うざいと感じる母親の特徴
母親とは子供の頃は大好きでかけがえのない存在ですが、成長するに従って母親を「うざい」と思うようになります。しかし、それは子供が成長した証でもあるわけですから、「悪い子」になったわけではありません。
ですが、母親にとっては子供はいつまでも可愛い子供なのです。そのギャップが親子関係に少しずつ変化を与えます。
母親は今までと同じように子供を愛しているだけなのに、子供にとってはその愛情を「うざい」と感じるようになります。子供にとってうざい母親とはどんな母親でしょうか。うざい母親の特徴を記しておきましょう。
過保護・過干渉
うざい母親の特徴として、「過保護・過干渉」というのがあります。母親の責任を果たすために「宿題やった?」「忘れ物はない?」といちいち干渉してくる母親がいます。
また、子供が考える先に「あれも」「これも」と手を出してくる母親がいます。何でも先回りしてして子供に考える隙を与えない母親です。子供を愛しているからこそなのですが、子供にできることもやってあげてしまい、その結果子供の自主性を妨げてしまいます。
褒めない
人は褒めて育てろといいますが、子供の欠点ばかりをあげつらって褒めない母親もうざい母親です。子供が頑張ってテストで100点を取ってきたとしましょう。
子供は母親に褒めてもらえると思って意気揚々と帰宅します。しかし、母親は褒めるどころか点数の悪い教科の方をを見て「何でこんなにできないの?」と叱りつけてしまう母親がいます。
母親とすればもっと子供に頑張って欲しいと思うあまりのことなのですが、子供としては、期待に反して褒めてもらえないことに不満を覚えます。その結果うざい母親となってしまいます。
すぐに怒る
すぐに怒るのもうざい母親の典型です。ちょっとした子供のミスを感情のままに怒ってしまい、怒っているうちにその怒りがエスカレートしていく母親も子供にはうざい母親と思われます。ヒステリックに怒る母親に、子供は「何を言っても話にならない」と耳を塞いでしまいます。
昔の自分と比べる
「お母さんは昔はこうだったのよ」「お母さんがあなたぐらいの時はもっと勉強したわ」と、昔の自分と比べる母親もうざい母親となります。子供が不甲斐ないと感じ、私があなたぐらいの時はもっと頑張っていたと自慢話をする母親も多いようです。
子供にとってはどんなに母親が偉くても、比べられるのは迷惑でしかありません。自分は自分、子供は子供で違う人間だということを理解したいものです。
母親がうざいと感じる原因・理由
次に母親がうざいと感じる原因や理由を見てみましょう。どんな時に母親がうざいと感じるのでしょうか。人によっていろいろな原因や理由があるでしょう。
幼い頃から育ててきた母親にとっては子供はいつまでも子供のままなのです。例え二十歳を過ぎた子供でも子供は子供なのですが、子供にとってはうざいとしか感じないのかもしれません。そんな気持ちのすれ違いをまとめてみました。
過去に理不尽・自分勝手な仕打ちを受けた
過去に母親の自分勝手な仕打ちを受けたことで、母親がうざいと感じることがあります。虐待や育児放棄など自分勝手な母親によって嫌な幼児体験が原因で母親をうざいと感じてしまうのです。
この場合は母親に対する愛情も希薄になってしまいます。ただ、自分勝手な母親というイメージだけが頭に残って、うざい母親という思いがふくらみます。
恋人・友人関係に口を出される
自分の恋人や友人関係に口を出されるのも、子供にとってはうざい母親となるでしょう。自分の愛した人や、気の置けない友人をけなされるのは嫌なものです。イライラを飛び越して怒りを覚えるでしょう。
自分のことを最もわかってくれると信じた相手に対して、母親が「あんな人と付き合うのはやめなさい」と言おうものなら親子の縁を切りかねません。なんと自分勝手な母親だと思うことでしょう。
しかし、母親としては子供は幾つになっても自分のものと思ってしまうのです。人に渡したくないという自分勝手な思いからつい、口に出してしまうのです。
結婚相手に口を出される
子供を可愛がり過ぎて、いつまでも自分の手元に置いておきたいと思う母親ほど結婚相手に口を出す傾向があります。特に一人っ子の母親にありがちです。別に結婚相手が嫌いと言うわけではなく、どんな相手を連れてきてもこの母親は気に入らないはずです。
誰の手にも渡したくないと言う自分勝手な思いから結婚相手の気に入らない部分を口に出してくるのです。母親の子離れがうまくできないのが原因ですが、子供としては何とうざい母親なのだろうと思ってしまうようです。
就職に口を出される
就職にもいちいち口を出す母親もいます。自分の敷いたレールの上を子供が歩いてくれないのが我慢できないというタイプの母親です。それゆえ、子供はこうなるべきだと思うレールから外れたところに就職すると「そんなところで良いの?」と口を出してくることがあります。
原因は子供は自分の所有物だという考えが母親の根底にあるからなのです。就職も自分の好きなようにできないのかという不満で子供の心は爆発しそうです。母親がうざいと感じる原因となります。
子供扱いされ続けている
いつまでも子供扱いされるのもうざい母親と感じる原因となります。成長すれば子供も自分の力で人生を切り開き、生活していきたいと思うものです。また、そうでなければ一人前の大人にはなれません。
ですが、母親は自分勝手な考えでいつまでも自分の支配下に置こうとします。そんな思惑が原因となり、すっかり大人になった人間を子供扱いしてくるのです。子供はこんな母親をうざいと思うでしょう。
自分のものに勝手に触られる
自分の物に勝手に触られるのも子供にとっては嫌なものです。幼いうちは特に母親に隠し立てすることもないので、自分の部屋を掃除されても何も感じませんが、大きくなると子供にも自分の世界ができてきます。母親に見せたくないものもあるでしょう。
自分の知らないところで勝手に部屋を片付けられると、子供としては自分の世界を覗き見されたようで心穏やかではありません。子供といえどもプライバシーがあるのです。それを無視されるのが原因となり、母親をうざいと感じてしまうようになります。
自分の夢・目標を押し付けてくる
母親の中には、自分の夢を押し付けてくる人がいます。自分の果たせなかった夢を子供に託してきます。または自分勝手に作った目標を子供にやらせようとする母親がいます。こんな母親にも子供は反発します。子供には子供の夢ややりたいことがあるのです。
子供は子供、自分は自分と明確に別れていないのが原因です。こんな母親は子供にとって迷惑な存在としか言いようがありません。母親の夢と自分の夢の狭間で悩む人もいるようです。挙げ句の果てにうざい母親だと思ってしまうのでしょう。
母親がうざいと感じる時のストレス解消法
さまざまな理由で母親がうざいと感じても、独立しない限りは毎日顔を合わせなければなりません。また、独立したとしても母親と断絶することはできません。
どんなに嫌だとしても母親とは一生付き合っていかなければなりません。そこで自分勝手な母親にイライラしているあなたにおすすめのストレス解消法を5つご紹介します。
趣味・仕事・勉強に没頭する
母親にとって子供はいつまでも可愛い存在です。子供だけが生きがいという人も多いのです。そんな母親は子供の世話をすることで生きる価値を見出します。それがうざい母親となる原因なのですが、本人は気が付きません。
母親の過干渉を避けるためには趣味や仕事、まだ学生ならば勉強に没頭するのも良いストレス解消法です。趣味や仕事に打ち込んで1人で過ごす時間を多くしてみましょう。
または友人とともに趣味や勉強をする時間を増やすのも良いでしょう。そうすることによって母親と一緒の時間を減らしていけます。
運動に没頭する
運動が好きならば運動に没頭するのも良いストレス解消法になります。ジムのトレーニングで思い切り汗を流せば自分勝手な母親の干渉も気にならなくなります。思う存分水泳をするのも気持ちが良いものです。ジムに通っている間は少なくともうざい母親とは距離を置けます。
お金をかけないでスポーツをしたければジョギングはどうでしょう。毎日コースを決めてジョギングをしていれば、知らず知らずのうちにジョギング仲間もできるというものです。体作りとうざい母親からのストレス解消法との一石二鳥です。
友人に相談する
母親との問題は自分1人で抱え込んで悩んでしまうことが多いでしょう。なかなか人には言えないものですが、信頼のおける友人に相談してみるというのも良いストレス解消法になるのではないでしょうか。
自分だけでは解決しなかったことが見えてくるかもしれません。冷静な目で見てくれて良いアドバイスをもらえることもあります。
長風呂に入る
長風呂に入るというのもストレス解消法としては良い方法です。ゆっくりとお湯に浸かれば心身ともにさっぱりと良い気分になって日頃の疲れも吹き飛んでしまいます。夜、寝る時にゆっくりとお風呂に入ってみてください。心も体もゆったりリラックスできます。
うざいと思っていた母親との確執もお湯の中に溶けていくようです。イライラも消えて、ほんわかとした湯上りには穏やかな気持ちで母親と向き合えるのではないでしょうか。
カラオケに行く・大声を出す
カラオケに行くことも良いストレス解消法となります。好きな歌を大きな声で歌うことでかなりストレスが発散できるのではないでしょうか。母親がうざいと感じる時はストレスが溜まっている時でもあります。気の置けない友人たちとワイワイとカラオケを楽しめばイライラも吹き飛びます。
母親がうざいと感じる時の対処法
することなすこといちいち口を出してきて、母親がうざいと感じることは成長するに従ってだんだん多くなります。しかし、どんなにうざい母親だと思っても世界にたった1人だけのかけがえのない人であることは確かなのです。「うざい!嫌いだ!」と思い込む前に5つの対処法をご紹介します。
母親に過干渉だと伝える
思い切って母親に過干渉だと伝えるのも良い対処法です。「もう子供じゃないんだからそのくらい1人でできるよ」と言ってみましょう。その代わりやるべきことはきちんとやりましょう。母親もちゃんとできることがわかれば安心して口を出すことも少なくなるでしょう。
母親の知らないコミュニティを作る
母親は子供の行動を全て知りたがります。しかし、全てを母親に握られてしまっては息苦しさを覚えてしまいます。息ができないほど苦しくなる前に母親の知らないコミュニティを作るという方法もあります。
いくら家族でも知らない行動があっても良いのです。数人の友人でコミュニティを作って母親の知らない場所で息抜きをすることも解消法としてお勧めします。
母親の言葉を聞き流す
母親の言葉を聞き流すという方法もあります。母親の言うことを聞くのは良いことですが、全てを聞いて過敏に反応するとそこでストレスを感じてしまい、さらに母親がうざいと感じてしまうようです。
その結果、ますます母親が嫌いになってしまうという悪循環が生まれます。たまには母親の言葉をサラリと聞き流すのも良いストレスの解消法になります。
母親は完璧ではないと受け入れる
母親が完璧だと思っているうちは自分も母親に負けずにしっかりしなければと気負ってしまうことでしょう。あるいは自分はダメな人間なのだと悲観していることもあるかもしれません。しかし、母親も完璧じゃないんだと気がついた時に心がスッと軽くなります。
「なーんだ、母親だってこんなものなのか」と思うことでそれまで母親に縛られていたものが消えていき、心が軽やかになるのを感じるでしょう。母親でも、偉そうにしている大人でも中身は自分とそんなに変わらないんだと思うことでストレス解消法につながるのです。
なにか聞かれる前に自分から話す
母親は子供のことが心配で仕方がないものです。宿題はちゃんとやったのか、出かける時には忘れ物はないかと気にしています。それはあなたが大人になってからでも同じです。愛しているからこそ、心配をするのです。
「うざい!」と思う前に母親を安心させてあげましょう。何か聞かれる前に自分ら話すのです。「それはもう終わったよ」「支度は万全。忘れ物はないからね」と言われる前に言えば、母親も安心してもうそれ以上は言わなくなるはずです。
母親との円満な親子関係を築くコツ
母親がうざいと感じて、嫌いになってしまうこともあります。面倒で口も聞きたくないと思うこともあります。しかし、それで良いのでしょうか。どんなに嫌いでも、母親は世界でたった1人です。いつかは年老いてこの世を去ってしまいます。
「親孝行したい時には親はなし」ということわざもあります。後悔する前に母親との円満な親子関係を築くコツをご紹介します。
なぜ母親がうざいのかを分析する
なぜ母親がうざいと感じるのかを一度きちんと分析しましょう。どうして母親をうざいと感じたのか、なぜ嫌いだと思うのか、自分の胸に手を当ててうざいと思った原因や理由を考えてみましょう。
きっとその原因があるはずです。思いついたことをノートに書き出してみるのも良い方法です。そうすることによって母親に対する自分の気持ちが整理できます。
母親に感謝している点を書き出す
母親に感謝していることを書き出すのも良い方法です。いくら嫌いな母親でも今までに感謝したことはたくさんあったはずです。赤ちゃんの時からあなたを育ててくれたのです。良い思い出も数多くあったでしょう。
あなたが病気で苦しんでいる時に寝ずに看病してくれたこと、雨の日に学校まで傘を持ってきてくれたこと、毎朝、早起きしてお弁当を作ってくれたこと、数えればきりがないほど出てくるはずです。思いついたことを一つ、一つ書き出しているうちに感謝の念が溢れ出てくるでしょう。
母親の良い部分に目を向ける
うざい、うざいと母親の嫌いな部分ばかりに目を向けず、たまには母親の良い部分にも目を向けてみるのも良い方法です。嫌いな母親でも全く良い部分がないということはありません。
例えば料理上手で、「オムレツは母親の作ったものが一番だ」とか「いつも口うるさいけど、クリスマスプレゼントは欠かさずくれたっけ」など母親の良い部分にも目を向けてみましょう。
母親と距離をとる
母親と距離を取ってみるのも良いのではないでしょうか。顔を合わせれば喧嘩になってしまうのなら、しばらく会わないという方法もあります。一人で旅行に行くのも良いでしょう。思い切って独立するのも良いでしょう。
あなたが仕事を持って収入があるのなら、この際一人暮らしをしてみましょう。何から何まで1人でやることで母親の有り難みがわかります。母親も子供べったりの生活から子離れする良い機会となります。距離を置くことでお互いのことを思いやる余裕が出てきます。
母親に感謝の気持ちを伝えてみる
うざい母親だと嫌ってばかりでは何も解決しません。母親に感謝の気持ちを伝えてみるのはいかがでしょう。着替えたものを毎日洗濯してくれる母親に「ありがとう」と洗濯物を受け取るだけでも人の感情は変わるものです。
食事をした後も「美味しかった、ありがとう」と一言言うだけで母親は嬉しいものです。些細なことでも感謝の気持ちを伝えることが円満な親子関係を築くコツではないでしょうか。
母親がうざいと思った時は会話を見直そう!
母親をうざいと思ったときは、まず会話を見直しましょう。喧嘩腰になっていないか、面倒くさそうにものを言っていないか、自分の言葉を見直してみましょう。そして「ありがとう」の言葉を忘れずに言いましょう。感謝の言葉を口にした時、あなたのお母さんは輝くような笑顔を向けてくれるでしょう。