結婚式でのポケットチーフの色の選び方や折り方を解説！おしゃれにするコツは？

ポケットチーフは、結婚式だけではなく、パーティーなどのフォーマルな場に必要なアイテムです。しかし、使いこなすのが難しいイメージや、ポケットチーフの折り方、マナーがわからないという男性も多いのではないでしょうか。一見難しそうなポケットチーフですが、使いこなすことさえできれば、男性のファッションがとてもおしゃれになります。

初心者でもわかりやすい、結婚式におすすめのポケットチーフの色、折り方、選び方、マナーを紹介していくので、結婚式でのファッションの参考にしてみてください。

ポケットチーフとは、男性のスーツの胸ポケットに挿す、布のことをいいます。ポケットチーフは、ハンカチのような実用的なものではなく、スーツにおしゃれをプラスする装飾品としての扱いとなります。結婚式には華やかさがマナーとなるので、結婚式に着ていくスーツにポケットチーフをプラスするだけで、胸元がとても華やかになる便利なアイテムです。

人によっては、ポケットチーフとハンカチの違いがわからないという人もいるのではないでしょうか。ポケットチーフとハンカチの起源は同じですが、用途が全く違います。ポケットチーフは、胸元を飾るもので、シルクやリネンといった素材が一般的です。また、大きさも30センチから45センチのものが多いです。

一方、ハンカチの場合は、手や汗を拭く実用的なもので、コットンが素材に使われていることが多いです。大きさも45センチから50センチと、ポケットチーフに比べると大きめです。

結婚式は、社会に出てから出席する機会が多くなります。そのため、多くの人が結婚式用のスーツやネクタイなどを買いそろえる人も多いのではないでしょうか。お祝儀もかかることから、ポケットチーフの購入に悩む人も多いです。結婚式に出席する場合、ファッションのマナーとしてポケットチーフは必要なのかを紹介していきます。

結婚式に出席する場合、結論から言うとポケットチーフはなくてもマナー違反ではありません。ポケットチーフは胸元を飾るためのファッションやおしゃれの一部であり、20代30代の若い年齢の場合は、ほとんどの人が挿していません。そのため、金銭的な問題でポケットチーフの購入に悩むのであれば、マナーを気にして無理して購入する必要はありません。

結婚式のファッションの1つとして使われることが多いポケットチーフですが、ポケットチーフを使うことでどのような効果があるのでしょうか。日本人の男性の多くがポケットチーフに対して抵抗がありますが、ポケットチーフがあるのとないとでは、ファッションに大きな差が出てきます。

ポケットチーフを選ぶ際には、結婚式のマナーを踏まえた上でポケットチーフを選ぶようにします。それでは、ポケットチーフがもたらすファッションの効果を紹介していきます。

結婚式のファッションの1つとしてポケットチーフを取り入れることの最大の魅力は、ファッションがおしゃれになり、華やかさが増すことです。ポケットチーフには、様々なカラーのポケットチーフがあります。スーツに華やかな色のポケットチーフをプラスすることで、スーツの印象を与える効果があり、おしゃれな印象になります。

スーツの胸元に目線をもっていくことでおしゃれ感を演出させたり、ポケットチーフの色や折り方によって、おしゃれのバリエーションを増やすこともできてしまいます。

もう1つのポケットチーフの効果は、スーツ全体のバランスを整えます。スーツの場合は、いかに立体感を出せるかで、良しあしが変わってきます。そのため、ファッションにポケットチーフをプラスすることで、胸元にボリュームが出て、スーツに立体感を出すことができるので、ポケットチーフがない場合よりもスーツが良く見えます。

しかし、ポケットチーフのボリュームを出し過ぎてしまうと、だらしがないイメージがついてしまい、マナーもよくないので注意が必要です。

結婚式のファッションの1つとしておすすめのポケットチーフの効果がわかったところで、次はポケットチーフの選び方を紹介していきます。ポケットチーフは、使われている素材や色によって、大きく印象が変わるアイテムです。また、同じカラーでも素材によって印象が変わったりもするので、慎重に選ぶ必要があります。

結婚式のファッションに取り入れられることが多いポケットチーフには、大きく分けて2つの素材で作られているものがあります。ポケットチーフの素材によって、雰囲気が変わり、ファッションとして取り入れるシーンも変わってきます。ファッションにポケットチーフを取り入れる場合は、それぞれのシーンのマナーに合わせて選ぶのがおすすめです。

ポケットチーフに使われていることが多い素材の1つとして、シルク素材があります。シルクでできているポケットチーフは、柔らかく光沢があるのが特徴です。シルク素材のポケットチーフは、少しカジュアルな場所でおしゃれ感をプラスし、華やかさを出したいシーンにおすすめです。もちろん、結婚式でも使ってもマナー違反ではありません。

ポケットチーフに使われていることが多いもう1つの素材が、リネンです。リネン素材のポケットチーフは、本来もっともフォーマルとされた素材で、パリッとしたハリのあるのが特徴です。より改まった雰囲気を出したいシーンにおすすめで、かっちりと印象を与えるので、結婚式だけではなくビジネスに使ってもマナー違反ではありません。

ポケットチーフは素材だけではなく、色の選び方によっても大きく雰囲気が変わるアイテムです。結婚式でおしゃれとしてポケットチーフを使う場合、初心者のほとんどは無地で控えめな色を選ぶことが多いです。しかし、柄のついているポケットチーフの場合は、リネンがおすすめです。

ポケットチーフの選ぶ際に注意が必要なのが、新郎より目立たないことです。新郎より目立ってしまうのは、マナー違反となってしまいます。マナーを守るためにも、派手過ぎない色や柄を選びましょう。それでは、ポケットチーフを色で選ぶときの選び方を紹介します。

ポケットチーフ初心者が結婚式の際に使う場合は、ネクタイの色に合わせてポケットチーフの色を選ぶのがおすすめです。選び方としては、例えばネクタイの色が赤色であれば、ポケットチーフの色も赤色にすると、全体のコーディネートがキッチリとしてきます。また、ネクタイに柄が入っている場合は、柄に入っている色を選ぶのがおすすめです。

ポケットチーフには様々な色がありますが、基本的には白色のポケットチーフを選ぶ人が多いです。白色のポケットチーフであれば、どのスーツ、ネクタイにも合うので、ポケットチーフを初めて使う人でもコーディネートに悩む必要がありません。また、結婚式以外にも様々なシーンで使えるので、1枚持っておけば便利なポケットチーフでもあります。

白色のポケットチーフは使い勝手がいい色なので、マナーを気にせず、どんなシーンでも出番があるのが魅力です。

結婚式のファッションの1つとしてポケットチーフを取り入れることに慣れてきた人のおすすめなのが、青色のポケットチーフです。結婚式の場合、シャツの色がどうしても白色になってしまいます。そのため、ネクタイやポケットチーフに差し色として青色をプラスすることで、全体のファッションに華やかさを出すことができます。

ポケットチーフのサイズは様々なで、小さめのハンカチサイズのものから大判なものまであります。大きすぎるポケットチーフはごわつく原因に、小さすぎるポケットチーフはポケットから見えなくなってしまう可能性があるので注意が必要用です。そのため、ポケットチーフを選ぶなら、中間サイズを選ぶようにしましょう。

胸元に華やかさをプラスするポケットチーフですが、結婚式に向いているポケットチーフの素材は、シルクとリネンがあります。ですが、結婚式の時間帯によって、ポケットチーフの選び方を変える必要があります。シルク素材のポケットチーフの場合は、昼の結婚式、夜の結婚式の両方で使うことができる素材となっています。

リネン素材のポケットチーフは、シルク素材のポケットチーフよりは格式が高いですが、夜の結婚式には不向きとされています。そのため、リネン素材のポケットチーフは、昼の結婚式で使用するようにしましょう。

結婚式におすすめのポケットチーフの素材や色の選び方を紹介してきました。次は、結婚式におすすめのポケットチーフの折り方について紹介していきます。ポケットチーフの折り方は、一般的に5種類あります。どの折り方も覚えれしまえば、ポケットチーフ初心者でも簡単に折ることができます。折り方をマスターして、ファッションを楽しみましょう。

TVホールド（スクエア）は、ポケットチーフの折り方として最も一般的で、あらゆるシーンで使える折り方です。ビジネス、フォーマル、パーティー、カジュアルとシーンを選ばない折り方なので、折り方を覚えておくと便利です。また、最もシンプルな折り方なので、人気の高い挿し方でもあります。迷ったときは、TVホールド（スクエア）をしましょう。

折り方は、まずポケットチーフを半分に折ります。さらに半分に折り、4分の1サイズにします。ポケットのサイズに合わせてさらに3分の1のサイズにしたら、スーツのポケットの深さに合わせて折り裏返したら形を整えます。

トライアングラーは、TVホールド（スクエア）と同じように、ビジネス、フォーマル、パーティー、カジュアルといったように、使うシーンを選ばない折り方として人気があります。トライアングラーをする場合は、三角の部分を左右対称に折ることがポイントです。このポイントを抑えた折り方をするだけで、ファッションが綺麗にきまります。

折り方としては、まずポケットチーフを半分に折った後、さらに半分に折って4分の1のサイズにします。そして、ポケットチーフをひし形に置いたら、スーツのポケットの幅に合わせて対角線上の2カ所を折ります。

最後に、スーツのポケットの深さに合わせて折り、三角の部分がスーツのポケットが見えるように整えていきます。

スリーピークスは、結婚式のようなフォーマルなシーンに最もおすすめな折り方です。華やかな印象を与える折り方なので、結婚式などで人気の高い折り方です。スリーピークスの折り方のポイントは、ポケットチーフで綺麗に3つの山を作ることです。このポイントを抑えた折り方をすることで、ポケットチーフの表情がきまります。

スリーピークスの折り方は、まず対角線上の角を合わせるように半分に折ったら、さらに三角形に折ります。このときに、少しだけ頂点をずらすようにします。次に、さらに三角形をもう1つ折るイメージで折り、同じように頂点をずらします。

これでポケットチーフで3つの山ができるので、ポケットのサイズに整えたら、スリーピークスの完成です。

パフは、華やかさに柔らかい印象を与える折り方で、結婚式のようなフォーマルだけではなく、カジュアルなシーンにもおすすめの折り方です。結婚式でも問題ない折り方ではありますが、少しカジュアルな折り方なので、結婚式の2次会におすすめです。また、折ったあとのふわっとした印象は、ポケットチーフの色や柄によって変わってきます。

パフの折り方は、まずポケットチーフの中心部分をふわっとさせるように持ち上げます。次に、持ち上げた部分がスーツのポケットからでるように、ポケットチーフのサイズを調節します。ポケットチーフのサイズを整え終わったら、ふわっとさせた部分を整えて完成です。

クラッシュは、カジュアルなファッションにぜひ取り入れてほしい、おすすめの折り方です。パフと同じようにカジュアルな印象を与える折り方で、華やかさのなかに遊び心も演出してくれます。敷居が高い結婚式場などでは不向きの場合がありますが、カジュアル、パーティーといったシーンにおすすめです。

クラッシュの折り方は、まずポケットチーフの中心部分をふんわりとつかむように持ち上げます。次に、上記で紹介したパフを逆さにするイメージで、つかんでいる手を逆さにしていきます。

スーツのポケットのサイズに、ポケットチーフを整えたら、ポケットチーフの四隅をポケットから出して、花びらをイメージしながら整えます。

結婚式でのポケットチーフの選び方や折り方について紹介してきましたが、いかがだったでしょうか。ポケットチーフは、日本人にとってはあまり馴染みがなく、実際はつけている人も少ないアイテムです。しかし、使いこなすことさえできれば、結婚式のファッションをより楽しむことができるアイテムでもあります。