香水に使用期限はある?開封後の正しい保存方法や古くなったものの活用法も紹介!

香水に使用期限はある?開封後の正しい保存方法や古くなったものの活用法も紹介!

他の化粧品同様、香水にも使用期限はあります。未開封の香水の使用期限は3年、開封して使用している香水は1年と言われています。使用期限以上に劣化の問題もあります。香りや色での劣化の把握の仕方、期限を過ぎた香水の正しい廃棄方法などを紹介します。

記事の目次

  1. 1.香水には使用期限がある?
  2. 2.香水の使用期限
  3. 3.香水の使用期限の確認方法
  4. 4.そもそも香水の成分とは
  5. 5.適切な香水の保管方法
  6. 6.劣化した香水の見分け方
  7. 7.使用期限が切れた香水の活用方法
  8. 8.使用期限が切れた香水の処分方法
  9. 9.間違った香水の処分方法
  10. 10.香水の使用期限は1~3年を目安にしよう!

香水には使用期限がある?

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かつて海外旅行のお土産の定番のひとつに、海外製の香水がありました。今はネット通販によって、多くの香水を、日本にいながら手に入れることができるようになりました。香水は中身の香りだけでなく、美しい瓶も魅力的です。

瓶が素敵だからと、香りも確かめずに買ってしまう人もいるかもしれません。香水瓶をいくつも並べ、「今日はどの香りにしようかしら」と悩む時間も楽しいことでしょう。しかし、香水の使用期限について考える機会は少ないのではないでしょうか?

香水は直接肌に触れる、化粧品のひとつです。化粧品には使用期限があるものがほとんどです。唇に塗る口紅などは、使用期限を気にする人が多いことでしょう。

しかし、香水には使用期限が記されていません。使用期限が明記されていない理由は、期限の幅や不確定要素があまりに多いためです。

使用期限内に使いきれない人は多い

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大好きな香水が廃番になってしまうと、大量にまとめ買いをして使用を続けようと考える人も少なくありません。フリマアプリでは、20年も前に廃番になった香水を販売する人もいます。しかし保管状態によって香りが飛んだり劣化が進んでいる危険性もあります。

廃番になった香水は年月が経ち、使用期限は切れていることが多いのではないでしょうか?香水は特別な日に付けるという人は、香水は減なかなか減らず、使用期限を過ぎてしまう結果になります。店での保管状態も気になるところです。

香水を使用期限内に使い切ることができていると自信を持って言える人は少ないのではないでしょうか?

香水の使用期限

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廃番になった香水の香りが好きで、フリマサイトや蚤の市などで手に入れている人もいるかもしれません。しかし保管状況が不明で、香りが劣化している恐れのある香水もあります。長く保管したものではなく、新品の香水は、使用期限はどのぐらいあるのでしょうか?未開封か開封済みかで使用期限は変わってきます。

未開封

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薬事法によって、香水は3年間、品質が劣化しないものとして製造することが義務付けられています。つまり、未開封の香水の場合、製造されてから使用期限は3年間ということになります。

では3年を過ぎてしまった香水は、未開封でも捨てなければならないのでしょうか?結論から言えば、3年経過したからひどく劣化して使い物にならないという心配はありません。

開封して香りや色に変化があるか確かめ、劣化を感じなければ、使っても問題はないでしょう。

開封後

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未開封で適切に保管されていた香水は3年は品質は保証されますが、開封後は話が変わってきます。香水の原料のひとつであるエタノールは、どんどん蒸発していきます。その結果、香りも変化していくと言われています。化粧品全般に言えることですが、開封後はなるべく早く使い切るほうがいいでしょう。約1年を目安にすることが望ましいとされています。

数年経過したもの

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未開封で、保管方法がよい状態のままで10年が経過したとします。厳密な使用期限は過ぎていますが、まだ使える香水もあります。香りと色に変化はないかを、よく確認してから使用しましょう。

香水は素肌につけるものなので、劣化していると肌荒れやシミになってしまう危険性もあります。ほんの少量を肌に付けてみて、時間を置いてから判断するのがおすすめです。

ただしこれは未開封の香水について言えることです。開封してしまって10年が経過したものなら、香りに変化が見られなくても、使用期限は過ぎているものとして扱いましょう。

変色した香水は

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変色した香水は、品質の劣化を表すことがほとんどです。透明だった香水が飴色に変色している場合、使用期限が過ぎて、品質の劣化が進んでいると考えられるでしょう。使用期限をはかる上で、香水の変色だけでなく、香りも確認することをおすすめします。

酸っぱい臭い、埃っぽい臭いは香水が劣化し、使用期限が過ぎているサインです。変色している場合、服に付着して茶色いシミになってしまう恐れもあります。肌ではなくティッシュに吹きかけ、問題がないか確かめましょう。

香水の使用期限の確認方法

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手元にある香水の使用期限が過ぎていないか、愛用の香水ほど気になるものでしょう。これから新しく購入する香水であれば、購入日や開封日を記しておくことで、使用期限を確認することができます。

見た目や香りで劣化が確認できなくても、未開封3年、開封後1年という使用期限の目安がわかるので、使用期限が過ぎている場合は、使わないでおくことができます。

ブランドの香水の場合

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若い女性に絶大な人気のある「クロエ」、老舗の「シャネル」、ハーブの香りが清々しい「ロクシタン」などの人気ブランドの香水も、未開封なら3年、開封後なら1年の期限を目安に使い切りましょう。香水はプレゼントとして貰う人も多いアイテムです。いつか大事な時に使おうと、保管状況も気にせず長期間置いておくのは避けましょう。

購入店に問い合わせ

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購入して時間が経っている香水の使用期限を知るには、どうしたらいいのでしょう?この場合、購入した店に問い合わせて、確認することをおすすめします。香水を多く発売している有名ブランドのものならば、店頭に持っていくと、ラボに送ってチェックしてもらえる場合があります。

そもそも香水の成分とは

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香水の使用期限を知る上で、そもそも香水にどんな成分が入っているかを理解する必要があります。香水はエタノールなどの溶剤に香料を溶かして作られます。ひとつの香水に、50種類から200種類もの香料が溶け込んでいます。

香料は何百といった香りの成分から成っています。膨大な成分が複雑に混じり合い、組み合わせられることで、香水の香りは出来上がっています。

香水の成分となる香料には、天然香料と合成香料があります。天然香料は希少なため、天然香料が成分の香水は高価になる傾向にあるようです。

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天然香料には植物性香料と動物性香料があります。植物性香料は花や葉、果実、樹皮などを水蒸気蒸留法で抽出したものです。動物性香料は動物の生殖腺分泌物です。

ジャコウジカの腹部の分泌腺から取れるムスクは香水を愛用している人には有名な成分でしょう。ジャコウネコの生殖腺近くにある会陰腺から抽出されるシベットは、花の香りに温かさと輝きを与えると言われており、シャネルの5番にも使用されています。

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その他、マッコウクジラの腸内結石から抽出されるアンバーグリス、ビーバーから抽出される海狸カと言われるカストリウムもあります。その他、ジャコウネズミの生殖腺からも抽出されます。

現在は抽出が難しく、また動物愛護の観点から合成香料が代わりに使われている傾向にあります。合成香料は自然界の香り成分と同じ構造の化合物を原料にしています。

また、天然にはない香り成分を合成する場合もあります。その他、単離香料というものがあります。これは天然の香料から一部分を分離させた香料です。ハッカからメントールが作られるのはこの方法によるものです。

適切な香水の保管方法

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お気に入りの香水は、少しでも長く香りを楽しみたいでしょう。それには保管方法が重要になってきます。香水の主な成分は、香料とエタノールです。香料は保管に注意しなければ、劣化、変質してしまいます。香水に含まれる香料を劣化させてしまう原因にはどんなものがあるのでしょうか?原因がわかれば、適切な保管方法がわかってきます。

光を当てない

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香水の劣化を防ぐため、光に当てないことが重要になってきます。光の中でも特に紫外線は香料を変質、劣化させます。紫外線は蛍光灯の光にも含まれているので、カーテンを閉めているから安心というわけにはいきません。

UVカットの蛍光灯に替えたり、蛍光フィルターを貼ったりするのも手ですが、ワインセラーや冷蔵庫が香水の保管場所に優れています。温度は一定に保てますし、光が当たることもありません。

温度の変化が激しくない場所で保管

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温度変化で物質は膨張したり、縮んだりします。これを繰り返すことで分子レベルでかき混ぜられ、化学反応を促進してしまいます。香料を安定した状態に置くには、温度の変化がある場所で保管しないことです。

さらに、高温ではなく低温で温度が一定の状態にある環境がベストです。この観点からも、冷蔵庫やワインセラーは香水の保管に最適の場所と言えるでしょう。

ただ食品を保管している冷蔵庫に一緒に香水を入れておくと、子供が間違って飲んでしまう危険性があります。香水の中にはフルーツの香りのものなどがあり、子供に食べ物と誤解されるケースがあります。

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香水の瓶は簡単に開封できない袋や容器に入れておいたり、子供が食べ物でないとわかるようにしっかり明記しておいたりする必要があります。

冷蔵庫よりワインセラーのほうが、香水の保管場所として優れています。冷蔵庫のように冷えすぎず、乾燥し過ぎないという利点があります。さらに、コンプレッサーによる振動も、極力抑えられるという点も優れています。

空気に触れさせない

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香水を保管する時は、しっかり蓋を閉めましょう。これは香水を酸素に触れさせないようにするためです。酸素は生物が生きる上でなくてはならないものですが、物質を変質させてしまう、諸刃の剣のような物質です。

香料が酸素に触れると、酸化します。酸化は物質が劣化してしまう大きな要因になります。香水の保管期限を延ばすためには、酸素を含んでいる空気に触れさせないことが大事です。

カビ・細菌に注意

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香水は香料をエタノールで溶かしたものです。エタノールには殺菌作用があります。香料の中で植物性香料はエッセンシャルオイルとも呼ばれ、強力な殺菌作用があるのが一般的です。しかし細菌やカビは、動物性香料を劣化させる作用は大きいです。

細菌、カビ、酵母は物質を劣化させるため、香水の中に混入するような保管方法、使用方法は避けることが大事です。

劣化した香水の見分け方

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使用期限が切れてしまった香水だけでなく、劣化が進むような環境に放置しておいた香水も、肌に直接付けたり、スプレーしたりするのは躊躇われるでしょう。しかし、手に取った香水が、劣化しているのかしていないのか、どういうところから見極めたらいいのでしょう?

色の変色

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香水が変色すると、すぐに劣化したと考えるかもしれません。しかし、香水の中には、色がないと消費者にアピールできないといった理由で、ピンクやブルーに着色されているものもあります。

香水の着色料にはまず、植物の花、皮、実から採れる植物性着色料と、貝殻や土といった無機物性着色料があります。これらは自然由来で天然着色料と呼ばれ、安全なものが多いです。しかし分解スピードが速く、香水の着色料にはあまり向いていません。

天然着色料の代わりに、安定性の高い合成着色料が使用されることが多いようです。しかし合成着色料もエタノールの力で、半年から1年で分解されてしまう場合が多いです。こうした色落ちをしている場合は、香水が劣化したとは言えません。

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いっぽうで香料は時間が経過するにつれて、茶色や黄色に変化していくものが多いです。香料を溶かしているエタノールも、時間と共に揮発します。その結果、香料の濃度が変わり、香水が琥珀色に変色していく場合もあります。

着色料の変化ではなく、本来の香水の色が濃くなったり、変色したりといった変化の場合、使用期限が過ぎて、劣化している可能性があります。

酸っぱい・埃っぽい香りがする

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香水は調香師の手により、ふくよかな香りが楽しめるように作られた商品です。香水の香りは、付けてすぐに香るトップノート、3時間ほど香り続ける香水のボディとも言われるミドルノート、香水の余韻とも言える12時間程度香るラストノートがあります。

香りは付けた時から変化していくのが一般的な香水です。そんな香りの変化ではなく、酸っぱい臭いや埃っぽい臭いがしてきたら、香水の使用期限が切れ、劣化していることが原因の場合があります。

酸化したり、異物が混じったりすると起きることが多いので、香水の香りが変化したら、注意が必要です。

カビが生えている

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香水の使用期限は未開封で3年、開封して1年が目安と先述しました。しかし、香りに大きな変化がなく、カビなどが発生していない場合は、比較的安心して使うことができます。香水の主成分はエタノールなので、カビや細菌の発生はしにくい環境と言えます。

それにも関わらず、カビが生えているということは、かなり劣化している証拠です。その場合、使用は控えましょう。

使用期限が切れた香水の活用方法

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香水を使用期限内に使い切ることが一番ですが、なかなか使い切れないのが実情ではないでしょうか?まだ好きな香りがするけれど、劣化の恐れがあるときは、肌に直接付ける使い方は避けましょう。

しかしまだ好きな香りがするので、捨ててしまうのはもったいないと考える人もいるでしょう。そんな時、香水をさまざまにアレンジして、使い切る方法がおすすめです。

サシェにする

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香水をサシェにして、衣装箪笥の中に入れて、服に香りを含ませる方法はおすすめのアレンジ法です。サシェの作り方は簡単です。まずバッグ用にオーガンジーや麻、レースといった布素材を用意します。

目が粗く薄い布地はサシェバッグにぴったりです。あとは香水をコットンに含ませ、バッグに入れ、リボンや紐で縛るだけです。オードパルファムなど、アルコール濃度が高い香水は5プッシュ程度が適量です。香りの薄いオーデコロンは6プッシュしましょう。

染み込み過ぎは、サシェバッグに染み出してしまうので、コットンがひたひたになるほど含ませるのは避けましょう。

ルームフレグランスにする

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使用期限が過ぎてしまった香水は、ルームフレグランスにして楽しみましょう。部屋に2プッシュから3プッシュするだけで、部屋の香りを簡単に変えることができます。市販の芳香剤に飽きてしまった人におすすめです。

また、瓶に木製のスティックを指して、部屋に香りを広げるリードディフューザーのように使う方法もおすすめです。お好みのスタイルで香水をルームフレグランスにして楽しみましょう。

アロマソープ

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使用期限が過ぎてしまった香水は、アロマソープに変身させることもできます。石鹸の素となる石鹸素地を買ってきて、香水と混ぜるだけです。これでオリジナルのアロマソープを作ることができます。香水と同じ香りのソープは高価ですが、自分でアロマソープにしてしまえば、安価に楽しむことができます。

瓶も再利用できる

Photo bymonicore

中身をすっかり使い切ってしまった場合、香水瓶を捨ててしまっていませんか?香水の瓶はお洒落なものが多いです。捨ててしまうのはもったいない話です。花瓶として、小さな花を一輪挿してみるのもおすすめの再利用方法です。

中に白い砂を入れたり、ビーズを詰めるのもおすすめの方法です。空っぽの香水瓶が、あっという間にお洒落な雑貨に早変わりします。香水瓶も有効活用して、無駄なく香水を楽しみましょう。

使用期限が切れた香水の処分方法

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使用期限が過ぎ、劣化してしまった香水をどう処分すればいいかは、香水愛用者の悩みどころではないでしょうか?年月が経過し、香りも変わってしまって再利用ができない場合、どうやって捨てればいいのでしょうか?香水はそのまま捨ててはいけません。正しい捨て方をして、処分する必要があります。

香水は中身と瓶を必ず分ける

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使用期限が過ぎ、劣化してしまった香水は、正しい捨て方をしなければなりません。香水を捨てる時、瓶の中に中身が入ったまま捨てることはできません。瓶と中身は、それぞれの原料と素材の違いがあります。その素材に合った捨て方をする必要があります。面倒だからと、中身を入れたまま、ゴミに出してしまうというのはルール違反になります。

香水瓶の開け方

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香水瓶はスプレータイプのものと、そうでないものとがあります。スプレータイプの香水の瓶は、中身が出ないようなかなか開かないようにできています。この場合、工具を使って、スプレー部分の金具を取り外しましょう。

この時、瓶が割れたり、工具が指に当たって、怪我をしてしまう危険性があります。無理に金具を引っ張ったり、瓶を固定するのに力を強くかけるのは避けましょう。

香水瓶が開かない場合

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スプレータイプの香水瓶を開けることができず、うまく中身を取り出せない場合、どうすればいいでしょう?この場合、無理して瓶を分解して、開けるのは避けましょう。スプレーなので、中身を噴射して、使い切る方法がおすすめです。

強引に瓶を割って、中身を取り出すこともできますが、破片が飛び散って怪我をする危険性があるので、あまりおすすめの方法とは言えません。

香水を捨てる時にあったほうが良いもの

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香水瓶を分解して、中身を取り出すのに準備しておいたほうがいいものがあります。まず、中身がこぼれても構わないよう、新聞紙かシートを用意します。

スプレーを留めている金属をはがすため、ニッパー、ペンチ、マイナスドライバーがあるといいでしょう。滑り止めのためと手を怪我から守るため、軍手も必要です。

その他、ビニール袋、キッチンペーパーかティッシュペーパー、輪ゴムか紐も必要です。ジップロックも用意しておきましょう。

処分方法

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手が滑らないためと怪我防止のために軍手をはめ、瓶の蓋を開けましょう。スプレーの金具を外す時はペンチを使うと便利です。スプレー金具部分が固定されている場合、その固定部分をニッパーで切ります。

外れにくい部分は、マイナスドライバーを使いましょう。テコの原理で楽に外すことができます。新聞紙をやシートを敷いて、その上で作業をすることをおすすめします。瓶の蓋を開けることができたら、中身を取り出します。

ビニール袋にキッチンペーパーを敷き、そこに香水を染み込ませましょう。中身を全てビニール袋に入れたら、袋の口を輪ゴムでしっかり縛りましょう。

さらに、臭いや液漏れを防ぐため、ビニール袋をジップロックに入れます。これを燃えるゴミとして出すことができます。

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中身は燃えるゴミとして捨てることができますが、瓶は燃えるゴミで捨てることはできません。缶や瓶といったゴミは、自治体によって捨て方は違います。住んでいる自治体のルールに倣って、処分をしましょう。さらに、香水が中に残っているといけないので、中身を出したあと、瓶の中をきれいに洗っておきましょう。

間違った香水の処分方法

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あなたは、間違った香水の捨て方をしていませんか?たとえば、使ったあとの食用油を台所の流し台から、排水溝に捨てることは、廃棄方法の大きな間違いです。たとえ下水に流されるとしても、水ではない異物の液体を、排水溝に流してはいけません。これと同じことが、香水でも言えることを知っているでしょうか?

排水溝・トイレに流す

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不要な液体は、排水溝に流す癖をつけてしまっていませんか?香水をそのまま、キッチンの排水溝や、トイレの排水溝に流してしまうのは大変な間違いです。

香水は、非常に匂いの強い液体です。排水溝に流してしまうと、この匂いが洗面所やキッチン全体に充満してしまいます。少量ならいい匂いの香水も、悪臭にしかなりません。水と一緒の感覚で流してしまうのはやめましょう。

汚いものを捨てるなら、トイレならいいのではと考える人もいるでしょう。しかしトイレに香水を流すことも絶対にやめましょう。香水にはアルコールや油分が含まれています。配管の傷みの原因になる危険性があります。

外に捨てる

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香水をキッチンの排水溝やトイレに流してはならないということはわかりました。それなら、家の外の地面、道路、側溝といった場所に捨てるのはどうなるのでしょう?これももちろん、避けなければなりません。

土壌に香水を捨ててしまうと、草や木の成育状況に影響が出てくる恐れがあります。道路や側溝に流すことも、もちろんNGです。不法にゴミを捨てているのと同じことになります。香水は正しい捨て方をして、近所に迷惑をかけないようにしましょう。

香水の使用期限は1~3年を目安にしよう!

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香水は肌に直接触れる、化粧品の一種です。使用期限は未開封で3年、開封して1年と短いものと知らずに使っている人もいるかもしれません。もし香水を使用期限まで使い切れない場合、次に買う時はもっと小さいサイズの瓶での購入がおすすめです。

お気に入りの香水をできるだけ長持ちさせるため、正しい保管方法を取り、捨てる時もきちんとルールを守りましょう。

橘亜月
ライター

橘亜月

家族にも呆れられる人形オタクです。見る側の気持ちによって表情を変える人形の写真を撮って人形劇ブログを作成するのが何よりの楽しみです。日々の忙しさにブログは休止中ですが、人形への愛は変わりません。

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