面倒くさい人は嫌われる!
「面倒」という言葉は余計な手間や時間をかけて取り組まなければいけないことを指す言葉ですが、コミュニケーションにおいてもそういったように感じる振る舞いや性格をしている人が「面倒くさい人」として嫌われてしまいがちです。
過ごしている職場などの環境や立場によって、「面倒くさい人だな」と感じる人と出会うケースも多々あります。また、「面倒な人」というのは自覚がない場合もあることから、実は自分自身が職場などでその「面倒くさい人」になってしまっている可能性もあります。
人間というのは、それぞれ異なる特徴を持っています。そして「面倒くさい人」にも、その性格や行動を見てみると特徴となる要素を発見することができます。そういった他の人とは違う特徴を理解することで、自身の行動を見直すこともできるのです。
また同時に、「面倒な人」の対処法や付き合い方を知ることで、職場など自分の近くに存在する「面倒くさい人」と円滑にコミュニケーションがとれるようにしていくことも大切です。
面倒くさい人の特徴8選【性格】
「面倒くさい人」の性格には決定的な特徴が存在します。しかし他のタイプにも共通している部分もありますから、見極めるには複数の特徴にあてはまるかどうか慎重に判断していくことが大切です。
また自分自身が職場などで「面倒くさい人」になっていたり、気づかぬうちにそういった振る舞いをしていることもありますので、まずは「面倒くさい人」の性格に関する特徴を知ることからはじめていきましょう。
いつも愚痴や不満を言う
「面倒くさい人」というのは、比較的おしゃべりな点が特徴として挙げられます。話す内容としては特に愚痴や不満といったマイナスなテーマが多いために、相手を不快にさせてしまいがちです。
愚痴や不満を口に出すということは、ストレス発散としては有効な対処法と言えます。しかし「面倒くさい人」はそういった内容を常に話しているというのが特徴となります。
この時、相手が疲弊していてもやめないケースも存在しており、いつも愚痴や不満を言う傾向にある人は「面倒くさい人」の可能性があります。
人の意見を聞かない
「面倒くさい人」はコミュニケーションに積極的な面を持ちますが、だからといって相手の話を聞くといった気遣いができるわけではありません。特に話を聞かない性格な人は、職場などで「面倒くさい人」と思われる特徴のひとつとして挙げられます。
こういったタイプは「話を聞いているフリをする」ケースもありますので、注意が必要です。もしこういったタイプの人と会話をする際は、「話を聞いてる?」といったように確かめるやりとりが必要です。
「面倒くさい人」の性格としては、基本的に自分中心に物事を考えてしまう傾向にあります。そのため、「人の意見を聞かない」といったように、アドバイスをしてもまるで受け付けてくれない自己中心的な行動を見せてしまうのです。
よく言えば頑固で芯が強いとも受け取ることができますが、周囲からすると「面倒くさい人」に見えてしまうので、もしそういった性格を自覚しているなら改善した方が良いでしょう。
話が長い
「面倒くさい人」というのは、基本的に話が長いです。おしゃべりな性格と判断することもできますが、その内容は基本的に自分の話題ばかりなので、他人は退屈してしまいます。
また「面倒くさい人」というのは、自分の話だけでなく、噂話など人によっては不快と感じるようなテーマを好んで口にする特徴があります。
もしそういった内容や似たテーマを好んだり、職場などで身近な人間に話しているような人は「面倒くさい人」の可能性がありますので会話には注意しましょう。
自己アピールが激しい
ナルシストな性格と言われるのも「面倒くさい人」の特徴です。基本的に自分にしか興味がないので、あらゆる面において自己アピールが激しい面を見せつけます。
具体例としては職場など身近な人とのコミュニケーションで自分の話ばかりしたり、他人の意見や話を聞かなかったりといった行動をしている人は要注意です。
そういったケースはかなりしつこく絡んでくる傾向にありますから、できるだけ距離をとって接する必要があると言えます。
感情の起伏が激しい
「面倒くさい人」の性格というのは、基本的に子どもっぽい傾向にあるため、その行動も大人とは思えない面が目立ちます。そのなかでも特に顕著なのが、「感情の起伏が激しい」という点です。
怒りっぽかったり、弱音を吐いたりなど喜怒哀楽の感情がコロコロ変わるため、周囲は振り回されてしまいがちです。そのため結果として「面倒くさい人」と判断されてしまうこともあります。
確かに感情の起伏が激しい人というのは、相手のことを考えていない行動をとることも多いため、「面倒くさい人」として距離を置かれてしまいがちです。
しかし場合によっては、ストレスなど精神的にまいっているため、一時的にそうなってしまっている可能性も否定できません。そのため、「面倒くさい人だな」と簡単に判断しないようにして、様子を見ることも大切です。
他人の気持ちを考えない
「他人の気持ちを考えない」行動や性格もまた、「面倒くさい人」の特徴として挙げられます。自分のことばかり考えて、他人がどう感じている考えられないということは、面倒くさいと思われるだけでなく、嫌われてしまう原因でもあります。
他人の気持ちを考えないという特徴を持っている人は、そういった行動をしている自覚がない可能性も大いにあります。もし直してほしいのであれば、その場で指摘するというアクションをとることも大切です。
承認欲求が強い
「面倒くさい人」というのはナルシストな面を持っていることから、「承認欲求が強い」という性格的な特徴をあわせて持っているケースが多くあります。
特に職場など働いている人にとって、仕事の成績など自分の評価に繋がる要素に対しては真剣に取り組もうとします。それは「承認欲求」を満たすための行為なので、それ以外の作業はおろそかになってしまいがちです。
基本的に「自分」だけが良い結果を得ることを第一に考えて行動してしまうので、職場では「面倒くさい人」として嫌われてしまうのです。
かまってちゃん
「面倒くさい人」は自己愛が激しい性格ではありますが、だからといって自分に自信があるわけではありません。逆に自分に自信を持っていない傾向が多く、それ故に承認欲求を満たそうしたり、かまってちゃんな行動をとろうとします。
これは他人に依存先を求めようとしている行動でもありますから、相手をしてもらうことで精神のバランスを整えようとしている可能性があります。
しかし基本的には自身の安寧を優先するあまり、他者を振り回してしまいがちです。基本的に相手を気遣うことができないので、最終的には嫌われてしまいます。
面倒くさい人の特徴7選【行動・言動】
「面倒くさい人」には性格的なものだけでなく、その行動や言動から特徴を知ることができます。どれも職場や学校といったコミュニケーションの場においては誰もがついついやってしまいがちなものも多く、結果としてそれが積み重なって「面倒くさい人」と思われてしまうこともあります。
もし自身の言動や行動を振り返ってみたときにあてはまるものがあれば、「面倒くさい人」として嫌われないように改善していきましょう。
ミスをした時の言い訳が多い
「面倒くさい人」というのはいつも愚痴や弱音を吐いてしまいがちです。そのため、職場などでミスをした時は言い訳ばかりしてしまう傾向にあります。
これは自分が悪いことをした、自分に原因があることを素直に認められないために起こる言動です。「自分は悪くない」ということを必死にアピールしようとしてしまうのです。こういった面をいつも見せてしまうので、周囲には「面倒くさい人だな」と思われてしまいます。
理解力やリサーチ力が不足している
「面倒くさい人」は承認欲求が強いことから、基本的に物事に対して積極的な行動をする傾向が見られます。しかしだからといってよい結果を得られるような努力をしていないことも多々あり、「理解力やリサーチ力が不足している」ことからミスを生み出してしまいがちです。
またミスをした時も言い訳が多く、「どうして」ミスをしてしまうのかといった自己分析を苦手としています。そのため結果として「努力不足」の烙印を押されてしまうのです。
お金にうるさい
「面倒くさい人」というのは、なにかしら他者が理解できない要素においてこだわりが強い面を見せつけることもあります。そのなかでも特に多いのが、「お金にうるさい」という特徴です。
例えば一緒に食事をしてワリカンになった時に、1円単位まできっちり分けようとする人は「面倒くさい人だな」と思われてしまいます。
そういった振る舞いは「自分だけ多く払いたくない」といった気持ちの表れでもありますから、そういった意図が伝わってしまうことから相手を不快にさせてしまう場合もあります。
連絡頻度が多い
かまってちゃんな性格は「面倒くさい人」の特徴でもありますが、そうったタイプは連絡頻度が多いといった特徴を持っています。例えば昨今ではスマートフォンから利用できるコミュニケーションツールを利用して頻繁に連絡を取り合おうとします。
連絡をとろうとする理由は様々ですが、基本的に「かまってほしい」という気持ちが先行しているので特に用もなく相手とコミュニケーションをとろうとしてしまうのです。
連絡をとろうとするタイミングも相手の都合を全く考えていないことが多いため、「面倒くさい人」だと嫌われてしまう原因になってしまいます。
言っていることに矛盾が多い
特にコミュニケーションの場において人は相手を「面倒くさい人」だと感じることが多くあります。その特徴として「言っていることに矛盾が多い」といった点も挙げることができます。
「面倒くさい人」は基本的によくしゃべりますが、その内容は相手にとって面白みに欠ける傾向があります。また、承認欲求が強いタイプだと良く思われたい気持ちが先走って、矛盾した話ばかりしてしまいがちです。
そのため、相手にとっては退屈だったり、不快に感じる話をしては嫌われてしまうケースも少なくはありません。
すぐに仕切る
リーダーシップを発揮することは職場など集団社会では良い方向に傾くこともありますが、その行動によってはやはり「面倒くさい人」になってしまうことがあります。
場の空気を読まずにすぐに仕切ろうとする行動は、相手にとってないがしろにされた気分になることもあります。また周囲を見ていないとも受け取られてしまうので、結果として「仕切らせるには不安だな」と感じさせてしまいます。
しかし「面倒くさい人」というのは、そういった気持ちも理解していないので、なにがなんでも自分が指揮をとって物事を強引に進めようとしてしまいます。
それは「面倒くさい人」の性格でもある「承認欲求が強い」面も関わっており、自分を良く見せようとしているからです。しかし結果として逆効果になってしまい、職場などでは嫌われ者になってしまうこともあります。
ルールや規則を守らない
ルールや規則など設けられている決まりを守らない人も「面倒くさい人」として嫌われてしまいます。なぜこのような行動をとってしまうかと言えば、基本的に「面倒くさい人」というのは自分を中心に物事を考えているからです。
つまりどうしてルールや規則を守らなければならないのか、ということを理解しようとしたり、考えていない傾向にあります。そのため、破ってしまってもよいと判断してルーズな行動をとってしまうのです。
職場の面倒くさい人の対処法
「面倒くさい人」というのは職場でも出会う機会の多い存在です。そういった場では簡単に縁を切ることもできませんし、上司や部下などその人の立場によっても対応を変えるのも精神的にストレスになります。
もし職場で「面倒くさい人」と出会ってしまったら、対処法を駆使して上手に付き合っていく必要があります。「面倒くさい人」に悩んでいたら、紹介した対処法を実践しながら、人間関係の改善を図っていきましょう。
極力関わらない
もし職場に「面倒くさい人」がいたのなら、極力関わらないのが最も効果的な対処法と言えます。しかし全く関わらないというのは、相手の立場だったり、働く環境によってはなかなか難しいこともあります。
そういった時の対処法としては、できるだけ接点を持たないことです。もし一緒を仕事をすることになっても、コミュニケーションは必要最低限のものとすることを意識してください。
「面倒くさい人」がかまってちゃんなタイプだったとしても、自身の欲求を叶えてくれないことがわかれば自然と向こうから距離を置いてくれるケースもあります。まずはしっかり相手に気付かせることも大切ですので、職場で極力関わらないような振る舞いを実践してみましょう。
奴隷みたいな扱われ方をしない
「面倒くさい人」というのは、真面目に向き合って付き合うのはかなり難しいタイプと言えます。だからこそできるだけにしたくないからと、その人の要望を適当に流してしまったり、素直に従って穏便に済ませようとする人もいます。
しかしそういった対処法というのは、あまり良い効果をもたらしません。結果として奴隷のような扱いを受け入れてしまっているため、「面倒くさい人」をつけあがらせてしまう可能性があるためです。
特に職場ではそういった付き合い方を推奨するような風潮があるケースもあります。しかしだからといって、そのような付き合い方は必ずしも良い方向に向かうわけではないことを理解しておきましょう。
あまり奴隷のような扱われ方をされないようにするためには、可能な限り中立な立場を心掛け、適度に断れる関係と作り出す努力をしていきましょう。
面倒くさい人との上手な付き合い方
「面倒くさい人」と上手な付き合い方をしていくためには、その性格や行動から見える特徴を理解して、それに合った対処法を見つけていく必要があります。これは一般的なコミュニケーションにも言えることで、円滑な人間関係を築いていくためには重要な要素です。
「面倒くさい人」と一口に言ってしまうと良くない面ばかり見えてしまいますが、上手な付き合い方や対処法を見つければそこまで険悪にならずに済む可能性がありますので、実践していきましょう。
面倒くさい部分を指摘
「面倒くさい人」というのは自分がそういった振る舞いをしていることがわかっていいない場合が多いので、指摘することで自覚してもらうというのも効果的です。
どうしても「面倒くさいから」と適当にいなしてしまうと、相手も図に乗って良くない関係が続いてしまいます。そういったことがないように、はっきり口に出して相手に伝えるのも効果的な対処法と言えます。
ただ場合によっては相手を憤慨させてしまう対処法でもありますから、例えば上司など目上の立場の人にはなかなか口に出せないといったケースもあります。
そういった場合は、他の人に頼んで指摘してもらうというのもひとつの対処法になります。大切なのは「自覚してもらう」ということですので、どうしても自分から相手に指摘するのが難しい場合は身近な人を頼ってみるのも良いでしょう。
時間がないフリをする
もし「面倒な人」がおしゃべりが大好きなタイプだった場合、真面目に向き合おうとすると時間を無駄にしてしまうことがあります。そういったタイプと上手な付き合い方としては、「時間がないフリをする」のが効果的です。
「面倒な人」というのは、相手を気遣うことがとても苦手です。だからこそ、わざとそういった行動をすることで気付かせる対処法というのはかなり有効になります。
しかし明確な態度をとっても、引き留めてなかなかその場から解放してくれないというパターンも多々あります。そういった時に自分から「もう時間がないので、また今度聞かせてください」と言える環境を整える点においても、時間がないフリをするというのは効果的な対処法なのです。
こっちの情報を与えない
「面倒な人」と上手な付き合い方は、基本的に適度な距離感をつくることが大切です。なにもこれは、意図的に話さないようにしたり、無視するような態度をとればいいというわけではありません。
そういった接し方は逆に相手を不快にさせてしまい、喧嘩などのトラブルに発展してしまう可能性があります。そのため、可能な限り相手に情報を与えないような付き合い方を意識していきましょう。
具体例としては、自分から聞かれてもないことを離さないようにすることです。開けっ広げな会話をしてしまうと相手に情報を握られてしまいますから、適度に相槌を打つような適切なコミュニケーションで上手な付き合い方をしていきましょう。
面倒くさい人と思われないためにすること
「面倒くさい人」というのは、もしかすると自分自身がそういった人間になっている、ということも少なくはありません。また、「面倒くさい人」の影響を受けて自分も「面倒くさい人」になってしまっていたというケースもあります。
「面倒くさい人」にならないためには、自覚するだけでなく意識して対処法を見つけていく必要がありますので、積極的に実践していきましょう。
反面教師にしてみる
人間の性格や言動というのは、生きてきた年数が積み重なって反映されているものですから、すぐに変えることはできません。まずは自分の性格や特徴を理解して、自分自身と上手な付き合い方を見つけて、意識して変わっていく必要があります。
そのお手本として「面倒な人」を観察してみましょう。そうすることで、自分の良い部分や悪い部分が見つけやすくなります。
またそうして反面教師にすることで、「面倒な人」との上手な付き合い方を発見することもできますので、率先して実行していくと良いでしょう。
面倒くさい人は自覚がない!
「面倒くさい人」というのは、総じてその性格や行動の特徴からして自覚がないことがわかります。そのため、もしかすると自身自身がその「面倒くさい人」になっていたというケースも少なくはありません。
また、「面倒くさい人」との付き合い方にはテクニックが必要となります。その人の特徴に合わせて対処法を実践しながら、円滑なコミュニケーションを築いていきましょう。