危機管理能力の高い人・低い人の特徴とは?能力を向上させる方法も解説!

危機管理能力の高い人・低い人の特徴とは?能力を向上させる方法も解説!

危機管理能力が高い人は、会社の中でも頼りがいのある人、というイメージはありませんか。危機管理能力は重要なスキルですが、今からでも向上可能なスキルです。危機管理能力の意味、日々の取組みで危機管理能力を向上させる方法を紹介します。

記事の目次

  1. 1.「危機管理能力」の意味とは
  2. 2.危機管理能力が低い人の特徴
  3. 3.危機管理能力が高い人の特徴
  4. 4.危機管理能力を向上させる方法
  5. 5.「危機管理能力」とリスク管理能力の違い
  6. 6.危機管理能力チェック
  7. 7.危機管理能力は日頃から高めておこう!

「危機管理能力」の意味とは

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仕事で大きなミスをしてしまった際、上司から「危機管理能力が足りてないから、こんなことになってしまったんじゃないか」と言われてしまったことのある人は多いのではないでしょうか。

自分ではしっかり準備もしていて、言われたことにも全て対応してきたつもりなのに、何故かこの様な事を言われてしまうような、想定外のトラブルは起きてしまうものです。しかも、全てが順調だと思っていたのに突然。家庭や仕事、恋愛など、どこで起きるのかもわかりません。

今回は、突然訪れる「危機」への対応能力である『危機管理能力』について、危機管理能力が高い人、低い人の特徴、危機管理能力向上の為の方法も紹介します。危機管理能力を向上させ、更に『仕事の出来る人』へと成長しましょう。

被害を最小限に抑える事ができる能力

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危機管理能力が高い/低いとよく言われますが、そもそも危機管理能力とはどの様な意味で、何が出来る能力を指しているのでしょうか。まずは危機管理能力とは何かを紹介します。

危機管理能力は「危機(=トラブル/想定外の事態)が発生した際、被害を最小限に抑える事ができる能力」の事を指します。トラブル発生時、スマートに対処してすぐに解決させてしまう人。逆に大きくないトラブルへの初動を含めた対処法を間違って二次被害を発生させてしまう人。

身近な人達の中でもこの様な違いがあることを、実際に目にしている方も多いのではないでしょうか。この違いを生んでいるのが、それぞれの人が持っている危機管理能力の違いなのです。

危機管理能力が低い人の特徴

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危機管理能力が高い人ほど、トラブルへの対処が早い。これはもう、皆さんの会社や学校、家庭においてもその様な人の姿を目にしていることでしょう。また、これらの人達は、特に仕事においてはそもそもトラブルそのものが少ない気がしませんか?

逆に、危機管理能力が低そうという印象のある人には、トラブルそのものが多く発生してしまっている印象がありませんか?危機管理能力を向上させる為の方法を紹介する前に、まずは危機管理能力が低い人の特長を紹介します。

自分にも当てはまるところが無いか確認しながら、もし思い当たる特徴があれば、すぐにでも意識的に改善を図る努力を始めましょう。改善には時間がかかるので、始めるならすぐに始めることをおすすめします。

自己中心的

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危機管理能力が低い人の特長の1つ目は、『自己中心的なタイプの人』です。自己中心的な人は、自分のことが最優先され、周囲の人々のことを考えることは二の次にする傾向があります。

これが意味することは『コミュニケーションが苦手で、自身の発言、仕事が他人に与えるリスクや影響を考慮できない』ということなのです。

この様な人はトラブル発生時、自身の危機管理能力を自身の責任を回避する為に使い、周囲への影響を考慮して様々なリスクを回避すること意識が向かない傾向があるようです。

楽観主義

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危機管理能力が低い方は楽観主義の方が多い傾向もあるようです。楽観主義とは、物事をポジティブに考え自分に良い結果が出るであろうことを想像する人です。もしくは、良い結果でなくとも、悪いことが起こることは想像すらしないで物事を進める人の事を指しています。

悪いことが起こることを想像していないということは、トラブルが起きた時にどの様に対応すべきなのか、トラブルが起きそうな場面に遭遇してもその予感を一切感じていないことを意味しています。

そしてトラブルが起こったとしても、何とかなるだろうと簡単に考えていたり、その事象が他人の何らかの落ち度に要因があると捉える傾向が強く見られます。ポジティブなのは良いことですが、予知できるリスクに対する準備をしておくことは、危機管理能力を向上させるために大切な事です。

知識・経験不足

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知識と経験が不足している人も危機管理能力が低い(必要十分な危機管理能力を発揮できない状態)傾向があります。危機管理能力とは、誰もが生まれもって与えられた才能というより、知識や経験に基づいてリスクと察知する能力であったり、相手の感情等を察知する能力だからです。

同じ新しい仕事に、新入社員と異動したてのベテラン社員が従事し始めた際、新入社員の方が経験や知識験が浅いため、トラブルそのものを発生させてしまう可能性も高いですし、トラブル発生時の対処法も判らないことから二次被害を発生させてしま可能性が高いです。

これは、知識・経験と経験の差が生むものです。知識とは業務知識はもちろんですが、相手の反応を想定するための知識や、一般的にどの様に行動すればトラブルを回避できそうかという経験を指しています。トラブルは発生するものなので、そこから何を学んできたかが違いを生みます。

体調管理ができていない

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危機管理能力が低い人は『体調管理ができない』ことも特徴として挙げられます。大切な会議や商談に睡眠不足や二日酔いなど、自身が気を付ければ回避できることを原因とした体調不良状態で現れるような人のことを指しています。

この様な状態は、集中力が散漫になり、通常であれば気づける事柄に注意を払うことができない状況に陥っている可能性が高く、本来回避できるリスクを回避できないことがあります。

また、仕方ないことも多々ありますが、大切な商談の資料を仕上げるために寝不足になってしまったような場合は、その仕事のゴール設定と、ゴールに至るまでのスケジューリングに課題があると捉えることもできますので、準備力という意味でも危機管理能力が低いと捉えられます。

危機管理能力が高い人の特徴

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ここまでは「危機管理能力の低い人の特長とは何か」を紹介してきました。全てに心当たりのある方もいらっしゃるかもしれませんが、心当たりがあると感じられるのはまだ、成長の余地が残されているということなので、紹介したマイナスの特長を改善できるよう経験から知見を得ましょう。

一方、心当たりがない方でも、本当に周囲の人達からもその様な評価を得られているのか、改めて冷静に振り返ってみましょう。最も質が悪いのは「自分では出来ていると思っているが、周りからは全くその様な評価を得られていない」人です。

そこで今度は、「危機管理能力の高い人の特長とは何か」を紹介しましょう。その特長に当てはまるか否かを客観的に確認することで、自己評価が他者評価と合致しそうかを推察してください。

リスクを想定した対応策を考えてある

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「危機管理能力の高い人の特長とは」をテーマに紹介していきますが、まずは「発生しそうなリスクを敏感に察知し、対応策を事前に準備しておくことが出来る」ことです。商談相手の何気ない一言から課題の本質を探ったり、相手の性格を加味した判断を下せるような人です。
 
業務推進にあたり、トラブルや提案に対して言われそうなことを想定し、その対処法を準備しておくことでトラブルそのものを回避出来たり、回避できなかったとしても対処スピードが速いことで大きなトラブルに発展することや二次被害拡大を防ぐことに繋がります。

イマジネーションを働かせるとともに、これまでの経験、対話相手の性格や相手企業の企業文化を加味してリスクを想定することがこの能力の胆です。

論理的に物事をとらえ、想定されるリスクの中でも何が起きてしまうと致命的なのかを判断し、最大リスクは常に排除できるように業務を推進できる人が、危機管理能力の高い人の特長と言えます。

トラブルが起きても冷静

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続いて紹介する『危機管理能力の高い人の特長』とは『トラブル発生時、常に冷静に行動できる』ことです。事前にリスク想定していたとしても、実際にその事態が発生した時に冷静に対処できるか否か。また、事前の想定にないトラブルが発生する可能性もあります。

どんなに危機管理能力の高い人だったとしても、100%のリスク想定は出来ないものです。想像力の限界もありますし、本当に想像もできないほどのミスが起きること、想定もできない事象が発生してしまうこともあるものです。

想定外のトラブル発生時、どんな人でも多少は冷静さを欠いてしまうもの。本当に危機管理能力が高い人とは、「どんな不測の事態に直面しても冷静に判断、行動できる人」です。

冷静さを失ってもすぐに平常心を取り戻し、冷静に事態を分析し、最善の対処法を短時間で実行に移せる人が危機管理能力が高い人なのです。

人一倍豊富な経験を持つ

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最後に紹介する、危機管理能力の高い人の特長とは『人よりも豊富な経験がある』ことです。トラブルに強い方の特長として、トラブル対処の経験が豊富な事も挙げられます。誰にでもトラブルは起きるものです。トラブルのない仕事や人生はありません。

そのトラブルに対してどの様に立ち向かってきたか、そこが差になるのです。若いころのトラブル対処は、上司や先輩のアドバイスをもとに対処することがほとんどですが、この経験の中で何を学んできたか。他人のせいにして自分を振り返らないと自分の糧にはなっていません。

新入社員を思い浮かべてください。当初、危機管理能力なんて全くなかったのにトラブル対処を経験した数年後、自然と危機管理能力は向上していることがほとんどです。彼らは経験の中で学び、他人のトラブル対処時に相談に乗るなどの経験も加えて成長しているのです。

危機管理能力を向上させる方法

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ここまでは、危機管理能力の高い人と低い人の特長を紹介することで、その違いとは何なのかを紹介してきました。では、危機管理能力が低い人はもう、危機管理能力が高い人の様にはなれないのか。決してそんなことはありません。

危機管理能力が低いと感じている人も、訓練次第で危機管理能力を向上させることは可能です。ここからは、これからの仕事の中で何に注意しながら業務に取組むと、危機管理能力を向上させることができるのかを紹介していきましょう。

それぞれの項目の意味をしっかり考えて、日々の業務に取組むことで、危機管理能力は確実に向上させることが可能です。意識して取り組まないと、いつもの自分に戻ってしまいますので、最初は意識して意識することが大切です。

固定観念を捨て疑う

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危機管理能力向上の為に最初に取組んでいただきたいこととは、『固定観念を捨てる』ことです。固定観念とは、「これはこうなるだろうという、今までの経験から導き出されること」を意味します。つまり、普通にやっていたらこうなるだろうという一般的な答えを想定することです。

トラブル発生時は多く場合、やっているはずの事が行われていなかったり、普通にやれば気を付けておくだろうと思っていたことがケアされていなかったなど、「こうやっているだろう」と思っていたことがなされていないことで原因になっていることがあります。

全てを疑う必要はないかもしれませんが、当たり前のことでもしっかり確認しておくこと、そして自分自身も当たり前の考えを捨て、視野を広げて取組むことです。

疑問と細心の注意を払い、常に可能性を考慮に入れつつ柔軟に考えましょう。解決策を考えておく訓練が危機管理能力は自然に向上していきます。

様々な状況をシミュレート

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先に紹介した「固定観念を捨てる」の先にある事柄になりますが、危機管理能力が低いと感じている方は、固定観念を捨てて考えた様々なトラブルに対し、その事態が発生した時に自分はどう対処すべきなのかをシミュレートすることで危機管理能力を向上させられます。

先に何が起きる可能性があるのかを想定することで、そもそも想定できるリスクの幅が広がるということもあります。また、実際に発生しなかったとしても、そのリスクに対してどの様に対処すべきなのかを考えておくことは、実際にリスク対応したのと同等の意味をもたらします。

リスクと対処法を想定することで、自分だけで解決できることなのか、他の人にも助力を求めなければならないのか、事前につぶせるリスクなのか否か。

現在の自分に不足していることも整理できるという利点もあります。副産物まであるこの訓練は、是非とも習慣化することで自身の急成長を促してくれます。

常に目的意識を持って行動

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危機管理能力向上に資する訓練の最後に紹介するのは『行動に対する目標設定と維持』です。『小さな行動にこそ目標設定を行い、達成するまでその意識を持ち続ける』ことを意味しています。小さな成功体験を積み重ねることも大事な事で、もちろん大きな事柄も同様に取組む必要があります。

スケジューリングをしっかりやる、というのは当たり前の事かもしれませんが、意外に出来ていない事柄でもあります。いつまでに仕上げる為に、いつまでに〇〇を終わらせておく。誰かに〇〇を仕上げておいてもらう。この様な計画を細かく立てて実行する/させる管理が必要です。

途中で計画が変わってしまったらどうするのか、その様な事を想定した事前プランと起きてしまった時の対処を繰り返すことで、大きなトラブルにも対処できるようになります。

危機管理能力が低い方は、この様な計画を立てるのが苦手な傾向があります。計画と想定に想像を加えて業務に取組むことが危機管理能力向上のポイントです。

「危機管理能力」とリスク管理能力の違い

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危機管理能力の意味や危機管理能力向上の為の訓練方法について紹介しましたがいかでしたか。危機管理能力向上の大切さを感じていただけたのではないでしょうか。

ところで「リスク管理能力」という言葉を聞いたことはあるでしょうか。「危機」と「リスク」の言葉の違いですが、「管理能力」が加わると意味は異なるのでしょうか。

ここでは危機管理能力から少しだけ離れ、リスク管理能力の意味や危機管理能力との違いについて紹介していきます。違いを理解して更にスキル向上に励みましょう。

リスク管理能力の意味

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これまで紹介してきた「危機管理能力」とは、トラブルが発生した時にどの様に対応できるかの能力を意味しています。一方「リスク管理能力」は、厳密にいうと「危機管理能力」とは意味するものが違っています。

「リスク管理能力」は、トラブルが発生する前に危機を想定して何を準備するのかという能力を意味しています。日本では一般的にトラブルが発生してからの処理能力が重視されてきましたが、最近ではその傾向にも変化が見られています。

まだ起きていない危機を予想すること

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web構築の業務を思い浮かべていただくと判りやすかもしれませんが、事前にリスクを想定してタスクを割り振っていくのが「リスク管理」それでも起きてしまった事柄に対する対応力が「危機管理」。このように意味を解していただくと良いかもしれません。

別の事例で紹介すると、学校の先生が「試験にはAとBを出す」と言ったとします。この時、先生の性格や過去の傾向から「CとDもでるはず」と考えて勉強(準備)しておくのが「リスク管理」です。

一方、事前準備なしに試験に臨み「CとDが出てる。何とかしよう」と、試験期間の中で対応していく能力が「危機管理」となります。

この様にリスク管理能力と危機管理能力は、意味は違っても、一つの事柄に対しては密接なつながりを持っています。言葉で分ければ意味の違いはありますが、どちらも出来ることが本当の意味で危機管理能力の高い人材であると考えることができるでしょう。

危機管理能力チェック

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最後に、これまでのまとめの意味も含めて危機管理能力に対するチェックリストを10項目紹介します。先に紹介したように、自分で感じている自分の能力と、他人から見た時の能力には差があります。

自分の本当の能力を見極めるためにも、客観的に自分の危機管理能力がどうなのかを、このチェックリストで確認してみましょう。自己評価なので、少し厳しめにチェックすることをお薦めします。

この項目の中で、自分に当てはまらないと感じる項目が多ければ「危機管理能力が高い」ということになります。当てはまる項目が多いほど「危機管理能力が低い」ということになりますが、目安は「3項目」です。

3項目以上当てはまる方は、先に紹介した危機管理能力を向上させるための訓練を、毎日の業務の中で意識して取り入れるようにしてみましょう。

①自己中心な所がある

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最初のチェック項目は「自己中心的な所がある」です。自己中心的な人は、他の人が考えていることを想像したり、相手の状況などを考えることが苦手です。トラブル発生時も、人のせいばかりにして成長スピードが遅くなってしまうこともあります。

相手の立場や状況を考える能力は、危機管理能力向上という観点だけでなく、業務を円滑に推進するという観点でも重要なことです。

②物事を深く考えずに生活している

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次のチェックポイントは「物事を深く考えずに行動していないか」です。危機管理能力は、様々な状況の中で起こりうるリスクを想像しながら、そのリスクに対する対応を想定しておくことが重要です。

一つ一つの事柄に対する対処法を常に考えておくことが訓練でもあり、いざというときに素早く適切な判断を下すことに繋がりますので、日々の物事に対して考えて行動することを心がけましょう。

③知識不足やスキル不足を感じることが多い

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3つ目のチェックポイントは「知識やスキルが不足していると感じることが多い」です。危機管理において知識やスキルが不足していることは致命的な欠点となりかねません。

日々、業務に携わることで必要な知識を学べる機会ははたくさんありますが、その他、社内や社外の研修に参加したり、書籍により知識を吸収する手段もあります。いつ、どのような知識が求められるか分かりませんので、読書等を含め自己研鑽に励みましょう。

④無意識に自分のキャパをオーバーしがち

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4つ目のチェック項目は「気づくと自分のキャパシティをオーバーしがち」です。自分のキャパシティはある程度、自分でも把握できる事柄です。上司や先輩から仕事を依頼された際、その仕事の期限等を確認しつつ、期限内に本当に自分がやり切れるのかの判断が必要です。

依頼してきた方も、それが期限内に完了する前提で計画を立てていますので、もしキャパオーバーで対応できない場合は、依頼者にとってトラブルが発生するという事態を招いてしまいます。

自分のキャパシティを把握しておくことで、他人からの依頼に対して迷惑をかけないということ、そして、自分自身が計画を立てる際にも、自分のキャパシティを把握した計画立案をすることが危機管理(リスク管理)の第一歩です。

⑤目先の事で手一杯で先を考えられない

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5つ目のチェックポイントは「目先の事で手いっぱいで先の事を考えられない」です。このチェック項目に自身が持てない方も多いのではないでしょうか。特に若手の方は、自分の仕事に加え先輩等から依頼された業務が山積みになっていることも多いでしょう。

そのような場合、山積した仕事をこなすことに精一杯になってしまい、その仕事の先にある事柄にまで気が回らないということも少なくないでしょう。

当初はそれも仕方ないかもしれません。しかし、先輩から依頼された仕事がその先でどの様に役に立つのか。今やっている業務を終えると何が起きそうなのか、その様な事を考えながら日々の業務に取組むと、良い結果が待っているかもしれません。

⑥受身なことが多い

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6つ目のチェックポイントは「受け身なことが多い」です。受け身な事が多いということは、逆から見ると自分で考えて物事を主体的に進行していないと言い換えることができます。

受け身な方というのは、誰かから言われたことはしっかりとこなせるスキルを持っていることが多いのですが、自分で考える行為を、そもそもしようとしていないということが多く見受けられます。

自分で考え、人から言われる前に先を読んで行動することが危機管理能力向上にも、通常業務のクオリティ向上にも繋がることになります。

⑦身近なトラブルに気付くのが遅い

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次のチェックポイントは「身近なトラブルに気が付くのが遅い」ことです。同じことを上司や得意先に言われたとしても、1人は危機感を持って素早く対応を検討し始める。もう1人はそんなに大きな問題ではないと勝手に捉え、行動もとらなければ深く考えることもしない。

この様な状況に遭遇した経験、もしくは自分が後者だった経験はありませんか。危機管理能力の高い人というのは、常に相手の言っていることの表面だけではなく、背景にあることまで想像して話を分析しています。同じ話を聞いても解釈が違う、温度感が違うというのはこれが原因です。

⑧良い格好をすることが多い

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8つ目のチェックポイントは「良い恰好をすることが多い」です。これは、本人には自覚がないかもしれません。相手が後輩だからといって格好をつけた物言いを繰り返してしまうこと。結果、その仕事がうまく進行せず、後輩の気持ちまでも離れていってしまう。

自覚は無くとも、この様な事は日常で頻繁に発生している事象です。確固たる自信がない時は、上司や先輩、時には後輩にだって頼って良いのです。仕事が無事に完全な品質で納品できることの方が重要です。

⑨過去の振り返りが少ない

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チェックポイント9つ目は「過去の振り返りが少ない」こと。これに自身を持って「少ないな」と答える方も少ないのではないかと思いますが、本当の意味で振り返りが出来ているでしょうか。

楽天的な方は特に、トラブルに遭遇しても、そのトラブルが解消した瞬間にその事象については過去の事として忘れ去る傾向があります。何度も同じミスを繰り返す傾向のある方は、実は振り返りがきちんとできていないのです。

トラブルが発生した際は、面倒であっても、得意先や上司に求められていなくても、経緯報告書の様な文書を書いてみると良いでしょう。経緯を正確に振り返り、どの時点で何をすべきだったか、自身の組んだ体制やフローに問題がなかったか等を振り返り、自身の知見として蓄積しましょう。

⑩物事を曖昧なまま終わらせることが多い

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最後のチェックポイントは「物事を曖昧なまま終わらせることが多い」こと。人の話を聞いて、何か不明点があってもきちんと質問をして解明することをせず、曖昧な部分が残ったまま業務を始めてしまうことが多い方は、これに当てはまります。

曖昧な部分が残っていると、それを依頼してきた相手先との認識の齟齬が生まれてしまう可能性があります。この認識の齟齬が重要な部分で無ければまだ良いのですが、核心部分に関係するような場合は、トラブル発生に直結する可能性があります。

自分の仕事をミスなく進行するためにも、協力部門や協力会社の方々に無駄な労力を発生させないためにも、自分が不明に感じた部分はしっかり確認してから業務に取組むようにしましょう。

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危機管理能力は日頃から高めておこう!

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危機管理能力を向上させることは、トラブル発生時の対処力が上がるということだけではありません。この能力が向上することで、様々なリスクを想定して業務に取組むことができるようになります。

何らかの提案を行うときにも、相手先の言いそうな事、相手の上司や会社が考えていそうなことを想定した提案が出来るようになります。これらが出来るようになると、提案の質が向上することになり、ご自身の評価も上がっていることでしょう。

個人の評価が上がると、仕事へのモチベーションも更に高まることになりますので、ますます仕事が楽しくなることになります。この好循環を経験するためにも、是非、危機管理能力向上に取組んでください。

Randkin
ライター

Randkin

世の中の様々な事に興味を持ち、自分から積極的に情報収集を行っています。読者の皆さんが、知っているようで知らない言葉や知識。今の生活がもっと便利になるアイデアをたくさん紹介していきます。

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