするにも、先の事を考えて行動することで、考える力も鍛えていくことが出来るそうです。
自問自答が多い
本質を見抜く力がある人は、自問自答するという考え方もあります。自問自答するという行動は、自然と考える力を見に付ける事ができるそうです。例えば、頭の中で「今何しよう」と自問自答したとします。自分に問いかけてみると、頭の中で、今何がしたいか、色々なことが浮かんできます。
相手の立場になって考える
本質を見抜くことが出来る人も考える力もあります。考える力を鍛えるためには、相手の気持ちになって考え、行動するようにしましょう。
相手のことを何も考えずに行動する人は、自然と相手を傷つけてしまっている可能性があります。相手の事を考えて、いつも行動している人であれば、どうしたら相手は喜んでくれるのか、何をしたら相手は嫌がるのかなどを考える事ができます。常に考えて行動することで、考える力も身に付いているようです。
本質を見抜く力がある人の洞察力の鍛え方
本質を見抜く力がある人は、常に周りに人が集まってくるほど、信頼される存在であるそうです。そのため、社長などの上司になる人は、本質を見抜く力があると言われています。本質を見抜く力は鍛える事も出来ます。ここでは、本質を見抜く力がある人の洞察力の鍛え方についてご紹介していきます。
なぜなのか考える
本質を見抜く力がある人は、洞察力もあります。人は、インターネットに書いてあることや、人が言ったことをすぐに信じてしまうという人もいます。
しかし、中には、信じたら危険なこともあります。洞察力の鍛え方として、まずはなぜなのかを自分に問いかけてみましょう。例えば、「なぜそのようになっているのか」「なぜうまくいかないのか」などと疑問に思った事は、問いかけてみるという方法がおすすめです。
何のためか考える
上記では「なぜ」と原因を自分に問いかけていました。洞察力を高める鍛え方として、「何のためなのか」を考えてみましょう。
例えば、上手い儲け話をされたとします。最初は怪しいと感じますが、「この人は何のために儲け話を私にしてきたのか」と目的を考えてみましょう。相手は、お金目的で声をかけて来たのか、世の中のために儲け話をしてきたのかなど目的を考えてみましょう。
本当にそうか考える
洞察力の鍛え方としては、様々なことを色々な視点から考えることが大切です。インターネットの情報やニュースを見た時に、信じてしまう人の方がほとんどです。
しかし、本当にそうかを自分の視点から考えてみましょう。数字で表されていることもありますが、本当にこの数字はあっているのか、このデータは本当にそうなのか、先の事を考えることで、洞察力を鍛える事ができるそうです。
反対の意見について考える
誰にでも意見を持っています。自分もこうと思う意見はありますが、それとは反対の意見を考えてみましょう。ほとんどの人は、自分が良いと思った意見にばかり耳を傾けてしまいます。しかし、その意見は本当に良い物なのかは分かりません。
例えば、「牛乳は体に良い」ということを聞けばそればかり信用してしまうという人もいます。しかし、良いことばかりを取り入れてしまうと、他の事が抜けてしまう可能性もあります。自分が良いと思ったことでも、必ず反対の意見も考えてみましょう。
別の視点を持つ
自分の考え方だけでなく、別の視点で物事を考えてみましょう。洞察力の鍛え方として、様々な視点から物事を考えるということが大切です。例えば、相手の視点から物事を考えたり、特定の人からの視点で物事を考える、神様の視点から物事を考えるなど、自分以外の視点からも物事を考えることが大切です。
本当にそうか考える
洞察力の鍛え方として、本当にそうかを考えてみましょう。聞いた話ばかりを信じても意味がありません。聞いた話を本当にあるかのように言っても、信用することができません。
自分で実際にやって確かめることも大切です。本に書いてあったことを実際に行てみたら、結果は違ったという事も少なくありません。自分で実際にやってみて、本当にそうかを考えることも大切です。
本質を見抜く力のある人になるためのトレーニング
本質を見抜く力がある人は、目に見えることだけでなく、目に見えないことまでを読み取る力があります。本質を見抜く力は、自然と身に付ける事が出来ますが、トレーニング方法もあります。ここでは、本質を見抜く力がある人になるためのトレーニング方法についてご紹介していきます。
音読する
本質を見抜く力の鍛え方として、音読するという方法もあります。本を音読すると頭の回転が良くなると言われています。短い時間音読するよりは長時間音読した方が頭の回転のスピードが速いままになっています。
そのため、音読を終えた後は何をするにも集中することができるため、考える力を鍛える事ができるそうです。普段から音読をして、考える力を鍛えておくことをおすすめします。
図にしながら考える
本質を見抜く力の鍛え方として、図にしながら考えるという方法もあります。言葉だけではわかりにくいという人も多い為、そのような場合は円形や矢印など自分の分かりやすい図で考えてみるという鍛え方もあります。図を書く事で、自分の求めている答えが見つかる可能性もあります。本質を見抜く力を鍛えるために、ノートに図を書いて考えてみましょう。
本質を見抜く力のある人はリーダーに向いている
今回は、本質を見抜く力のある人とはどんな人か、考え方や洞察力の鍛え方などについてご紹介してきました。本質を見抜く力のある人は、リーダー気質があるという特徴があり、信頼されやすいという特徴があります。洞察力を鍛える事で、将来どうしたら成功するのかなど、先読みすることもできるようになるそうです。