寂しがり屋な男性・女性に共通する特徴を徹底解説!
男性でも女性でも仲間とワイワイと楽しく遊ん後、別れて一人になった時などに何故か何かが抜けてしまったように寂しくなることはないでしょうか。
寂しがり屋とは、そんな気持ちになりたくないという意識が強い人のことです。寂しがり屋な男性・女性に共通する特徴や心理、寂しがり屋になる人の原因や克服する方法を徹底的にこれから分析してみましょう。
寂しがり屋な人の特徴
寂しがり屋な人は「寂しい」という状況になりたくないので、周りの人と常にコミュニケーションをとっていないと不安になってしまいます。
そのために寂しがり屋な人には行動や心理に特徴があります。それでは具体的にどのような特徴があるのでしょう。これから紹介する特徴が、自分にも当てはまるものがあれば寂しがり屋の傾向があるのかも知れません。
しかし「寂しがり屋」が決して悪いということではありません。その心理や気持ちに心が支配されて行動がネガティブになることがいけないのです。ネガティブにならないために寂しがり屋の特徴をまず知っておきましょう。
スマホを常に持っている
寂しがり屋な人は、いつもスマホを持ち歩くという特徴があります。スマホがあれば常にLINEなどで人とコミュニケーションが取れるからです。特に男性はズボンのポケットなどによくスマホを入れています。
寂しがり屋な人は、一人という寂しい状況になりたくないという気持ちと裏腹に、面と向かって会話をしたり直接的な行動が苦手で下手な人が多いのも特徴です。そのためにLINEなどに依存してスマホが手放せないのです。
スマホが手元になければ、人とのコミュニケーションが絶たれたような気になり不安で仕方がありません。言い換えれば、寂しがり屋な人はコミュニケーションをスマホに依存していると言えるでしょう。
LINEの返信が早い
LINEの返信が早いのも寂しがり屋の特徴です。それはコミュニケーションを途切れさせたくないからです。寂しがり屋な人はスマホをいつも持ち歩いていてLINEを常にチェックします。そのためすぐに既読になり返信もすぐに返します。
また用件のやり取りが終わってもスタンプなどを送りLINEがなかなか終わらないことがしばしばあります。それもなるべく長くコミュニケーションを続けていたいという寂しがり屋の特徴です。
人や物への依存が強い
人は何かに熱中したり集中している時は一人でも寂しさは感じません。その時間を過ごしている自分に満足しているからです。ところが寂しがり屋な人は自分が熱中できるものを持っていない人が多いのです。
そのために人や物に依存する傾向があります。スマホやLINEに依存するのが良い例です。寂しがり屋な人は自分から能動的に行動することが苦手なので、人からアクションしてもらうのを受動的に待っています。
つまり人の行動や物に依存しているのが寂しがり屋の特徴です。人や物に依存することは女性の場合は許されるのですが、男性の場合は悪評価につながるので克服したい心理です。
評価を気にする
寂しがり屋な人は、人とのコミュニケーションが絶たれることに非常に不安と恐怖を持っています。そのために「自分がどう思われているか」という周囲の評価が気になります。その結果、行動が消極的になりネガティブさに拍車をかけてしまいます。
寂しい状況になりたくないという気持ちから評価を気にするのですが、逆にその行動が特に男性の場合はネガティブに見え周囲からのコミュニケーションを遠ざける逆効果になってしまいます。
寂しがり屋な人の心理
人が行動を起こすのは、その行動を起こす原因となる何らかの心理が働いているはずです。寂しがり屋な人の行動の特徴は、どのような心理に基づいているのでしょう。
寂しがり屋な人は、一人になって寂しい状態になりたくないという心理が行動に大きく作用しているのですが、その心理はいったい何が原因で起きるのでしょう。寂しがり屋な人の心理と原因を探ってみましょう。
誰かと一緒じゃないと不安
寂しがり屋の「誰かと一緒じゃないと不安」という心理は、男性にとっては少し情けない気がしますが、女性の母性本能をくすぐるという利点もあります。しかし男性が仕事をしていく上ではマイナスになるので克服したい心理です。
寂しがり屋の人は、一人でいることが苦手なので、できるだけ誰かと一緒にいる時間を作ろうとします。一緒にいる相手が見つからない場合はLINEなどでコミュニケーションを取ろうとします。
この行動心理は、自分一人で楽しんだり熱中する物がないことに原因があります。一人で楽しむことができれば、無理に相手を見つける必要がありません。「誰かと一緒じゃないと不安」を克服するためには熱中できることを1つでも良いから見つけることです。
生活に満足しない
「生活に満足しない」「毎日退屈でたまらない」ので、人とコミュニケーションを取ろうとするのが寂しがり屋な人の心理とよく言われます。
「毎日が退屈で生活に満足していない」とは「生活が単調で退屈」なことではありません。寂しがり屋な人は他の人や物に依存する特徴があるので、自分の生活の中に満足できる楽しいことを見つけようとしていないのです。
最初から自分の生活は「単調で退屈」と思い込んでいるので、外に変化を求めてしまいます。本当は心の持ち方一つで、自分の生活の中にも楽しいことや退屈しない変化がたくさんあることに気づかないのが寂しがり屋な人です。
孤独感を強く抱いている
寂しがり屋な人の心理は「孤独感を強く抱いている」というより「孤独感を味わいたくないと強く願っている」と言った方が正しいのかも知れません。孤独感を味わいたくないから他の人とコミュニケーションに依存して感情を紛らわそうとします。
孤独感には、ポジティブな面とネガティブな面の両方が存在しています。寂しがり屋な人は「孤独感」をネガティブなものと解釈しているので「孤独感」を持つことに不安と恐怖を抱いています。
実際には孤独を好む人は大勢いて読書や考え事をするときには一人でなければできません。孤独はポジティブに働くと思慮やアイデアなどクリエイティブな物が生まれます。偉大な芸術作品や科学の発見や発明は孤独から創造されます。その人たちは孤独感を楽しみ満足しています。
寂しがり屋な人は「孤独感」に対して恐怖心が先に立ち、本当の意味のポジティブな「孤独感」を知らないのです。孤独は決して「ネガティブなものではない」と前向きに考えられれば「寂しがり屋」を克服できます。
寂しがり屋な人の原因
「寂しがり屋」という性格を作る原因は、生まれつきの先天的なものではありません。「寂しがり屋」は幼少期の体験や生活環境、様々な経験から後天的に形成されるものです。
その体験や経験をしたときに感じた不安や恐怖心が、寂しがり屋の性格を作る大きな原因と言われています。それでは具体的な原因となる環境や状況を検証してみます。
幼少期の過ごし方
幼少期の体験は性格の形成に大きく影響します。例えば男性は「男は寂しがったりしないで強い子になりなさい」などとよく躾けられます。
しかし男性はもともと甘えん坊で、寂しがり屋が多いのです。だからこそ「男は強くなければダメ」と親は逆の躾けをします。そのために男性は成長して大人になっても「寂しがり屋は恥」という心理を持ってしまいます。
この心理が働き「寂しがり屋」の面を見せまいと男性は虚勢を張って強がります。その結果自分の中にある「寂しがり屋」の部分を自覚しようとしなくなり「寂しがり屋」の性格を克服することができないのです。
他人と比較されていた
他人と比較される環境に常にいることが、寂しがり屋の人を作る原因ともよく言われますが、比較される環境が直接原因になるわけではありません。
現代社会は、学生時代にはテストの成績や偏差値で比較され、社会人になってからは勤務成績で比較されます。つまりほとんどの人が常に他人と比較される環境にあるのが現実です。
寂しがり屋の原因が「比較される環境」にあるとすれば、世の中の人全員が「寂しがり屋」になってしまいます。つまり「比較される環境」をネガティブに捉える人が「寂しがり屋」になる傾向が強く、ポジティブに捉える人はその環境を強みに変えているのではないでしょうか。
成功体験が少ない
成功体験が少ない人は自分に自信が持てないので、他の人や物に依存する寂しがり屋になる原因と言われています。自分に自信が持てないのは失敗やミスを多く経験した人も多く持つ心理です。
実は成功体験の少なさや失敗の経験が原因になるのではなく、自分がやったらまた失敗するのではと思う恐怖心や消極的なネガティブな考え方が、人や物に依存する体質を作り「寂しがり屋」の原因になります。
逆にポジティブ思考の人は「成功体験がないのはこれから成功する可能性がある」「失敗は成功のもと」「失敗の経験を活かせば良い」と前向きに考えます。つまり「寂しがり屋」の原因の多くは物事をネガティブに考えることです。
寂しがり屋を克服する方法
寂しがり屋を克服するとは、寂しがることをやめることではありません。誰でも寂しい気持ちになることがあります。むしろ寂しいと感じることがなければ、人としての感性や情感は豊かになりません。
寂しがり屋を克服するとは「寂しい」という感情の正しい意味を理解し「寂しい」ことが恐怖ではなく、人間の感情としては必要なことで「楽しみ」や「満足感」にも通じることだと認識することです。
前にも紹介したように「寂しがり屋」は決して悪いことではありません。寂しくなりたくないという気持ちから、人や物に依存するのがいけないのです。「寂しさ」に恐怖心がなくなれば依存体質はなくなります。
つまり「寂しがり屋」は無理に克服する必要はありません。「寂しさ」に対する恐怖心と、人や物に依存する気質を克服するのが最も大切なことです。
夢中になれる趣味を見つける
前にも何度か紹介したように、自分で夢中になり熱中することを見つける前に、他人に依存してコミュニケーションを取ることで寂しさを紛らわそうとするからいけないのです。
一時的な寂しさからの逃避は、根本的な解決にはならず逆に脱力感と焦燥感が増し「寂しがり屋=依存気質」を克服するどころか助長してしまいます。
克服するのに最も良い方法は、何でも良いから一番やりたいことを一人でやってみることです。人に依存せずに自分でできたという自信が無意識のうちに芽生え「ひとり」という状況に恐怖心が薄らぎます。
ここで大切なことは「読書が良い」とか「趣味やスポーツで汗をかくのが良い」などというハウツーのおすすめを絶対にやらずに自分で見つけることです。おすすめには良いことしか書いてありません。それに失敗した時の挫折感や逆効果の方が怖いのです。
なぜならばハウツーは人に依存することと同じだからです。何の解決にもなりません。今自分がやりたいと感じ簡単にできることを自分のやり方で実行する姿勢が第一歩となり「寂しがり屋=依存気質」を克服することにつながります。
小さなことから自分を褒める
「自分を褒める」ことは簡単なようで意外にできていない人が多いものです。「自分を褒める」とは、自分がやったことの結果ではなく、その結果を出すことができたのは自分の中の何が原因で、何が賞賛に値するのかを正しく判断することです。
その判断が正しくできていないと本当の自信にはつながりません。「自分を褒める」ことができれば確かに自信をつけることになり「寂しがり屋=依存気質」を克服することにつながりますが、正しく「自分を褒める」ことが難しいことだけは認識しておいてください。
感謝を忘れない
「感謝を忘れない」ことは寂しがり屋を克服するためだけではなく、すべての人が成長するために必要な気持ちです。日々の生活の中で相手から受けた些細な厚意にも感謝の気持ちを持つことは、寂しがり屋な人が抱く「日々の生活が単調で退屈」という感情を見直すきっかけになります。
「感謝を忘れない」ことは、今まで単調で退屈と思っていた日常生活の中にも、人生には変化があり様々なことが起こることに気づかせてくれることになります。また感謝という感情は自分みずからわき起こることなので人に依存する気質の克服にもつながります。
意図的に1人の時間を作る
意図的に1人の時間を作ることは、最初から寂しがり屋の人がそれをやるのには無理があります。寂しがり屋の人は1人になる孤独が怖いからその時間を避けているからです。むしろ1人の時間の恐怖心をなくすことが先決です。
そのためには前述のように「好きなことを自分で考えてやってみる」「些細なことでも感謝の気持ちを持つ」ことで1人という時間が怖くなく、日常生活が退屈ではないことを実感することが大切です。
その経験を積み重ねることで、意図的に1人の時間を作るのではなく、自然に自分から1人の時間を恐怖心なく楽しめるようになることが克服する方法です。
寂しがり屋な人は楽しめる趣味を見つけよう!
寂しがり屋な人は、自分で楽しめる趣味や熱中できることを見つける術を知らないから悩むのです。しかし「寂しがり屋」には長所もあるので無理に克服する必要がない場合もあります。
ここまで寂しがり屋な人の特徴や心理、寂しがり屋になる原因や克服方法などを紹介してきました。最も克服しなければいけないことは人や物に依存することなども紹介しました。これらの記事を参考にして豊かな人生に役立ててください。