吊るす収納に便利な100均アイテム
吊るす収納と聞いても、一体どんな道具を使えばいいのでしょう。吊るす収納に使える便利グッズは、お馴染みの100均でも広く取り扱われています。100均の商品なら価格も安く、吊るす収納にも気軽にトライ出来るのではないでしょうか。
こちらではまず、吊るす収納に便利な100均アイテムについてご紹介しましょう。身近なアイテムで、衣服や雑貨を吊るす収納は可能になるのです。
S字フック
専門書が出るほどに、S字フックは服や雑貨などを吊るす収納で役に立つことが分かります。100均のS字フックでも、簡単な吊るす収納をしっかりとこなしてくれるでしょう。キッチン周りで使えば、調理器具やループ付きの布巾を吊るす収納にすることが出来ます。
S字フックは手軽に使えますが、フックが物と一緒に外れやすい問題があります。いつもそうだと、意外にストレスになるものです。それを防止するのに、ストッパー付きのフックもあります。
突っ張り棒
吊るす収納には、何より「吊るす場所」が必要になるはずです。吊るす場所がないと、吊るす収納は不可能なのでしょうか。それを解決してくれるのが、突っ張り棒です。収納棚などを置けないデッドスペースも、突っ張り棒が1本あれば吊るす収納が可能になります。
あまり広い範囲に渡すのでなければ、吊るす収納には100均の突っ張り棒で十分間に合います。部屋のどこかに突っ張り棒を渡せるスペースがないか、一度探してみるといいでしょう。
バスケット
ブラブラ吊るすと生活感の出てしまうような物は、吊るしたバスケットの中に収納するといいでしょう。突っ張り棒を渡してS字フックを設置すれば、バスケットで吊るす収納が完成します。細かい物や、吊るす収納で見せたくない物は、バスケットの中に入れてしまいましょう。
インテリア性も収納力も高いバスケットは、吊るす収納を助ける重要なアイテムと言えるでしょう。使うバスケットを統一すると、なおすっきりとして見えます。
水切れが良いバスケット
ワイヤーバスケットやプラスチックのバスケットは、特に水回りの吊るす収納で活躍してくれます。洗濯時に使うピンチを入れたり、キッチン周りでスポンジなどの水切りに使うことも出来ます。水筒のパッキンといった細かいパーツも、水切れのいいバスケットでまとめて収納してしまいましょう。
子どもがお風呂で使うおもちゃも、水の切れるバスケットに入れて吊るせば、嫌なぬめりが発生することも少なくなるでしょう。洗面所でも役立ちます。
アイアンバー
突っ張り棒を設置出来ないような場所には、思い切ってアイアンバーを付けてみましょう。100均のアイアンバーは、吊るす収納には打ってつけです。洗面所に2本取り付けてタオル収納に使ったり、玄関でスリッパなどを収納するのにも役立ちます。
アイアンバーはデザインがシンプルな分、どんなインテリアの中にも上手く溶け込んでくれます。吊るす収納のためのアイテムを使って、インテリアを壊したくない人にもおすすめです。
キッチン向けの吊るす収納
キッチンは細々とした道具が多く、家の中でも物が片付きにくい場所です。そんな場所だからこそ、吊るす収納で便利にすっきりと片付けられるようにしたいものです。先ほどご紹介した100均グッズも、キッチン向けの吊るす収納で活躍します。
よく使うものは手近に出しておきたいキッチンですが、吊るす収納は、キッチンでどのようなアイデアを提案してくれるのでしょうか。
S字フックを使うキッチン収納アイデア
100均のS字フックは、キッチンの吊るす収納と相性がいいです。壁面にアイアンバーなどを設置すれば、それまでただの壁だったエリアも立派な収納場所に変化します。よく使うキッチンツールは、吊るす収納で出し入れの手間を省くといいでしょう。濡れたままで片付けられるメリットもあります。
キッチンツールの他、よく使うカップなども吊るす収納で片付けてしまいましょう。キッチンはアイデアさえあれば、たくさんのものを吊るして収納することが出来るのです。
バスケットを使うキッチン収納アイデア
キッチンでバスケットを使った、吊るす収納のアイデアはいかがでしょう。植物で作られたバスケットは、空間に温かみを与えてくれます。100均で購入出来るような小さなバスケットも、キッチンで使うちょっとした小物を片付けるのに使えます。
バスケットの難点は、その形ゆえに重さのある物を収納出来ないことです。特に持ち手が丸くなっているものは、吊るした時の安定が悪いのです。布巾など、軽いものを吊るす収納する時に向いています。
ワイヤーラックを使ったキッチン収納アイデア
100均でも取り扱いのある突っ張り棒とワイヤーラックを使えば、簡単かつおしゃれな吊るす収納が実現します。ワイヤーラックにはS字フックも引っ掛けやすく、設置さえしてしまえば、あっという間に壁面に吊るす収納を生み出すことが出来ます。
S字フックの以外にも、フックの付いたミニワイヤーバスケットも取り付けることが可能です。キッチンでよく使うスパイスを収納する、スパイスラックにもなります。
シェルフ+フックのキッチン収納アイデア
吊るす収納には、バーを渡したり、ワイヤーラックを使うアイデアもありますが、フック付きのシェルフを利用するというアイデアもあります。シェルフにフックが付いていれば、キッチン周りのものをまとめて収納出来て使いやすいでしょう。フックは、後から付けることも出来ます。
フックを後付けすることを考えると、木製のシェルフが扱いやすくて便利でしょう。キッチンの吊るす収納を考えるなら、まずは木製のキッチンシェルフを探すことから始めてもいいでしょう。
クリップを使った調味料収納アイデア
わさび、からし、にんにく、ショウガなど、チューブ入りの調味料はあるととても便利です。その反面、冷蔵庫内で上手く片付かずに悩んでいる人もいるのではないでしょうか。そんな人におすすめなのが、クリップを使った吊るす収納のアイデアなのです。
クリップの反対がフック状になっており、クリップで挟んだチューブを吊り下げることが出来ます。クリップで吊るせば、どれがどのチューブ調味料なのか一目瞭然で分かりやすくなります。
有孔ボードを使ったキッチン収納アイデア
板全体に穴の開いた有孔ボードも、吊るす収納の強い味方です。ボードを設置してしまえば、何を吊るすかはアイデア次第なのです。物同士がぶつからなければ、かなりの数を吊るす収納にすることが可能になるアイテムでもあります。シンプルなデザインなので、どんなインテリアにもよく合います。
ブラックの有孔ボードを使えば、メンズにもぴったりの吊るす収納場所を作ることが出来るでしょう。キッチンで必要な物だけでなく、空いたスペースにエアプランツなどを飾ってもいいでしょう。
衣服向けの吊るす収納
クローゼットに収まりきらない服を、棚などに重ねて置いてはいませんか。横置きした衣服は畳みジワも付きやすいですし、取り出す時にも手間がかかります。吊るす収納なら、そんな心配はいりません。吊るしてある物の中から必要な服を取ればいいので、他の服がごちゃごちゃになることもないのです。
こちらでは衣類を中心に、身に着ける物の吊るす収納のアイデアをご紹介しましょう。服などを吊るす収納が当たり前であるクローゼットの中も、アイデアで快適に使いましょう。
アクセサリの吊るす収納アイデア
収納場所に困るのが、ネックレスやピアスといったアクセサリー類ではないでしょうか。上手く収納出来ないと長いネックレスが絡まったりして、とてもストレスが溜まります。
ピアスにも、同様のことが言えます。こういったアクセサリー類の収納アイデアとして挙げられるのも、やはり吊るす収納なのです。
ディスプレイも兼ねたアクセサリーボックスは市販されていますが、それを買わなくても、100均で買えるアイテムを使って吊るす収納場所を作ってみてはいかがでしょう。段ボールを芯にしてファブリックなどを貼ったフックを作り、そこに吊るしても便利です。
先ほどからたびたび登場しているワイヤーラックも、アクセサリーの吊るす収納にぴったりのアイテムと言えます。100均のすのこを利用すれば、サングラスなどもまとめて収納出来る、吊るす収納棚を作ることが出来ます。
ネクタイの吊るす収納アイデア
仕事柄、たくさんのネクタイを持っている人もいるでしょう。ネクタイの収納アイデアも様々あり、丸めてケースに入れて収納する方法も聞かれます。
しかし、収納の仕方が悪いと、皺になってしまう心配もあります。そんなストレスを抱えないためには、ネクタイも吊るす収納で片付けるのが一番です。
クローゼットの中に突っ張り棒を設置すれば、あっという間にネクタイの収納場所が生まれます。吊るす収納をすることでネクタイの柄も一目で分かり、探しやすくもなるでしょう。ネクタイの本数が多いなら、高さに差を付けた突っ張り棒を、2本設置するといいでしょう。
吊るす収納には、意外な100均アイテムも役立ちます。100均で買えるデッシュスタンドを壁に垂直に設置し、そこにネクタイをかけるアイデアもあります。クローゼットの扉裏に貼り付ければ、スペースの節約にもなって一石二鳥です。
下着の吊るす収納アイデア
靴下などの下着類はついつい増えてしまい、収納場所に困るということはありませんか。衣装ケースやクローゼットの中を下着でごちゃごちゃにしないためには、吊るす収納を試してみてください。
下着類の吊るす収納は、バリエーションも豊富です。ハンガーに100均でも買えるクリップを取り付けて、それで靴下を収納するというアイデアもあります。
ウォールポケットで、吊るす収納をするという人もいます。100均アイテムであるタオルストッカーをクローゼット内に設置し、そこに丸めた靴下を放り込むだけという吊るす収納もあるのです。クローゼットでかさばりがちなジーンズも、吊るす収納ですっきり片付けられます。
クローゼットのバーにフックを吊るし、そこにベルトループを引っ掛けるだけという手軽な吊るす収納です。ジーンズの腰回りが広がって風通しがよくなり、衣服にとってもプラスになります。洗濯までの一時置きの方法としてもおすすめです。
帽子の吊るす収納アイデア
家族が多いと、帽子の数も増えてしまうものです。誰でも簡単に取り出せて、ぱっと片付けるのには、吊るす収納で帽子を片付けるといいでしょう。バーが渡してあれば、そこにS字フックやフック付きクリップを吊るし、そこに帽子を引っ掛けて収納出来ます。
クリップで吊るす収納にする場合には、クリップで傷みにくい場所を挟むようにしましょう。つばの部分をクリップで留めてしまうと、跡が付いてしまう可能性があります。
クローゼットの吊るす収納アイデア
クローゼットは、元々が衣服を吊るして収納するのに適した場所です。最初からポールが設置してあり、すぐに吊るす収納を実践出来るクローゼットも多いことでしょう。
とはいえ、クローゼットの容量にも限りがあります。服だけでなく何でもかんでもハンガーで吊るしてしまうと、すぐに収納場所がなくなってしまうのです。
クローゼット内で吊るす収納を活用するなら、アイデアを駆使しましょう。ポールに吊るして使える衣類ラックがあれば、縦の収納が可能になります。帽子や服を入れたり、バッグを収納しても便利です。衣類ラックは折り畳めるものだと、それ自体の収納にも困りません。
意外と盲点なのがクローゼット内の壁面であり、そこにワイヤーラックを設置すれば、さらに吊るす収納場所を増やすことが可能になります。ワイヤーラックには、ネクタイやベルトを引っ掛けて吊るすことが出来ます。クローゼット内でも工夫すれば、吊るす収納はさらに便利に働きます。
インテリアアイテム向けの吊るす収納
毎日を快適に過ごせるように、住居の中のインテリアには気を配りたいものです。こちらでは、インテリアとしても重要なアイテムについて、どのように吊るす収納を実践したらいいかをご紹介しましょう。
そのまま置いておくと野暮ったくなったり、部屋を散らかす原因になるような物も、吊るす収納ですっきりとさせましょう。リビングに物が多くて困っている人も、ぜひ参考にしてみてください。
カレンダーを吊るすアイデア
どの家にもまずあるだろうカレンダーですが、どのように扱っていますか。多くの場合は壁にピンで直留めではないでしょうか。
この状態でカレンダーをめくると、壁に挿したピンの穴が大きくなり、壁を傷つけたり、カレンダーが落ちやすくなる原因にもなります。
そこでご紹介するのが、壁にワイヤーラックを取り付け、そこにカレンダーを吊るすというアイデアなのです。カレンダーを吊るしておけば、ピンの時のような面倒ごとは起こりません。また、ラックを設置することで、細々した物を収納出来る場所も生まれるのです。
カレンダーに予定を書き込むペンも、吊るす収納にしてしまえば実用的で便利でしょう。ワイヤーラックは100均でも買えますし、バーベキューなどに使う焼き網を使ってDIYすれば、自分好みの吊るす収納場所を作ることが出来ます。
プリントを吊るすアイデア
子どもがいると、学校関係でもらってくるプリントに悩む人も多いのではないでしょうか。ファイルで整理して収納するのもいいですが、提出が必要なプリントなど、しまうにしまえない物もあります。
目に付いていてほしいプリントには、吊るす収納がぴったりです。壁にウォールポケットを取り付け、そこに分類して収納するアイデアもあります。
場所を取りたくないなら、プリントを大きなクリップに留めて吊るす収納にしてしまいましょう。キッチンに置いておけば目に付きやすいですし、提出を忘れることもなくなるでしょう。重要度が低くなれば、ファイルなどに入れて整理すればいいのです。
目に付く場所に吊るすのは生活感が出て嫌だ、という人もいるでしょう。そんな人は、食器棚などの扉裏に、プリントを吊るしておくのはいかがでしょう。人目に付かなくても、毎日開ける場所なら忘れることもありません。生活感を隠すのには、役立つアイデアです。
雑誌を吊るして収納アイデア
お気に入りの雑誌はいつも手元に置いておきたいですが、意外と置き場所に困るものです。そんな雑誌にも、実は吊るす収納が効きます。
壁やワイヤーラックにハンギングバッグやバスケットを引っ掛け、そこに吊るす収納をするのです。平面に置かなくていいので、場所も取りません。
インテリア上級者は、突っ張り棒とナイロンベルトで雑誌の吊るす収納場所を作ってしまいます。ナイロンベルトは突っ張り棒の通る穴を作り、それで棒に通しておきます。雑誌1冊につき、ベルトは2本必要です。
ベルトの通った突っ張り棒を横に渡したら、ベルトとベルトの間に雑誌を挟み込むだけです。雑誌を吊るす収納にすると表紙がよく見え、それだけでインテリアにもなります。雑誌置き場を用意出来ない狭い場所には、吊るす収納を行ってみましょう。
バッグを吊るして収納アイデア
置いて収納するとかさばりがちなバッグは、吊るす収納をするに限ります。クローゼットの中でも、バッグを吊るして収納すると省スペースにもなって大変便利です。専用のバッグハンガーを使えば、クローゼットのドアに取り付ける形でバッグを収納することが出来ます。
外から持ち帰ったバッグの底は、意外と汚れていたりするものです。そういう面からバッグを家の床に置きたくない場合にも、吊るす収納は打ってつけと言えるでしょう。
フックとバッグを組み合わせる収納アイデア
引っ掛ける場所の多いバッグは、吊るす収納に向いたアイテムと言えるでしょう。あまり使わないバッグはクローゼットの中でいいのですが、デイリーバッグは外に出しておきたいものです。そんなバッグは、敢えて見える場所にフックで吊るして収納してはいかがでしょう。
お出掛けに必要な物が入ったバッグは、玄関に吊るしておいてもいいでしょう。目に見える収納が好きではないなら、物入れの扉裏にフックを取り付け、そこにバッグを吊るすといいでしょう。
玄関向けの吊るす収納
玄関もまた、収納が不足しがちなエリアと言えます。服やアクセサリーと同様に、靴も増えやすいアイテムだからです。履く靴は2~3足で足りるはずですが、そういうわけにもいきません。家族が多いと、玄関はなおのこと散らかってしまいます。
そんなエリアだからこそ、吊るす収納が重宝されます。靴箱からあふれて玄関を占領する靴やその他のアイテムは、吊るす収納で美しく片付けてしまいましょう。
突っ張り棒で靴を吊るす収納アイデア
突っ張り棒は、吊るす収納の強い味方です。100均で買えるくせに、使い勝手がいいのも嬉しいポイントでしょう。突っ張り棒1本で靴をたくさん収納出来るなんて、信じられるでしょうか。突っ張り棒による吊るす収納には、ヒールのある靴が特におすすめです。
靴のヒール部分を棒に引っ掛けるだけで、簡単に吊るす収納が完成するのです。突っ張り棒さえあれば、他に必要なアイテムはありません。すぐにでも試したい、吊るす収納ではないでしょうか。
突っ張り棒とフックを組み合わせる靴収納アイデア
ヒールがある靴以外も、突っ張り棒による吊るす収納が可能です。靴箱の中に突っ張り棒を渡し、そこにフックを付けて収納する方法です。靴を吊るす専用のフックもありますし、フック付きのクリップを使えば、子ども用の小さな靴を吊るして収納出来ます。
ワイヤーネットを使った靴を吊るす収納アイデア
ワンルームのアパートは玄関も狭く、靴箱を置くスペースすらない場合もあります。だからといって靴をそのままにしてさらに玄関を狭めるのではなく、使えるスペースを使って収納しましょう。省スペースの収納なのは、やはり壁面収納です。
壁にワイヤーネットを取り付け、そこに靴を吊るして収納するといいでしょう。上手くやればまるでショップのディスプレイのような仕上がりになり、一気にカッコいい玄関に早変わりです。
すのこを使った玄関の壁面収納アイデア
玄関を散らかすのは、靴ばかりではありません。インテリア目的で置く小物もいつの間にか、ごちゃごちゃした玄関を作る原因になることがあります。家の顔である玄関をすっきりと見せたいなら、すのこを使った壁面収納にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。
100均のすのこは扱いやすく、壁面収納を作るのに向いています。玄関のインテリアは、すのこの壁面収納にまとめるといいでしょう。それが、美しい玄関を作る秘訣です。
アイアンバーを使った玄関の吊るす収納アイデア
シンプルなアイアンバーは、どんなテイストの玄関にもよく合います。玄関にアイアンバーが1本あれば、傘や掃除用具をまとめて吊るす収納にすることが出来ます。傘立てにまとめて入っていた傘も、吊るして収納すれば誰のものか分かりやすいでしょう。
玄関を掃除する道具も手近にあれば、いつでもさっと掃除をする気になれます。アイアンバーに吊るせば、生活感も薄れるのでおすすめです。
水回り向けの吊るす収納
お風呂場や洗面所などの水回りは、いつも清潔に保っていたい場所です。しかし水を使う場所である都合上、汚れやすいのも事実なのです。水回りの大敵であるカビやぬめりに悩まされている人は、多いことでしょう。
解決法として、洗面所などの水回りに、接地して物を置かないというものがあります。それを可能にするのが、吊るす収納なのです。お風呂場や洗面所には、どんな吊るす収納があるのでしょうか。
タオルバーと組み合わせるお風呂場収納アイデア
お風呂場内の収納は、その場所によってまちまちではあります。しかしどんなお風呂場にも、まずタオルバーはあるのではないでしょうか。収納場所のないお風呂場こそ、このタオルバーを利用しましょう。
タオルバーにフックでバスケットを取り付ければ、シャンプーなどのボトルをしまえます。タオルバーはあらかじめ設置してある丈夫な物なので、ボトル数本を収納しても問題ないでしょう。
フックを取り付けるお風呂場収納アイデア
お風呂場の棚にボトルを置くと、その接地面がぬるついてくることがよくあります。その掃除から解放されたいなら、タオルバーにフックを付けて、ボトル類を吊るすといいでしょう。濡れても、吊るす収納ならすぐに乾きます。
S字フックを使ったお風呂場収納アイデア
特別なアイテムがなくても、S字フックさえあれば吊るす収納は可能になります。タオルバーにいくつかS字フックを吊るすだけで、お風呂場で使う物を一か所にまとめることが出来て便利です。体を洗うスポンジやブラシも、吊るしておくと水切れがよくなって清潔です。
クリップを使った洗面所収納アレンジ
洗面所の水回りも、カビやぬめりに悩まされるポイントと言えるでしょう。洗面所にも棚はありますが、どうにも使い勝手が悪いこともあります。いつも使う歯ブラシやコップを清潔に保つには、洗面所でも吊るす収納が役に立ちます。
洗面所で毎朝使うアイテムは、クリップでまとめて吊るしておくアイデアもあります。水濡れによる汚れの発生も抑えられ、気持ちよく毎日をスタートさせることが出来るでしょう。
パイプ付き洗濯ものラックを使った洗面所収納アレンジ
洗面所の洗濯機上は、誰もが注目する収納ポイントになりつつあります。突っ張り棒で設置出来る棚があったり、DIYして収納場所を作る人もいます。何かしらの収納場所を設けるのであれば、パイプ付きの収納ラックをおすすめします。
パイプに濡れた洗濯ネットを吊るして乾燥させたり、バスケットを吊るしてお風呂用品を乾燥させたりも出来ます。普通の収納プラスアルファを求めるなら、パイプ付きラックがいいでしょう。
吊るす収納の注意点
クローゼットの中に衣服を吊るしたり、洗面所で水回りの物を吊るしたりと、吊るす収納には大変メリットが多いと言えます。しかし、吊るせるからといって何でもかんでも吊るしていいものなのでしょうか。こちらでは、吊るす収納にあたっての注意点に触れておきましょう。
重さ
吊るす収納で最も気を配るべきなのが、吊るす物の重さについてです。クローゼットや洗面所にあらかじめ設置されているようなバーには、後付けの物よりも強度があります。
吊るす収納に役立つ突っ張り棒は、それに比べると強度不足と言えます。突っ張り棒で吊るした衣服の重みに耐えられず、棒が落下して悲惨なことになった経験は、誰しもあるのではないでしょうか。
洗面所の吊るす収納も同じように、後付けのアイテムが重みに耐えきれずに落ちてしまうことはよくあります。服などの物が落下するだけならまだしも、最悪の場合、住居そのものに傷が付く可能性もあります。
突っ張り棒やその他の吊るす収納に役立つアイテムには、どれだけの重さに耐えられるかを示す「耐荷重」という表示があるはずです。それに従って、吊るす収納を行うことをおすすめします。そうでないと、クローゼットや洗面所に傷を付けて、泣く羽目になります。
見栄え
見えない場所での吊るす収納もありますが、その多くは、いわゆる「見せる収納」です。だからこそ、見栄えには注意が必要です。他人の入る機会が少ない洗面所や、棚の中の服などは問題ありません。人目に付く場所で吊るす収納をするのであれば、見せても問題ない工夫をする必要があるでしょう。
インテリアの一部にしてしまうなど、アイデアを練りましょう。洗面所でやるにしても、仮に誰かに見られてもいいようにしておくと、来客時にも安心出来ます。
吊るす収納で省スペースを目指そう!
吊るす収納は、省スペースになる上にインテリア性もあって、一石二鳥の得な収納術だと言えます。今回ご紹介したアイデアを参考に、物の多いキッチン、服を吊るすクローゼット、気になる水回りの洗面所やお風呂場などで、自分なりの吊るす収納を試してみてください。
吊るす収納を会得すれば、服や雑貨であふれた生活とはサヨナラ出来るでしょう。服などの見せても問題のない吊るす収納を目指し、いろいろ工夫してみるといいでしょう。