障子をおしゃれにリメイクしたい!
落ち着いた雰囲気が魅力の和室ですが、壁紙が張り替えられる洋室と異なり模様替えがしにくいイメージです。
いつもの和室にちょっと飽きてしまった。部屋の感じを変えたい。でも大袈裟なことはしたくない。そんな時は障子をリメイクしてみませんか?
意外なことに障子のリメイクは自由度が高く思った以上に楽しく部屋の雰囲気を変えることができます。
簡単にできるリメイク方法や100均のグッズを使ったリメイク方法、障子を使ったDIYまで障子のリメイクについて詳しくご説明します。
障子の簡単なリメイクアイデア
障子は薄い和紙を使用しているのでプライバシーが守れるけれど採光ができる優れものです。でも、破れやすいのが難点でもあります。
小さなお子様やペットと一緒に住んでいると障子が破れてしまって仕方がないなんていうこともあります。
もちろん最近は破れにくい障子紙も出ているので破れにくい障子紙を使うのも一つですが、障子のリメイクをしてみるのも一案です。ここでは簡単にできる障子のリメイク方法を分かりやすくご紹介します。
切り紙を貼る
障子の張替は素人でもできますがちょっと大がかりという方は、まず、穴の開いてしまった部分だけ交換する方法を選んでみてはいかがでしょうか。
汚れてしまったところや穴の開いてしまった部分の障子だけきれいに取り除き、他の紙を貼る簡単なリメイク方法です。
自分の好きな形に紙を切って貼れるのも魅力の一つ。テーマを決めてお子さんと切り絵を一緒にやっても楽しくできます。
布を貼る
生地屋さんに行って好みの買ってきて障子に合わせるのもおすすめです。アジアンテイストの生地やモダンな生地など色や柄が沢山あるので好みのものを見つけることができます。
生地の厚さや手触りなどを変えることによって雰囲気を大きく変えることもできます。また、強度も紙よりも強いのも嬉しいポイント。
張替は障子のりではなくタッカー(大きめのホチキスのようなもの)や、両面テープで張り替えると手軽にリメイクできます。
色紙や和紙を貼る
切り紙と似ていますが、色紙や和紙を張る場合は枠ごとに張り替えるのがおしゃれに仕上げるポイントです。張り替えたい枠の障子をきれいに取り除きお好みの紙を張り替えるリメイク方法です。
一か所だけだと寂しい感じになってしまいますが、バランスを考えて何か所かを交換するとモダンでおしゃれな感じにリメイクできます。手軽なだけでなく、色の配色や柄の配置などオリジナルの工夫ができる楽しみもあります。
ステッカーを貼る
壁などに貼って楽しむウォールステッカーやお好みのステッカーなどを貼るリメイクは何といってもその手軽さが魅力です。100均などでもいろいろなステッカーが入手できます。
切り絵と同様お子様とも楽しくできるリメイク方法の一つでもあります。ポイントに使っても徐々に増やしていっても楽しめます。小さな穴の修復にも使うことができるので便利です。
普通のステッカーでもできますが貼って剥がせるタイプを使うと賃貸物件での利用や張り直しにも便利です。
ガラスシートを貼る
窓ガラス用のガラスシートを使うリメイク方法もあります。使用するのは窓ガラスに貼るタイプのガラスシート。UVカットのためや目隠しのために窓ガラスに貼るものです。
実際のガラスを障子に貼るのは大変ですが、ガラスシートなら手軽にリメイクを楽しめます。採光性も保てるので部屋の明るさを変えたくないときにおすすめです。
ホームセンターや100均で売っています。目隠しに模様の入ったものやUVカット用で模様の入っていないものなどいくつかタイプがあるのでお部屋に合わせたものを選んでください。
下の方は無地のガラスシート、上の方には目隠しタイプの柄のあるガラスシーとなど何種類かを合わせて貼るのもおしゃれです。部屋に合わせてガラスシートをチョイスするのも楽しいです。
すだれに張り替える
少し部屋が暗くなってしまいますが、夏に大活躍するすだれを障子に貼る斬新なリメイク方法も出てきています。夏には涼し気な印象を楽しむことができます。
また、すだれの隙間から風が入ってこれるので夏向きと言えるかもしれません。障子紙よりも強いのもメリットの一つです。すだれを障子の大きさにして細い釘や画びょうなどで貼り付けます。
大きい障子にはいくつかすだれを組み合わせて使います。すだれははさみで切ることができるので小さい障子でもサイズを合わせることができます。
すだれは紙と異なり厚みがあるので障子と障子が合わさる方向にすだれを貼ってしまうと障子が動かなくなってしまうのでそこだけ注意しましょう。
100均グッズを使った障子のリメイクアイデア
リメイクと言えば100円ショップというほど最近の100円ショップにはリメイクに向いた素材が多くあります。先ほどご紹介したリメイク方法で使う色紙やステッカーやガラスシートなども手に入れることができます。
ここでは、それ以外にも障子リメイクに使える100円均グッズでのリメイク方法をいくつかご紹介します。
100均のプラダンで擦りガラス風
100均で購入できる軽くて丈夫なプラダンを使うとすりガラス風に障子をリメイクができます。ガラスよりも軽く安全なのが嬉しいポイント。
プラダンだけだと味気ないと感じてしまうようであれば、他のリメイク方法と併せてしてみても素敵です。
ステッカーを使ったリメイクやガラスシートを使ったリメイク、色紙リメイクと併せてみても一味違ったインテリアになります。
100均の手ぬぐいで部分アレンジ
100均の手ぬぐいを利用するのもおすすめです。100均の手ぬぐいには個性的な柄やかわいいものも多いのでリメイクアイテムとしてもおすすめです。
手ぬぐいは横に長いので穴の開いてしまった箇所を横方向にすべて取り除き部分リメイクをするのに向いています。
お気に入りの柄をライン使いすると障子に映えて素敵です。白い障子なら濃い色の手ぬぐいを選ぶと色のコントラストが強くおしゃれな感じになります。タッカーや両面テープ、木工用ボンドを利用して貼ることができます。
障子をインテリアにリメイクするアイデア
今までは障子をそのまま障子として使うリメイク方法をご紹介してきました。ここでは、障子に紙などを貼らずに違う方法で活用するリメイクアイディアについてご説明します。
障子として使わないとなると本格的なリメイクの印象をお持ちかもしれませんが意外にも手軽にリメイクできる方法もあります。手軽にできる障子の活用法です。
雑貨のディスプレイスペースに
障子独特の桟を利用してディスプレイスペースにしてみるのはいかがでしょうか?障子紙をきれいに取り除きお気に入りの小物を並べるだけでディスプレイスペースに変身します。
飾る場所に悩んでいた小さな小物たちも活躍できます。窓に接している障子の場合はガラスに目隠しを貼ったり、カーテンを取り付けたりしておきましょう。
桟をそのまま使うだけでなくペイントして部屋に合わせたり、桟に小さな棚を取り付けたりしてリメイクするとすっかり素敵な飾り棚が完成します。
アンティーク風の間仕切りに
部屋と部屋の間にある障子を塗り替えて間仕切りにする人も多いようです。障子の下の方をリメイクシートで覆ったり、ベニヤを張り付けたりすると、より間仕切り風になります。
和室を象徴する障子ですが、不思議なことに障子の桟を塗り替えるとイメージがガラッと変わって洋風になります。白やパステルカラーで塗ると洋間にも合うおしゃれなインテリアに早変わりします。
障子をおしゃれにリメイクするDIY術
障子の紙に工夫をしてリメイクしたり、思い切って紙を全部剥がして障子を活用するリメイク方法についてご紹介してきました。
思い切って障子を取り払ってしまう人も多いようです。そうすると取り除いた障子の行き場に困る場合もあります。そんな時は思い切って障子そのものをリメイクするDIYにぜひ挑戦してみて下さい。
手間も道具も必要ですが、できた時の喜びは一塩。あなただけの素敵なインテリアを作ってみましょう。
棚の扉にDIY
使う予定のなくなってしまった障子を棚の扉に蝶番をつけて棚の扉にリメイクできます。扉を取り付けたいと思う棚があったら是非挑戦してみて下さい。
障子を棚の大きさに合わせて切り、木材を使って補強します。塗装をして取っ手と蝶番を付ければ扉になります。障子紙の代わりには裏からアクリル板やプラダンなどを張り付ければ完成です。
取っ手と蝶番のデザイン、塗装の色を総合的にイメージしてアンティーク調ものやナチュラル系の調度などお好きなイメージでリメイクしてみて下さい。
障子を屏風にDIY
不要になった障子を使って屏風を作ることもできます。障子が2枚あれば、蝶番で2枚を繋げるだけで障子を屏風にリメイク出来ます。
最近では見ることも少なくなりましたが、部屋の間仕切りや目隠しにも使える屏風は意外と便利なものです。畳むとスリムに収納できるのも魅力です。
1枚の障子を分ける場合は障子を2つに分けて木材で枠を取り付け、蝶番で繋げる必要があります。小さいころ住んでいた家の障子をリメイクして家に置いておけば思い出も一緒に取っておくことができます。
洋風の引き戸にDIY
かなり大掛かりなDIYになりますが、障子を使って洋風の引き戸を作ることも可能です。洋風の部屋に使われているのは開き戸のことが多いですが、扉をスライドさせるスペースがあれば引き戸にリメイクできます。
上下にガイドレールを付ければ引き戸に変身。障子紙の代わりにアクリル板を入れて枠を部屋に合わせた色に塗り替えると洋風にアレンジできます。
障子のおしゃれなリメイク方法を試してみよう!
障子のリメイクと一言にいっても今すぐできそうな簡単なものから材料や準備が必要なリメイク方法まで様々あります。
簡単でも自分好みにリメイクできる方法も沢山あります。大がかりなリメイクは大変ですが、できたときはやりがいや特別な愛着を感じます。
毎日過ごす部屋だからこそぜひ自分に合った方法で自分らしく過ごせる部屋にリメイクして快適な時間を過ごして下さい。