カラーボックスと天板で作る机の作り方
カラーボックスと天板でいろいろな家具を作ってみましょう。結構簡単にDIYができるので、誰でも取り掛かれます。まずは机の作り方から見てみます。子供机から大人用の机まで何でもできるので、思い切って挑戦してみましょう。
机を作る準備
カラーボックスと天板で机を作る場合、当然その2つを準備するのですが、カラーボックスは2箱、天板は3cmの厚さのものを揃えます。そのほか、ねじか滑り止めシート、やすり、必要に応じてニスも用意します。
床に直接座って使う机なら、カラーボックスは1段のものにします。椅子と机の組み合わせというのなら、2段か3段のものですが、2段だと大人用には少々低すぎ、3段だと子供用に高すぎます。用途に応じたカラーボックスを選ぶようにしましょう。
天板はカラーボックスの大きさに合わなければいけませんが、のこぎりでカットするのは大変でしょう。そのような時は、天板かその代用になる板をホームセンターでカットしてもらうといいです。
天板を固定するコツ
カラーボックスと天板を使った机の作り方自体は簡単です。カラーボックスを2つ立てて、その上に天板を載せるだけです。しかし、これでは天板が固定されていないので、危険です。そこで、カラーボックスに天板を固定させるアイデアが必要になってきます。
そのコツですが、まずはねじを使うという方法があります。ねじでしっかり止めれば、天板は落ちません。しかし、ねじをねじ込むのに苦労する場合があります。その場合の簡単な方法として、滑り止めシートの利用があります。
滑り止めシートはカラーボックスと天板の間に差し挟むだけなので、誰でもできます。値段も安く、費用はたいして掛かりません。ただ、この方法だと、完全な固定がされているわけではないので、強度は弱いです。強度が気になるようなら、ねじ止めのほうがいいでしょう。
天板の工夫
カラーボックスと天板を使った机の作り方はDIYというほどのことはありませんが、天板の前面や表面にざらざらした部分やとげのようなものがあってはいけませんから、やすりできれいに研いでおきましょう。それで気持ちよく使えるようになります。
また、ニスを天板に塗れば、つやも出て見た目もよくなるし、滑らかな仕上がりになります。ニスには防腐効果や補強効果も期待でき、新しく作った机のもちがよくなります。面倒でなければ、このアイデアを活かしましょう。
カラーボックスと天板で作る棚の作り方
続いて、カラーボックスと天板で作る棚の作り方の紹介です。カラーボックスと天板で作った棚は移動もしやすく、引っ越し時や掃除の時はとても助かります。そこで、その作り方のコツを見ていきますが、さっそく作ってみてはいかがでしょうか。
カラーボックスで天板を挟む作り方
カラーボックスと天板で作る棚のもっとも簡単な作り方は、天板を1段カラーボックス2段で挟むというものです。簡単すぎてどうということもないアイデアですが、カラーボックスを単に2段積み重ねるよりも少し存在感があります。
ただ、このアイデアの欠点は棚の強度が弱いことです。強度を上げるためには、ボンドなどでカラーボックスと天板を貼り付ける必要があります。それでも強度は十分とは言えないでしょうから、あまり重いものは載せないほうがいいでしょう。
カラーボックスを2個使う作り方
カラーボックス2個を使えば、立派な棚が出来上がります。この作り方も簡単で、カラーボックスを2個並べて、その上に天板を載せるだけです。強度の問題は、机の作り方と同様ねじ止めで解決します。
このアイデアの場合、アレンジ方法はいろいろあります。カラーボックスを立て向きに並べておいてもいいし、横向きにしても構いません。それぞれ別向きにするというアイデアもあります。要は、部屋の雰囲気で変えていけばいいのです。
カラーボックスや天板の色もインテリアに合わせて考えてみましょう。カラフルなカラーボックスや天板を購入しても、それほどお値段には変化はありませんから、うまくアレンジしてください。
カラーボックスに取っ手付きのカゴを使う作り方
カラーボックスに天板を使って棚を作る作り方も難しいことはありませんが、少し工夫して、カラーボックスの箱に取っ手付きのカゴを入れてみましょう。引き出しのように簡単に収納物が取り出せて、非常に便利です。
取っ手付きのカゴをカラーボックスに入れる場合、カラーボックスの上の段と間に少し隙間が開くぐらいがちょうどいいです。そうなれば、取り出す時に中身を確認しやすくなります。
取っ手付きのカゴも大した値段ではありません。いくつ買ってもそれほど経済的な負担にはならないでしょうから、上手にカラーボックスや天板と組み合わせてみましょう。
カラーボックスと天板で作るカウンターキッチンの作り方
今度は、カラーボックスと天板を使ったカウンターキッチンの作り方です。と言っても、作り方自体は、机や棚と大きくは変わらず簡単にできます。ただ、カウンターキッチンの作り方なりのアイデアもあるので、それもご紹介しましょう。
カウンターキッチンを作る準備
カウンターキッチンの作り方でも、準備するものは他と同じです。カラーボックスとちょうどいい大きさにカットした天板です。それに塗料としてオイルステインやカラーボックスの扉や仕切りなどもあればなおいいでしょう。
天板に防水を施す
キッチンで使うカウンターの場合、机や棚の作り方とは一つだけ違う点があります。それは濡れる心配があることです。料理や洗い物をしている時に水が飛び跳ねて、カウンターに飛び散ることがありますから、防水のアイデアが必要です。
そのアイデアはいろいろありますが、天板に白いタイルを敷き詰めているおうちがあります。このようなアイデアなら、見た目もキレイだし、水も跳ね返してくれるので、一石二鳥です。
それから、ニスを天板に塗るのもいいです。ニスによって、耐水性に優れたカウンターキッチンが出来上がります。その際、オイルステインとオイルフィニッシュで塗装してからニスを塗ると、一段と仕上がりが美しくなります。
天板を固定するコツ
カラーボックスと天板を使ったカウンターキッチンの作り方でも強度が非常に重要です。強度が弱くて、キッチンでカウンターが崩れてしまえば大変なことになるので、しっかり対策をする必要があります。
カラーボックスと天板によるカウンターキッチンの場合は、L字金具で固定をするのがいいアイデアです。L字金具なら丈夫で、カウンターもしっかり固定されます。値段も安いですから、必要な個数購入して、カラーボックスと天板をくっつけてしまいましょう。
収納部分をカーテン・バスケットで隠すとよりおしゃれ
カラーボックスと天板でカウンターキッチンを作った場合、収納部分がやや目立つことがあります。何を収納しているのか隠したい時もあるでしょうから、そのような時はカーテンやバスケットで覆うといいです。これで中身が見えなくなります。
カウンターキッチンのアレンジいろいろ
カラーボックスと天板によるカウンターキッチンには、いろいろなアレンジ方法があります。たとえば、カラーボックスを2個ずつ向かい合わせに並べて、その上に大きな天板を載せるというアイデアです。これなら、両面を収納に使えます。
同じ色のカラーボックスをたくさん購入して並べ、その上に天板を置くというアイデアもあります。このアイデアなら、キッチンも美しくなるし、収納スペースもたくさんできて、使いやすいです。強度もかなり強くなり、安定度が増します。
カラーボックスをたくさん購入すると、お値段がどうなるか気になるという人もいるでしょうが、一つ一つの値段自体は安いです。それでも負担になるという人は、数を減らすといいでしょう。
カラーボックスと天板で家具を作るコツ
カラーボックスと天板で家具を作る場合、いくつか押さえておきたいポイントがあります。そのポイントに注意しながら作っていけば、キレイな使いやすい家具が出来上がります。ポイントと言っても簡単なことなので、すぐに頭に入れておきましょう。
天板の固定にはネジ・滑り止めシートがおすすめ
カラーボックスと天板を使った机の作り方のコーナーですでに取り上げていますが、天板の固定には、ねじか滑り止めシートを使うのがおすすめです。強度の点ではねじ止めのほうがいいですが、大変なら滑り止めシートで代用しましょう。
ねじも滑り止めシートも値段は安いです。カラーボックスや天板の値段もそれほどではないことから、かなり経済的に家具が作れます。
ネジはカラーボックスの内側から使うべき
カラーボックスと天板を固定させるのにねじ止めは一番いいアイデアで、強度もかなりしっかりしていますが、一つだけ注意点があります。それは、ねじを外側からではなくカラーボックスの内側から止めることです。外側から止めたのでは、ねじが突き出て、天板を使いにくくなります。
ニスを塗ると手触りがUP
これも机のコーナーなどですでに取り上げたアイデアですが、ニスを天板に塗ると、手触りが格段によくなります。カラーボックスに天板を載せる前にやすりで研磨する場合もありますが、それでは不十分です。ニスで確実に仕上げをしましょう。
カッティングシートを貼る
カラーボックスに天板を載せるだけという簡単な作り方で家具ができますが、そのカラーボックスにひと工夫してカッティングシートを貼ってみると、美しい家具が出来上がります。カッティングシートにはいろいろなカラーやデザインがあるので、お好みのもが使えます。
カッティングシートをカラーボックスに貼る場合、側面、前面、内側とどこでも構いません。要はインテリアにどうなじませるかです。いいカラーやデザインのカッティングシートを貼れれば、出来上がった家具がおしゃれになるでしょう。
色を塗る
ペンキでカラーボックスに色を塗るというアイデアもあります。このアイデアでも、カラーボックスが美しくなり、インテリアにマッチするでしょう。カラーボックス全体にペンキで色を塗ってもいいし、内側でだけでも構いません。ただ、天板とのバランスに注意しましょう。
カラーボックス家具は直しやすい
カラーボックスと天板を使った家具の作り方のコツをいろいろ見てみましたが、この家具は直しやすいところがメリットです。仮に壊れ方がひどい場合でも、それぞれを取り換えれば済みます。値段もそれほど高くないので、交換自体簡単です。
気に入らなければ高さ調節を
カラーボックスと天板を使って家具を作る場合、高さがどうも気に入らないという場合があります。そのような場合は、カラーボックスの段を変えて、高さを調節すればいいです。簡単なことですが、新しい段違いのカラーボックスを購入する必要があるかもしれません。
必要なくなくなったら捨てればいい
カラーボックスと天板を使った家具の作り方のコツを紹介しているところで少し変ですが、使っているうちに傷みが激しくなったら、簡単に捨てることができます。これが本格的な家具だと廃棄も大変ですが、カラーボックスと天板の家具は解体もしやすいです。
いろいろアレンジしてみよう
カラーボックスと天板を使った家具にはいろいろなアレンジができます。色をけるのはもちろん、引き出しを作ってみたり、フックを側面に付けたり、キャスターを底に取り付けたりと、アイデア次第でさまざまな使い方ができます。
カラーボックスで家具を作る注意点
カラーボックスと天板で家具を作るのは簡単な方法で、誰でも取り組みやすいです。しかし、いくつか注意点があるので、それを説明しましょう。注意点を覚えておかないと、利用においてデメリットとなることもあります。
値段が安い分強度は強くない
カラーボックスは安い値段で購入できます。それ自体はいいことですが、強度という点ではあまり強くありません。もともとものを収納するための箱なので、上に何かを載せるようには作られていないのです。
したがって、一般の家具に比べて、カラーボックスなら安い値段で家具を作れますが、机でも棚でもカウンターキッチンでもあまり丈夫ではありません。まさかいないとは思いますが、その上に乗ったりしてはいけません。
カラーボックスには角がある
一般の家具の場合、その角はケガをしないように加工されていることが多いです。使う人のことを考えて作られているのです。しかし、カラーボックスにある角には、何も工夫がされていません。つまり、カラーボックスと天板で家具を作ると、角にぶつかってけがをすることがあります。
この問題を解決するためには、カラーボックスの角を丸く加工したり、ゴムカバーを付けたりして、安全性を高める必要があります。そうしないと、安心してカラーボックスと天板で作った家具を使えないでしょう。
メーカーによる違いにも注意
カラーボックスのサイズはメーカーによっても異なっています。したがって、どのメーカーのカラーボックスを購入するかで、出来上がる家具の高さも変わってきます。満足ができる家具を作るためにも、一番自分の家に合うメーカーのカラーボックスを探す必要があるでしょう。
カラーボックスはアイデア次第で簡単に家具が作れる
ここまで、カラーボックスと天板で作る家具の作り方、作るコツ、作る際の注意点などについて解説しました。値段の高い家具を購入するのもいいですが、カラーボックスと天板を使ったDIYでさまざまな家具が簡単にできます。ぜひチャレンジしてみてください。