メンズのマフラーの基本的な巻き方
寒い冬のファッションの定番といえばマフラーです。メンズレディース問わず人気のアイテムで、オシャレなデザインのものから素材にこだわったものまで、たくさんの種類やブランドがあります。マフラーには様々な巻き方があり、コーデの印象を左右する程マフラーの巻き方は重要な位置づけにあります。
マフラーはメンズのコーデアイテムとしても重要です。同じデザインのものでも巻き方と他のアイテムとの合わせ方でかなり印象が変わります。ここではメンズマフラーの基本、定番の巻き方や巻き方別のコーデの合わせ方、小ワザについてご紹介します。
1周巻きの巻き方
1周巻きはマフラーの巻き方の中で一番オーソドックスな基本の巻き方です。マフラーを首にかけて、どちらか一方だけを少し長くした状態にして、長い方を首に1周させて最後に左右のバランスをとって完了です。先端を長くとったり、首の輪になっている部分をゆったりさせる等の工夫が簡単で出来ます。
1周巻きにおすすめのコーデ
1周巻きにおすすめのコーデはシンプルな服のコーデにぴったりです。1周巻きのマフラーの巻き方は縦のラインを強調することが出来るのでシンプルなコーデでスッキリした印象に仕上げるのがおすすめです。1周巻きの巻き方のコーデにはモノトーンのコーデにマフラーで差し色を効かせる事も出来ます。
肩掛け巻きの巻き方
肩掛け巻きは片方が長くなるように巻く基本的なメンズマフラーの巻き方です。首回りをしっかりと覆う形をしており防寒性にも優れています。片方が倍近くまで長くなるように首に掛けて、長い方を首に少しゆったりするように巻き付けて完了です。シンプルで簡単に出来る巻き方なので時間が無い時にもおすすめの巻き方です。
肩掛け巻きにおすすめのコーデ
肩掛け巻きと合うコーデは1周巻きの巻き方と同じで、縦ラインが強調されるのでシンプルなコーデとよく合います。温かみのある素材のマフラーとルーズな着こなしのコーデをやわらかな色で統一するのもおすすめです。肩掛け巻きの場合はボリューム感がよく出るので温かみのある色合いがよくマッチします。
垂らし巻きの巻き方
垂らし巻きは首に掛けるだけのテクニック要らずの一番シンプルなマフラーの巻き方です。垂らしたマフラーで縦のラインを強調し、スタイルを良く見せる効果もあります。シンプルなで簡単な巻き方ですが、それ故マフラーのデザインと合わせるコーデがとても重要になる巻き方でもあります。
垂らし巻きにおすすめのコーデ
シンプルな巻き方である垂らし巻きは、ロングコートとよく合います。また、ボリューム感のあるダウンと垂らし巻きのマフラーは、着膨れを防いでスッキリ見せることが出来ます。シンプルな色のコーデにチェック柄のマフラーの垂らし巻きを合わせると引き締め効果でシャープに決めることが出来ます。
ネクタイ巻きの巻き方
ネクタイ巻きとは名前の通り、マフラーをネクタイを結ぶようにして巻く基本の巻き方です。メンズではジャケットやスーツ等はプライベート以外でも仕事で着る事も多いのでこのネクタイ巻きはとても相性が良いです。巻き方はネクタイの基本のプレーンノット巻きと同じ要領です。落ち着いた大人の雰囲気を演出することが出来ます。
ネクタイ巻きにおすすめのコーデ
ネクタイ巻きは男性によく似合うマフラーの基本の巻き方です。特にジャケットやスーツ、チェスターコートととても相性が良く、男性の仕事用の服に合わせるにはもってこいです。首元を少ししめれば防寒性も高くなるのでおすすめです。色の濃淡はスーツやジャケットの色の濃さに合わせるとエレガントさが増して大人っぽい雰囲気が出ます。
メンズのマフラーの定番の巻き方
マフラーの巻き方というのは実は60種類以上あると言われています。基本的な巻き方から定番の巻き方、流行の巻き方まで実に様々です。メンズ向けのマフラーの巻き方は、すっきりとしたスタイルに見せたり、コーデのワンポイントとして強調出来る巻き方が人気です。ここではメンズマフラーの定番の巻き方をご紹介します。
ニューヨーク巻きの巻き方
ニューヨーク巻きとは、正面で結び目を作ってマフラーのデザインを強調して見せる巻き方です。首元にインパクトを与える巻き方となっています。巻き方の手順としては、まずは先ほど説明した1周巻きを作ります。マフラーの両方の先端を交差させて、片方を下から出して結び形を整えて完了です。
ニューヨーク巻きにおすすめのコーデ
ニューヨーク巻きは正面に垂らしたマフラーと首元のインパクトが特徴的な巻き方です。なので襟元がスッキリとしたチェスターコートやジャケットが良く合います。ボリューム感のあるトップスと合わせる場合、マフラーは短めの物を選ぶのがおすすめです。マフラーの材質やボリューム感によってバランスをとるようにしましょう。
ワンループ巻きの巻き方
ワンループ巻きもメンズマフラーの巻き方では定番の巻き方の1つです。ワンループ巻きは首元をしっかりと覆ってくれ、防寒性に優れており、ほどけにくい巻き方であるのが特徴です。また、どんな材質、形のマフラーでも誰でも簡単に出来る巻き方です。手順としては、まずマフラーを半分に折ります。
その状態で首にかけて輪っかになっている部分にマフラーの端を通して形を整えて完成です。マフラーが大判の物の場合は半分に折ってから巻くようにしましょう。
ワンループ巻きにおすすめのコーデ
ワンループ巻きは首元をしっかりと覆っていながらも形がスマートでスッキリしているのが特徴です。襟元にボリュームのあるダウンジャケットでも着膨れさせずに見せることが出来ます。アウターが明るい色の場合は濃い色のマフラーと合わせると全体が引き締まるのでおすすめです。カジュアルなコートとも相性が良いです。
メンズのマフラーのおしゃれな巻き方
メンズマフラーの巻き方にも流行というものがあります。オシャレなマフラーの巻き方は定番のマフラーの巻き方よりも少しだけ難易度が高めですが、慣れてしまえば誰でも簡単に作ることが出来ます。マフラーの巻き方には様々なアレンジ方法があるのでいろいろ試してみるのもおすすめです。ここではメンズマフラーのおしゃれな巻き方をご紹介します。
ダブルクロス巻きの巻き方
ダブルクロス巻きの巻き方は、まずマフラーを半分に折って首にかけ、マフラーの端の内側だけを輪っかに通します。その後もう片方を輪っかの逆から通して形を整えて完了です。この巻き方は長さのあるストールで巻くのがおすすめです。ダブルクロス巻きは別名でプレッツェル巻きとも呼びます。
ダブルクロス巻きにおすすめのコーデ
ダブルクロス巻きは首元にボリューム感のあるマフラーの巻き方です。おしゃれでありながら防寒性にも優れている良いとこ取りな巻き方なのが特徴です。襟元がスッキリしているコート類ととても相性が良いです。マフラーが厚めなら秋冬用のコート、薄手ならスーツやジャケットと合わせる等、マフラーの材質や長さでコーデを変えるのもおすすめです。
ポット巻きの巻き方
ポット巻きは短めのマフラーにピッタリの巻き方です。マフラーを首元に1周巻き付けて両端の長さが同じになるように調節します。その後首元の輪っかをねじって両端を輪っかの上から通して形を整えて完成です。ポット巻きは首元から首下までをカバーした巻き方なので首下まで防寒性があるのが特徴です。その分しっかりとしたボリューム感があります。
ポット巻きにおすすめのコーデ
ポット巻きは男女問わず人気の高いマフラーの巻き方です。首元にボリュームがあるので襟元がスッキリしたスーツやジャケット、コート類ととても相性が良いです。アウターの色合いを薄めにしてその分マフラーを色の濃い物にするとマフラーが強調されて小顔効果も出てきます。持前のボリューム感を活かしたコーデにするのがおすすめです。
ピッティ巻きの巻き方
ピッティ巻きは、マフラーの巻き方の中では少し複雑な巻き方ですがとてもおしゃれで防寒性に優れたマフラーの巻き方です。イタリア巻き、ミラノ巻きとも呼ばれます。まず、マフラーを片方が長くなるように首にかけて、長い方を首に1周巻き付けます。先程の短い方側に輪っかを内側から少し出して、長い方の端をその輪っかに通して完成です。
ピッティ巻きにおすすめのコーデ
ピッティ巻きはスーツやジャケット、襟元が空いているタイプのダウンやチェスターコート等、様々なアウターと相性が良いマフラーの巻き方です。首元のマフラーをよく見せる巻き方なので、コーデ全体の色合いを薄めにしてマフラーのデザインを少し派手めの明るい色にする等マフラーに重点を置いたコーデにするのがおすすめです。
マフラーの巻き方の小ワザ
マフラーのまきかたにはたくさんの小ワザがあります。マフラーは秋から冬にかけて重宝されるアイテムの1つなので、ちょっとした小ワザを効かせることでより一層おしゃれに見せることが出来ます。厚手のマフラーから、薄手のストール、長さの様々な種類の物があるのでそれぞれに合った小ワザがあります。
ここではメンズマフラーを使った定番、基本の巻き方の中で、オシャレに見せる小ワザやコーデとの合わせ方をご紹介します。
マフラーを使った小ワザは工夫次第で単調なデザインのマフラーでもおしゃれな見た目に変えることが出来ます。いりいろな小ワザを試してみて手持ちのマフラーをよりおしゃれにしてみましょう。
カラーの違うマフラーをそれぞれと違う色を出す
マフラーのデザインは様々で、単色な物もあれば複数の色が入ったデザインの物もあります。カラーが多いマフラーを着こなす場合は、マフラーを途中でひねって巻くだけでおしゃれに見せることが出来ます。この小ワザはチェックやストライプのマフラーととても相性が良くデザインに複雑感を演出することでよりおしゃれに見せることが出来ます。
また、大判のストールやマフラーの場合は半分に折ってから巻くのもおすすめの小ワザの1つです。マフラーを巻く時に少しだけアレンジを加えるだけでより一層おしゃれに見せることが出来ます。
コーデのさし色として使う
ボリューム感のあるマフラーの巻き方をする場合は、マフラー以外のコーデの色合いを少し控えめの色で統一して、マフラーを明るい色の物を使ってワンポイントを強調することでコーデ全体を引き締めておしゃれに見せることが出来ます。
この場合は選ぶマフラーのデザインがとても重要となってきます。マフラーを強調させる分一目見た時にまずマフラーに目が行くので使うマフラーはこだわって選ぶ必要があります。最近のトレンドカラーやデザインの物、材質や長さ、ブランド等にもこだわってマフラーに気合を入れるとより一層おしゃれに見せることが出来ます。
メンズの場合はコートやジャケットに地味目の色を使うことも多いのでコーデ全体を引き締める差し色としてマフラーを明るい色にするのはおすすめです。
メンズのマフラーおすすめブランド
女性物のマフラーに人気ブランドがあるのと同様に、メンズマフラーにも人気のブランドというものがあります。基本的にやはりブランド物は人気があり、定番のマフラーの巻き方をしていても有名ブランドのマフラーを使っているだけでもおしゃれに見せることが出来ます。ここではメンズマフラーのおすすめブランドをご紹介します。
マフラーのデザインやカラーにはその時の流行というものが必ずありますが、ブランドであってもそうでなくてもマフラーを選ぶ一番のポイントが自分が気に入った物を選ぶという点です。デザインの好みややはり人それぞれなのでブランドだけに捉われないのも大切です。
カシミヤ素材はブランドに関係なく人気
マフラーは首の地肌に直に巻き付けるアイテムなので、使う素材や使用者の肌の具合によっては首がチクチクと痛んでくる場合もあります。そんな時でもカシミヤ素材のマフラーなら大丈夫です。カシミヤとは、カシミヤヤギというヤギから取れた毛を織った毛織物です。
どんな素材よりも柔らかく地肌に優しいので、マフラーに使う素材としてとても人気があり、カシミヤ素材のマフラーはブランド、ノーブランド問わず人気が高いです。しかしカシミアは生産量が少ないため高級曽合の1つとして数えられています。それ故カシミアを使ったマフラーやストールはどれも高価な物ばかりです。
GUCCI・PRADAもメンズに人気
マフラーのデザインは当然人によって好みが分かれますが、やはりGUCCIやPRADA等の有名ブランド物のマフラーはメンズにも人気があります。GUCCIやPRADA等、みんなが知っているような有名ブランドのマフラーのデザインは洗練されておりトレンドも取り入れているので総じてレベルが高い物ばかりです。
コーデ全体がシックに決まっていたり、高級なジャケットやスーツと合わせるならマフラーもブランド物を選ぶのがおすすめです。
メンズのマフラーは巻き方でおしゃれになる
マフラーにはとてもたくさんの巻き方があり、それぞれに適したコーデの合わせ方があります。レディースだけでなくメンズでもマフラーの選び方、巻き方は冬に身に着けるアイテムとして重要な位置づけにあります。また、基本や定番の巻き方であってもちょっとした小ワザを使うことでおしゃれに見せることも出来ます。
定番、基本の巻き方からおしゃれな巻き方までいろいろ試して自分のコーデに合ったマフラーの選び方をするようにしましょう。