一人暮らしのキッチンはこう片付ける!収納法を大特集!
晩婚化が進む日本社会。お一人様で暮らす人の人口は年々増加していると言われています。都会の狭い住宅事情を背景に、一人暮らしの方の中には、収納に頭を悩ませる方が増えています。
今回は、一人暮らしの中でも特に片付けのネックとなるキッチン収納を大特集!一人暮らしの狭いキッチンが見違えるほどおしゃれになる素敵な収納方法のコツや、便利な100均の収納グッズなどを交えて、今日からできる片付け方法をまとめます!
一人暮らしの狭いキッチンでもスッキリ収納術を紹介!
一人暮らしをしている方の人口は、2025年までに1996万世帯になるという調査結果もある昨今。狭い住宅スペースをうまく整理収納することは、心地よい暮らしのために必要不可欠なことです。
特に、私たちの生活の基本となる「食」を司るキッチンは、収納をきちんと行うことで、日々の家事を時短するのに大きく貢献できる重要な位置を占めています。
収納の前に、まず皆さんにやっていただきたいのは、各アイテムの見直しです。持ち物の必要量、定量を見極めて、不要なものを処分してから整理収納に移ることが、すっきり片付いたキッチンを作るための第一歩です。
①シンク下の扉を活用した収納法
一人暮らしの狭いキッチンで、スペースを確保するためには、シンク下の扉を活用した収納方法がおすすめです。
100均の収納グッズの中には、このシンクの扉の裏に付けられるドアフックや、バスケットなども多数販売されています。
②シンク下は収納用にする
また、狭い一人暮らし用のキッチンでは、カウンタースペースが限られているケースがほとんどです。収納スペースは、シンク下に確保するのが基本です。
シンク下の収納スペースは、湿気がこもりますので、食品の収納には向きません。また、排水パイプもありますので、高さがあまりなく狭いので畳めるものなどを収納するのに向いています。
③100均の突っ張り棒を活用する
一人暮らしの狭いキッチンで、新たな収納スペースを生み出すためには、100均の突っ張り棒を利用するのがおすすめです。
突っ張り棒を2本組み合わせて上に板を置けば棚になりますし、フックを併用すればひっかけて収納することも可能です。
④冷蔵庫ラックでキッチン用具を整理
一人暮らしのキッチンで、意外とデッドスペースとなっているのが、冷蔵庫の上の空間です。冷蔵庫ラックを使うと周囲のスペースを有効活用できます。
冷蔵庫ラックは、ニトリやIKEAなどでも安くておしゃれなデザインのものが豊富にありますので、サイズを測って購入しましょう。
⑤小さな隙間を有効活用
一人暮らしのキッチンは、隙間スペースを有効活用して収納するのも重要なポイントとなります。狭い隙間に100均グッズの突っ張り棒を入れるのも良いでしょう。
また、幅が狭くておしゃれに収納できる狭いスペース用のワゴンやラックなどもありますので、こういったものを利用するのもおすすめ。
一人暮らしのキッチン活用法【調理器具編】
一人具らしの狭いキッチンをおしゃれに見せる収納術。ここからは、キッチングッズごとに収納方法のポイントをご紹介していきます。
まずは、キッチンでの置き場が調理の効率UPにもつながる「調理道具」の整理収納から見ていきましょう。
フライパンや鍋はファイルボックスに収納
一人暮らしのキッチンでは、お一人様用の鍋やフライパンなど、各1つぐらいずつ調理器具を揃えておけば十分です。
フライパンや鍋は平置きすると場所を取りますので、100均にあるプラスチックのA4のファイルボックスに立てて収納するのがおすすめです。
鍋類は立てて収納した後に、ファイルボックスの外に中に入れるものを書いておくのがベター。洗ったあと戻す時にも、置き場所が決まりやすく、片付いた状態をキープしやすいのでおすすめです。
収納ケースに種類分けしたキッチンツールを収納
続いて、キッチンで使うピーラーやおろし金、お玉などのキッチンツールの収納ですが、ツールは使う目的ごとに収納ケースにまとめます。
こちらも100均の収納グッズを活用しましょう。この時、白や半透明、あるいは黒と使う色を統一するとおしゃれに見えます。
収納ケースは、蓋付きのものなどもありますので、どうしても、抽出しの中にしまいきれないものや、お箸やスプーンといったカトラリー類は、蓋付きのケースに入れて出して置くという収納方法もあります。
まな板スタンドを活用
キッチンの調理道具の収納で、最後のポイントとなるのがまな板。まな板は、見せる収納の場合がほとんどです。
一人暮らし用の狭いキッチンで、まな板を平置きすると、調理場所などがなくなってしまいますので、まな板スタンドを活用します。100均にも売っています。
まな板スタンドは、汚れがたまりやすいので、洗いやすい素材のものを選ぶことが肝心です。直立できる重さも確認してから購入しましょう。また、使わない時に折りたためるタイプもおすすめです。
一人暮らしのキッチン活用法【食器編】
続いては、一人暮らしのキッチンでも、わりと数が多くなってしまいがちな食器類の収納について見ていましょう。
一人暮らしの食器類の基本は、お茶椀、お椀、5寸皿、そしてメインプレートになるような平皿とスープボウルぐらいを一式揃えれば十分です。
収納を決める前に、まずは、手放せるものがないかを確認します。欠けているお皿やカップは、運気を下げますので、迷わず処分してください。
食器は立てて収納
キッチンのお皿の収納については、おしゃれで機能的な収納方法としてもっともおすすめなのが、ディッシュスタンドを利用する収納です。
お皿を立てて収納することで、清潔に保てると同時に出し入れも簡単です。ディッシュスタンドも100均グッズで揃います。
洗った後、そのまま食器立てに立てて収納するパターンがベストです。海外では、シンクの上に食器立てがついた扉付きの収納があり、洗ったらそこに皿を立てて扉を閉めるとそのまま収納完了できるようになっています。
スペースを有効に活用
一人暮らしのキッチンは、とにかく狭いのがネック。食器類の中でも、特にコップが一番場所をとります。
積み重ねられるタイプのグラスを選んだり、カップ類は高さを揃えて収納するなど、スペースを有効活用しましょう。
よくドリンク類の景品などで、ロゴの印刷されたカップなどをもらってしまうことがありますが、こういった景品類は一個ずつなので、ほとんど使いません。統一感がなくなりますので、リサイクルに出すかメルカリなどで販売して処分しましょう。
お気に入りの食器をおしゃれに飾る
一人暮らしのキッチンは、確かに狭いのですが、それでもおしゃれに見せたいなら、好きな食器だけ飾って見せる収納にするのも良いでしょう。
海外旅行で記念に買った一点ものの絵皿や、地方で見つけた骨董品のお皿など、こだわりの一枚をディスプレイしてみてください。
見せる収納をした場合は、食器の誇りや汚れが少し気になります。できれば、飾る時も食器棚がオープンタイプでないものにした方がお掃除の手間も省けて良いでしょう。
一人暮らしのキッチン活用法【食品編】
一人暮らしの狭いキッチンをいかにすっきりと見せるのか?続いては、ごちゃつきが気になる食品類の収納です。
買い置きのお茶の葉のストックやだしパック、調味料など、食品類は高さや形状も違うものが多く、おしゃれに収納するのが難しいアイテムです。
収納ケースを組み合わせる
そんな食品類をおしゃれに収納するポイントとなるのが、収納ケース。無印や100均などでも販売しています。
収納ケースを選ぶ際は、食品の形状や性質に合わせて選ぶのがベター。また金属類だと調味料が漏れた場合に錆びるので、洗えるプラスチック素材の収納ケースの方が向いています。
収納グッズのコーナーに、同じ色味でサイズ違いの収納ケースが販売されていますので、あらかじめキッチンの寸法を測って購入しましょう。
食品は保存容器に収納
一人暮らしのキッチンでは、どうしても食品類の消費スピードが遅くなります。余った食品をおしゃれにしまうには、保存容器に移し替えるのがおすすめ。
100均でも買える保存容器は、キッチンに統一感を出せるとても便利なグッズ。同じ容器を揃えて使いましょう。
食品の種類でラベルを貼る
食品のパッケージはどれもカラフルで統一感がないので、保存容器に移し替えるのがおすすめですが、何が入っているか一目で分からなくなるのがプチストレス。
そこで移し替えた容器の外には、統一して中身を書いたラベルを貼るのがおすすめです。おしゃれに見えるように英語で書いたりしても良いでしょう。
一人暮らしの狭いキッチンで活躍する収納グッズ
一人暮らしのキッチンは、どうしても狭いので、スペースを有効活用するのがうまく収納するための最大のポイントです。
ここからは、限られたスペースを最大限に生かせるおすすめの収納グッズをご紹介していきます。
①シンクドア用のフック
一人暮らしの狭いキッチンで、見せない収納をする際に大活躍するのがシンクドア用フック。ちょっとした出っ張りにもかけられます。
100均の収納グッズコーナーにも売っていますし、シンクドアの内側にテープで貼り付けるタイプなどもあります。
②S字フック
一人暮らしのキッチンに欠かせない便利な収納グッズと言えば、S字フックがあります。S字フックは、キッチンツールやカップなどもかけらる万能選手。
S字フックを購入する時のポイントは、カーブの直径が違うタイプを何種類か揃えること。太さの違うポールにかけられて便利です。
③突っ張り棒
一人暮らしのキッチンの戸棚を、うまく区切るのに便利な収納グッズと言えば突っ張り棒。長さが買えられるのでどこにでも合わせられます。
100均の収納グッズコーナーで販売されており、長さに合わせて短いものだと20cmぐらいからあります。寸法を測って購入しましょう。
突っ張り棒は、日本組み合わせたり、縦に組み合わせたりして、板を渡せば簡易の棚にもなります。また、S字フックと組み合わせて引っ掛ける収納もできるので、ぜひ、活用してみてください。
④冷蔵庫隙間ワゴン
一人暮らしの狭いキッチンをおしゃれに見せたい方には、冷蔵庫隙間用のワゴンがおすすめです。見せない収納の決定版です。
冷蔵庫の横のスペースは、デッドスペースになりがち。抽出しタイプのワゴンなら、すべて中にしまえて便利です。購入前に必ずスペースの縦横+奥行きを測ってください。
⑤ワイヤーネット
100均の収納グッズの中でも、かなり汎用性が高いアイテムとなっているのがワイヤーネットです。こちらも様々なサイズがあります。
ワイヤーネットは、ドアの裏、冷蔵庫、壁など、どこにでも固定して使用でき、細々したものをかけて収納することができます。
一人暮らしのキッチンをおしゃれにするレイアウト集
一人暮らしのキッチンで使える収納グッズや、各アイテムごとの収納のポイントをご紹介してきました。
続いては、キッチン全体の景観をおしゃれに見せるレイアウトの工夫について、見ていきましょう。狭いキッチンがどんな風にすればおしゃれに見えるのでしょうか?
キッチン道具はあえて見せるように工夫
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるために、キッチン道具をあえて見せるレイアウトにすると言う方法があります。
ルクルーゼのお鍋やマリメッコのキッチンクロスなど、見た目も美しいキッチンツールをあえて見せるように収納します。
ダイニングをキッチン裏に作る
一人暮らしのキッチンのレイアウト、次はキッチン自体を見せないように隠すレイアウトです。
食事をするダイニングスペースを、キッチンの裏側になる部分に設けることで、調理スペースを見えないようにするレイアウトです。
黒の器具と金属でキッチンを統一
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるレイアウト、続いては、キッチンの金具を黒い器具で統一するという方法です。
黒は、収縮色でキッチン全体をピリッと引き締めてくれる色ですので、統一感が出やすいおすすめの色です。金具の部分に使うと、全体がまとまって見えます。
雑貨やステッカーを飾ったポップ調キッチン
キッチンをおしゃれに見せたい時に使えるもう一つのレイアウトの工夫は、雑貨やステッカーなどを活用する方法です。
明るい雰囲気のポップなインテリアは、おしゃれに見せることができます。色は同系色を選ぶとすっきりとまとまります。
DIYで作った物を置く
一人暮らしのキッチンをおしゃれに見せるレイアウトの工夫、最後は、DIYで作った物を置いてみましょう。
陶芸をしてみたり、木工をやってみたり、何かしらDIYする趣味を持っている方におすすめの方法です。
オリジナルの雑貨は、自分の家のキッチンの雰囲気に合わせて色も決められますし、サイズも微調整可能です。棚を作るのが得意な人だったら、オリジナルのキッチンキャビネットを置いてみるのもいいかもしれません。
一人暮らしのキッチンは収納術と収納グッズでスッキリ!
一人暮らしのキッチンをすっきりとおしゃれに片付ける、収納方法のコツをご紹介致しました。便利な100均グッズや、見せない収納法など、様々なやり方を駆使すれば一人暮らしのキッチンも驚くほど使いやすくなります。
きちんと収納されたキッチンなら、道具の出し入れもスムーズで、調味料や保存食品などの取り出しも簡単に行えます。
一人暮らしでもお料理が好きな方なら、キッチンの整理収納は死活問題!今回ご紹介した方法を参考に、ぜひおしゃれなキッチンを目指して収納に励んでください!